二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!> 公演情報 二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中!>」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.9
1-20件 / 160件中
  • 満足度★★★★

    久代さんは二度目の殺陣劇で更に進化しててかっこよかったです。谷川さんも初めての殺陣でまだ少しぎこちなさはあったものの、その感じが活かされたお二人の戦いシーンに上手くなってたと思います。
    水の演出は本当に個人的に好みでした。
    出来るなら大阪での上映会をしていただけるのを心待ちにしています。

  • 満足度★★★★★

    剣を交える2人の巴と子を思うそれぞれの父、水神や暗躍する者達に翻弄されながらも、失われたものは大きいが、大切なものを取り戻した後の笑顔は涙しました。

  • 満足度★★★★

    始まって少ししてからのタイトルのシーンでお〜そんな見せ方が
    もう後はガン見です、引きずり込まれる素敵な世界
    五彩の神楽とは全く違う世界がそこに広がってました
    やはり音と光と今回はもう一つの重要なアイテムが素敵な世界を作り出す


    今回の分さんこと西分綾香さんの大弓使い今回めっちゃツボでした
    出てきてあの動きでもう分さんに釘付け
    なんとなく本人も好きな感じなんでは?って思った今回の役
    ここのところの雰囲気とは別物、素敵な女優さん

    オープニングでいきなり生き埋めにされる女は柏木明日香ちゃん
    今回いったいいくつの役をやってるんだろう?
    素敵な笑顔の裏側には筋肉痛との格闘があるのかもしれない
    少しミスを悔やんでた感じやけど、ほんと素敵な世界観を作り出してた

  • 満足度★★★★★

    殺陣舞台芸術の金字塔。

    ただただ圧巻です!CGがCGでCGなんです!
    音と光と陰が演者さんに融合してます!
    そして、舞台でありながら、劇画であり映画なんです!
    各演者さんの表情も豊かで、殺陣も半端ない!
    セリフがないのに心の声が聞こえて来ます!
    主役の久代梨奈さんと谷川愛梨さんも素晴らしかったです。
    映像化できなかったのが、本当に残念です。

  • 満足度★★★★★

    殺陣舞台の金字塔。
    ただただ圧巻です!CGがCGでCGなんです!
    音と光と陰が演者さんに融合してます!
    そして、舞台でありながら、劇画であり映画なんです!
    各演者さんの表情も豊かで、殺陣も半端ない!
    セリフがないのに心の声が聞こえて来ます!
    主役の久代梨奈さんと谷川愛梨さんも素晴らしかったです。
    映像化できなかったのが、本当に残念です。

    ネタバレBOX

    殺陣舞台の金字塔。
    ただただ圧巻です!CGがCGでCGなんです!
    音と光と陰が演者さんに融合してます!
    そして、舞台でありながら、劇画であり映画なんです!
    各演者さんの表情も豊かで、殺陣も半端ない!
    セリフがないのに心の声が聞こえて来ます!
    主役の久代梨奈さんと谷川愛梨さんも素晴らしかったです!
    映像化できなかったのが、本当に残念です。
  • 満足度★★★★★

    ほんとかっこよかったです!!最高でした!!映像化できないのが残念すぎます。

  • 満足度★★★★★

    とにかく
    二人のトモエちゃんが
    素晴らしい殺陣をしてました。

    ノンバーバルでの舞台は
    やっぱり考えさせられて楽しいです!

    再演を希望します!

  • ノンバーバル芝居というものに初めて触れました。
    セリフがないのに感情がつぶさに伝わってきて、思わず涙がこぼれるシーンもありました。
    舞台芸術が素晴らしく、水の表現が新鮮でした。

  • 満足度★★★

    エンターテイメントとして面白く見た。布を使った水の表現や人力で矢を飛ばす演出も、一歩間違えばチープになりかねないところをカッコよく見せていて◎。少年マンガ的な敵キャラや武器、必殺技(?)も楽しい。
    一方、物語には疑問を感じるところも多い。言葉なしでやるのであればもっとシンプルな筋でもよかったのではないだろうか(そもそも言葉なしでやる必要性もよくわからないのだが……)。特に疑問なのがラスト。

    ネタバレBOX

    争いを止めるためとは言え、トモエに主(=トモエの父)を殺させるというのはあまりにともえとともえの父の都合でしかない、トモエの気持ちを考えていない解決ではないだろうか。トモエからして見ればともえ父娘が揃ってトモエを騙して父を殺させている(いやその前に一度死んではいるのだけど)わけで、万が一トモエが真相を知ったら新たな復讐劇がはじまってしまうのでは、と余計な心配をしてしまった。
  • 満足度★★★★

