となりの事件 公演情報 となりの事件」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★

    日常のようで日常でないような不思議な世界観のお芝居でした。見終わったあともすっきりしないような独特の後味で考えさせられる感じのものでした。

  • 満足度★★★★

    隣の家の事件、第三者、他人ではあるのだけれど、まったく別世界のことでもなく、微妙な関わりを見せつつなストーリー、微妙な距離感とその他のエピソード、面白かったです!

  • 満足度★★★★

    都会の人間関係を表面の親近さと内面の疎遠さを浮き上がらせ、家族内でも本心と虚心が存在するという人間の心の危うさを描いた、少し怖い物語。
    (上演時間1時間30分)

    ネタバレBOX

    セットはほぼ素舞台、奥壁に沿っていくつかの椅子が客席側を向いて並べられているだけ。上手に別スペースを設ける。映画「家族ゲーム」(森田芳光監督)の食事シーンを連想させる。この配置は家族という身内、身近な存在であるがよく見えない位置関係にある。隣を注視しない警戒しないという暗黙の了解があるからだ。同時に隣は何をする人ぞという無関心も窺える。また他人には好奇の眼差しを向け、色々観察したがる様子も垣間見える。しかし相手の実像、実態は掴みきれずあくまで興味本位の域である。ここに隣人、特に都会における近所付き合いの本質を表わした表現がある。

    梗概…1年前、隣の家で息子が殺人事件を起こした。並木家の妻は取材陣に隣家の事情を尋ねられたが、正直よく知らない。しかしめったにない機会、自分の存在を示しておきたい軽い気持ち。そこには隣と違い我が家は安泰、たぶん幸せ家族だと思っている。
    しかし一皮剥けば、この家も妹夫婦は離婚話、シェアハウスの居候住人のことや空き部屋の心配。夫婦円満と思っているが実は無関心、長年連れ添ってきた当たり前の風景、惰性マンネリという倦怠期のような…。1年後偶然か、並木家の娘が事件を起こした家の娘に会う。日常の何気ない暮らし、その情景の中、人の心に見えない”鬱積”が不気味に堆積していく様が見て取れる。このあたりの心情描写は巧い。一見、幸せ家族を客観的に見ているのがこの家の娘。その観せ方が直接ではなくカメラという媒体を通して観察しているかのようだ。そしてこの娘にも隠し事がある。客観的にすることで観客目線と同化するようだ。

    公演の面白さは、直接大きな事件を取り扱わず、日常の些細な出来事の不満・心配・苛立など人が持っている説明し難い、またはコントロールし難い感情を実に上手く表現しているところ。幸せはどこにあるのか、本音と建前の会話が情況にピタッとはまる面白さ。もちろん役者の演技力もあるが、室内という緊密空間、家庭(族)から遁れられない不気味さがそう思わせる。会話(台詞)が丁々発止という訳でもない、逆に緩慢なところもある。しかし聞き逃したらいけないような緊張感がある。そこにこの劇団の巧さ、特長があると思う。

    最後に、平凡な家族のあり触れた暮らしを普通に描いているが、自分は”日常生活”の中で演劇に”非日常性”という楽しみ、刺激を求めて観るところがあり、その意味で今まで観てきたシアターノーチラスの公演に比べると少し物足りなかったのが残念。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    いろいろ考えさせられる面白い作品でした。

    ネタバレBOX

    どこにでもあるごくありふれた日常の家族の生活を淡々と描きながら、ひょとしたら自分の身の回りでも起きているかもしれない、
    幸せと不幸は背中合わせ、いつもと違った視線、角度から物事を捉えたり、考え方ひとつでまるっきり違う世界が見えてくる、
    そんなことをなにげなく気づかせてくれる作品でした。
  • 満足度★★★★★

    初見でしたが、最後まで惹きつけられて大満足です。今回は事件のあったおとなりさんのお話でしたが、口コミをみて、当事者、その周囲の人のお話も、観てみたいなと思いました。

  • 満足度★★★★

    出てくる人達が人が亡くなった話を普通に話し隣の娘が淡々と事件当日の話をする怖さ。
    でも現実なんてこんな感じなんですよね。過ぎてしまえば他人事で現在の問題のほうが重要という。
    今回も色々と考えさせらせました。

  • 満足度★★★★

    気まずい会話のオンパレード。見るのも嫌な状況ですが皆さん何とか会話を続けて先に進めてしまうので、いつも逃げている私は「ありがとう」と言いたくなりました。

    となりの娘さんの事件当日の行動が暴かれるところは、見え見えだけどツボを突かれたなあと白旗です。

    色々な意味でチープ感漂う舞台ですが奇妙な味わいがストライクゾーンをかすめて行きました。

  • 満足度★★★★

    “世間”とは実態の見えにくいモノですが、お隣りで事件が起きた並木さんちのご夫婦は紛れもない形ある“世間”の一部だと思って観ていました。
    (そういう自分ちも世間の一部ということになるのでしょうが)
    そして“世間”からはじき出されてしまった事件当事者のご家族・・・ジワジワと痛々しいです。

