満足度★★★★★
青春バクハツ!女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!柿喰う客の女子祭り作品。
青春バクハツ!!
女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
四天王を名乗る天才新入部員1年生が、上級生部員をその実力で
凌駕して大活躍するも、部の運営に悩みながら卒業にいたるお話。
総勢14人オール女性キャスト、全員が女子高生を演じてます。
14人全員のキャラの描き分けがしっかりしていて、皆キャラが立ってるのも凄い。
表現と格好はハチャメチャで凄いし、言ってる事やってる事も
ど派手なんですが、ストーリーの芯では、
チームワークを語ったり友情を語ったり、先輩・後輩の関係など
「体育会の部活の話」。
サッカー部だけれどサッカーボールは使わないで、
身振りのポーズと勢いだけ!まぁ、それで十分!
そして、バカを続けている割には、ラストは感傷に浸ってしまう。
舞台装置もコンクリ打ちっぱなしの螺旋階段のようですが、
実はそうではなくて「猿山」を表している(アフタートーク中屋敷氏)らしい。
この上で全員が演技、そして全員舞台上からハケない!(露出狂だから!)のも面白い。
(出番ないときは、後列で待機)
満足度★★★★★
今公演2回目の鑑賞です。 「柿喰う客」ならではのナンセンスパワーが炸裂!しかも14人全員女性! 女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
今公演2回目の鑑賞です。
青春バクハツ!
女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
「柿喰う客」ならではのナンセンスパワーが炸裂!
しかも14人全員女性!
今日も最前列。
でも今日は劇中ネタで「ハッピーターン」をもらっちゃいました。(^^)
あと、劇中一発芸「欽ちゃんの仮装大賞・お好み焼き編」は、
アドリブとか日替わりネタとかではなかったんですね。
そして、最前列だとキックが当たりそうで怖い。
迫力満点。
舞台上の熱気がむんむん伝わってきます。
濃すぎて「湯あたり」しそう…^^)
日替わりアフタートークは、代表+コロさんとマイマイ役の山脇ゆいさん。
ヨーロッパ企画所属だけあって?あの登場人物の中では一番ふつうの役だったような。
満足度★★★★★
スポ百合
好き好き大好き楽しいな。
演出に舌を巻くのはいつものことだが、今回は女優達が一心同体となってトルネードのような運動を産んでいた印象。中屋敷さんが「サル山」と表現したセットに相応しい、ジョシコーセー幻想を叩きかち割る野生のメス達ここにありけり。
白百合なんちゃらとか聖なんちゃらとかでなく、高天原って校名がなんとなく、日本全土を産んどきながら最終的に黄泉の国の鬼神になって夫殺そうとしちゃうイザナミとか、天岩戸にひきこもって皆を困らせちゃうアマテラスとか存外パワフルな日本の女神を連想させていいなと思う。
女の顕在的な恐ろしさをあますところなく肥大化すれば、むしろドロドロ泥試合になりそうなものなのに、実際残るのはちょっとしたすがすがしさというのがすごい。
もう一回観たかったなー。
満足度★★★★★
この劇団さんでしか観られない芝居◎
客演の女優さん方も皆さん十二分に魅力的でしたが、それでもやはり劇団員の女優さん3人の魅力が抜けていたと思いました。いやー、‘劇団’なんですね、やっぱり。七味さんは以前に1度、客演されていた先で拝見した事があったのですが、今回の方が遥かに魅力的でした。…動いてても止まってても面白いって凄い…。
満足度★★★★★
柿はもうね
文句のつけようがありません。
毎度毎度、期待を超えてくれます。
そして、これだけ暗い作品が蔓延している昨今の演劇界において、常に楽しい時間を、演劇としての大事な部分は押さえつつ、惜しみなく提供してくれる彼らの勇姿にはほんとに頭が下がります。
めちゃくちゃかっこいいです。
今回は女性のみの公演ということで、当然劇団員の人数も少なかったですが、七味さん・コロさん・深谷さん、このお三方が見事に公演・作品を支えている印象が強かったです。個人的には、七味さんのスタイルの美しさには脱帽しました。
また、今回客演の岡田あがささん、その凛としていて、その上どっしりとした、コクのある存在感・演技は素晴らしかったです。今回のキャスティングを拝見したときに岡田あがささんのご出演に、失礼ながら不思議な印象覚えましたが、この役は岡田さんにしかできないなと圧倒され、魅了されてしまいました。
本当に楽しい作品で、うれしかったです。
満足度★★★★★
こちらは、噂に違わず、ブラボー!!
初、柿喰う客!!
もう、これは、大賛辞以外に、言葉がありません。
これぞ、ホントの、小劇場オールスターキャストでした。
容姿良し、演技良し、威勢良しの、小劇場女優の精鋭陣の揃い踏み。
歌舞伎の「白波五人男」の花道の勢揃いの場を見るような高揚感で、終始、目を輝かせて舞台に見入る自分の表情を自覚できました。
本当に、あっぱれ!女子だけで、小劇場のトップレベルの力業を見せ付けて頂き、感謝感激。目が釘付け。
全員に見せ場があり、あれだけの人数なのに、終演までには、全員の役名を把握することができました。
これって、中屋敷さんの脚本演出の才だと思います。
アフタートークで、初めて、生中屋敷さんを拝見し、余計、嬉しさがこみ上げました。ろくな作品書かないのに、やたら主宰ずらして威張っている感じの方はよく見かけますが、こんなに才能あるのに、謙虚な感じの方とは思いもしませんでしたから。
今度は、男優さんも出る、柿喰う客を初見したいと思いました。
このクオリティで、2800円のチケット代は、申し訳ない気がします。
満足度★★★★★
やはり面白い
久しぶりの本公演でかなり楽しみにしていました。
女性ばかりの「露出狂」
ストーリーもよく、役者さんもよく、舞台もよく、照明もよく、音響もよく、すべてよかったです!
