愛だ 公演情報 「愛だ」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.4
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    初日観劇。ほんと無理やり捩じ込んで観てきた。
    オペラのアイーダがベースだけど、アイーダ知らないで行って楽しめたので、堅苦しくない。その点、CMSっぽさはあるね。
    アクションとダンスと言葉遊び、照明と音楽がめっちゃ素敵やのん。
    クエスト常連になりつつあるムサシ隼斗くん、アクション満載のウェンディ百夏ちゃんと、気高くて凛々しくて切ないジンジャー沙季さんが出てます。

    クエストを過去に見ている人にはくすりと笑えるネタもありつつ、初見でも誰でも笑える箇所もあるし、ちゃんと心情を引き込むポイントも備えてるから、トクさんの脚本演出は不可思議だ(笑)

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/10/19 (木) 19:00

    座席G列7番

    古代エジプトとエチオピアの戦争で身分を知られないままに囚われの身となったエチオピア王女をめぐる物語。こっぱずかしいほどに真っ直ぐな反戦メッセージからお馴染みのアクション、笑い、言葉遊びなど交えて快調。ベースとなるものがものだけにほんのちょっと格調高さも?
    アクションも若手に任せるのでなくベテランメンバーもきっちりこなすのはさすがだし、音響のワザも素晴らしく、ある場面で現実にはいない劇中人物の一方を音によって「見せた」のがスゴい。また、定刻開演もお見事♪(しかし本来は当たり前のことである定刻開演が「お見事」と感じられてしまう小劇場界って……(毒))
    あと、戦争のさなかを描いたものの途中に回想場面で戦前の穏やかな時をちょっとだけ見せるのって効果的。

  • 満足度★★★★★

    「愛だ」観劇して参りました。本当なら公演期間中に「観てきた」を書きたかったのですがあっという間に五日間が巡ってしまい宣伝協力が出来ずすみませんでした><。
    「観たい」にも記載しましたが、原作「アイーダ」は未見で、フライヤーのあらすじだけでの観劇でした。古川さんと赤間さん以外は別の舞台やX-QUEST作品で拝見していたので馴染み深い印象もありました。初回に観たときは「難しい」と思ったのですが、3回めくらいから慣れてきました。新宿村LIVEという劇場は大きく、また高低差のあるセットから最前はとても近く臨場感があったのですが、後方から全体を観れる視界と言うのもこの世界には適していたかと思います。先行で座席を選ぶことが出来て本当に良かったです。クエストさんのアクション、殺陣は言うまでもないのですが、今回はダンスがすごく満載で、またエジプトとエチオピアの対立する国と引き裂かれる二人という「対」になるものが沢山観えた気がしました。タイトルの如く「愛だ」に溢れていて、またオープニングの効果音と、エンディングの効果音からのカーテンコールまでの演出がとても好きでした。印象的な役者さん、場面については「ネタバレbox」に書かせて頂きます。沢山観ても現状、音楽や、セリフやキャラクターが頭の中で生きている、本当に楽しくも切なくも儚くも素敵な世界でした。セリフも多かったと思いますし、演者の皆さんも「2倍」大変だったような気もします。素敵な「愛」だ」を魅せて頂き、ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    オープニングの音が何の音であったか、原作同様「生き埋め」にされたアイーダとラダメスの心音であったような印象も得ました。脈拍がなくなる心電図のような音がフェイドアウトして照明が付き、その場で役者が起き上がる、何故かこの演出に涙も出ました。

    アイーダの思う地獄で眠っている人に語りかけているのは、誰か、
    「寝ないで!」と言っているのは誰なのか、新宿村LIVEという劇場をおそらくトレースした新宿の地下や現代の高層ビルに見立てた墓標、
    ラダメスが最後に言う「古代エジプトで付けた名前と、現代東京で愛おしく思う想いが愛だ、こんな偶然あるか?」というセリフと、
    アイーダの「致しません。父さんも兄さんも私の幸せを喜んで?」というセリフ
    、ラストの生き埋めにされたラダメスの元に、「明確な意思(いし)を持って石(いし)の中に潜んでいた」アイーダとの場面は全てが切なくもあり強くも見えました。

    冒頭では笑いも起きていたラダメスが、アイーダの前で見せていく男らしさ、愛おしさ、特に上手の上からアイーダを見つめる表情や、牢に入れられた後、踊るアイーダを見つけて一緒に踊るも離れてしまった手の震えが本当に切なかったです。

    エジプトの兵士、ガエリアガエリオガルシアとマードックの関係性もある意味三角関係ピラミッドが意識されていたかのように思いました。友情と、信頼、谷の下で囮になる時に「どうぞ」と言われたラダメスの表情が好きでした。だからこそ、ラダメスが祖国を裏切った際に受けたガエリアガエリオガルシアの想いや、引け目を感じているマードックの抗いが辛かった。

    エジプトが優勢ではあり国力も強いが内部では黒い影が動いており、結果違えてしまう。
    奪われた側のエチオピアもまた、復讐の中生きていて、回想シーンで笑顔で踊る場面が印象的でした。花飾り作って、ビスタを踊る、そんな日常からスローモーションで皆が離れ離れになっていくのが見えるのも辛かった。

    アクションが凄かったビーンズとメタリカの絡みが楽しかったし微笑ましかった!
    ビーンズの目配せの後の「アイーダ様!」と「控えめな応援歌」が可愛かったです。
    プライドがないんでと言いながらも、祖国の為にアイーダを奮起させたり、メタリカをお護りする姿はとてもカッコ良かったです!