    共感できる人物がなかなか出てこないのは毎度のことですが、その代わりに“他者”を興味深く堪能できるのがシアターノーチラスさんの作風。
    今回、個人的には感情の揺さぶられ度が若干弱かったものの、観る人の立ち位置によって、いろんな感情を呼び起こす作品なのではないかと思います。

    ネタバレBOX

    並木さんちの奥さんが終盤「私って誰かを幸せにしているかしら」的発言をした時、初めてこの人を“世間”ではなく一個人として見ることができました。
  • 面白かったです。

  • 満足度★★★★★

     ここ数回続けて観劇させていただいていますが、日常のふとしたことにありそうな心の動きを、1つの事件をきっかけにして表現されていてとてもよかったです。
     役者のみなさんの熱演もあり、どんどん引き込まれました。 次回作も期待しています

    ネタバレBOX

     きっかけとなったのは、殺人事件になりますが、これはそうそう起こらないとして(実際には起こらないと言い切れませんが。。)それぞれの心の動きや気持ちはとても共感できました。
     いくつかの人間模様が描かれているわけですが、どれも解決することなく終わる演出も、最初はもやもやしましたが、今後のことを想像したりして、今ではいいと思います。
     私は、離婚の危機の夫婦が一番幸せな結果になるように感じました。あと娘さんが早く両親にうそを打ち明けられる日が来ることを何となく祈ってしまいました。
     全体的に大変よくできていて、よかったです。 次回も期待しています。
  • 満足度★★★★

    派手さはないけど・・・惹きつけられました。そして楽しめました。
    特に後半での展開は好きです。

  • 満足度★★★

    観劇後、不覚にも、D氏の講ずる「人生を無駄にしない3カ条」・・・を思い出してしまいました。
    人間として生きる最大のメリットは、もの・こと・ひとを「忘れること」ができることにあり、だれかに「忘れられること」でもあります。
    ただ、本公演は、ストーリーが拡散しすぎてしまった感があり、すこし残念ではありましたが、骨格がしっかりしている脚本なので、きれいにまとまっているなと思いました。
    PS.チケプレありがとうございました。1組2名までの招待だったのですが(メールで受信済)、受付で、たしか1名ですが・・・といわれ、すこし不安な気分になりました。

  • 満足度★★★

    隣のいえの事件というより、誰にでもあり得る心の中のざわつきでしょうか?
    題名に惑わされずに観て下さいね。
    って作品でした。

    ネタバレBOX

    隣の事件は直接的には関与していない印象を受けました。
    みちるが目にした(ビデオの目ですが)出来事が引き金で話が展開していくなら、もっと違った展開になったのでしょう。
    そちらのパターンも観てみたいです。
    残された娘の心理とみちるの係わりを色濃く扱ったら、また違う面白さが出るかと思いました。
  • 満足度★★★

    精神的に怖いのかな?と思っていましたが、個人的には、怖くはありませんでした。
    誰にでも、大きさの違いはあれど、事件や不幸はあるという事を再認識し、今の自分について考えさせられました。皆、人の不幸と自分の不幸を比べて安心する・・そんな気がした舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/10/12 (金) 19:30

    価格0円

    シアター・ノーチラスさんは前作「カッター」に引き続き2度目の観劇になります。

    今作品「となりの事件」ですが前作よりもイイ出来上がりと思います。

    ハッキリ言いますと地味です。音楽も劇中一切無し、ラストだけ。舞台美術は椅子だけ。でもねとてもキレイな椅子なんです。

    台詞は派手じゃありません。でもとても心に響く言葉があります。「そうだよなぁ」と頷くこともあれば「そうかぁ」と気付かされることも。

    本がまずいいんでしょうね。そして演者さんもいい芝居を見せてくれました。あの珈琲屋を夢見る旦那さんの含み笑いが絶妙だったなぁ。あの笑いの意味を読み取るのも楽しかったです。

    小劇場という身の丈を考えて丁寧に作られたこのような作品が私は好きです。
    最後になりましたがチケプレありがとうございました。

  • 満足度★★★

    う~ん題材は面白かったがー
    何というか予想がついたかなぁと思えた話でした・・・・

    ネタバレBOX

    隣が不幸に見舞われても
    まぁこっちも それなりに不幸とかが転がっているよ・・・という感じかな

    ただ 人の傲慢さなどは丁寧に描かれていたデス
  • 満足度★★★★★

     この劇団の、この視座でしか描けなかった世界。(華5つ☆)