     作・演出・殺陣・出演の竹村晋太朗さんによる前説で少しばかりの設定解説はあったものの、「劇中に台詞は一切無し!wordless殺陣芝居!」という宣伝文句に偽りのない娯楽大作でした。NMB48という女性アイドルグループの2人(久代梨奈、谷川愛梨)が主演ですが、“アイドルとそのファン向けの舞台”にはなっておらず、幅広い客層に届く内容で大変楽しませていただきました。

     終演後の物販はやはり長蛇の列。商品も充実していて、劇団員らののぼりで装飾されたロビーは艶やかでした。

    ネタバレBOX

     主(岡村圭輔)とその姫君トモヱ(谷川愛梨)、農夫(竹村晋太朗)とその娘ともえ(久代梨奈)という2組の父娘をめぐる物語です。
     渇水が続く村では主の命により、人柱として若い女性が生き埋めにされています。トモヱとともえの身代わりになって農夫が人柱になり、2人は生き延びますが、ともえは父を見捨てた主を許せません。彼女は水神(赤星マサノリ)の剣を手に入れ、剣の達人になり主と対峙します。

     一方、都の宰相である久沓(大熊隆太郎)は、大剣を使う我斜(小林嵩平)と弓を操る戸笈眼(西分綾香)を部下に従えて、国を乗っ取ろうと奸計をめぐらしています。次から次に強敵を上回る強敵が登場し、必殺技を超える技が繰り出される展開は、まるで人気少年漫画やロールプレイングゲームのようにサービス満点でした。

     舞台を横切る太鼓橋とその両端に続く上下(かみしも)の階段がある舞台装置で、アンサンブルの俳優たちが半透明の大きなビニールを使って水の動きを表現します。ビニールは場面転換や時間の経過を表すのにも適していました。

     CGゲームのキャラクターのようなヘアメイクと衣装が贅沢で、武器などの小道具も凝っています。ムービング照明が派手で良かったです。音響は客席の椅子にビリビリと振動が伝わるほどの大音量で、情感たっぷりの音楽がハードロック調に切り替わるのが鮮やか。音楽で物語の背景や意味を補完するのは、少々やりすぎかなと思うところはありました。

     我斜が大ナタを振るって二刀流になったり、戸笈眼が一度に5本の矢を放ったり、戦法がグレードアップするのが楽しい!久沓は実は呪術使いで、人々を意のままに操り、死んだ者たちがゾンビになって蘇るのもまた楽しい!

     水神は人間の体に乗り移って可視化され、地上に現れます。ともえの死んだ父も同様に、誰かの体に乗り移って登場するのですが、演じる俳優の動きがシンクロすることで、それがわかる仕掛けになっています。矢の動きを手で表すというアナログな見せ方も素晴らしく、ファイト・コレオグラファーとしての竹本さんの力量は色んな場面、公演で発揮してもらいたいと思いました。

     ラストで父娘が闘う意味がわからなかったこともあり、終盤の10分間ほどはカットしてもよかったんじゃないかと思いました。パフォーマンスで見せる公演は腹八分目がいい塩梅ではないかと、個人的には思います。

     ともえ役の久代梨奈さんは動きがとても俊敏で、たとえば一瞬だけ首を後ろに引いて敵の攻撃をかわす仕草に魅せられました。ヒロインとしての華もありドキドキさせられました。
     我斜役の小林嵩平さんはただ立っているだけで強そうでしたし、刀裁きからは風の音が聞こえるようでした。
  • 満足度★★★★★

    2か月も経ってからの書込みですみません;;

    ワードレス殺陣芝居と銘打っての初作品
    実質の壱劇屋・ノンバーバル殺陣芝居【猩獣】、【独鬼】、
    【五彩の神楽】の5作品という7作品を見てきて、8作品目の【二ツ巴】

    ここへ来て、アイドルさんが主演…どうなることかとも思ったり、
    昨年9月~12月に掛けての連続公演【五彩の神楽】並の作品は
    なかなか出来ないと思っていたのですが、予想の遥か斜め上の方向から
    分かりやすい作品作りをされていて、また配役も絶妙で!

