もうひとつの風 公演情報 もうひとつの風」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    今更ですが…
    公演終わってずいぶん経ちますし、今更ですが一応。。。
    そして公演終わってますが、ネタバレの方にて記述します。

    ネタバレBOX

    【内容】
    一人の女の一途な想いの為に、妄想をし続ける。
    あの時の風がこんな風に吹いていればと…。

    それでも運命は…一度起こった過去を変えることは出来ない。
    そんな事はわかっていても、希望の妄想は止まらない。

    結末に残っているのは、希望の未来か、絶望の未来か。


    【感想】
    うーん、感動的な物語ではあります。
    観ているうちに、先が読めるといえば読めますが、同じシーンの繰り返しは、面白い演出でした。
    ただ…あまりにも同じ場面の繰り返しで、変化の無いストーリー展開に少し飽きてしまう。
    最初は、何故あぁ~しつこく変わりもしない事に対して何度も無意味に妄想するのか、若干イライラ…っというか小夜子(サヨコ)が好きじゃありませんでした。
    男の夢に足かせをする女って感じでみてました。

    はい、私バカです。
    その裏には、変えられないとはわかっていてもせずにはいられないその心情は押さえられないということに気付けなかった。。。

    それでも、劇中…飽きてしまうほどの繰り返し…そこに彼女(小夜子)の強い想いを表しているというんでしょうが…申し訳ない、飽きちゃいます。

    でも最後はキレイな情景と共にキレイにまとめられています。

    それでも最後までみても、やはり私は小夜子(サヨコ)が好きにはなれませんがwww


    この劇中で、一番興味をそそられたのは、オタク男(井上友昭)役の豊田高史さん。
    見事にキモさを演じてらっしゃいました(笑)
    彼が出るシーンが待ち遠しくて仕方ありませんでしたね。

    若干、ここはこうしたら自分好みだわと思うところはありますが、後半や結末は胸打つ熱い物語でした。
  • 満足度★★★★

    カレーの香りを
    設定されている時代は、私が10歳ぐらいのときの話しなので、なんとなく昔を思い出せるような雰囲気でとてもよかった。ドッと来る笑いはなかったが、客席のあちらこちらからくすくす笑いが聞こえました。どうせなら、同時進行で場内にカレーの香りを漂わせることはできなかったのでしょうか?そうすれば客席の皆がストーリーの一部に参加できたと思うのだが・・・・。帰りにもらったかレールウはその夜、おいしくいただきました。

  • 満足度★★★★

    ゆっくりと
    じんわりと見られる作品だったと思います。
    一人ひとりの役者さんがそれぞれの役を細かく作っているなあと思いました。
    だからこそ、役同士の感情のやり取りがもっとあれば、さらに楽しめたのではないかと思います。
    途中で、なにが事実で、何が想像なのかわからなくなり、少し混乱してしまいました。
    でも、ラストになるにつれてのさよこさんの感情の表現はぐっときました。
    カレーが食べたいですね。

  • 満足度★★★★

    カレーが食べたくなります
    後悔しても終わった事は振り返らない生き方をしたいと思いました。
    最後はさわやかな風が吹いたのではないでしょうか?

  • 満足度★★★★★

    昭和との再会
    この舞台のつくりを観た瞬間から期待し、どっぷりと最後までその世界に浸れたら、結構いい年いっています。この舞台構成、人物、演出etc・・・、庶民の夢が中流階級にいつか入ることだった時の、思い出に残る味わい深いドラマに共通した設定です。牛肉入りのすきやきが、年に一回か二回、ボーナスが入った時にしか食べられない時代のお茶の間のテレビで見てきたドラマの世界そのものです。当時のありふれた場所で、当時の典型的人物が、当時の誰もが持っていた心情を、この演劇は描いています。この作品の全編に、あの時代の「名作の条件」がちりばめられています。年配の方なら懐かしくも、くすぐったくなるような心地良さを感じられるでしょう。しかし、若い方には少しピンとこない世界観かもしれません。個人的な考えでは、若い方が観られるならば、モノクロの名作映画を観に行くつもりで観劇されれば、より面白く感じられるかもしれません。

  • 満足度★★★★

    待つ女
    何が素敵って、この物語には愛があるからだ。。

    児島を好きになった小夜子の人生の物語なのだ。。


    以下はネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX

    どうやら、カレー屋で待ち合わせた初老の男女は昔恋人同士だったようだが、結婚はしていないようだ。。

    小夜子は児島と今でも結婚したいらしく、女の、というか、小夜子の幸せは大好きな児島と結婚して児島と共にある人生らしい。。

    物語は児島の夢である漫画家になる経緯と若いころの二人の両親が営むカレー屋「ムスタール」での出来事から始まる。。

    「もしも、あの時・・・」と小夜子は児島とのやり直しの人生を、何度も何度も、繰り返し結婚という方向にもっていこうとするが、結果はやはり、どんなに、やり直しの設定を変えても児島は漫画家になるように、運命は決められてるようだ。。

    小夜子は何度も落胆しながらも、しつこいくらいにやり直す。。


    もしも、あの時・・・もしも、あの時・・・もしも、あの時・・・・と。


    途中で飽きるくらいもしもは続くが、うめずかずおキャラが出てきたり、オタクキャラが出てきたり、それなりにローラの話題を持ち出したり(苦笑)一部のマニアが喜びそうなキャラを押し出す!(^0^)

    そのつど、物語を巻き戻しする時間の操り方が絶妙なのだ。。
    巻き戻しの場面ではまるでビデオの中の役者が本当に巻き戻されてるように、動く。。動く。。

    シュルシュルシュル~~~っと。


    そのシュルシュルシュルは何度か使われ、非常に上手い演出なのだ。。


    もう1回やって!


    と叫びたかったくらいだ。。



    何故、そんなに何度も小夜子が拘って、もしも、あの時・・・とやり直したかったのか、終盤になって解る。。

    いろんなすれ違いがあったが、20年も待った小夜子は遂に児島と結婚することになるが、結婚前日、児島はやっぱり夢は諦めきれない。と告白し、明日に控えた結婚を破談にしてしまう。。

    小夜子は児島を愛するあまり、児島の申し入れを受ける。。
    「立派な漫画家になって下さい」と。

    謝罪してムスタールを出て行った児島は突然、走ってきた車に接触して命を落としてしまう。。
    小夜子のお腹に忘れ形見を残して・・。



    それから、小夜子は、しつこいくらいに・・・・振り返って、後悔する分岐点に戻れるとしたら?・・・と考えてしまうのだ。。

    あの時・・・あの時・・・もしも・・・


    そうやって、小夜子は今でも夢をあきらめられない男を待ち続ける。

    どうやら、カレー屋で待ち合わせた初老の男は小夜子が想い焦がれるこの世の者ではない男だ。


    物語はきちんと繋がります。

    enjiが得意とするなんとも優しく泣ける本です。。

    客席のあちこちですすり泣きが聞こえてきます。。
    ワタクシも勿論、うるうる(;;)


    なぜ、あんなにしつこく?

    そのしつこさに意味があったのです。

    最後の場面。

    小夜子は息子とカレーを頬張りますが、その背後には小夜子の両親がカレーを仲良く頬張っています。。

    そうやって命は受け継がれていくんですね。。



    美しい最後の場面です。。

    お勧め!

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