Yellow Fever 公演情報 Yellow Fever」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★

    オールド・テイストと言うのか、重厚な感じ。

    そもそも観客の対象年齢を高めに設定しているのか、
    そこにブレは無かったのでそういう世界なんだと楽しめはしました。
    「お酒と言えばバーボン」「タバコは葉巻」…みたいなね(イメージ)

    ナルホド、刑事コロンボのオマージュだったりするのか、
    作品とニュアンスは知っているものの、世代では無いので雰囲気だけでしたが、
    その辺りも徹底はしていた印象でした。

    こういう作品があっても良い、と思える作品でした。
    大笑いが出来る訳じゃないけど、こういうのに特化して作れる団体があるのは、
    決して悪い事じゃないと思いました。

  • 秘密結社のメンバーがカトリック式に十字を切っていたけど、アイルランド系ですかあ?
    マッケンジーなんていかにもアイリッシュの苗字っぽいけど。

    作者のシオミさんがトークをしている回があったらしいけど、機会があったら聞きたいところでした。
    それは、原作にもこの場面があるのか?それとも演出家が勝手に加えたのか?
    というのも、この手のレイシスト集団はかつてもっぱらWASPが行っていたのだけど、この時代にはアイリッシュ系もWASPも一緒に東洋系排斥を行っていたのかを。
    アイルランドはかつてイングランドに弾圧、差別されてきた歴史がある。
    新大陸で今度は嘗て弾圧されてきたイングランド人と手を取り合って新しい差別を行ったということだろうか?

    もしかして演出家はそういう多層的な意味をこめてカトリック式に十字を切らせたのか?
    ルー大柴みたいなロースィーを見る限りでは、とてもそうは思えないけど。

  • 満足度★★★

    探偵もののサスペンス劇。
    力の入った美術セットでクラシックなテイストと躍動感を感じられる。
    野暮ったくもウイットにとんだハードボイルドなはずなのに
    何だろう語彙が多いのか、カッコいい台詞が上滑り。
    もっとスタイリッシュな台詞で見せてくれると良かったかも(ちょっと贅沢か?)
    けっこう面白い役者さんが揃って見ごたえあるものの
    台詞のテンポが自分に合わなかったのか間延びして見える。
    内容が面白かっただけにちょっと残念。

  • 満足度★★★★

    サスペンス感あり、コメディーあり、楽しめました。
    そして、人種的差別という問題提起もあり、時代背景や考えさせられる事もありました。役者さんの演技は達者でしたが、アクションは動きが遅く、スローモーションのようでした。煙草を吸う場面が多く、煙草が苦手な人は前列は厳しいと思ったので、開演前に何らかの注意があっても良いかと思いました(私は前列ではなかったですが、煙草の匂いと煙が嫌でした)

  • 満足度★★★★

    さすがの安定感。安心して観劇することが出来ました。ストーリーもわかりやすく,考えすぎたり悩むこともなく,純粋に芝居,演技を楽しんで観ていました。この路線,落ち着きます。次回作にも期待です。

  • 満足度★★★★

    まるでテレビドラマを生で見ているような感じした。セットもよかったですし場面展開も見事だったと思います。
    お約束の展開もありましたが、役者さんの演技も素晴らしく、私はとても良いと思いました。
    本劇団は、今回初めて鑑賞しましたが、次回作も期待です。
    最終への下りが少し急いだ感じがあったような気がしますが、時間的にはちょうどよかったと思います。

  • 満足度★★★

    役者の声の調子に注文です。
    よくトレーニングされていますが、会場の規模と合っていません。
    友人の弁護士役と日系警官のお二方。
    声の張りをもっとコントロールすべきです。
    他にも全体的にがなり立てるトーンが多く、鬱陶しい印象が募りました。
    これは、演出の責任でしょう。
    もっと台詞に含まれる感情を《伝える》という意識を持って演じるべきです。若い、稚拙な印象が先に立つのは、本作には適しません。
    サスペンスであり、社会風刺である作品は特に《伝える》事を優先すべきでしょう。