    宣伝では2組の父と娘の物語ですが、実際はもう1組切ないまでも
    娘の命を人柱として奪われた父親の悲哀が…
    冒頭からの橋の下での出来事に”人柱に取られたんだ…!”と気づいた瞬間の
    あの苦しさ、民衆の声なき声が…痛くて痛くて。

    誰も納得づくの思いでもなく、そう縋るしかないという民衆心理。
    過去知識や情報が無かった時代にはこういう無為で残酷な仕組みがあったのだと
    知識や他の作品で見知っていたけども、言葉が無い分、村人の個々の表情の違いに
    目が行き、胸を打たれました。。
    先の五か月があった為、アクションモブの動きのキレも見せ方もより
    パワーアップしてて、見ごたえがありました!!

    大熊さんの久沓といい、水表現の為に衣装替えして出てきた時の動きの美しさ!!
    本当に何度も見たくなる!!

    そして、久代さんの女性らしい凛とした中にある力強さ、
    谷川さんの少女らしい無垢感が二人の娘の対比になっていて良かったです。

    竹村さんが脇に徹してたのがちょっと寂しい気もしましたが、
    役柄的にそういうところもしっかり生かして作られる姿勢も好ましい。

    独鬼2018版も再演という枠に嵌りきらなさそうで楽しみです!!

  • 満足度★★★★★

    2ヶ月が経とうとしていますが、いまさらながら口コミを書きます。
    2ヶ月経って、壱劇屋さんの作品がまた目前に迫ってきても、未だ思い出しては震えるので書きます。
    表情やしぐさ、それが見えないこと、剣の振るい方、振るわないこと…一挙一動が物語を伝えるために丁寧に紡がれるワードレス殺陣芝居。もちろん、セリフがないぶんセリフがあるものに比べて受け手による部分も多く、そこは限界も一定あると思うのですが、それでも、それを補ってあまりある熱量、仕掛け、挑戦、etc...何をとっても素晴らしかったです。

    まがりなりにも観劇が好きなので、「自分の好きな視点を見つけられる」「目の前の熱を肌で感じられる」「演劇にしかない立体感、生」という演劇自体の特性や良い所は知っているつもりでしたが、それでも、水や群衆など、生ゆえの、その時にしかない風、光の反射、布やビニールの捉えきれないなびき、髪の乱れまでもが、自然で、生きていて、しかし「表現」をするための技法でもあるのだと改めてこの公演で感じました。もちろん映像ならどれだけでもド迫力に綺麗に表現できると思います。しかし、劇場という場で観る演劇でこそ得られる「瞬間の尊さ」を感じられました。

    また、NMB48というアイドルグループメンバーを主演に置きつつ、そのメンバーお二人の元ある魅力+「できるもう一歩、二歩先」の殺陣・お芝居を見せてくださることで、その一生懸命さ・挑戦する姿がお芝居にも溢れてきてお二人をより魅力的に見せてくださったように思います。
    アクションモブについても、五彩の神楽から引き続きのいわゆるアクションや効果動作のプロのさらなる進化と、二ツ巴から参戦メンバーもそのレベルに到達している完成度、人の成長の仕組みがあるんだなあ、と土台の強さを感じました。

    五彩の神楽の時のようなPVが流れることはありませんでしたが、そのぶん竹村さんが少し笑いも交えながら世界観や人物の紹介をしてくださることで、twitterやパンフの事前情報がなくても入り込みやすい心配りがあったり、その解説が終わったあとに響く水音が良い緊張感を劇場にもたらしてくれたり、終演後も衣装のままキャストさんが出てきてくださっていたり、世界観をきちんと構築しながらも身近にお芝居をつくるひとを感じられる取り組みも素晴らしかったです。

    正直、五ヶ月連続のお祭りだった五彩の神楽で大分出しきっているのでは…など思うところもあったのですが、全くの杞憂でした。五彩の神楽はもちろん、猩獣や独鬼で積み上げられてきたものも感じ取ることができましたし、混ざったからとて濁ることなく、新しく発色する二ツ巴の色として馴染んでいました。見くびっていた己を心の中で叱咤しました。

    悔しくも6回公演、映像化無しとのことで見られる人が限られているのがもったいないなと思っています。劇場に来れない人のために映像化も要望し続けたいなあと思いますし、もちろん体験して欲しいので再演も要望したいです。
    シリーズとしての楽しさとはまた違った、一本にぎゅっと詰まった魅力は勧めやすさもあるので、何らかの形で再び二ツ巴に出会える機会があればと強く願う、そんな作品です。

