露出狂 公演情報 露出狂」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
21-40件 / 63件中
  • 満足度★★★★★

    青春バクハツ!女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!柿喰う客の女子祭り作品。
    青春バクハツ!!
    女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
    四天王を名乗る天才新入部員1年生が、上級生部員をその実力で
    凌駕して大活躍するも、部の運営に悩みながら卒業にいたるお話。

    総勢14人オール女性キャスト、全員が女子高生を演じてます。
    14人全員のキャラの描き分けがしっかりしていて、皆キャラが立ってるのも凄い。


    表現と格好はハチャメチャで凄いし、言ってる事やってる事も
    ど派手なんですが、ストーリーの芯では、
    チームワークを語ったり友情を語ったり、先輩・後輩の関係など
    「体育会の部活の話」。
    サッカー部だけれどサッカーボールは使わないで、
    身振りのポーズと勢いだけ!まぁ、それで十分!


    そして、バカを続けている割には、ラストは感傷に浸ってしまう。

    舞台装置もコンクリ打ちっぱなしの螺旋階段のようですが、
    実はそうではなくて「猿山」を表している(アフタートーク中屋敷氏)らしい。
    この上で全員が演技、そして全員舞台上からハケない!(露出狂だから!)のも面白い。
    (出番ないときは、後列で待機)

  • 満足度★★★★★

    今公演2回目の鑑賞です。 「柿喰う客」ならではのナンセンスパワーが炸裂!しかも14人全員女性! 女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
    今公演2回目の鑑賞です。
    青春バクハツ!
    女子高サッカー部の異様なパワフル・ガールズトークストーリー!
    「柿喰う客」ならではのナンセンスパワーが炸裂!
    しかも14人全員女性!

    今日も最前列。
    でも今日は劇中ネタで「ハッピーターン」をもらっちゃいました。(^^)
    あと、劇中一発芸「欽ちゃんの仮装大賞・お好み焼き編」は、
    アドリブとか日替わりネタとかではなかったんですね。

    そして、最前列だとキックが当たりそうで怖い。
    迫力満点。
    舞台上の熱気がむんむん伝わってきます。
    濃すぎて「湯あたり」しそう…^^)

    日替わりアフタートークは、代表+コロさんとマイマイ役の山脇ゆいさん。
    ヨーロッパ企画所属だけあって?あの登場人物の中では一番ふつうの役だったような。

  • 満足度★★★★★

    スポ百合
    好き好き大好き楽しいな。
    演出に舌を巻くのはいつものことだが、今回は女優達が一心同体となってトルネードのような運動を産んでいた印象。中屋敷さんが「サル山」と表現したセットに相応しい、ジョシコーセー幻想を叩きかち割る野生のメス達ここにありけり。
    白百合なんちゃらとか聖なんちゃらとかでなく、高天原って校名がなんとなく、日本全土を産んどきながら最終的に黄泉の国の鬼神になって夫殺そうとしちゃうイザナミとか、天岩戸にひきこもって皆を困らせちゃうアマテラスとか存外パワフルな日本の女神を連想させていいなと思う。
    女の顕在的な恐ろしさをあますところなく肥大化すれば、むしろドロドロ泥試合になりそうなものなのに、実際残るのはちょっとしたすがすがしさというのがすごい。
    もう一回観たかったなー。

    ネタバレBOX

    個人的に、なあなあ→革命→濃密→能率→なあなあの高校集団活動の弁証法はすっごく身に覚えのある光景だったので、昔の作文を発見しちゃったような気恥ずかしさ。けれどここまで極端に誇張されると笑える。
  • 満足度★★★★★

    この劇団さんでしか観られない芝居◎
    客演の女優さん方も皆さん十二分に魅力的でしたが、それでもやはり劇団員の女優さん3人の魅力が抜けていたと思いました。いやー、‘劇団’なんですね、やっぱり。七味さんは以前に1度、客演されていた先で拝見した事があったのですが、今回の方が遥かに魅力的でした。…動いてても止まってても面白いって凄い…。

