大正浪漫に踊る~天空を翔るハイカラ姫たち~ 公演情報 大正浪漫に踊る~天空を翔るハイカラ姫たち~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★


    テーマは現代にも通じる"女性への応援劇"といったところ。「大正浪漫を生きた実在の人物と史実、フィクションを織り交ぜた大正浪漫喜劇」という謳い文句で繰り広げられる物語は分かり易く、そして楽しめる内容になっている。設定等に矛盾するようなところもあるが、日本史学習をする訳ではない。公演は上演後、近くに座っていた小学生らしき子が「あー面白かった!」という言葉に端的に表されていると思う。
    (小)演劇界は商業的に厳しいということを聞くが、このような子供も大人も楽しめる公演によって活況になればと思う。

    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    この劇場の特徴である二方向の客席ではなく、客席と演奏者席(キーボード、ヴァイオリン)にしている。セットは段差を設けただけで、基本的には素舞台である。衣装や髪型は大正時代を思わせるもので、特に女学生は襠高袴、束髪(そくはつ)ではないがリボンを付け雰囲気を出している。

    梗概…舞台は下田歌子が校長を務める「広尾女学園」。女学生達は、恋・勉学・芸術など自由な空気の大正浪漫を謳歌していた。そんな中、3人の大柄な転校生がやってきたことから、平和な学園が一変する。ある日、在校生の江良嘉代の代わりに平塚はる(後の「らいてう」)が誘拐される。次々に起こる事件に仲間が巻き込まれだしたことから、大正のハイカラ姫達が立ち上がるが…。
    主人公の平塚はる(百瀬歌音サン)は無気力、無関心、無感動のように学園生活を送っていたが事件を通じて人間的な成長をしていく過程が描かれる。これは歴史的な人物を介して女性だけではなく、切っ掛けがあれば男女問わず開眼・成長することを示唆しているようだ。

    物語は実在の人物や史実を織り交ぜた虚実綯い交ぜのフィクション。年代や登場人物の相関関係は辻褄が合わないが、それよりも現代に通じるテーマ”女性の社会進出”が鮮明に描かれている。登場する女性は、板垣退助夫人の絹子、下田歌子(現在の某女学園=劇中では「広尾女学園」の創始者)、鳳(与謝野)晶子、江良嘉代(加代)、市川房枝(演じたのは小学5年生と紹介されている)等、自分でも名前は知っている人達である。大正時代を背景にして、女性の活躍を暗示させる内容。しかし100年ほど経った現代においても女性の社会進出等が声高に叫ばれる。例えば、世界経済フォーラムによるジェンダー不平等状況を分析した「世界ジェンダー・ギャップ報告書」では、ここ数年日本は100位(対象国140国強)あたりである。

    何人かがいくつかのシーンで言い直したり、噛んだりしていたのが気になり勿体無かった。また、役者間の演技力に差があることが分かってしまうのが残念であった。それでも先に記した子供も大人も楽しめる公演は好かった。
    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    現代的なダンスを織り交ぜながら、台詞まわし、衣装、加えてキーボード&バイオリンのBGMでその時代性を醸し出している。これはふたつの楽器だからこそで、舞台ではひとつの楽器だけでは寂しくなってしまうことが多い。とても楽しめました。
    最年少小学生の市川房江役である桃園九宇のダンスが一番キレていた。

  • 満足度★★★★

    しっかりとしたストーリーと腕のある役者達による芝居の中に可愛らしい女の子達がダンスで味付けしてくれるという素敵な舞台でした。

    生で演奏されるピアノとバイオリンもとてもよかったです。特にバイオリンの切ない響きがとても胸に刺さりました。

  • 満足度★★★★

    主人公、平塚らいてうが女学校の環境に馴染ず、無気力、無関心、無感動だった少女から信念を持つ女性へと成長していく姿を、歌に、切れのよいエネルギッシュなダンス、殺陣、笑いを交えて面白おかしく描いたドタバタコメディで、楽しく観劇しました。

    ネタバレBOX

    ここには、板垣退助、与謝野鉄幹、与謝野晶子なども登場し、こちらのエピソードももう少し丁寧に描かれると、
    また他にも名のある人物が登場していて、人柄が表れる1センテンス、一光の台詞だけでも、更に見ごたえが増したのでは、と思いました。

    ヴァイオリン、ピアノの生演奏、良かったです。
    できれば、大正の良き時代を思わせる楽曲を選定することで、より大正浪漫の華やかな情緒を醸し出す演出ができたのでは、と
    (ヴァイオリン、チェンバロの組み合わせもありかも・・・
     かなり良い感じになるのでは、と思いました)
  • 満足度★★★

