カッター 公演情報 カッター」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/05/12 (土) 15:30

    価格0円

    軸がしっかりした作品でした。社員それぞれに隠し事がありましたが、毅然としていた社長にもあったシーンから面白さは加速しましたね。ただラストはもっと伝えたいことを詰めてもよかったかな。もっとゾッとさせても。

    チケプレありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    アガサ・クリスティー張りに全員が真犯人の可能性を秘めたストーリーではあるものの、謎解きを楽しむというより、どうしても注目してしまうのは、その人間模様。
    仕事仲間が容疑者のまま自殺してまだ日が浅いというのに、この雰囲気は一体なんだ。と最初からイヤ~な人達だという印象を持って観ていましたが、さもありなん。
    己のセンスを競い合うパッケージデザインという業種も関係しているのでしょうか。

    本来視線をそらしてしまいたいはずなのに、思わず凝視してしまう心の闇。
    日々満員電車に揉まれ、会社では自信をすり減らしていく都会の日常が、自分でも意識しないうちに心を歪めていく人物サンプルを目の当たりにしている様でゾッとしました。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/05/13 (日) 17:00

    座席1階1列

    シアターノーチラス『カッター』RAFT

    こんな職場やだなぁ(笑)
    パワハラ気味の上司とか裏で悪口を言い合う同僚とか疑心暗鬼でギスギスとか。
    会社における人間関係のイヤーな部分を凝縮したような感じにいたたまれなさを感じました。

    自殺の真相とかスカート切り裂き事件の犯人とか、ミステリー要素もあって楽しめました。
    誰もが怪しく見えるので、犯人予想も面白かったです。
    終盤のちょっとサイコ入ってる感じの雰囲気も好みでした。

    これまで同劇場での最前列は何度か経験があるけど、今回の最前中央の近さは半端なかったです。
    臨場感がすごい。近すぎてのけぞるレベル(笑)

    ネタバレBOX

    同僚が自殺して2週間じゃ実際はあんな感じにはならないだろうなぁ
    なんて思いました
  • 満足度★★★★

    何回か拝見していますが、今回も濃密な会話、徐々に明るみに出る人間関係。大変上手に出来たお芝居だと思いました。
    会場も演者と近く、息遣いがわかるような演出。迫力あるお芝居、圧巻でした。次回も期待です。

  • 面白かったです。

  • 満足度★★★★

    いつもながらの濃厚なサスペンス会話劇。今回は最前列に座ると役者さん達と接触する超至近距離で、妙に緊張感がありましたが、大いに堪能できました。

  • 満足度★★★★★

    狭い事務所(空間)内、そこで巻き起こる不快な会話劇。不穏が積み重なり、緊張感が自分の心を揺さぶるようなサスペンス・ミステリー。近い距離・存在と思っていた人間について、本当はその人物のことは何も知らないという不気味さを感じさせる、実に観応えのある公演。
    (上演時間1時間25分)

    ネタバレBOX

    セットは、デザイン事務所らしく後方の壁全体が白い飾り棚。前には事務机が2つ並ぶ。机上には事務用品等の小物が置かれている。その配置は、映画「家族ゲーム」(森田芳光監督)の食卓に見られたように横並びの事務机に社員が座っている。その観せ方は、観客に物語の進展、登場人物の真情や感情表現が分かり易い構図になっている。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐 」(仲間内)のような、アットホームのように思っていた小デザイン事務所の人間関係、実はその中には異端(常)のような人物が居た。

    公演には「人」と「間(距離)」を考えるという大きなテーマを据えているようだ。内容は人間描写であり、心の叫びであるが、それを演劇的な音響で補足はしない。日頃思っている本音等は言葉に出さず心の中で呟き叫んでいたが、ある出来事を境に人を疑い、陥れ、蔑み、嘲笑等の負の感情が溢れ出し人間関係が崩壊していく。

    梗概…事務所の社員・榎本亮生が2週間前に屋上から飛び降りた。地下鉄でスカート切りの犯人として疑われたのが理由らしい。しかし今また事務所の女性・守谷貴織(萩原愛子サン)が何者かにスカートを切られた。真犯人は別にいたのか、自殺した男を巡り色々な憶測が飛び交う濃密な会話。いつの間にか事務所内の人間関係を壊すような本音の応酬に変わる。
    貴織の暮らしは同じような日々の繰り返し。家と事務所を満員電車を利用して往復するだけの何の変化もない暮らしが続く。そんな中、淡い愛情を持ったことで平凡な日々が大きく変わっていく不気味さ。好意から愛情へ変わる感情、相手のことをもっと知りたいと男の生活を観察したことから生まれた悲喜劇のようだ。彼女が行った行為が事務所内に波紋を起こし悪口・誹謗・中傷の言い合い、さらに独話が…。どこの会社、組織でもありそうな心底の吐露。登場人物のキャラクターはその典型的な人物像を表現しているようだ。また人の立場・役割の延長上に苛めを受容することで自己防衛する、そんな本能があるという深層心理が興味深い。