  • 満足度★★★

    台詞なしで、役者の演技と殺陣で物語を見せていく構成に驚きました。キレのあるアクションシーン、くっきりとした輪郭のキャラクターたち、そこに親子のつながりといった普遍的なテーマを絡め、盛りだくさんの内容は満足度が高く、創意工夫のあとが見えました。複雑な手で考えられた殺陣も面白い。ただ動きがなく表情だけで見せる場面は時に再現ドラマのように見えることがあり、演劇/生のパフォーマンスを観る感覚から離れる瞬間があり、課題を感じました。NMB48の久代梨奈さんの動きが素晴らしく、アイドルのポテンシャルを再確認。ゲスト赤星マサノリさんの身体能力も堪能しました。あ・うんの呼吸の見事なアフタートーク、商売魂みなぎる物販まで、観客を楽しませることに徹した劇団力は特筆物です。

  • 満足度★★★

    「ノンバーバル(ワードレス)でもここまでできるのか!」と「やっぱり限界があるなぁ」と、両極の感想を同時に感じた観劇でした。言葉がなくても基本的なストーリーは無理なく理解できる一方、人間関係が入り乱れ、さらに殺陣に突入すると、正直その一太刀ひと太刀の背景、理由が読み切れなくなってしまいました。殺陣が軸になる芝居なので、息もつかせぬアクションの一方で、よりドラマのある一太刀もみせてもらえると印象が深まったのではないかと思います。また、もし、それが台詞なしで可能になるとしたら……それは大変な発明にもなりうるのではないでしょうか。

    もちろん、エンターテインメント性と表現力を持った身体(俳優)が次々と登場する展開は鮮やかで爽快感がありました。アンサンブルキャストによる水の表現なども(アンサンブルは終始同じ格好なので、敵味方を始めとする役割の変化が分かりづらい面もあったのですが)面白く拝見しました。

    人力で、汗を書いて表現する、直球のエンターテインメントに挑んでいると感じました。







    ネタバレBOX

    舞台をよく知るベテラン勢の中、NMB48のお二人も健闘されていたと思います。特に久代梨奈さんは身のこなしがよく、軽すぎない、骨太の存在感を見せてくれました。また、谷川愛梨さんも華奢ながら芯の強さを見せる演技ができていたのではないでしょうか。
    ひとつだけ、注文があるとすれば、不慣れな殺陣では、ともすれば手数に追われ、顔がうつむきがちになる気がします。お嬢様的な役柄の谷川さんのロングのヘアスタイルは、久代さんとの対比という意味でもよかったと思いますが、もう少し顔を見せる工夫もあるとさらに素敵だったのではないかと感じています。
  • 満足度★★★★★

    舞台の使い方が非常に面白かったです。
    様々な場所で物語が動いていて、
    本当に、
    目が足りない…
    マルチアングルに…
    と思う場面が多々ありました。
    色々な角度から見るのも楽しそうな印象です。

    再演されたら是非とも行きたい、
    そう思える公演でした。

  • 満足度★★★★

    個人的には台詞有の方が好みですが、Wordlessでも十分エンタメでした。

    NMBのお二人 久代梨奈さんは憫笑姫に続き2度目、
    谷川愛梨さんは初めての殺陣との事ですが、
    なかなか様になって格好良かったです。

    竹村さんの性格の良さが滲み出る舞台挨拶も大好きです。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/04/08 (日) 17:00

    座席1階K列9番

    価格4,000円

    主演 久代梨奈さんの凛とした姿・殺陣の力強さ、そして谷川愛梨さんの儚い姫の綺麗さの演技に、魅せられましたよ!
    ただ最後尾だったのでもっと前方の席で観たかったです。

  • 満足度★★★★★

    物語の展開、舞台上の建造物、照明、BGM、そしてこの舞台の要である殺陣、etc...
    舞台を構成するどれも、筆舌に尽くしがたいほどの素晴らしさでした。
    ただ戦うのではなく、それぞれ何らかの思いを背負って戦っている事が分かります。
    殺陣の1つ1つに、全く異なる思いが込められていて、感情が激しく揺さぶられました。

    主演の久代梨奈さんは、「憫笑姫」のときと比べて、表現も殺陣も段違いでした。
    谷川愛梨さんも、初めて殺陣をしたようには思えない、カッコいい動きでした。
    両名の、アイドルの活動では見られない面を見られました。