  • 満足度★★★★★

    柿はもうね
    文句のつけようがありません。
    毎度毎度、期待を超えてくれます。
    そして、これだけ暗い作品が蔓延している昨今の演劇界において、常に楽しい時間を、演劇としての大事な部分は押さえつつ、惜しみなく提供してくれる彼らの勇姿にはほんとに頭が下がります。
    めちゃくちゃかっこいいです。
    今回は女性のみの公演ということで、当然劇団員の人数も少なかったですが、七味さん・コロさん・深谷さん、このお三方が見事に公演・作品を支えている印象が強かったです。個人的には、七味さんのスタイルの美しさには脱帽しました。
    また、今回客演の岡田あがささん、その凛としていて、その上どっしりとした、コクのある存在感・演技は素晴らしかったです。今回のキャスティングを拝見したときに岡田あがささんのご出演に、失礼ながら不思議な印象覚えましたが、この役は岡田さんにしかできないなと圧倒され、魅了されてしまいました。

    本当に楽しい作品で、うれしかったです。

  • 満足度★★★★★

    初めて
    柿喰う客に出会った作品。これを観て以来柿の、そして中屋敷さんの作品のファンになりました。

  • 満足度★★★★★

    こちらは、噂に違わず、ブラボー!!
    初、柿喰う客!!
    もう、これは、大賛辞以外に、言葉がありません。
    これぞ、ホントの、小劇場オールスターキャストでした。
    容姿良し、演技良し、威勢良しの、小劇場女優の精鋭陣の揃い踏み。
    歌舞伎の「白波五人男」の花道の勢揃いの場を見るような高揚感で、終始、目を輝かせて舞台に見入る自分の表情を自覚できました。
    本当に、あっぱれ!女子だけで、小劇場のトップレベルの力業を見せ付けて頂き、感謝感激。目が釘付け。

    全員に見せ場があり、あれだけの人数なのに、終演までには、全員の役名を把握することができました。
    これって、中屋敷さんの脚本演出の才だと思います。
    アフタートークで、初めて、生中屋敷さんを拝見し、余計、嬉しさがこみ上げました。ろくな作品書かないのに、やたら主宰ずらして威張っている感じの方はよく見かけますが、こんなに才能あるのに、謙虚な感じの方とは思いもしませんでしたから。

    今度は、男優さんも出る、柿喰う客を初見したいと思いました。

    このクオリティで、2800円のチケット代は、申し訳ない気がします。

    ネタバレBOX

    アフタートークで、あのセットは猿山なんだとのお話を聞き、納得。
    それで、縄張り争い的な描写が、よりリアルに感じられたのだなあと。
    ひょっとこ乱舞でしか拝見したことのない、ホームでのコロさんの威勢の良さに、惚れ惚れしました。何て、男前!!
    岡田あがささんは、宝塚の男役さんがやるコメディに出てきそうなかっこよさ。
    深谷由梨香さんは、とっても可愛くて、甲高い声なのに、発声がきちんとしていて、全然耳にうるさくないので、驚嘆しました。スゴイ女優さんでした。
    ゴキ役の熊川さんは、何だか男の子っぽくて、実に魅力的。
    マイマイの山脇さんは、可愛くて、コケティッシュな魅力。
    あー、もう、枚挙にいとまがないとはこのこと。
    もう、全員、文句なく素敵でした。こういう、プロの業を拝見できて、演劇中年としては、至福の時間を過ごさせて頂きました。
  • 満足度★★★★★

    やはり面白い
    久しぶりの本公演でかなり楽しみにしていました。
    女性ばかりの「露出狂」
    ストーリーもよく、役者さんもよく、舞台もよく、照明もよく、音響もよく、すべてよかったです!
    もう一度みたい。と思いました。

    ネタバレBOX

    個人的には岡田あがささんがツボ。
    競泳水着の「そして彼女はいなくなった」での雰囲気とはまるで違う感じで、早く出てこないかなーと思っていました(笑)
    劇団員の方々も存在感があり、
    というか、佐藤みゆきさんをはじめ、何回か見た事ある役者さんが柿に出てるとなんだか面白い!

