ビリビリHAPPY 公演情報 ビリビリHAPPY」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★★

    関東と関西のコラボ!
    かなり刺激的だった!

    中でも上田さんの存在感は、かなりのウェートを占めている!

    いいぜぇぇぇぇぇ!

  • 満足度★★★

    突拍子のなさが愉快
    高校生のスミ子は、隣町にできた大手家電量販店に客をとられて開店休業状態の電器店に1人で暮らしていたが、ある日強盗が入り、しかしひょんなことからその強盗および強盗の彼女であるミドリも同居することになり…という状況から始まる物語。
    親が出て行ってしまい1人で暮らす未成年少女という設定は3日前に観たもの、雑居系は1週間前に観たものと、それぞれカブっており(後者は軽くだが)、ホントに集中するなぁ、とオドロく。
    以降は何度か訪れる転機によってひらける新たなフェーズの突拍子のなさが愉快で、たとえば「不思議の国のアリス」と通ずる面白さアリ。
    また、冒頭でスミ子の語る将来設計を部分的に実践しているミドリの書いている小説の一部を伯爵が実践していて…なリレー式の展開や、強盗とミドリが交わすローレルに関する会話における一般的なケースとの男女の逆転(偏見?)、など、ディテールについても楽しむ。
    さらに時々出てくるシロ美はスミ子の妹という設定ながら、実はスミ子の分身というか、別人格というか、心の中のもう1人のスミ子という解釈もできるような気がしたが、深読みあるいは誤読?
    そう言えば白いドレスのシロ美と対比させる必要からスミ子が黒いドレスなのは十分理解するも、やはり女子高生役には「記号として」セーラー服を着用していただきたく…(爆)

  • 満足度★★★★

    サリngROCK
    演劇雑誌にサリngROCKと渡辺えりの対談が載っていて、興味をひかれて観に行った。感動したりはしなかったけれど、面白い部分もあり、観てよかったと思う。頭を使って観るような演劇じゃない。アフタートークで柴幸男が言っていたように、サリngの夢を観ているような感じがある。自分の中の無意識に耳を澄まし、それを役者を使って演劇という手段で表現している。僕も、サリngの中の無意識に何らかの共感を抱けたから、最後までそれなりに退屈せずに観れたのだと思う。

    ネタバレBOX

    ただ、アフタートークの中で柴幸男が語っていたように、サリngの演出方法や歌の扱い方などについて、まだまだ改良の余地はあると思う。柴はもっとぐちゃぐちゃになっているのが観たいと言っていたけれど、確かに僕も似たようなことを感じた。変な動物や変な伯爵など、面白い要素はたくさんあるのだけど、それがきれいにまとまりすぎていてインパクトを持ってこちらに届いてこないのだ。けれどそのぐちゃぐちゃになりきれないところがサリngの資質のような気もする。かわいらしくまとめてしまうというか。それはそれで魅力な部分だと思うので、捨てる必要はない。戯曲賞をとったという作品は、どんな感じだったのだろう。もうちょっとストーリーらしいストーリーがあったのだろうか。それも観てみたくなった。東京に進出する予定は今のところないそうだが、また観れる機会があるのなら、観たいと思った。
  • 衣裳、可愛すぎ♪
    とくに、不思議生物たちのが。あと、スミ子(七味まゆ味)とアラタ(片岡百萬両)のシーン、舞台美術と照明でまるで糸杉の森のような美しさ。ちょっとゴッホ☆

  • 満足度★★

    ごめんなさい
    まったくノレませんでした。
    面白そうな雰囲気はあるんだけど、イマイチ面白くならず、音楽以外はまったく引っかかるところがなかった。

    勝手な憶測だけど、関西の劇団だからもっと笑えるところがあるんじゃないかと思っていた・・・それはどうやら違っていた。

    ネタバレBOX

    関西弁の中、1人だけ標準語の七味まゆ味さんの前へ出ようとする力と、劇団全体のもっちゃりした感じが、いい感じで化学反応を起こすのかと思っていたら、そんなことはなく、すれ違いのまま進行していく感じ。

    七味まゆ味さんはとても良かったのだけど、普通に関西弁の主人公ならば、この空気感にマッチしたように思えた。

    主人公のスミ子は墨でクロで、妹はシロ美と、女性の登場人物にはそれぞれ色の名称が配してあるのだが、それに意味(スミ子しシロ美以外に)を重ねていたのかどうかもわからないまま。

    私が劇団のリズムとまったく合わなかったようだ。
    なんでこここのテンポ? なんて思うこと多くて、もっと笑えるようにできるんじゃないかなぁと思ったり。

    関西弁の伯爵とか、ヘンな動物とか、いろいろ面白そうなフリやシカケがあるのだけど、どうもそれが面白さに結びついていかないもどかしさがあった。
    ストーリーもなんか・・うーん、だったし。