    ネタバレBOX

    「水」がなければ生きていく事はできない。
    そんな水は、この物語では民衆の思いとは無関係に、水の神の気まぐれによってのみ
    流れる川、雨、そして剣など、多様に姿を変えてもたらされる。
    神に対する信仰心は無いに等しいが、それでも水が欲しいがために
    あの手この手で水を得ようと試みる民衆たち。
    その中には、健気に水の神を崇める親子がいて・・・。
  • 満足度★★★★★

    今回 子供達には内容が難しいと思い観劇はしなかったのですが
    もし再演したら観劇させてあげたいと思った作品でした

  • 満足度★★★★★

    この「二ツ巴」は諸般の都合でDVD化されなかったが、もう一度観たいし、ぜひ多くの人に見てもらいたい作品である。「猩獣」以外の壱劇屋の殺陣芝居7作を生で観てきた上で、心から再演を願っている。なのでCoRich舞台芸術まつり!グランプリの審査を意識して、コメントしようと思う。

    「脚本」
    台詞はなくとも物語が伝わるからWordless×殺陣芝居はパフォーマンスではなく、演劇である。
    作・演の竹村は、人の弱さや醜さからも目を背けず、それでも人を信じて物語を紡ぐ。殺陣をみせるのだけが目的ではない。
    台詞がない分、想像の余地が広がり、観客の数だけ物語が生まれる。販売されている脚本を読んでもう一度観たとしても、受け取り方はひとりひとり微妙に違う。
    観劇後に私の印象に一番強く残ったのは、ラストのそれでも生活を続けていくヒロインたちの笑顔と、それを見守る父の慈愛の表情だった。

    また、この新しい切り口の演劇は、言葉の壁が無いので世界に発信しやすい。2年後の東京オリンピックの時期に再演して、海外の人の注目を集め、2013グランプリの「木ノ下歌舞伎」のようにパリ公演とかできたら、と夢見てしまう。

    「演出」
    迫力のある殺陣がもちろん、Wordless×殺陣芝居の最大の魅力だ。ダンスの様なきれいな殺陣ではなく、登場人物ごとに必然性のある動きや殺陣筋が感じられる。アイドルのヒロイン2名ともよくがんばっていたが、特に殺陣芝居2回目の久代梨奈の、初めて剣を手にした時の剣に操られるような動きには、目を奪われた。

    人力CGや4Dと呼ばれた「水、川」や「矢」の表現は、生の演劇ならではの演出である。
    今までも布を効果的に使った演出があったが、プロジェクションマッピングではなくビニールと照明で、こんな幻想的な「水、川」が表現できるとは、驚いた。「矢」が曲がりくねって飛ぶ場面も、エンターテインメントではあるが、生の演劇でしかできない表現である。
    この人力CG・4Dは、ヒロイン2名と水神以外の全員が取り組んだ成果である。

    「出演者」
    演技賞に悪役の久沓をオススメする!
    パントマイマーでもある主宰の大熊隆太郎の持ち味を、余すところなく生かした役どころで、操っている時の顔と手は怖いほどだった。

    そしてアクションモブの成長にもふれておきたい。昨年8~12月の「五彩の神楽」を観てきたから、その切られっぷりとハケ方の上達がよく分かる。帽子や剣や農具といった最小限の小道具で、くるりと回って表情から動作まで兵士から農民に早変わりする。ビニールや矢で人力CGもやってのける。本当はこの影の立役者たちにも、演技賞をあげたいくらいだ。

    「その他のおすすめポイント」
    SNSを多用したPR体制、ファンを巻き込むイベントの数々を始め、小道具や衣装(二ツ巴は壱劇屋の安達ではなく植田昇明だが)や音響照明も、しっかりした路線を持っている。

    今後も地方、関西から演劇を発信し続けようとしているところも、応援したくなる点である。

    他ジャンルの客演を通じて演劇ファンの拡大を図ったり、ワークショップやアクションモブなどで若手の育成をしているところも好感がもてる。

    6~7月 Wordless×殺陣芝居での初の三都市公演「独鬼(ひとりおに)」では、なんと枚数限定ながら高校生以下無料の試みに踏み切っている。これも話題性を求めているだけではなく、演劇ファンの裾野を広げるチャレンジでもある。

    このコメントが審査員の目に留まって、何らかの参考になれば、幸いである。
    そしてひとりでも多くの人が、こんなに力説するファンがいるなら壱劇屋を観てみようかな~と思ってくれたら、とてもうれしい。

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