三編の様々な結末 公演情報 三編の様々な結末」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    ボリュームたっぷりの朗読劇。満足度は高いが、生演奏が部分的に台詞に被っている箇所があり、肝心の台詞が聞こえにくいねは残念。公演時間が2時間14分は、ちょっと長いかな?

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/10/17 (火) 19:10

    座席1列

    価格2,800円

    東京ストーリーテラーの舞台は、私にとっては日々の生活でふと忘れかけている大切なコト、大切なヒトを思いださせてくれる時間になることが多いです。
    それを押し付けがましくなく、丁寧な物語と演出と役者さんの体現で教えてくれます。そんな時間を過ごせる大切な時間です。
    今回の3作品。どれも正直、切ない物語でした。取り返しのつかない後悔ともうやり直すことのできないあきらめ、葛藤。その中でもその時々に考えて決めた選択で生き続けていこうとする人々。3作品の様々な結末。今回はどれも余韻をもって終わり、その後の物語は観客に委ねる感じでした。今回、このスタイルは心地よかったです。
    朗読劇、お見事でした。
    疲れた難しい顔で会場入りした私ですが、観劇後にすこしだけ優しい気持ちになる朗読劇でした。

    観劇感想:朗読劇 役者の話芸②「三編の様々な結末」東京ストーリーテラー | BLOGS 高橋典幸
    https://blogs.takahashinoriyuki.com/favorite/stage/recitation-drama/235

  • 満足度★★★★★

    今まで朗読劇なるものを何度か観劇し、いずれも高レベルなものだったと思えますが、今回遂に出会えましたキングオブ朗読劇。
    基本的に朗読者のビジュアル・表情がベースとなり登場人物のイメージ達が膨らみ、まるで流れ込むように物語の情景が頭の中に広がっていきます。
    いずれも心の琴線に触れる作品ばかりで、不思議な空間に迷い込む第2話もよかったですが、明確な情景がしっかりと目に浮かぶ第1話・3話が突き刺さりました。

    特に第3話『杉山さん』、娘の思春期的バトルモードには冒頭から笑いを堪えるのに必死だったのが、いつの間にか嗚咽を堪えるのに必死、に変わっていました。
    溢れ出る涙でとてもじゃないが舞台を見ていられない状況でも耳から流れ込んでくるその情景。これが朗読劇の醍醐味かっ!と痛感しました。

    通常の役者さんが喋る「台詞」に加えて、「心の声」が事細やかに表現できる朗読劇ならではの強みが、存分に発揮されていたと思います。
    第1話が強烈なインパクトで余韻を残すために第2話はちょっと可哀想な配置だったかも。

  • 満足度★★★★★

    本当に面白かった。
    ちょっとないほど、面白かった。

    セットも衣裳もメイクもなし。
    あるのは、物語に寄り添うように演奏される、エレクトーンのナマ音だけ。

    きちんとしたものがあれば、それだけでいいんだよね。
    でも、その、きちんとしたものを、つい見失いがちなんだよね。

  • 満足度★★★★★

    朗読劇はたまに見るのだけれど、開演前にはいつも「聞くだけなら、ラジオでもテープでもよいのではないのかな」などと思いながら、毎回その舞台性に負けて(つまるところ、舞台の役者と観客が向かい合い、反応し合うことの醍醐味に快感を覚える)帰宅の途に着く。
    今回も同様だ。
    役者は衣裳も来ていないし、舞台装置もない。でも、存在するという、ごく単純な事実が声に身体性を持たせて、その都度異なる感情のハーモニーを作るのだなあ、と思う。

    特に今回は、それを強く思った。

    ネタバレBOX

    作品の性質は全く違うのだけれど、どれも、うまく余韻を残し、幾らかの悲哀と希望を感じさせてくれることでは共通する作品だ。

    解説では「システム」「杉山さん」「対の人形」の順だったので、その進行だと思ったのだけれど、「対の人形」からのスタート。どうしても、オムニバス形式だと、最後の作品の余韻を引きづりやすいのは否めない。
    でも、これ「対の人形」が、最後だったら、結構、舞台の印象は変わっただろうな、と思う。「対の人形」が、淡々と、えぐいくらいの人生そのものの残酷さと底知れぬ数奇な運命の在り方を、物(2つの人形)に託して綴っているのに対して、他の2編は生きていくこと瞬間瞬間の残酷さを描くにとどまり、どちらかと言えば話は軽快で、時折ユーモアさえ交えていく。
    それほど、「対の人形」は重い。
    そこに希望が見いだせるのは、お互いに気づかなかった双子の姉妹の最後の邂逅、そこに登場する妹の孫娘の未来と、妹の娘の思い出があるからにしか過ぎない。

