公演情報
「オルタリティ」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
多少強引というか構成に無理あるんじゃね?
と感じる部分はあったが、
総合的には重厚な課題を突き付ける、この劇団ならではの仕上がりになっていたと思う。
満足度★★★★
鑑賞日2019/03/02 (土) 19:00
座席1階C列
2作品を観たかのようなボリューム感。
生存本能かそれとも善・道徳か。
あの状況ではどっちが正解とかは無いんだろうな。
自分ならどうするだろう。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/02/27 (水) 13:05
価値観をとことん相対化して我々の脳みその中をぐちゃぐちゃにしてみせる作風は相変わらず、というよりはむしろ、今回はその点で、ここ数年の作品中、最も精鋭化したものでした。怖い。
満足度★★★★
一歩突っ込みすぎかと思われる展開を、いやもしかしたらと思わせる極まった本気度が押し流していく。 他を他として徹底する一方で顕れる ”みんな”、それは積み重ねられてきた集団としての、或はいま現在の個の集まりとしての。 糾弾でなく公論、塞がずせめぎ合う過程が時代の ”善” を生む、さて、それをサボって ”幸せ” は来ますか?と問われているよう。
満足度★★★★★
先ずは、この劇団らしい非常にヘビーなテーマです。
町役場が舞台ではありますが、それには特に関係ないのかな?とも思います。
冒頭の作りと後半の作りの違いに違和感を覚えましたが、見終わった後で感じたのは、
冒頭はフェイクなのかな?ということなのですが、考えすぎなのでしょう。
終盤に関しては、嫌悪感を抱く方もいらっしゃるのでは?とも思います。
しかし、「理念」と「現実」のつき付け方には思うことが多い作品です。
演劇とはかくあるべきなのでしょう。
エンタメとは完全に一線を画している作品で、私個人は、この在り方が好きです。
導入部に手直しを!とも思いますが。
このカンパニーの会話劇、十八番の社会派から、遂に哲学の領域に踏み入れたかとビックリ。と同時に、少し物足りなさも感じた。私個人は、会話劇とエンターテイメントの程よく混じった作風が好きなのだが。
三幕構成だが、幕毎のテーマは理解できるも、作品を通してのメッセージが散らかった感じにみえたのは、私だけだろうか。特に3幕目は長く感じた。
それにしても今回も3時間35分、役者も観客も真剣勝負な感じの観劇は、このカンパニーが観客に与え続ける麻薬である。
満足度★★★★★
最後に舞台に並んだ役者は6人。たった6人だったか・・。二部構成の前半後半で立場や状況の変化した数年後をそれぞれが演じたから「2人分」味わった訳でもあり、人的広がりを想像させるよく書かれた本だという事でもあるか。
近年のトラッシュの傾向である「議論劇」の(特に前半は典型的に)範疇だが、その議論のあり方としては随一の出来だと思われる。毎回出演とは行かない団員・龍坐の力量も見、川﨑初夏の円熟と滑らかさも見たが客演・樋田洋平の人間臭い役どころは何げに信憑性を場面に与えていた。
満足度★★★★
とある町役場の要望受付部署を軸に、喫煙者の権利から、人間の善のあり方までを俎上に載せていく対話劇。最初は「喫煙者は出世できないのはおかしい」「教え子と結婚することは教師としてよくないのか」という、矮小な偏見が問題だった。しかし、再生可能エネルギー問題を経て、後半、異常気象による洪水で孤立した役場で、人間の生きるか死ぬか、尊厳をかけたギリギリの選択を迫られる。この強引な展開はすごい力技だ。
登場人物相互が子供時代や男女関係の過去でつながっているところが、議論に感情的な陰影と人間味を加味していて良かった。
孤立していく正義派を龍座さんが、その硬直した滑稽みも含めてよく出していた。「奇行遊戯」でも反捕鯨派テロリストを演じた樋田洋平さんが、今回も偏執的に前のめりな人間を熱演していた。二人のぶつかりあう迫力に圧倒された。寂しい教師の森田匠さんもよかった。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/02/22 (金) 19:00
劇団員の6人だけで真っ向勝負の作品を作ったと言える。とある町の、「まちづくり推進課」窓口のある部屋だけが舞台。推進課と言いながらも、ただの苦情処理係と化しているような場所で、「正義・善」と「世の中・みんな」との対立を描く。極限状況の中でも正義や善は意味があるのか、を問い掛ける作品と言えるが、その答を出しているようで、実は出していない気もして、中津留らしい巧い戯曲になっている。最後は個人の感情を見せて終わるあたりが、私がトラッシュが好きな理由なんだろうな、と改めて思った。
休憩なし2時間35分という舞台は、本来は初心者に薦めるべきではないと思うが、演劇の持つ力を観てほしいという意味で、敢えて「初心者にお薦め」しておきたい。
満足度★★★★
時代を打つ社会劇を旗印にしたこの劇団らしい快作だ。
さまざまな正義がせめぎ合う現代の閉塞感を、いくつもの面からドラマにしていて、面白く見られる。最初はもっと客席笑えば、と思いながら見ていたが、いや、結構この問題若者にとっても切実なのだな、と問題の根の深さを感じた。社会劇と言うより、後半は風刺劇みたいな展開になっていくのだが、そこでようやく笑いが出る。
だが、劇としては、その三幕がいささか性急で、説得力にも欠ける。この作者なら、「背水の孤島」で見せたような見事なエピローグも考えられただろうに。前半のタテマエ合戦が面白く、喫煙と言う小道具の使い方や、町長が変わってしまうあたり、ニヤリとさせる。
ここのところ少し、方向を失っているように見えていたこの劇団だが、復調の兆しが見えた。時代としっかり向き合って観客を興奮させるような作品を期待している。