    蛇足ですが、至近距離で357口径で撃たれたら、少なくても腕は吹っ飛びますよ。
    そんな事も勉強してください。

  • 満足度★★★★

    高齢者向け、まったりといった表現が見受けられるが、これはこれでよいだろう。
    テンポの良い小劇場演劇を観慣れた身には、たしかにゆったりであるが、客席を見渡せば、それも納得できる(その中に自分も入っているのだが)。
    しかし、内容はとても面白く、よく作られている。
    その時代の空気感を、セットと音楽がよく表して、サム・シカゼ以下、俳優たちも好演。

    ネタバレBOX

    しかし残念ながら、全員が手練れの俳優ではないようで、いい役の割に演技の浅さを感じる人もいた。
    そしてぜひ言いたいのは、いくらまったりでもいいが、アクションシーンはスピディーにやって頂きたい。
    なんとも様にならないアクションに、何度か現実に引き戻された。
  • 満足度★★★★

    本公演、政治的に解決できない結末ではないが、その背景には当時のことばかりではなく、現代においても根深い課題であろう。
    物語が感覚的に楽しめるのは、舞台美術の丁寧な造りだからである。
    (上演時間1時間45分)

    ネタバレBOX

    全体的に立体感のある造作で、上手側に飲食店内のカウンターやBoxシート、やや下手側少し高くした探偵事務所内の机・本棚、このメイン舞台を囲むように舞台と客席の間のスペースを街路に見立てる。スラム街を思わせるようなドラム缶、木箱が置かれている。

    梗概…時は1973年3月7日から3月15日は場所はカナダ・バンクーバーのダウンタウン。そこで日系二世のサム・シカゼは私立探偵を行っている。ある日、食堂で帽子の中に、何者かによって命を狙うという脅迫文が入れられた。同じく友人の中国系カナダ人弁護士のチャックから日系カナダ人の祭り「桜まつり」で「桜の女王」に選ばれた日系人クドーの娘が誘拐された事を知らされる。サムは脅迫文と誘拐事件の捜査を開始するが、徐々に驚愕の事実が明らかになっていく。その脅迫文…”迷い満月の夜”というシェイクスピアの一節が記されているという謎(怪)文が…。

    「Yellow Fever -黄熱病」は、人種差別の象徴として”黄色”人種を指す。移民は第二次世界大戦時は彼の地で辛苦(日系人の退去、強制収容所への収監等)を味わった。それが戦後も続き”欧”熱病という西欧至上主義_西欧文明防衛隊なる組織が絡んでくる。表層的にはハードボイルドサスペンス劇としての娯楽性、一方当時の世相を切り取った社会派劇という深みも観せる。劇中では人種差別がクローズアップされるが、エリート、労働者という階層差別、その他色々なアイデンティティを持った人々を捉えた広がりがある。その多くの人によって街が形成されていることを示唆している。その象徴が食堂_生の象徴である食事処かもしれない。何しろメニューにお茶漬け、月見うどん等が見える。

    演出は硬質になったり、コミカルになったり硬軟自在に操り、物語に引き込まれる。先の人種差別の問題は物語の面白さの中に垣間見せるが、その問題を先鋭化して取り上げていない。むしろ直接的な糾弾よりは効果的・印象的な観せ方にしている。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    ‪昨晩のソワレを観劇。‬‪誘拐事件に挑む私立探偵の奮闘を描いた明快なストーリーでとても面白かったです!コメディタッチな作風ながら、日系人の受難の時代を知るにも良い機会。どこか懐かしさを感じさせるレトロな舞台セットも好みでした。‬
    ‪25日まで日暮里d-倉庫にて!‬

  • 満足度★★★★

    演劇は作品の出来とは関係なしに、好き嫌いがあります。『刑事コロンボ』のパロディというのは、やはり古い。興味を持つのは、やはりお年寄りでしょう。サスペンス。エンタテインメント性はあるのですが、どんでん返しが起こる山場の場面で、リアリティが無いようにの思えたのは私だけでしょうか。

