劇団あおきりみかん其の四拾『ワード・ロープ』 公演情報 劇団あおきりみかん其の四拾『ワード・ロープ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    時空を超えるSFコメディ群像劇。かなり詰め込んでいて、多少とどまいましたが、グッときましたね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    最近の数作品は社会的な事柄を絡めた公演であったが、本作はどちらかと言えば人間、それも家族、友人という近しい人々との絆に力点を置いたようだ。その意味では鹿目由紀女史の関心が人の縁といった運命的なものに向いたのだろうか。この人間観察が実に面白い!
    (上演時間1時間50分)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、板を半囲いするように鉄塔のような造作が立ち、中央がオープン(素舞台)になっている。後方は空きスペースや衣装ハンガーが置かれている。楽屋裏がオープンになったようなイメージである。だから役者は常時舞台におり、登場場面に応じて舞台上に現れる。物語は過去・現在・未来を行き来して情景・情況が縦横無尽に変化する。まるで中央は時空を操作できる装置、空間があるようだ。この舞台セットは物語の時空移動や絆・運命などのテーマ性をイメージさせ、常時役者が舞台のどこかにいることで繋がっているという”絆”も感じさせるという効果的な作り。

    中学校の校舎裏。この場所にクラスの仲間と20年前にタイムカプセルを埋めた。男はスコップを持って現れ、今日みんなと掘り返すことになっていたが、誰も来ない。一方、自殺しようとしている男と、その自殺しようとする場所を退くように言う少女、その奇妙な出会い。過去・現在・未来を行き来し、いくつもの出会いが交錯し、ロープが絡み合うように展開する。もちろん実際にロープが張り巡らされ、物語の絡み=絆や縁といたイメージと実ロープという視覚効果が相まって物語が重層的に観えてくる。この重層的に見せることによって時空間の移動を思わせる。

    絆や縁は、広範囲なものではなく、父と娘の2人の関係または母も交え家族、あるいは母と息子、中学時代の友達など身近な関係性の中で物語が展開する。この緊密な関係性は、何故、タイムカプセルを1人で掘り起こすことになるのか、父と娘の出会いを邂逅するように描くのは何故か、といった”謎”解きをし易くしているようだ。人間観察は身近な関係性の中で描くことが効果的で、掘り下げもしやすい。

    演技はネタバレ注意の〇〇を使用し、全員が体を張った身体表現で観(魅)せてくれる。それが随所に見られ、その躍動感がテンポの良さになっている。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    昨日は、このページにあるあらすじというか説明文をイメージして観始めたので、何だか腑に落ちない感じがあったのだが、配布されるチラシの表にあるあらすじは変わってたのね。ちゃんと読んどくのだった。それよりも、今日改めて観て、こんなに複雑で緻密なパズルのような構成だったんだとびっくり。もっぱらアレの方に目を奪われていたけど、昨日は気づかなかったところがいっぱいあった。2回観られてよかった。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/03/29 (金) 19:30

    価格0円

    名古屋を中心に活動されていると。初めての観劇になるのでチケプレを利用させていただきました。

    池袋に早めにつき開場直後に行くと既に数人のお客様。それでも客席が埋まるのか?と心配をしていましたが開演直前には満席。固定客がいるのでしょうか。

    さて拝見させていただきましたが、これは・・好きですね。最初の1分で「これは面白い」。小道具は使いますがほぼ素舞台。ネタバレが出来ないけどかなり稽古されているのではないでしょうか。

    皆さん生き生きと自信溢れた演技でした。
    東京公演がまたあったら行きたいと思います。

  • 満足度★★★★★

     内容は、タイトルに端的に集約されている。(華5つ☆べしみる)

