公演情報
「Opus No.10」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
目の前で起こっている事象に考えを巡らし、その真意を図るものの
世界を大変革させる力を前に考えることは止めてしまった。
そこからは気負わず舞台上で展開される壮大な世界を楽しんだ。
LGBTの彼を抑圧する父権は社会の縮図で、マイノリティの心情を代弁してるがごとく響く。
しかし幼子の頬を張る父の姿は、最近特に注視される虐待のイメージが強く膨らむ。
ただただ、鋭利な演出と脳裏に侵食してくる圧倒的な表現は演劇という手段だからこそ強烈に伝わってくるのだと、解らないこと理解できないことも含めてここに居る事の心地よさを楽しむ。
満足度★★★★
OM2は近年の二作品を目にしたが、同じ会場(日暮里SunnyHall)で全く異なる趣向。挑戦的な表現形態の背後、遥かに霞む山の如く臨めるメッセージ性の重層感があった。が、抽象性が高く過激化する要素を孕む印象。個人的には応援したい部類だが今回なんと「演劇」の聖地(私の勝手な命名)、我らがスズナリでやるという。
OM2 in スズナリの図が全く浮かばなかったが、良い感じの予測の裏切り方に「地点」が過った。両者全く異質だが。
劇場に入るとほぼ一面に段ボール箱が積まれ(大小様々で銘柄入りの古いやつが巧みに隙間なく壁化され)、白抜き升目の画像が映写され全体を覆っている。
やがて中性的少年的佇まいの喋らない役者が現れ、椅子で読書を始めると加工された段ボールから同じボール紙色の筒がにょ~と飛び出て、脱力な・時に熱い断続的な喋り。紙をペタンめくって今や顔を晒し、ガヤガヤ、不条理演劇風の始まりだが、やがて風景が一変。ここまでの序盤の迫力は申し分ない。
ただ、客席で受け止めた破壊的エネルギーに転換した感情の背景を倒置法的に説明して行く中~後半、少し別の局面が見えたかったのは正直なところ。
熱が高まる後半、憲法条文が文字表示や群誦で混じるが、条文を印籠の如く差し出すニュアンスが混じるとこれは面白くない。それはOM2のコアな部分である佐々木敦のパフォーマンスに、彼が登場人物を担った具体的エピソードに留まらないイメージを喚起できるかに大きく左右され、私に見えた部分が全てだとすると佐々木氏の時間は長い。私の希望は時間を削る事でなく、彼(に仮託された人物)が受けた凌辱が質的に持ち得る位相がパフォーマンスによって広がってくる事だ。
象徴的表現というものに的確か否か(正解)など無いのかも知れないが。。
満足度★★★★
にんげん、すなわちすべてのひとは、顔も、思考も、考え方も、感じ方も、まったく違う。この事実を知ることこそ、いちばん大切なこと。
とりわけ、同質性の高い私たち(日本人)にとって、自分とは違うものの見方がある、あるいは、自分とは異なる価値観を持つひとがいると理解するのは難しい。
だからこそ、自分の言葉で、感じたこと、思うことをきちんと「声」にして発信していきましょう!
満足度★★★
なかなか瞬間的には分かりづらい気がしましたが、帰って思い返しながら考える そんな類のお話しかと勝手に思っています。
照明と、音をうまく使って印象的な映像を演出していたのは素直にすごいと思いました。
なかなか自分には難しい作品でしたが、こんな世界もあるのかと 素直に感心しました。
満足度★★★★
観客に配られた挨拶文に、本作には日本国憲法を使ったり政治的な態度が出てくる云々と書いてあり、やれやれ七面倒くさいお話なのかなと身構えていたら、意外にシンプルというか、こちらが置いてきぼりにされるようなことはなかった。序盤では、箸が転がっても笑いそうなお客さんのリアクション(ごく一部ですが近くだったので)にやや辟易しつつ、さてあれはいつどうなるのかと思っていたら、自分の想像を超える規模でそうなったので素直にびっくり。正直なところ、自分にとって、また観たくなるようなタイプの芝居ではないものの、これだけのテンションで展開されると、どうするつもりなのか(どうやって終わらせるのか)が気になって最後まで見入ってしまった。
満足度★★★★
自分も憲法、特に9条は死守して欲しいと願う者です。
その憲法に関する主張と個人的エピソードが並行して語られる約1時間半弱、ユニセックス的な女優さん?が存在感、映像特に自撮りの使い方が効果的。以下ネタバレにて。
満足度★★
鑑賞日2019/02/22 (金) 19:30
舞台美術、プロジェクターをはじめとする照明の使い方、その他の仕掛けが、観客の度肝を抜く点は、見ていてすごいな、と思うものの。
私の好きなタイプとは、真逆の演劇でした。