円盤屋ジョニー 公演情報 円盤屋ジョニー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/21 (金) 14:00

    価格3,000円

    かつて「ラフカット」に書き下ろした短編3本オムニバス。

    1編目「晩秋に吠えろ」
    ラフカットにおける堤作品は、ロッカールームが舞台のものが少なくなく、また、内容的にも「ラフカットの堤作品」の王道。
    かつて毎年「ラフカット」を観ていた身からすれば、この企画に相応しいオープニング、的な。

    2編目「円盤屋ジョニー」
    一般市民が裏社会の端っこに足を踏み入れてしまい……なバイオレンス系なタッチは堤作品としては異色?
    ラフカットでの松尾スズキ作品「洞海湾」を思い出したが、そういう意味ではこれもラフカットらしいと言えるかも。

    3編目「父を叩く」
    これは初演を観た記憶があった。1編目とは対照的なタッチではあるが、近年の堤作品、なオモムキ。そう考えると3編の上演順はこれがベスト……と言うよりこれしかない、みたいな。

  • 満足度★★★★★

     流石に多くの観客を動員することが出来るだけのことはある。(追記2018.12.26 8;55)

    ネタバレBOX

     Zigzigの公演は2時間の1本ものと30分程の短編3本を隔年で上演する形態できた。今年は短編3本の年。上演順にタイトルを上げておくと1:晩秋に吠えろ2:円盤屋ジョニー3:父を叩くである。何れも全くテイストの異なる作品だ。
     1は、地方のテニスクラブで巻き起こる女子メンバーへの男子メンバーからのコクリや浮気騒動等。老いた男(戸塚さん)が若い弁当屋で働く娘にコクリ、彼女がまた店にお出で下さいと返す言葉に温かさを観、好む観客も多かろう。2話は若いカップルが出掛けた南のリゾート地は、観光客をカモにしようと虎視眈々と狙う悪党共の巣窟だった話。行方不明になった彼女(ナツキ)の姿を探す彼(イシカワ)は、怪しいバーに案内されるが、そこは島のギャング(檸檬屋)がマスター(ワタナベ)の借金(バカラで大損)の形に取り上げようとしている店でもあり、ボス(ネモト)のバシタ(アヤカ)は、マスターの色だった女だったが彼女も借金の形に取られていた。そこでワタナベは、ネモトをネモトの舎弟ツノと組んで殺し、アヤカとよりを戻すことを狙っていた。そんな中虫取り屋ホセに騙され檸檬屋の事務所に監禁されたものの一度は逃げ出したナツキが連れてこられ、イシカワがぼったくられた代金の支払いを求められるのだが、彼女は風俗嬢として働くことを肯じ、ギャングに脅されると唯々諾々と聞き入れる弱い彼氏をさっさと捨てて自分だけ助かろうとする姿が露骨に描かれて居て小気味よい。悪の何たるかを相当リアルに表現していると同時に、ネモト役は、良く威圧感を表現していたし、最後に生き残ったツノが新たなボス宣言をするシーンもグー。自分は最も気に入った作品。3父の容体を慮って役者をやっている弟(守)が久しブリの帰宅を果たすが、父(政男)の余命は1カ月、明日が初日。数十分の滞在で日帰りをし、場当たりをしなければならない状況であったが、大学卒業後自分が本当にやりたかったことも諦め家業を継いでいる兄(忠)、兄嫁(さつき)のかいがいしい而も常識的にはあり得ないような父の性的欲求に応える姿を観、弟の心が揺れ動くさまを、小劇場演劇に携わる役者たち総ての抱える本質的問題(親の死に目に会えない、一人前の社会人として食っていけないなど)として提示してみせた。ラストの父の科白「肩叩かせてやろうか」が心憎いまでに利いている。
  • 満足度★★★★★

    短編3本のオムニバス形式の公演。
    当日パンフに作・演出の堤泰之氏が「旗揚げ以来、2時間の1本モノと3話オムニバスを交互に行って来ました。」とあり、「お客様に毎回、スタイルとテイストの違う作品を楽しんで頂きたい」と記してある。そのサービス精神溢れるような思いがしっかり作品に表れていた。
    芝居であるから多少誇張した面はあるにしても、それぞれの作品は現実にあるようなシチュエーションで、思わず頷いてしまう。
    (上演時間1時間45分 各作品は約30分)

    ネタバレBOX

    チラシにも当日パンフにもそれぞれのタイトルと粗筋が(親切にも)書かれている。
    第1話「晩秋に吠えろ」
    テニス教室の女性の間でちょっとした騒動が起き、隣コートのさえない男たちが仲裁のような役割を買ってでるが…。
    第2話「円盤屋ジョニー」
    南の島にやって来たカップルがはぐれ、偶然にも円盤屋という怪しいBarで再会するが、何とそこで繰り広げられる犯罪に巻き込まれ…。
    第3話「父を叩く」
    余命幾ばくも無い父が入院している病室、そこで家業を継いだ息子(長男)と嫁、そして小演劇に携わる次男が久しぶりに帰って来たが…。

