兎、波を走る 公演情報 NODA・MAP「兎、波を走る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いわく言い難い作品。今回はここ4,5作の野田秀樹の新作の中でも、言葉遊びが要所要所にうまくはまって、よく効いていた。「もう、そうするしかない、妄想するしかない」以外にも「強がり思いあがり独りよがり」も耳に残った。

    不満があるわけではないのだけれど、アリスの多部未華子がもっと哀れだといい。アリスの母の松たか子ももっと狂おしさが欲しい。アリスの母の衣装も、やけに広いエプロンのひもでウエストを引き締めていて、コルセットを占めたような不自然な感じだった。

    ネタバレBOX

    事前に「××の××」がテーマと事前に知っていたから、伏線もわかって安心して見られたけれど、その分驚きはない。やはり、知らないで見た方がいい。

    「らち」「どや顔の3人」がむかった「地上の楽園」、「チェシャ猫」ならぬ「ちゅちぇ思想」とヒントを小出しにしていく。つれはそこではまだぴんと来ず、「38度の平熱線」でさすがに分かったらしい。朝鮮、北という言葉はないが。横田めぐみさんがモチーフであろう。

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    2023/07/17 23:47

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