    姉は今度5歳の時に別れた妹と会った時には、そっくりだから必ず気付くはずだと思っていた。しかし、気付くことはなかった。姉と妹の容姿を大きく分けさせたものは、何だったのだろう。それはあのもうひとつのきれいな人形に対する欲望だったのか。

    「対の人形」はもともと小説だとおっしゃっていたから、作品としても古いのかもしれない。そこで順番が前に来たのかな。順番については、いろいろと考えられるけれど、「対の人形」の招いた胸の痛みが、最後まで響いた。その意味では、最後がよかったのかもしれない。

    今、ちょうど昼の舞台上演中。「対の人形」の話は、かけおちのところまでいったかな。
  • 満足度★★★★

    最近にしては珍しく、最後のあいさつでSNSでの拡散についての言及がなかった。
    座長の久間勝彦さんも観客も高齢なことが理由だろうと思っていたがcorichにはすでにたくさんの感想が書かれていた。
    老人畏るべし!
    朗読劇は(私も含めた)老人にとって子供に戻ってお母さんに本を読んでもらうようなものなのだろう。お母さんとしての理想は観客が全員寝付いてしまうことかもしれない(笑)。

    第一声をどのくらいの音量で始めるかはリハーサルで決めているのだろうが観客が入ると違ってくるし、天候にも左右される。今回はちょっと小さすぎた(静かにさせる作戦なのかもしれないが)。徐々に大きくなっていったと思ったがこちらの耳が慣れたのかもしれない。
    また「まんが日本昔ばなし」のおばあさんのような調子には違和感があった。

    完全に独立した話ではあるが
    第1話は観客が求めるところをちょっと外したもの、
    第2話は雰囲気重視で少しもやもやの残るもの、
    第3話は100%腑に落ちるもの
    という構成になっているのではないだろうか。

    第3話はちょっとまとまりが悪いと思った。2バージョンあって、ギリギリで長い方を採用したのかと想像してしまった。お話は王道もので終演後気持ちよく家路につけた。有田佳名子さん演じる女子中学生が彼女のピュアなイメージにピッタリ重なって、見とれ聴きほれてしまった。

    全3話を通じて長野耕士さんの存在感は圧倒的だった。バリトンボイスには痺れてしまった。ただ、他の方も含めときどき語尾が怪しいところがあったかな。

    一色知希さんのピアノの磨かれた音の粒は朗読の言葉の隙間を埋めるように流れていた。BGMの抑えた演奏なのだが詩的で知的なところはBill EvansかKeith Jaretteを思い起こさせる(ちょっと盛ってます)。早速家に帰ってEvansの"My Foolish Heart"を聴いて心を満たした。
    もっとも初回なので何か所か言葉とぶつかるところがあったが、達人はすでに楽譜に修正を書き込んでいるはずだ。

  • 満足度★★★★★

     朗読劇である。この所、朗読劇は当たりだ。今回は、短編小説を朗読劇として演出した「対の人形」が第1話。第2話「システム」と第3話「杉山さん」は、最初から脚本として書かれているが、何れの作品もその質の高さで群を抜いた作家の才能を示している。舞台はシンプルだが可塑性が高く、演出、役者陣の演技も良い。生演奏が効果的に用いられている。必見の舞台!(花5つ☆)

    ネタバレBOX

    而も3作とも、全くタイプの異なる作品なのである。第1話は一種の説話で、坊さんの説話としては、出来すぎであるが仏教説話の傑作としても読める作品でつくづく因縁というものの摂理を知らされる。第2話「システム」は、天界のシステムを扱ったSFだが、内気な主人公の、それ故に見付からなかった彼女との出会いに、祖父への、また、彼女となることを宿命づけられた彼女候補の祖母への温かい思いやりと優しさが描かれた秀作、天界の担当者とのユーモアたっぷりの会話も見逃せない。第3話「杉山さん」は思春期の女子の男親への反発を、再婚する母や義父と直ぐ仲良くなった弟、事情を弁えてサジェスションもしてくれる祖母を仲立ちに、義父との間に徐々に良い関係を築いてゆきながら、そのことを義父が倒れるまで言えぬまま失くしてしまった娘の心情を綴って見事。たった2日間しかない公演で17日が楽だが、必見の舞台だ。
  • 満足度★★★★★