    ネタバレBOX

     メーテルリンクの「青い鳥」が冒頭をはじめ随所に挿入されて散文詩のような構成になっているのが興味深い。韻文詩と異なり、散文詩はその形式が比較的自由であるばかりでなく、散文の特徴である客観的事実や事象を描くのに適していることは、母音の矢鱈に多い日本語以外の詩について多少深い勉強をしてきた人間には当然の認識であろう。今作でもこの辺りの文学的事情が上手に用いられている。
    というのもシアターノーチラスの作品自体が群像劇を標榜しているということがあり、現代日本を生きる普通の人々の微妙な生活感覚や他人との距離感、個々人のメンタリティー、時に個々人の中にある価値観やメンタリティーの強弱なども描き出して見せてくれるのだが、今作では特にこの辺りのホントに微妙で日本的な躊躇が齎す非行動の意味する所を、他の方法では描くことさえ適わなかった形で形象化してみせた。
     日本人には主体性が無いとか、自分の意見を表明しないとか、何を考えているのか分からないという言葉は良く聞く。喋らなければ或いは自己主張しなければ、存在自体を認められないような社会ではないからだと言えばそうなのだろう。然し、これは日本人の傾向として特にファクトに向き合おうとしない生活態度から来ているような気もするのである。何だかんだ屁理屈をつけては目の前の問題から逃げることばかり考えたがるのが日本人の特質なのかも知れない。早いうちに手を打たないから問題が肥大化して手が付けられなくなるのだが、そのような知恵はファクトと向き合い対決してきてこそ生まれる。最初からそこを無視して逃げてばかりいる人々には手遅れになってからアタフタする他に道が無いということも事実であるから。こんな日本人を彼らはと言えば、憎まれ口も防げようが、敢えて言っておく。日本人の大多数は、見ようともしなければ聞こうともしない。何を? ファクトをだ!
    その結果がF1人災であり、加計学園問題であり、カジノ誘致問題であり、憲法9条を護る伊ことを主張しながら、沖縄に犠牲を押し付けることについては同時に問わない姿勢であり、ちょっと古い所では裕仁の戦争責任問題看過問題等である。
     何れにせよ、今作板上には正面奥に背凭れ付きの椅子が7脚置かれているだけであとはフラット。登場人物が必要に応じて椅子を板上に持ち出し、対話相手と適当な位置、距離を取って己の座る場所に椅子を持っていって座る。歩行や座った状態での演技が殆どなので、細かい表情や、決して大げさは無い科白の意味する所、科白と科白の間にある何かを如何に解釈するかが観客の作業である。
    様々な襞に覆われ、認識の果てに不可知論に陥りそうな場所で、各々の登場人物が何をどのように考え、或いは感じ、どのように生きているのか? 各々は各々の生を本当に選んでいるのか? 選ばされているのか? そのどちらでも無く単に流されているのか? 流されているのだとすれば、その時彼らを流しているのは、何か? 等々多くの疑問が湧いてはシャボン玉のようにはじける現実のように物語は進んでゆく。或る意味とても恐ろしい物語である。そしてその恐ろしさは、頭の中身が無いムカデが己の進みゆく先を一切顧慮せず、絶滅という淵に只管進みゆくのみであるにも関わらず、己の行為の結果も、己の行動の簡単に予測できるハズの未来も、唯現実に向き合おうとしないことが原因で、必然的に起こる事実から目を背け続けることによって出来したという、自ら責任を負うべき事実を、己に突きつけないということに起因する怖さ、即ち想像力の残酷なまでの欠落を表す現実の怖さが示されている怖さなのである。

  • 満足度★★★★★

    台本が良いと感じた。この劇団は何度か観ているが、現実の人生に対する苛立ちや絶望や虚無感やディスコミュニケーションを繊細な物語のなかに巧みに織り込んでいて味わい深い。これ見よがしのあざといセリフやお涙頂戴のBGMがなく、演技と静かなストーリー展開で人の心の不思議さを見せる手法はすばらしい。

  • 満足度★★★★★

    音楽はオープニングとエンディングだけ、照明も途中でスポットが加わっただけの余分なものがないギリギリの中での好演、途切れず飽きさせない舞台展開だった
    始まりと終わりを含め椅子の移動による転換も見事
    みちるの舞台回し含め母娘役好演

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/10/11 (木) 19:30

    座席1階1列

    周りからは幸せそうに見えていても、どこの家庭も多かれ少なかれ何かしらの問題を抱えているわけで、
    事件になるかならないかは僅かな差しかないのかもしれない、と思った。

    想像していたのとはちょっと違ったかな。
    個人的には事件によって隣人がどんな影響を受けたのか、みたいな描写をもっと観てみたかったです。
    実際、近所づきあいがなければ1年も経つとこんな感じになるのかなぁ。

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