    ・・・とにかく、すべてがよかったということです!
    思わずアフタートークで質問してしまいました。

    次回も期待します。
  • 満足度★★★★★

    女子のちから
    いつもの柿メソッドな感じが大幅に占められてはいたのだけど、女優陣の持ち味を活かした芝居がところどころにありました。
    あんなに個性豊かな女優陣が大勢いるのに、キャラもかぶらず一人ひとりがきちんと印象に残ってて、それってかなり凄いなぁ。
    その中でも柿のお三方はやはり異彩を放っている印象。
    下品さもなく(いつもよりはという意味で←笑)、エネルギッシュでパワフルで、なのに変な爽快感に満ちていて大変面白かった。

    ただ舞台上を所狭しとかけまわるような演出ではなかったので、その点物足りないと言えば物足りない?
    でもあのセット魅力的。
    役者が一度もはけることなく、場転はするわ時間も越えるわで。
    中屋敷氏の演出力ぱない。


    ネタバレBOX

    佐藤みゆきさんが最強に可愛いぜこの野郎!!
    しかも細野さんとレズッ娘ラブラブなもんだから私的には中屋敷氏GJな感じです。
  • 満足度★★★★★

    すさまじすぎる
    テンション上がりっぱなし、キャラ立ちまくりの100分間。
    なぜこれほどのものを作れるのか甚だ不可思議。

    ネタバレBOX

    サッカー部という形はあるけれどサッカーシーンは無い。
    だけどスポ根(魂?)ものとしては限りなく完成型に近い。
    一見すると過激で不条理極まりないストーリーなのだけど、説得力を持たせるための小さな仕掛けを沢山用意しているので、スンナリと飲み込んでいける。

    何より14人の登場人物、設定と配置が絶妙。
    完全な善人も悪人もいない上にそれぞれの思考に理由があることが分かりやすく描かれるから誰一人として嫌いになれない(個人差はあるだろうけどね)。
    「部活=閉鎖的社会」を如実に表した狭い作りのセットをものともせず、あちらこちらで活き活きと動き回る女優陣が本当に魅力的。

    ゴキ:周囲に振り回されているようで実はその空気を支えてる。部活の部長っていうのは案外こういうタイプこそがうまく務め上げちゃうんだよね。そんな抑えた立場を熊川ふみ嬢が好演。

    サソリマチ:話をドカドカ転がしていく体育会系ヤンキーキャラをコロ氏(「嬢」はなぜか使えない。無論、褒め言葉だ)が熱演。時々ツッコミに回れる器用さも必要で、劇団員としての信頼を感じる配役。

    シラミネ:頭脳派でメガネで巨乳でガーターベルトのストッキングってまるでそういうゲームかコミックから出てきたような奇跡のキャラ立ちじゃないだろうか。新良エツ子嬢が好演。

    ヒル:すごく強い意思を持っているからこそテンションの振り幅もひときわ大きくて、この作品の中でも一番大事なテーマを体現しているキャラなんだろうなぁ。深谷由梨香嬢が相変わらずの熱演。

    クラゲ:ストーリーの半分以上を狂言回しする役割にも関わらず、独創的な喋り方、佇まいは崩さない。ものすごい技術を要する役だったと思う。岡田あがさ嬢が好演。

    ノミヤ:外見は普通、というかむしろ地味な雰囲気なんだけど、ストーリーが進むにつれ内面からぶっ壊れていく様に戦慄すら覚える。中盤からますます話をややこしくしていくキーキャラクター、右手愛美嬢が熱演。

    ガマゴオリ:非常にわっかりやすいヤンキーの後輩キャラ。最も周囲に翻弄された、最も愛するべきキャラの一人かもしんない。おいしいシーンも他に比べて多めだったな。梨澤彗以子嬢が熱演。

    ハエダ:ガマゴオリ同様に、サッカー部に勧誘されなければもう少しは幸せな道を歩めていたであろうかわいそうなキャラ。ま本人がある場面で見せた小さな欲のせいもあるんだろうけどね。佐藤みゆき嬢が好演。

    ウジガワ:ハエダの腰ぎんちゃくのような登場をしながらも、サッカーの実力は一番下というアドバンテージ(?)が中盤の展開を面白くする、うまいポジションのキャラ。細野今日子嬢が好演。

    マイマイ:「いっしょうけんめいなまねーじゃー」キャラと思いきや終盤での豹変が見事にキマってた。あんなエネルギーを隠し持ってるとかズルすぎる。山脇唯嬢が熱演。

    ハブ:サソリマチとカブり気味な部分はあるが、サッカーの実力ナンバー1(=ウジガワの対極ポジション)がゆえにややこしさに拍車をかける。なにげに一番純粋にサッカーを楽しもうとしてた人なんじゃないかしら。佐賀モトキ嬢が好演。