     タイトル通り、踊るシーンの多い舞台だ。当時の女子学生の典型的なスタイルは、現在でも女子大の卒業式でお目に掛かるような黒の短靴に袴、上は華やかな振り袖、頭髪にはリボンを添え、その色は、彼女達それぞれの自己主張のようでもある。

    ネタバレBOX

     板垣 退助の率いた自由民権運動が盛り上がりを見せ、川上 音二郎のオッペケぺ節が大流行した時代には、この潮流を面白く思わない連中も居た。板垣は、こういった連中によって暗殺された訳だが、今作で何度も言及されている民撰議員設立建白書が提出されたのは1874年、岐阜遊説中に刺殺されたのが1882年であるから、今作で語られる時代は、敢えて錯誤が解消されないまま設定されている。いくらエンタメとはいえこれはちと酷い。
     例示すれば、彼は妾腹の娘をこの政治的状況から護る為、妻の経営する女学校へ入学させていたということになっているが(これは大正時代であるから1912~26年)同期には、後の平塚らいてう(1886.2.10生まれ)、与謝野晶子(1878.12.7生まれ)、宮家筆頭の娘らも居ることになっており、女子の恋話を咲かせていたことは言うまでもない。然し、らいてうと晶子の年齢差から、これも在り得ない。今作は、エロ、グロ、ナンセンスと評される大正時代を、踊りを多用することで艶やかな側面から見せようとした物語と言えようが、その分時代が急転直下してゆく動静を伝える点では弱い。というより余りにもハチャメチャである。実際に存在した時代の浪漫を描くのであるなら、創作と雖もこれは外し過ぎという感がしてならない。艶やかさを描くだけなら、完全に架空の世界を設定した方が良いように思うからだ。

















     タイトル通り、踊るシーンの多い舞台だ。当時の女子学生の典型的なスタイルは、現在でも女子大の卒業式でお目に掛かるような黒の短靴に袴、上は華やかな振り袖、頭髪にはリボンを添え、その色は、彼女達それぞれの自己主張のようでもある。
    板垣 退助の率いた自由民権運動が盛り上がりを見せ、川上 音二郎のオッペケぺ節が大流行した時代には、この潮流を面白く思わない連中も居た。板垣は、こういった連中によって暗殺された訳だが、今作で何度も言及されている民撰議員設立建白書が提出されたのは1874年、岐阜遊説中に刺殺されたのが1882年であるから、今作で語られる時代は、錯誤が解消されないまま設定されている。いくらエンタメとはいえこれはちと酷い。
    例示すれば、彼は妾腹の娘をこの政治的状況から護る為、妻の経営する女学校へ入学させていたということになっているが(これは大正時代であるから1912~26年)同期には、後の平塚らいてう(1886.2.10生まれ)、与謝野晶子(1878.12.7生まれ)、宮家筆頭の娘らも居ることになっており、女子の恋話を咲かせていたことは言うまでもない。然し、らいてうと晶子の年齢差から、これも在り得ない。今作は、エロ、グロ、ナンセンスと評される大正時代を、踊りを多用することで艶やかな側面から見せようとした物語と言えようが、その分時代が急転直下してゆく動静を伝える点では弱い。というより余りにもハチャメチャである。実際に存在した時代の浪漫を描くのであるなら、創作と雖もこれは外し過ぎという感がしてならない。艶やかさを描くだけなら、完全に架空の世界を設定した方が良いように思うからだ。

















  • 満足度★★★★

    たいへん面白く観劇させていただきました。
    女の子たち、とてもかわいらしかったし、すてきなダンスパフォーマンス。
    赤い袴姿もとてもすてきでした。
    女装すがたの男性陣もとてもきもいという感じもなく、なんとなくかわいらしさも感じられてよかったです。
    ピアノとヴァイオリンの生演奏、とても気持ちよかったです。ただ、場面場面とマッチしていたとは思えないのがいまいちでした。
    若い女の子たちの色気、校長先生の大人の色気、どちらもたまんないですね。

  • 満足度★★★★★

    役者さんの色々な表情を見れると思います。殺陣や踊りも一見の価値があります。
    主演さんがよく頑張ってます。主演さんをよく見てほしいです。

  • 満足度★★★★

    大正ロマンの喜劇。ダンスもある。殺陣も良い。生演奏も良い。可愛い女の子もたくさん。エンタテインメントとしては面白い。でも喜劇は難しい。客席全体が笑えるようになるまで、少し時間がかかった。初日だから仕方ないか。しかし芝居としては、もう一段上を目指したい。時代活劇なら、時代を感じさせなきゃ。これ、現代ですよ。せっかくの生演奏も名曲をつなぐだけ。場面との関連が今ひとつ分からない。でも、休憩無しの上演時間は適切。十分、楽しめましたよ。

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