  • 満足度★★★★

    貴重な高齢者向けエンターテインメント。
    シリアスな戦争ものでなくこういうのをどんどんやってほしい。
    まあこれも戦争が背景にあるのだが、表看板はあくまでハードボイルドである。

    おおむね満足なのだが、コートだけは別のものに替えてほしい。
    1サイズ大きなコート、ジャケットは冴えない感じを出すためなのだろうが、ちょっとやりすぎで最初の登場シーンでは子供が大人の服を着たようでがっかりした。

    追記:開演直前の曲の名前が思い出せないでいたのだが
    アルバート・ハモンド「落ち葉のコンチェルト 」
    だと丸二日たって突然閃いた。内容には関係ないけどターゲットの世代が分かる。

  • ルー大柴みたいなのが一人いたぞ。

  • 満足度★★★★

     英語のタイトルからは黄熱病という病がその最初の意味となるのであろうが、自分がこのタイトルから最初に想像したのはpéril jauneである。

    ネタバレBOX

    黄禍と普通訳される言葉である。主として欧米で使われた言葉であり、東洋系の人々の人口増加率が欧米人よりも高いとして、自分達の領土や仕事が東洋系に乗っ取られると危惧する概念である。無論差別用語、黄色人種排斥論である。で、作品を拝見して自分の直観通りであったことを確認した。
     舞台は、かつて日本人集落があったカナダのある都市。主人公のサムは、私立探偵。腕っこきだが、反権力・反権威の一匹狼。2世である。事件の時代設定は1970年代初頭。
    (だが移民の苦労や、サムのキャラクターをより深く理解させる為、物語の中で作用する東洋系への差別を具体的な事例を挙げて観客に理解させる為の手法として、アメリカのみならずカナダでも太平洋戦争が始まると日本系は、スパイ行為を働くのではないかとの懸念からカナダの太平洋側を強制的に追い出され、山奥の収容所に入れられた話が枕として用いられているのである。敗戦後も4年間元の棲家に戻ることが認められず、それが認められた時には、既に総ての財産が競売に掛けられ白人の手に亘っていた。その関係で元住民であった日系人の多くが旧棲家を去った。)
    結果物語の時代に、この地に住んで居る旧住民は少ない。こんな事情を肌身で知っているサムだからこそ、草莽という立場でこの地に住み続け、殆ど儲からない難事件を解決し続けることで、信用を得、住民や依頼者からの人気は抜群であった。
     さて、問題の事件である。この地域の名家の娘が桜祭りのコンテストで優勝したが、その直後失踪してしまった。誘拐されたようだが、手掛かりは殆ど皆無である。彼女の父から捜査依頼が入った。丁度そんな時、サムへの脅迫状が、気に入っている帽子から見付かった。文言はシェイクスピアからの引用である。
     サムは、取材に来た新米新聞記者・ナンシー、相棒同然で優秀な弁護士・チャンらと共闘して事件の解明に挑むが、péril jauneをベースとした白人の差別意識が、彼らの行く手を阻む。サスペンス要素を含むので後は観てのお楽しみ。
  • 満足度★★★★

    ジャズピアノの調べがさり気なく効果音となり、まるでオールドムービーを観ているかの様。

    もはや現代においては絶滅してしまったのではないかと思える程 武骨で硬派な私立探偵。
    その彼にしっかり食いついてくる女性記者は、まさにオヤジキラー。
    じっくり煮込まれた台詞回しと所作のカッコよさ、東洋系移民が中心の物語という事もあり、翻訳モノながらしっくりきて、ハードボイルドの世界観もハマっていました。

    カナダ西海岸において日系人達の寄り添う街が「スラム街」として扱われていた時代があったのは非常に哀しい歴史ですが、それはもう昔の事・・・いや、ごく最近聞いた政治発言と同じニュアンスが作中でも語られていたので気味悪い感じがします。

    「う~んマンダム。」を真似されていた年代の方には直球なのではと思われる公演。

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