    ネタバレBOX


     あおきりみかんも劇団創立から20年の節目を迎えた。四拾作目の作品は、才気溢れる主宰の鹿目 由紀さんが、これまでどちらかというと、ちょっと人生に距離を置いて上手に箍を外す作風の作品が多かったという印象から離れた異色作品になっている。
     例えていうなら人生という坩堝に作家の才能を投げ込み、こね回して澱や灰汁をいくらか残しつつ上手く味付けした鍋のように、人間の持つ微妙な心理の実相が程よく作品に溶け込み、深く味わいのある作品になると同時に、言語表現者としての劇作家・鹿目 由紀さんの言葉に賭ける姿勢を端的に表し、役者さん個々の身体能力の高さを活かしつつ、そのチームワークの良さ、稽古をしっかりつけた結果が舞台上に如実に現れている。数人で或いは出演者全員で為される身体表現シーンなどは、個々の役者の身体能力が高いだけでは到底実現不可能だ。相当稽古していることが分かるだけに、これも感動を誘う。このような演出をつけた鹿目さんにも、20周年という節目を記念し今回功労賞として劇団員から大きなトロフィーが贈られ入口に飾られているのも可愛い。一観客として“あおきりみかん”20周年おめでとうございます。そして、素晴らしい作品群をありがとうございます、と言いたい。
    本日は若干席があるそうだ、というのは昨夜の情報なので、問い合わせてみるのも 手。
  • 満足度★★★★★

    さすが「あおきりみかん」さんです。上手く出来た芝居でした。ストーリー,演出,役者さんの演技,開演前の鹿目さんの物販お姉さん,どれをとってもお見事です。最初から最後まで勢いで観てしまいました。1時間50分,充実しています。これまで観た「あおきりみかん」さんの中でも完成度は高いんじゃないかなぁ。おススメです。あと,これは言っておきたい。20周年,おめでとうございます!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2019/03/29 (金)

    29日ソワレ(1時間50分)を拝見。

    ネタバレBOX

    テーマはもちろんのこと、(縄跳びの縄も含めた)ロープや「群唱」を多用した演出共に、私のようなオッさんには懐かしい…即ち、近頃、とんとお目にかかったことのない「オールド・ファッションド・演劇」だった。
    だが、かといって、決して古色蒼然としていた訳ではない。
    演じ手の皆さんが発する熱量(演技・運動量・縄跳びのための練習量)も合わさって、若い観客には、かえって、初めて体験する「斬新な感覚の演劇」として受け止められたのではないだろうか。
    観客に訴える圧が極めて強力な舞台だった。

    最後に29日ソワレでの配役を記しておく。

    針山梨々香(本作のヒロイン。相太の娘)…川本麻里那さん
    針山相太(梨々香の父。既に死んでいるが、タイムカプセルを掘り起こす日だけ蘇る)
    …松井真人さん
    宇井島諭(相太の中学時代の同級生。未来の独裁者)…花村広大さん
    浜岡舞子(相太の中学時代の同級生)…真崎鈴子さん
    段田淳(相太の中学時代の同級生)…正手道隆さん
    長井瑠美(相太の中学時代の同級生)…みちこさん
    丸山龍二(相太の中学時代の同級生)…篠原タイヨヲさん
    蛭川吐夢(「言葉のロープ」の発明者。二重跳びが上手)…カズ祥さん
    成神愛良(吐夢の研究室の同僚)…平林ももこさん
    元木秀樹(吐夢の研究室の同僚)…近藤彰吾さん
    直子(未来から来た女戦士? 実は吐夢の母)…山口眞梨さん
    優(宇井島の息子)…大屋愉快さん
    緑(梨々香の母。タイムカプセルを掘り起こす日だけ蘇る相太に絶望し、離婚)
    …松野有加里さん
  • このあらすじって合ってたのかなと、まだ頭の中で整理がつかないところがあるのだけど、明日もう1回観る予定なので、☆はそのときに。でも、開演までの時間も含め、やはり力量のある劇団だなと。

  • 満足度★★★★

    ワードというよりはロープにこだわったと思われるようなお話でしたが、勢いで見せられてしまいました。そしてあのことは書きたいけれど、書いてはいけないとのことで書けません。

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