    2時間で三編の朗読劇。「運命」や「神の配剤」といったテーマを、TSTらしい温かい物語に仕上げており、朗読の上手さも相まって、大変面白かった。役者の表情を見るのも楽しいし、ピアノの生演奏も絶妙だった。

  • 満足度★★★★

    3作品とも優しさと悲しさのあふれる朗読劇でした。3つの作品の中で「杉山さん」が一番心に残りました。良い時間を過ごすことができ満足した気持ちで雨の中家路に向かいました。

この公演に関するtwitter

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  1. 東京ストーリーテラー番外公演2017 役者の話芸2「三編の様々な結末」 無事に全公演終了いたしました。 たくさん勉強させていただきました。 また次に向かって進みます。 本当にありがとうございました😆✨ https://t.co/NEOd13OF7h

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  2. 観劇感想:朗読劇 役者の話芸②「三編の様々な結末」東京ストーリーテラー|BLOGS 高橋典幸 https://t.co/eS9IfpnP8I @NoriyukiJPさんから

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  3. 東京ストーリーテラーの舞台は、私にとっては日々の生活でふと忘れかけている大切なコト、大切なヒトを思いださせてくれる時間になることが多いです。 それを押し付けがましくなく… https://t.co/O7OnzI3uq4 #東京ストーリーテラー #三編の様々な結末 #舞台 #演劇

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  4. 観劇感想:朗読劇 役者の話芸②「三編の様々な結末」東京ストーリーテラー|BLOGS 高橋典幸 https://t.co/eS9IfpnP8I @NoriyukiJPさんから

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  5. 役者の話芸②三編の様々な結末 全公演無事に終演しました ご来場頂いた皆様 誠にありがとうございました はじめての朗読劇 とても良い経験になり、 自分の無力さも実感しました 若輩者のクソガキではございますが 玉川はこれからも邁進… https://t.co/2ir1t0vOQf

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  6. フーアーユーで共演した株田さん出演、東京ストーリーテラーさんの朗読劇を観に行きました。号泣。観終わった今も全身があたたかい。久間さんの話口調で更にほんわか😌 ひっそりと投稿しているインスタにはフーアーユーで共演した詩子さん出演舞台… https://t.co/8kWMZtkP1F

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  7. @tskksta6 東京ストーリーテラー朗読劇。泣かせに入ってたね…特に三本目の杉山さん😢今回もTSTらしいハートフルな素敵な劇でした😊ストーリーが読みやすいところもあるけどね😊ありかなちゃんの本格舞台をみれる日を楽しみにしてます… https://t.co/Nx9a3EUAVm

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  8. 演劇集団東京ストーリーテラー 役者の話芸②三編の様々な結末 2日目マチネが終わりました ご来場頂いた皆様 誠にありがとうございました 残すところ19:10からの1回です お暇があったら!暇になったら 是非、シアターKASSAIへ… https://t.co/RYSeICyY12

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  9. 役者の話芸②三編の様々な結末 本日最後でございます! 14時と19時10分です 今日でさ・い・ご・です!!! ぼく(わたし)今日暇やな・・・っていう そこのあなたぁぁああーーー!!! 是非、シアターKASSAIに お出でくださいませ いいものお聴かせします! 損はさせません!

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  10. 演劇集団東京ストーリーテラー 三編の様々な結末 初日が無事に、無事に! 終わりました 悪天候のなかご来場の頂いたお客様 誠にありがとうございました 雨のヤロウを どうにかしたかったのですが 力及ばず・・・ 怒濤の1日でしたが とても良い疲れに酔しれています 明日もがんばる!

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  11. 東京ストーリーテラー(TST)の朗読劇を見(聴き)に行ってきました。 出演者の皆様 良い舞台をありがとうございます。 作・演出家の久間さん 素晴らしい本をありがとうございます。 https://t.co/VMJmiomADR

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  12. 【折り込み情報】 こちらの公演に『希望の星』のフライヤーを折り込みさせていただきました。 演劇集団東京ストーリーテラー『三編の様々な結末』 10/16(月)、17(火) @シアターKASSAI どうぞお手に取ってご覧ください!

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  13. 明日から始まる東京ストーリーテラー朗読劇。思いの外メインで出てる分、自分は下手過ぎる!と歯がゆく思う事多し、が少しでも面白くするように尽力中。お時間ありましたらご連絡お待ちしております! 10月16日16:00/ 19:10 10月17日14:00/ 19:10 前売2800円

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