    それぞれは、ラブコメディ、ノアール、ヒューマンといった感じでテイストが異なる短編。そしてこの順番での上演が、違う(印象落差の大きい)テイストとして作品の持つ味(魅力)の相乗効果を高めていたと思う。
    作品に共通しているのは、現実に起こり得る事柄を芝居ならではのデフォルメを施して、笑い・緊張・哀しみなど、人が持っている違った感情に揺さぶりをかけるところ。物語の内容が分かり易いだけに直接的に響き、アッという間に感情移入させてくる。脚本は繊細・絶妙。演出は丁寧で、舞台セットは順々に設えを多くし、物語間の舞台転換に時間を要しない工夫をしている。そして物語を一層面白くしているのが、役者陣の熱演とチームワークの良さ。

    公演タイトルの「円盤屋ジョニー」は第2話のタイトルと同じ。そのジョニー…物語では探しに行ったが見つからない。肝心なジョニー、何らかの理由または意味があって登場しないのか、正体が気になるなぁ~。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    まったく様子の異なる3話のオムニバス。とても面白かったです。それぞれに役者さんの演技も素晴らしく、笑いあり、涙あり、あっという間に時間が過ぎました。 個人的には一番最初のテニスのお話し、元気が出る内容でよかったです。 次回作も期待していますね。

  • 満足度★★★★★

    ジグジグ6thzig円盤屋ジョニー2回目の
    観劇!
    3本立てのオムニバス公演!
    全てラフカット作品だそうだ
    笑いあり、ダンスあり心うごかされる作品!
    それぞれのタイトル意味わかった
    何度見ても面白い作品
    1話目晩秋に吠えろ、は言葉テニスなかなか面白い!
    戸塚さん告白は感動
    2話円盤屋ジョニー怪しいバーで繰り広げられる人間模様今変える為に一か八か勝負でた
    残酷な絵図!
    作品事態元気貰える作品
    時にアヤカ役柏尾さん、特に悲しい結末!
    3話父を叩く
    親の思い、親の大切さ、命大切さが分かる作品
    この作品もっとも感動する
    山岡さん、平野さん安定の演技素晴らしい。
    ジグジグは役者の熱量、レベル高い
    いい役者揃っている


  • 満足度★★★★★

    「男っておバカですね」という永遠のテーマに寄り添った30分の短編3作。
    3つの話はサービス精神溢れる喜劇エンターテインメントでどれもダイレクトに感じ楽しめるものです。お父さん向けのカットもありますよ(笑)。
    3つはまったく異なる設定ですが、的確に役者さんが集められていて作者の意図が明確に表現されています。衣装も大道具も小道具もしっかりしていて、ああ演劇ってこうだよなあと再確認しました。
    平日昼間割3,000円はちょっと申し訳ないくらい。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/21 (金)

    上野ストアハウスにて ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン『円盤屋ジョニー』を観劇。
    非常に長い団体名が印象的なジグジグさんの作品観劇は前作の『デイドリーム・ビリーバー』以来2回目。今回は3本の短編作品をオムニバス形式で上演。長編と短編を交互に上演するスタイルはこちらの劇団さんの特徴でもあるようで、今回たまたま2公演連続で観劇させて頂くことが出来たので、両方の形式を楽しむことが出来た点は良かったと感じました。
    第1話はテニスサークルを舞台とした作品。第2話は南の島のバーを舞台とした作品。第3話は病院の一室を舞台とした作品。短編オムニバス形式なので当然それぞれに異なるテーマがあり、それぞれの世界観があるものの、驚くのは今回の3作品がいずれも同じ方の脚本であるということ。共通点を見出だすことが困難であるくらい3本の作品は全く異なるテイストであり、とても同じ方が書かれたものであるとは感じませんでした。強いて挙げるならば、3作品とも妙にリアリティーのある世界が描かれていた点。少々無理のあるシーンやキャラクター設定もあったものの、テニスサークル、バー、病院と実際の日常会話や現場でのやり取りを覗き見しているような不思議な感覚になりました。これは役者さんの演技力の高さがそうさせたものかと思いますが、それぞれの舞台で繰り広げられる様々な人間ドラマを違和感なく楽しむことが出来て良かったです。
    全員が自然体で好演されていたと感じましたが、中でも第2話ヤクザ役の小森敬仁さん、第3話次男役の大谷典之さん、入院患者役の山岡三四郎さんらが印象に残りました。1作品当たりの時間も長すぎず短すぎず。物足りなさや逆に飽きもなく、程好く楽しむことが出来た印象です。面白い作品だったと思います。

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