もう一度みたい。と思いました。
満足度★★★★★
女子のちから
いつもの柿メソッドな感じが大幅に占められてはいたのだけど、女優陣の持ち味を活かした芝居がところどころにありました。
あんなに個性豊かな女優陣が大勢いるのに、キャラもかぶらず一人ひとりがきちんと印象に残ってて、それってかなり凄いなぁ。
その中でも柿のお三方はやはり異彩を放っている印象。
下品さもなく(いつもよりはという意味で←笑)、エネルギッシュでパワフルで、なのに変な爽快感に満ちていて大変面白かった。
ただ舞台上を所狭しとかけまわるような演出ではなかったので、その点物足りないと言えば物足りない?
でもあのセット魅力的。
役者が一度もはけることなく、場転はするわ時間も越えるわで。
中屋敷氏の演出力ぱない。
満足度★★★★
「乱痴気」観劇
中屋敷セレクションの乱痴気。
乱痴気の方が生き生きしてる人、どちらもそつなくこなす人、500%の力でやっちゃった人(深谷さん)など様々でしたが、こういう企画はやはり楽しい。
ネタバレBOXに5/26の配役あり。
5/27、6/6の回を観た方、公開して頂けると幸いです。
満足度★★★★
この先にある作品を観たい
女優だらけでも、力強い作品でした。柿喰う客の劇団員は3人だけと少数派ですが、どこからどう見ても柿喰う客の作品になっている点は、脚本家・演出家中屋敷法仁の力によるものでしょう。
満足度★★★★
演劇マシンたちのまばゆい疾走
某女子高サッカー部のあられもない痴態と猛スピードの栄枯盛衰。マシンガンのように打ち込まれる膨大なセリフで約100分を一気に駆け抜けます。
サル山をイメージしたという美術は“お山の大将”“猿真似”といった文字通りの意味も連想させますが、私にはバベルの塔にも見えました。サッカー部の荒くれ女子部員たちが、高みを目指すが地に落ちることを繰り返し、それでもまた上を見上げ続ける人類をあらわしているとも受け取れました。
そして「高天原女子高校」という名前もいいですね!高天原といえば日本神話ですが、ギリシア神話の神々の戯れや死闘とも重なりました。※高天原は中屋敷さんの脚本によく登場します。
ラストシーンはさておき、よく計算された脚本だったと思います。登場人物の名前を連呼することで、14人の女子高生の顔と名前が素早く一致して、難なくストーリーについていけるようになります。名づけ(役名やキャッチコピーなど)のセンスも冴えており、鮮やかなひとことで役を輝かせました。
ある脚本・演出家がおっしゃっていたのですが、本来ならト書きになるような情報が、全てセリフの中に書きこまれているのも中屋敷さんの脚本の特徴です。「誰が、何をして、どうなった」とはっきりセリフで説明してしまうのですが、それが単調な言葉の羅列で終わらず、ぐっと空間の厚みを増すように演出されているのが素晴らしいです。
演技(発声)方法は好みが分かれるところかと思いますが、私は俳優の身体を、今作については女性らしさをあからさまに利用していることに、潔さというか、プロ意識を感じます。
女優たちはある型に沿った、いわば振付どおりに動き語ります(そのように見えます)。決まった形と言えど切り替えが頻繁かつ早いので、なぞるだけでも難易度が高いです。体の動きだけでなく感情の揺れも小刻みですから、体と一緒に気持ちもパキパキとコントロールする必要があります。それらの技をこなしつつ、出演者全員がそれぞれの持ち味を発揮するという贅沢を味わえました。
劇団員の3人をはじめ客演常連の方々のいつもながらの凄味と安定感が嬉しく、初出演(だと思われる)の方の今まで気づけなかった魅力も発見できました(例えば劇団競泳水着の細野今日子さん)。
中でも「ブス」と言われ続けるウツボ役の七味まゆ味さんにはノックアウトされました。ウツボの人物紹介は「大胆不敵なサッカーサイボーグ!」でしたが、七味さんは演技サイボーグですね!
制作面では1週間以上の公演を盛り上げるための工夫がいいですね。終演後に色んなイベントがあり、チケット価格もそれに合わせて数種類あります。物販コーナーも充実していました。
全配役をシャッフルする「乱痴気」ステージは今や柿喰う客ではおなじみのイベントですが、2通りの稽古をしているのは単純に考えても大変でしょうし、観客へのサービスという面だけでなく、俳優養成の意味でも大いに役立っているのではないかと思います。
満足度★★★★
楽しかった
やっと観れました。人気あるのに納得。特別光る役者さんはいないものの、みんなテンション上げてやっていて楽しませていただきました。 ちょっとこなしている感出ている所もありましたが。 セットが面白かった
満足度★★★★
ものすごいパワー
初の柿喰う客。
人間の持っている、力、勢いを表現したいとのアフタートークの通り、役者のテンポ、元気さを物凄く感じた芝居でした。
すべて女優だけの芝居。
キンキン声が耳につき、耳障りに感じてしまった半面、それも女性ならではの感情表現のひとつ。
元気な劇団「柿喰う客」ストレートに色々と表現できるのは魅力です。