満足度★★★★★
目からウロコがボロボロと剥がれ落ちた
これはすごい!そりゃ岸田戯曲賞掻っ攫っていくわけですよ。 □□□の回と千秋楽を観ました。 再演を熱く希望します!
「わが星」
今頃、アワード用ですm(__)m
先に映像で観ていて、「絶対観たい」と思って心待ちにしていた作品。
どうしても、震災後のいま自分が住んでいる「わが星」のことを想ってしまう部分もあって、本来の作品として純粋に観れているか・・・迷う部分もあります。
「わが星」が、
自分の住んでいる地球であったり、
憧憬のシンボルだったり。
等身大の自分の世界と、
広大で深遠な宇宙とを描いているのに、
違和感なく世界に入り込める。
長く生きれば生きるほど、
人との死に別れを経験する回数が増えるのだけど、
長く生きれば生きるほど、
長く一緒にいた人と別れることになるんですよね。
お姉さんとのシーンは、思い出したら、泣きそうになります。
ただ、舞台が円形のほうが、
より世界に入り込めたんじゃないかとは思います。
満足度★★★★★
観ました
最近みた「あゆみ」はちまたでは好評でしたが、私には全然でした。でもこれは良かった。
今からでも観てきたにいれればアワード投票に選択できるのか、やってみよ
→できたぞう。 「節電」みてから投票します。
満足度★★★★★
色々感じ、考えさせられる作品でした
前評判が高く、当日券求めて見に行きました。かなり並んでいたので心配しましたが、なんとか座れました。
見に行って本当に良かったです。見ていていつの間にかリズム取ってました。せつなさとむなしさと、それでいて無限の時間から感じる大らかさというか。適切に表現できないけど、見終わって小さいことにくよくよしててどうするの、っていう思いになりました。人それぞれで感じ方、とらえ方は違うのでしょうが、人にお勧めしたい作品です。
DVD買ってきて、家で2回見ました。何回も観劇したい作品です。
満足度★★★★★
観てきた!
宇宙と日常がシンクロして進行。壮大でもあり小さくもあり、楽しくて切なくて。観てるうちに嬉しかったことや悲しかったことが色々思い出され色んな感情が湧いてきました。ちぃちゃんを見つめながら、ずっと流れている音楽にも同調して途中から涙が止まらなくなりました。私だけ?と思っていましたが、アチラコチラで鼻をすする音が。何と表現して良いのか。体感しました。
満足度★★★★
誕生礼賛、生命賛歌
惑星の一生と、個人の一生、高度成長期あたりからの家族像の進展を、うまく重層化させた。
宇宙物理の雄大さも取り入れて、観客をとてつもない遠くに連れていく。
感動した。
満足度★★★★
むず痒い…
DVDもリーディングも観ずにいきなりでした。
迷っているとこを薦めてくれた人に感謝…
素直に、いい作品だなぁ。と思いました。
もっと知り合いを誘っていけばよかった…って、連日の満席でしたけど。
どこまでも明るく、軽やかに
ラップのリズムに乗って、生まれる喜びと消えゆくさみしさを同等に、からりと謳いあげていた。どこにでもありそうな少女とその家族の日常を、壮大な宇宙の物語に重ねて、気が遠くなるほどの時間と距離を、引きのばして、縮めて、目の前の手の届く距離に収めて見せてくれた。
初演を観られず念願の。
戯曲には軽く目を通して「あ、これは観なきゃ」と思いました。そもそも戯曲は演目の設計図みたいなものだけど、これに関してはその印象が他より強くて。新しい飛行機の図面を見せられて「どんな飛び方するんだろう?どのくらい飛ぶんだろう?」みたいな感覚でした。
自分の都合で到着が遅れて立ち見になったのだけど、この演目は地球に立ちながら観るのもまた乙だったな。視野としても必ずしもある一点だけに着目せずあちこち見たくなるものだったし。主観的にも客観的にもなれる内容だったので、たまにふっと気が反れて場内を見回している時間も楽しかった。ブースのスタッフの姿を見るのさえ楽しかった。「あー、地球って星のこの場所に人が集まって演劇を観ている瞬間を過ごしているなー」と。
ちーちゃんとつきちゃんの遣り取りは可愛すぎる。それなりの年齢になって胸の内をほんわかさせられるのは、付き合い始めた人と初めて手を繋ぐ時くらいドキドキする。うっかり寿命縮む。
満足度★★★★
生の謳歌を感じた
『わが星』は3回観たことになる。映像・リーディング・そして今回。
当然といえば当然だが、今回が一番良かった。
誰もが郷愁を感じ、思い出すことができる「我が家の明かり」というキーワード、長い時間と空間を超え最後の瞬間にだけ会える少年と少女。
多くのキーワードが観る者たちをそれぞれの思いに駆り立てる装置が出来ていて上手い。
ラップによるセリフ回しでテンポよく聞けるというのもある。
前方からの演出はなされいたものの、今回は円形ではなく、箱型の舞台だっため、座った位置により観やすさに不公平感はあったように思う。
満足度★★★★★
First Contact:Boy meets Girl Version
初演バージョンのDVD、昨年の北九州芸術劇場リーディング公演、そして今回の本公演と、都合三度目の『わが星』観劇体験になるが、やはり今回が最も胸に響く。
「観客もまた劇場においては空間を構成する俳優の一人だ」とはよく言われることだ。具体的に我々が何か演技をするわけではないが、その演劇空間に身を置いているうちに、我々はいつの間にか感情を揺さぶられ、心は浮遊し、そこにあるべき何かの役割を与えられている。
『わが星』において、我々はいったいどんな「役」を振られていたか。気がつけばめまぐるしく翻弄された我々の心は、ある時は「ちーちゃん」の中の小さな人類の一人となっている。またある時は「ちーちゃん」自身に、そして「ちーちゃん」を見守る「家族」に、あるいは「先生」になっている。そして。
彼らへの感情移入が、我々自身を「彼らそのもの」にさせている。実際、柴幸男は、「全ての登場人物に感情移入させる」というとんでもない演出を試みているのだ。それが可能になるのは、我々の卑近な「日常」の視点と、我々を俯瞰する「宇宙」の視点とが、常に二重写しの関係となって我々に提示されているからに他ならない。
αとωの邂逅が、恋の始まりと終わりとに重ね合わされる。ノスタルジーを我々が感じるのも無理はない。これは新世紀の『時をかける少女』の物語なのだ。
満足度★★★★
余韻にひたる
やはり良かった。脚本も舞台装置も演技も。
初めて青年団を見たときはなんとも熱のない、さらーっとした感じを
受けたのだけど、この作品は熱を感じた。登場人物8名のうち半数以上が
20代ではないかと思われる。
地球の一生に比べれば、私らの一生のなんと短いことか。
感想に思わず、小さな悩みがばかばかしく思えた、と書いてしまったのが
素直な私の感想である。
満足度★★★★★
出色の舞台
このところ観た若手演劇人の舞台では、群を抜いている。
思想的な深み重みある内容を、軽やかに描ききって、翔んだ。
詳細な感想は、次に書いています。
http://f-e-now.ciao.jp/20110511.html