    コウモリ:キャラ立ちナンバー1。3期生の人間関係の中枢を担う上に、独壇場タイムまでもらっちゃって、とにかくおいしすぎる。山本真由美嬢が怪演。

    クモン:控えめなポジションながら確かな存在感を示す。何よりもクオリティの高いカタコト喋り。わざとらしくないカタコト喋りってネイティブな日本人には難しいはずだぞ。八木菜々花嬢が好演。

    ウツボ:外見から物腰から所作に至るまでインパクト絶大。存在感は間違いなくナンバー1(キャラ立ちとは違う次元にある)。理屈じゃ説明つかない化物キャラクターを七味まゆ味嬢が超怪演。

    これだけの顔ぶれが揃って、これから先、再演なんて可能なんだろうか。
    観て損はない、どころじゃない。観ない人は損してるレベル。
    まだの人は今すぐ劇場へ急げ。
  • 満足度★★★★

    「乱痴気」観劇
    中屋敷セレクションの乱痴気。
    乱痴気の方が生き生きしてる人、どちらもそつなくこなす人、500%の力でやっちゃった人(深谷さん)など様々でしたが、こういう企画はやはり楽しい。
    ネタバレBOXに5/26の配役あり。
    5/27、6/6の回を観た方、公開して頂けると幸いです。

    ネタバレBOX

    ゴキ(細野今日子)、サソリマチ(佐藤みゆき)、シラミネ(コロ)、ヒル(右手愛美)、クラゲ(熊川ふみ)、ノミヤ(山本真由美)、ガマゴオリ(佐賀モトキ)、ハエダ(梨澤慧以子)、マイマイ(岡田あがさ)、ハブ(七味まゆ味)、コウモリ(新良エツ子)、クモン(山脇唯)、ウツボ(深谷由梨香)
  • 満足度★★★★

    2度目だが
    やはり面白い。あとは乱痴気公演に期待。この日に決まった27日のキャストがいい。

  • 満足度★★★★

    この先にある作品を観たい
    女優だらけでも、力強い作品でした。柿喰う客の劇団員は3人だけと少数派ですが、どこからどう見ても柿喰う客の作品になっている点は、脚本家・演出家中屋敷法仁の力によるものでしょう。

    ネタバレBOX

    中屋敷法仁作品での特徴だと思うのは、性的な表現は台詞としてはこれでもかというぐらい出てくるにもかかわらず、それを直接的には表現しない品の良さを感じます。
    また、一つ一つの作品に、自分なりの課題を定め、それを解決していくという作り方をしているように見受けます。
    今作品も、あれだけの女優陣を束ねて作品を提示していく力は見事です。自分の劇団では魅せないような側面をきっちりと引き出す演出力もさすがだと思います。
    でも、もっと複合的に力を発揮する、こんなことやってしまったら、もう次はないのではないかと言うぐらいに、中屋敷さんの力を200%出しきった作品を観たいと思います。
  • 満足度★★★★

    観た
    1回目。面白い。これがどう変わっていくのか楽しみ。

  • 満足度★★★★

    女子力
    女子力全開の舞台。いつもながらテンポよいのがここちよい笑いもいい。サービス精神旺盛な舞台はいつ見ても楽しめる。

  • 満足度★★★★

    演劇マシンたちのまばゆい疾走
     某女子高サッカー部のあられもない痴態と猛スピードの栄枯盛衰。マシンガンのように打ち込まれる膨大なセリフで約100分を一気に駆け抜けます。

     サル山をイメージしたという美術は“お山の大将”“猿真似”といった文字通りの意味も連想させますが、私にはバベルの塔にも見えました。サッカー部の荒くれ女子部員たちが、高みを目指すが地に落ちることを繰り返し、それでもまた上を見上げ続ける人類をあらわしているとも受け取れました。
     そして「高天原女子高校」という名前もいいですね!高天原といえば日本神話ですが、ギリシア神話の神々の戯れや死闘とも重なりました。※高天原は中屋敷さんの脚本によく登場します。

