少女地獄 公演情報 少女地獄」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/14 (金) 14:30

    夢野久作臭ぶんぷんの「スタイリッシュ・レトロ」。
    衣装やほぼ原作通りという台詞(アフタートークより)が「あの時代」感を出す一方で可動パーティションのような装置は現代演劇っぽく、その両者が違和感なく見事に融合している、的な。

    原作は未読だが、当日パンフレットのクレジットに「原作:夢野久作短編集」とあり、観ていて3つの流れが感じられたことから「3本の短編から構成したか?」と推測し、アフタートークで原作は3つの短編と明かされて大いに納得。ちなみに1編はかなり原典に忠実、1編は原作の手紙文を芝居に起こし、あと1編はほぼ創作とのこと。

    いつか新宿公社版「ドグラ・マグラ」を観たいものである。(真顔)

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/14 (金) 19:00

    「少女地獄」3編を個別に演じるのかと思っていたのですが、「何でも無い」に「殺人リレー」と「火星の女」を微妙に関わらせて包み込むような作品。なので、「何でも無い」から始まり、「何でも無い」で終わることから、姫草ユリ子と臼杵夫妻の余韻が濃く、奥田努の怪奇さでぐいぐい引っ張る「殺人リレー」はともかく。「火星の女」の話の輪郭が見えにくい。
    しかし、「火星の女」のエピソードを挟み込むことで、うまくバランスを取っていることも事実で、「殺人リレー」「火星の女」が、切ないラブストーリになっているところが、「何でも無い」の虚無的な内容を、ちょっと温かみを感じる(と言っても、かなりつらい話ではあるのだけれど)作品に変容させている。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/14 (金) 19:30

    座席1階1列

    価格3,300円

    雑踏のような音からの開演は『ざらば』を、時代背景は『凱旋』を連想しました。

    新宿公社の群衆劇は何か熱いものがグイグイと見ているものを舞台に引き寄せます。

    今回パーティションの使い方も面白かったです。青野さんの怪しい演技が素敵でした。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/12 (水)

    12日ソワレ(105分)を拝見。

    ネタバレBOX

    何度も舞台化された作品だが、原作の3つのエピソードを手際よく編集し、全体的に、あっけらかんとエンタな味つけを施した脚本と観せ方に、最後まで愉しませてもらった105分だった。

    『何んでも無い』の登場人物
    臼杵利平(開業医。ユリ子に翻弄される、本編の主人公)
    …熊野善啓(くまの・よしあき)さん(好演!)
    臼杵松子(利平の妻)
    …もなみのりこさん(出演舞台を拝見する度に「巧いなぁ」と唸らせてくれる女優さん)
    山内智恵子(松子の親族)…小日向雪(こひなた・せつ)さん
    姫草ユリ子(ヒロイン。虚言壁の看護師)
    …青木沙織さん(アンナミラーズな制服の着こなしと笑顔! これなら確かにオジサン・オバサンはイチコロで騙されるだろうなぁ)
    白鷹秀麿(臼杵の大学の先輩医師)…秋葉陽司さん
    曼荼羅(ユリ子が自殺した先の病院の医師)…奥田努さん
    田宮特高課長(ユリ子を共産党員と疑い、逮捕)…谷恭輔さん

    『殺人リレー』の登場人物
    月川ツヤ子(車掌。新高に「事故死」させられる)
    …宮内希奈香(みやうち・きなか)さん(憂いを帯びた笑顔が印象的な方)
    友成トミ子(本編のヒロイン。学校の先輩・ツヤ子からの手紙で事情を知り、最初は彼女の仇を取るために新高に近づいたのだが…)
    …工藤彩加(くどう・あやか)さん
    新高竜夫(過去の忌まわしいトラウマから、次々と車掌を事故死させるようになったバス運転手)
    …奥田努さん(「曼荼羅」と二役。独特な魅力)
    ※バス車中の乗客の動かし方、昨年拝見した『ざらば』のシーンを想起させられた。

    『火星の女』の登場人物
    甘川歌枝(本編のヒロイン。通称「火星の女」)
    …土佐まりなさん(途中まで「顔出し無しかよぉ?!」と案じていたが…ホッ♪)
    殿宮アイ子(親友の歌枝と行動を共にするうち、自分の実の父親の存在を知ることになる…)
    …藤村聖子(ふじむら・しょうこ)さん
    橅川直樹(ゴシップ屋の記者←オリジナル・キャラ)
    …青野竜平(あおの・たっぺい)さん(胡散臭さ?!で好演!)
    ※原作から大きくアレンジされた内容…だが、ハッピーエンドも悪くないかぁw

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