血の婚礼 公演情報 血の婚礼」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    想像より激しい雨だった。
    路地がいい。
    路地ってとこが、やっぱいい。

    雷のような太鼓隊。
    物語が進むと当然雨水が溜まる。
    これが、ほんとに、アスファルトを冷ました雨水みたいな匂いがする。
    ところが、どんどん、苔蒸した日の差さない山奥の湿地の匂いになった。
    怖いなぁ。

    TV画面の赤と青が、ゆらめく炎のようで美しくもあり、映像どおりに淫靡でもあった。

  • 満足度★★

    激しい雨。
    チョット勉強不足でした。こういう舞台だったのですね。

    ネタバレBOX

    場所のせいかセリフが聞き取れず。
    100分でよかった。
  • 満足度★★★★

    不条理さが素晴らしい
    ストーリーを追うと言うよりも不条理さを楽しむといった感じ。
    限定された空間が効果的に使われていて興味深かった。
    雨が降り続くという演出が面白かったが、最初の内はエロティックなビデオ映像にばかり目移りして困った(笑)
    また、じっくりと観てみたい芝居です。

  • 満足度★★★


    セットと雨に圧倒されるも、内容は正直イマイチ分かりませんでした。
    え?今の○○は何の意味があったの?など。
    きっと僕の理解力が不足しているのだと思います。
    窪塚さんの演技は心地よかったです。

  • 満足度★★★★

    「反時代的」芝居
    猥雑さを醸し出すネオンの明かり、土砂降りの雨、力強いドラムの音、そして他者と繋がりたいと切に願う登場人物たち。無機質に整備された現代日本の情景とそぐわないものばかり。詩情あふれる清水邦夫の言葉と相まって、見事な劇的世界が廃校の体育館に立ち上がっていました。それから窪塚洋介、その存在感は半端ない!!

  • 満足度★★★

    雨と闇の中のドラマ
    ある路地を舞台に、人々の終末感や焦燥感をインパクトのある空間表現で描いた作品でした。

    結婚式当日に花嫁を奪われた男、奪った男、その花嫁、の幼馴染み3人を中心にして、その家族たちを巻き込んだ物語をベースに、土砂降りの雨の中を行進する鼓笛隊(そう呼ばれていましたが、実際は管楽器はなくてドラムのみ)、壊れたトランシーバーに向かって報告を続ける少年、妻に先立たれた先生、蟹になった女など謎めいたキャラクターが絡み、アングラ的雰囲気が濃厚でした。
    それぞれのシーンで起こっていることは理解でき、また魅力的だったですが、全体を通じて何が言いたかったのかが良く分かりませんでした。
    ロルカの『血の婚礼』を読んだことも観たこともない状態で観たので、知っていればもっと深く理解できて楽しめたのかもしれません。

    半分以上の時間降り続ける雨や、闇の中の蝋燭の光などの空間的なビジュアル表現は迫力があって素晴らしかったのですが、音楽や映像が説明的過ぎるように感じました。音楽に頼らずに台詞だけでも(むしろ台詞だけの方が)充分に引き込まれる内容だったのに、シーンにマッチし過ぎている音楽がイメージの広がりを妨げているように感じました。もっとざっくりした感じがあれば良いのにと思いました。
    上手がレンタルビデオ屋、下手がコインランドリー、その間と舞台手前側が自動販売機が立ち並ぶ路地で、上部には色々な店のネオンサインに鯉のぼりという猥雑感あふれるセットが良かったです。

    雨でびしょ濡れになり、声も雨音で聞こえにくい中で、役者たちは熱演でした。一番印象に残ったのは、トランシーバーを持つ男を演じた田島優成さんで、雨の中を転げ回りながら叫ぶ体を張った演技に、必死に世界と繋がろうとしているのに相手にされない疎外感が強く表現されていました。
    窪塚洋介さんは発声や台詞回しは上手いとは言えないのですが、舞台にいるだけでも独特な存在感を放っていて魅力的でした。伊藤蘭さんや中嶋朋子さんも内面に陰を持った雰囲気が出ていましたが、時々いかにもお芝居なオーバーな演技があって、残念でした。

  • 満足度★★★

    唾かぶり席ならぬ雨被り席で観劇
    事前情報より、前2列はビニール被る事を知っていたので覚悟はしていたけど、鼓笛隊の登場が近づく度「・・来る!」とビニール構えながら見る事に。
    迫力は充分感じたけど、幾分そちらに気を取られ過ぎた事もあり、話の内容より役者さんやらセットの猥雑さに興味が入ってしまった。
    場面事の雨降らしに強弱があり、前の方に座っていても上手・下手で喋っていると一部台詞がかき消されて聞き取り辛い事もあったけど、後ろの方は聞こえたのかな?
    なんだか、歌舞伎町の路地の一部で繰り広げられているような芝居だった。

    ネタバレBOX

    周囲が首を突っ込んできて問題がより複雑になり、絡まった糸がもつれたまま余計ややこしくなり、当事者達が予想していた事から予期せぬ結果になってしまう。ってこれってまんま現代の置かれている状況のような。
    最後全員が見つめた電車の光は、日本の未来への暗示?明るい希望メッセージってことだったのかな?