     ラストシーンはさておき、よく計算された脚本だったと思います。登場人物の名前を連呼することで、14人の女子高生の顔と名前が素早く一致して、難なくストーリーについていけるようになります。名づけ(役名やキャッチコピーなど)のセンスも冴えており、鮮やかなひとことで役を輝かせました。
     ある脚本・演出家がおっしゃっていたのですが、本来ならト書きになるような情報が、全てセリフの中に書きこまれているのも中屋敷さんの脚本の特徴です。「誰が、何をして、どうなった」とはっきりセリフで説明してしまうのですが、それが単調な言葉の羅列で終わらず、ぐっと空間の厚みを増すように演出されているのが素晴らしいです。

     演技(発声)方法は好みが分かれるところかと思いますが、私は俳優の身体を、今作については女性らしさをあからさまに利用していることに、潔さというか、プロ意識を感じます。
     女優たちはある型に沿った、いわば振付どおりに動き語ります(そのように見えます)。決まった形と言えど切り替えが頻繁かつ早いので、なぞるだけでも難易度が高いです。体の動きだけでなく感情の揺れも小刻みですから、体と一緒に気持ちもパキパキとコントロールする必要があります。それらの技をこなしつつ、出演者全員がそれぞれの持ち味を発揮するという贅沢を味わえました。

     劇団員の3人をはじめ客演常連の方々のいつもながらの凄味と安定感が嬉しく、初出演(だと思われる)の方の今まで気づけなかった魅力も発見できました(例えば劇団競泳水着の細野今日子さん)。
     中でも「ブス」と言われ続けるウツボ役の七味まゆ味さんにはノックアウトされました。ウツボの人物紹介は「大胆不敵なサッカーサイボーグ!」でしたが、七味さんは演技サイボーグですね!

     制作面では1週間以上の公演を盛り上げるための工夫がいいですね。終演後に色んなイベントがあり、チケット価格もそれに合わせて数種類あります。物販コーナーも充実していました。
     全配役をシャッフルする「乱痴気」ステージは今や柿喰う客ではおなじみのイベントですが、2通りの稽古をしているのは単純に考えても大変でしょうし、観客へのサービスという面だけでなく、俳優養成の意味でも大いに役立っているのではないかと思います。

    ネタバレBOX

     1期生、2期生、3期生それぞれのサッカーに賭けた青春を描き、最後は1期生のヒル(深谷由梨香)が舞台上に残ります。乱交でチームワークを保っていた同級生4人が卒業してバラバラになり、ヒルが悲しくたたずんでいると、ゴキ(熊川ふみ)が現れます。そこでなぜかサッカー部に入部する3年前の春へと場面転換。「これが終わりの場面ですよ」ということはわかりましたが、なぜその場面で終わることを選んだのか、すっきりと腑に落ちませんでした。
     回想シーンだと素直に受けとめると、「そして人はまた愚行を繰り返す」といった印象を与えるいわゆるリプライズの効果や、もしかしたら「すべてはヒルの空想だった」という夢落ち・・・などと色んな可能性を考えられたのは面白かったです。

     中屋敷さんの作品を観終わった時にいつも私の心に残るのは「中屋敷さんってなんて凄い人なんだろう!・・・でももっとできるはず」という不完全燃焼な後味。それは今回も同じでした。一観客のわがままにすぎませんが、いつか「とうとう100%以上のものをつぎ込んでしまった・・・!」「振りきれて一周回って帰って来て、また遠くに飛んで行っちゃった!」ぐらいの(笑)、とんでもない問題作を書いてくださることを期待します。
  • 満足度★★★★

    猿山
    柿の公演は楽しいし、面白い。アフタートークも面白い。中屋敷さんのトークには何時も感心する。

  • 満足度★★★★

    楽しかった
    やっと観れました。人気あるのに納得。特別光る役者さんはいないものの、みんなテンション上げてやっていて楽しませていただきました。 ちょっとこなしている感出ている所もありましたが。 セットが面白かった

  • 満足度★★★★

    ものすごいパワー
    初の柿喰う客。

    人間の持っている、力、勢いを表現したいとのアフタートークの通り、役者のテンポ、元気さを物凄く感じた芝居でした。

    すべて女優だけの芝居。
    キンキン声が耳につき、耳障りに感じてしまった半面、それも女性ならではの感情表現のひとつ。


    元気な劇団「柿喰う客」ストレートに色々と表現できるのは魅力です。

  • 満足度★★★★

    乱乱痴気を見る。
    あらためて、柿喰う客のすごさ、中屋敷法仁のすごさを感じた。
    こんな公演を本公演中に織り交ぜることが出来るなんて。

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