    まったく面白くないというならば、それはそれで怒りの対象になるのだけど、なんとなくゆるく面白い雰囲気があったので、もやもやした気分だけ残った。

    いや、正確に言うと、音楽が良かったので、とりあえず、CDRだけ購入した。
    もけもけというバンド。
    これが今回の収穫だった。

    それとサリngROCKさんは印象に残った。
  • 満足度★★★★

    初見
    面白いところあり、わからないところありで楽しめました。アフタートークの柴くん面白し。サリngROCKさんがかわいい。勿論七味さんもいい。

  • 満足度★★★★

    デフォルメされているのに瑞々しい
    ストーリーを追うというよりは
    個々のシーンから溢れる瑞々しさに
    ぐいぐいと引っ張られました。

    デフォルメが効いているのに、
    不思議なことに、
    とても率直な想いの描写に感じたことでした。

    ネタバレBOX

    最初のうちは、誰の物語かということに、少し戸惑ったのですが、
    舞台上から溢れてくる豊かな印象に目を奪われているうちに
    どんどん引き込まれて・・・。
    やがて舞台全体に
    ひとりの女性の内心に浮かぶものが
    次々に映し出されていることに思い当たったあたりから
    一気に表現の豊かさに浸潤されました。

    個々のシーンからやってくる
    女性の様々な想いは
    時には軽快に、或いは深い示唆を織り込んでデフォルメされていて・・・。
    元ネタになる事象はきっと息を呑むほどに生々しいのですが
    それが一度広げられて
    ゆっくりと心の中で咀嚼されて
    彼女自身が受容しうる質感にまで
    変容を遂げた上で渡される。
    膨らんだ夢や、訪れた出来事や、現れた想いが、
    諦観や慰安や希望を混ぜた絵具で
    自らが受け入れる色や形に塗り替えられて、
    描かれていくのです。

    電気屋の原風景や妹のこと、感情という動物の進化、
    駄目男との愛の暮らし、ルーティンワーク、
    美しいままで剥製となることへの賛美とためらい・・・。
    それらの間から顔を出す
    余計なことには首をつっこまないという処世術・・・

    その積み重ねの先から
    特別ではない、どこか内向的なひとりの女性が
    去来するエピソードが並べられた時系列の線上で、
    砂漠を歩みつづけるその瑞々しさが
    まっすぐに伝わってきて圧倒される。

    観終わって、一人の女性の今が
    手の中にのこったような感じに
    この舞台の秀逸さを悟ったことでした。
  • 東京に初登場
    初めて見る大阪の劇団の芝居で、客演の七味まゆ味のほかはみんな関西弁をしゃべっていた。作・演出のサリngROCKというのは若い女性で、カラフルな衣装をまとって不思議動物園の謎の生き物を演じていたが、なかなかカワイイ顔をしている。
    この公演のチラシには、たしか渡辺えりがコメントを寄せていたが、この日の客席でも姿を見かけた。突劇金魚の芝居の印象をどう表現すればいいかと考えているうちに、そういえば、渡辺えりが主宰していた劇団3○○の作品に近いんじゃないかと思い至った。
    ファンタジー調の展開が、同時にヒロインの心象風景でもあるような。そしてヒロインの心情には多分に作者の思いが含まれているような芝居。

    ネタバレBOX

    ひとり標準語をしゃべる七味がヒロインを演じる。出だしの場面では、帰宅すると泥棒の犯行現場に出くわしてしまい、ガムテープで後ろ手に縛られる。ところがなぜか両手が自由になって、いきなり一人芝居が始まる。そういえば「いきなりベッドシーン」という一人芝居で彼女は大阪へ進出したのだった。そのことをふと思い出した。その一人芝居がしばらく続いたあと、今度は出演者たちがゾロゾロと現れて合唱を始める。あまりにもトーンがコロコロと変わるので、最初はどんな芝居になるのかがまったく見当がつかない。そのご、押し入ったヒロインの家に住み着く泥棒カップルだとか、剥製技術を持つ伯爵と20歳年上の貴婦人だとかが登場し、ヒロインは伯爵に歌い手として雇われたり、伯爵が所有する動物園を譲り受けたりする。またヒロインは一人っ子のはずなのに、妹だか姉のようなキャラクターが登場したり、母親が失踪したという過去の出来事が明らかになったりする。アイドルの追っかけをしながら単純労働にいそしむ女性と作業場の同僚の男性、動物園にいる謎の生き物のつがいも出てくる。
    見ている間も、見終わってからも、なんだかよくわからない作品だった。
  • 満足度★★★★

    西と東と
    突劇金魚のサリngROCKと柿喰う客の七味まゆみのコラボが楽しみだった。
    観れてよかった。

    七味さんのもつ雰囲気と他9人の出してる空気の違いが面白かったです。

    あと歌も良かった。みんな歌うまいです。

  • 満足度★★★

    大阪の新しい才能
    ここ最近、作家さんが賞を受賞されたり、劇場の企画などでも評価されている注目の劇団。

    ・・・ですが、「作品の完成度がまだ荒い」とか「最近多い、自己の問題に閉じこもった作品」などの噂を聞いていたので、半信半疑で行きました。

    結果としては、行ってよかったと思います。噂は真実でしたが(笑)、少なくとも「自己の問題~」については、閉じこもりすぎて一周して突き詰めたような面白さがありました。他にあんまりみないような変な魅力が溢れていました。

    作品の面白さが十分に実現できていない荒さやもどかしさはありましたが、大阪らしいネガティブな要素も開き直る雰囲気は好きです。

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