    雨が降っている間はオドオドした感じだったハルキが、雨がやみ停電した途端豹変、北の兄に敵意をむき出しにし、蝋燭の灯りだけで対峙している様は迫力があった。また好きな女を奪う北の兄は役に合ってた。
    兄を気にかける弟、誰かと交信し繋がろうとするトランシーバー少年、わざと万引きし注意されたい男、傍観者のようで血の結末を選んだコインランドリーの兄さんと姉さん。街の中で交錯している人物達が雨の中でもがきながら生きている姿は脆くて苦そう。

    停電後の蝋燭の灯りだけで進行する場面は、炎が揺らぐ度、先日の震災直後の心細さにも似て生や死を連想しそうになるが、正直、漠然とした理解しか出来ないのが口惜しい。
    機会があったらビニール準備に慌てず落ち着いて見たい。
  • 満足度★★★

    期待値が
    私の中での期待値が大きすぎたのか・・・。ちょっとものたりない感じでした・・・。
    セットや雨はさすがでした♪

  • 満足度★★★

    アングラ色爆発。しかし「それしかなかったのだ」と胸に響かせてほしかった
    突然の豪雨の中、にしすがも創造舎に到着。
    そして劇場に足を踏み入れた瞬間から、セットを目にして期待が大きく膨らむ。
    舞台脇、後方に暗幕が降ろされ客電が落とされて開幕だ。

    ネタバレBOX

    舞台の前面にいきなりの豪雨。さきほど実際のにしすがも創造舎前の豪雨のような土砂降りだ。
    もちろん、前の2列ぐらいにはビニールシートを手渡しているのを見ていたので、予想できたのだが、その量は予想外だった。
    また、量だけでなく、前半はその雨がずっと降りしきる中での芝居となったことにも驚き。
    てっきり、最初のつかみとしての雨かと思っていたが、ずっと降り続くとは。

    セットとこの効果にはやられた。
    役者全員が常に(ほぼ)ずぶ濡れなのだ。

    ただし、それによって舞台の「勢い」が削がれてしまったように感じた。
    役者の台詞が雨音によって、極端に遮られてしまうことはないのだが、なんだか勢いが感じられないのだ。
    それが狙いであったとしても、物語を推進していく勢いも削がれてしまったように感じてしまった。

    物語は思った以上にアングラ。木馬とか、女優の学ランとか。因縁めいていて。それを外連味とも言えるような演出たっぷりで見せる技はさすがだ。
    ドラムを叩きながらの行進は、その音とともにビジュアル的にもカッコいい。ドラムの上で跳ね上がる水しぶきもたまらない。
    また、電車が通る、のシーンは役者の顔がずらっと並び、壮観であるとともに楽しい演出でもあった。

    とにかく全員がずぶ濡れなのだが、主な女優さんたちは、傘を差したり、あるいは雨のきついところよりも微妙に前に出たりすることで、顔をそれほど濡らさず、つまりメイクを落とさずに演じさせるという微妙な配慮もある。

    ロルカの『血の婚礼』にインスパイアされた作品ということで、劇中台詞の引用もあり、また花嫁を奪って逃げるというストーリーも同じなのだが、なぜロルカを下敷きに? の問いの答えは舞台にはなかったように感じた。
    ロルカのままでも(それをこのように解釈しても)いいんじゃないかと思った。

    ホテルや旅館、コインランドリーに、今どきどこにある? のビデオレンタル屋、多くの自販機が並ぶ路地裏。場末のイメージ。
    マーケティングの末路とも言うようなモノとモノに溢れる。

    壊れているトランシーバーで誰かとつながろうとしている少年、ビデオレンタル屋に来て万引きしてることの注意でいいから、人とつながりたいと思っている男、姉さんと呼ばれる女性と、結論が出ないままずるずると関係を続けているビデオレンタル屋の店主、そして花嫁を奪ってきた男、彼らそこに暮らす人々は、自分の心の中にぽっかりと大きな穴が空いているようだ。

    彼らの、その乾きは雨が濡らし続けていても潤うことはない。

    だから、悲劇のラストにつながっていく。
    もちろんそれはわかるのだが、「死」がそれ(虚しさ)を埋めていくモノになり得る、ということに対しては懐疑せざるを得ない。
    そこがどうもしっくりこない。こちらが説得されきれないのだ。

    つまり、装置や効果で驚かせ見せても、未来永劫を流れる普遍的なテーマへの解決がありきたりのような気がしてしまうのだ。
    確かに昔の戯曲の再演であるし、ストーリーを変えないにしても、そのあたりがもうひとつ、胸に落ちてこない、胸に響いてこないのだ。
    そこまで考える必要はないのかもしれないのだが、少なくともそこまで騙してほしいのだ。
    「それしかない」と思わせてほしかった。例えば、いにしえアメリカンニューシネマのように。

    前半、あるいは前半の3分の2ぐらいが雨で、舞台の勢いが削がれてしまったことと関係あるのだろうか。
    つまり、雨がなくなってから、特に花嫁を奪った男と奪われた男の会話などは、とても迫るものがあったので。

    「面白いものを観た」という感覚はあるのだが、今ひとつ「響いてこなかった」ということも同時にある、というのが正直な感想だ。

    窪塚洋介さんカッコよかったけど(笑)。

    そして、外でも雨はやんでいた。

    ……ロルカの『血の婚礼』にインスパイアされた作品ということだが、何もまったく同じタイトルにすることはないだろうと思う。実際紛らわしくはないか?

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