    映画「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)では、タイトルにある中心人物は登場しないが、本公演でも自殺した榎本は登場しない。しかし話の中心には彼がおり、事務所員の言動によって彼が形成される。その観せ方は観客に人物像をイメージさせ、生きていた頃の事務所の雰囲気の再現を想像させるという巧みさ。人の暮らしを思わせる一方、デザイン事務所というクリエイティブな空間には日常の生活感というニオイを感じさせない。舞台は一方向からの観せ方であるが、物語の広がりは観客にイメージさせるという懐の深いものになっている。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    日常が非日常を内包しているという観念的な作品でした。
    登場人物達は内面の想いを台詞として会話しているような感じを受けました。
    カッターを使う事自体の精神的な動機には全く触れていませんが、ラストシーンがそれを表現している積もりなのでしょう。
    事件はあくまで材料であって、人の内面を描くことに従事した作品です。
    無理矢理な感じも受けてしまいますが、それは今後の脚本の進歩に期待したいと思います。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/05/12 (土) 11:30

    価格2,000円

    最寄りの中野坂上駅から場所は遠いが、演者と客席は近い東中野のRAFT。
    今回のシアターノーチラスも濃密な謎解き会話劇であっという間の85分でした。
    過去の作品同様、部屋に残った人の組み合わせで会話が変化し、
    人間の持つ心の闇の部分が露わになって行く。
    万人受けする作品では無いかもしれませんが、好きな人は病みつきになる。
    そんな唯一無二の劇団として、これからも素晴らしい作品を見せ続けて欲しいです。

  • 満足度★★★★★

    小説の1ページをめくるように時間が経つにつれ登場人物の裏面が少しづつ見え初めの印象と終わりの印象がかなり違く感じられて面白かった。
    狭い空間だからこそカッターのカチカチ音が身近に感じ怖く感じた。

  • 満足度★★★

    スカートを切られるという事件から、デザイン事務所の人間関係や、隠された姿が浮き彫りにされていき、怖さを感じました。職場の人間関係って、こんなものだよなぁというリアル感がありました。小さな箱だったので、役者さんとの距離が近く、自分も、その場にいる気持ちになるような舞台でした。

  • 満足度★★★

    会話劇で進むミステリーという感じで、それぞれの関係性が会話だけでなく、退室したり扉の閉めかたなどの些細な行動からも現れていて、リアルだなと思いました。
    だんだんと疑惑が生まれ、だんだんと謎が解き明かされていく面白さがありましたが、最後まであまりスッキリしない感じで終わって、ちょっと消化不良だけれど、その余韻もまた良いなと思える作品でした。

    ネタバレBOX

    事件を自作してまで火種になった彼女の真意がいろいろ解釈できそうだなと思いました。彼が隠蔽していた秘密を独り占めしたい気持ちから真犯人が別にいることを匂わせたのか、彼の罪を浄化したいのか、人から悪意をもって関わられた経験を良いものとして捉えて自己を守ってきた彼女の複雑な心境が出ていたと思いました。
    夢を語る役の女性が華やかではなく、ただの空想として呆れられているというのも他作品ではあまりみないけど、現実にはいるよなぁと思わせてくれました。
  • 鑑賞日2018/05/10 (木) 19:30

    価格2,000円

    初日を観劇。
    その為か、硬さの見られた芝居であった。
    役者の個性は際立っているので、それを無理なくリアリティに結び付けられたらもっと良かったと思う。

    ネタバレBOX

    説明的なセリフが多く、そのためリアリティが減少しているように見えるのが惜しい。
    それにしてもRAFTはもう少し椅子があれば・・・箱馬では、なかなか辛い
  • 満足度★★★★★

     いつも通り丁寧な作り。(追記2018.5.13 01:18)

    ネタバレBOX

     街場のデザイン事務所、代表を含めて社員は8名(2週間前迄)だったが、うち1名は2週間前に自死。現在は7名で仕事を回している。だが、自殺したのは、最もセンスが良く、仕事の出来も良く、クライアントからの信用も厚い上に同僚からも爽やかな奴と見られていた社員(榎本)だったので、彼の死後、会社全体が何やらぎくしゃくしているのも事実である。彼の自殺の原因は、この所、皆の使う電車の車内で女性のスカートが何者かによって切られるという犯罪が起こっており、警察がこの事務所にも捜査に来、その際最も長時間警察から尋問を受けていたのが原因で、彼がその犯人だと疑われたことであった。
     だが、彼の死から2週間後の今朝、出勤して来た女子社員のスカートが切られていた。ということは、自殺した榎本はシロだったということではないか? この疑義が、では真犯人は誰か? との問いを各自に促した。一番仕事ができた榎本が亡くなり、他のメンバーでは彼の埋め合わせができない中で、仕事上のストレスと疑心暗鬼が、都市生活者のアイデンティティーの脆さと人間関係の浅さを詳らかにしてゆく。根底にしっかりした信頼関係が無い都会人の上っ面だけの信頼やスマートな人間関係はあっという間に崩れ落ち、瞬く間に現れたのは、猜疑心、妬み、コンプレックス、自己否定、空虚等のマイナス感情であった。疑いは疑いを呼び、互いに消耗戦に入った。
     だが、7名の中にキーマンが居た。そのキーマンは、総ての謎を解く鍵を握っていた。然しその人物は、真相を警察に話そうとは思っていないし話さないだろう。キーマンがキーマンたり得るのは、その人物が榎本のことをいつも見ていたからであり、彼が自殺した時にも彼と話していた。
     一方、社内コンペの対象にすらならない作品ばかりを創っている社員は、クライアントと自分達デザイナーの現実的社会関係を理解できておらず、自らのファンタジーを社に持ち込んで作業に従事しており、その傾向は今後も変わる気配を見せない。そんな彼女のデザインした、子供向けツールの中には、たくさんのカッターが入っていた。(幕)

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