    ファラオの座を狙うソラリス、クールな見た目と裏腹に、ラダメス(息子)への溺愛っぷりが可愛かったです。時々見えくれする腹黒さも本音も、その切り替えとギャップが凄かった。個人的に、ラムフィスに刺された後の滑らかな倒れ方と、火の手の上がる中の立ち上がり方が美しいと感じました。表情から指先まで細やかで、より一層注目したくなる役者さんでした。

    ファラオの日替わりネタ、カメラ意識したアドリブが日増しに凄かったです。
    良い声で、絶妙に盛り込んでくる展開に毎日期待しておりました。
    豊田さんはこの「愛だ」の稽古場風景をよくおすそ分けして頂いていたので、観劇後の余韻に浸ることが更に深く出来ます。ありがとうございました。

    ラップに対抗して短歌を嗜むアムネリス。本当に美しいエジプトの御姫様でした!
    「夢と希望が一度に叶った」の時に胸に手をあてて目を伏せるところが好きでした。
    アイーダに「恋敵だし!」と言い放つところも、ラダメスを救おうと一生懸命になる所も「どうしてそんなに…」の時はいつも同じように涙が溢れました。
    エンディングの死者に手向ける短歌が素敵でしたし、その姿が素晴らしく神々しかったです。




    ビーンズ渡辺さんは4回めのクエスト出演で今回も注目していましたが、また新しい姿を観れて嬉しかったです。動きはもちろんですが、倒れ方も上手いし、観ていて気持ちの良い立ち回りでした。「涙がちょちょぎれちゃう…」は彼には珍しい一人芝居のスイッチだったような気もしました。

    小玉さんはソラリス高田さんとの立ち回りがとても凄かった。
    あれだけの身長差で、あれだけ足が上がったり、男性と同じレベルで立ち回れるのがとてもカッコ良かったです。エチオピアを想う一人芝居面白かったです。

    全員分書ききれないので、最後にアイーダ。
    身体の柔らかさ、しなやかさがダンスに生きていて、脚の上がり具合やターンの指先等とても綺麗でした。1人で始まるソロの笑顔は本当に可愛くて、
    本当に「心臓に毛の生えた」ような強く、お茶目な面も見えましたが、
    ラダメスを愛しく思う姿がとても可愛かったです。

    全ての者の永遠の枷であったり、強さであり、弱さであり、
    種族や争いを超えて行けるものが「愛だ」。

    これからもう少し整理して自分なりに考察して行きたいと思いますが、
    沢山の「愛だ」に溢れる新宿地下のカラフルでグレイトフルな場所での五日間、
    本当に沢山の「愛だ」を叫ぶことが出来ました。
    愛おしく思う想いは素敵ですね。国境も人種も4500年も超えても自分も貫き通したいと思いました。

    出演者の皆様と制作、スタッフの皆様の沢山のお心遣いに感謝の観劇でもありました。
    今までの公演でも思いましたが、今回も音楽が本当に好きだったので、サントラCDを是非ご検討ください!!
  • 満足度★★★★

    「アイーダ」を下敷きに、どうクエスト流にアレンジして来るのかと思ったら、物語は意外な程そのまま。遙か昔に一度だけ観たオペラと話の流れはあまり変わってないように思った。
    登場人物は、四季版、野田版に出て来ていた役が加わり(未見なので確認はしてないが、宝塚版もいたらしい)、何でもありの詰め合わせのように華やかに。
    言葉遊びや立ち回りの量、ダンスや時事を絡めた風刺的なエピソードはクエスト色満載なのだが、終わって振り返るとちゃんと「アイーダ」だったなあと感じた。

    今回初参加のアムネリス役の遠藤さんが、立ち回りもなくダンスも少なめなのにもかかわらず、台詞の説得力と存在感で際立っていた。アイーダの台詞回しが軽く起伏が少ないため、アムネリスが対極にいるのはとても良かった。

    ただ個人的には、劇団の本公演と銘打っているのだから、もう少し劇団員に比重のある作品が観たいところではあった。(次回作はおそらく劇団員中心になるかと思われるので期待)

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/10/22 (日) 14:00

    座席d列12番

    殺陣、ダンス、場面場面の芝居は大変面白く流石

    ネタバレBOX

    どんでん返し物になるわけだが、そこに至る詰めが今ひとつ無駄に混沌としていてドンデン返しが腑に落ちなかった、(理解できたできないではなく)最期の音の演出も蛇足。
    若干マンネリ化してはいないか?千穐楽でダブルコール それがものがっているように思える
  • 満足度★★★★★

    「モヤモヤ」から「夢中」へ引き込まれる演劇。
    最初「席がかなりはじで舞台が見えづらい、横の人がこっちに幅寄せしてきて邪魔、
    アレ?ヒロインの声小さい?と思ったら俳優も?って事は劇場、座席や自分の耳の問題?」とか
    色々モヤモヤから始まりました。
    でも、舞台上で繰り広げられる悲劇を喜劇で表現するという試みや、
    たくみな言葉遊び、激しい殺陣、色々な状況/心情を表現するダンスその他
    色々なものを観ているうちに何もかも気にならない「夢中」状態にさせられました。
    ※最初邪魔に感じた隣席の人も舞台上の出来事に笑い泣きする仲間たちのように感じられるほど
    そして(最近自分はすごく気にしているんですが)「メタな笑いのとり方」もX-QUESTは上手でした。
    ※メタな笑い=いわゆる舞台上の物語を演じている役者達の、素での視点や観ている観客達の視点に立っての笑いのとり方。
    ダイナミックアクションと西尾維新ばりの言葉遊びがウリの劇団だと思っていたら、
    コメディ的要素もここまで上手だとは。
    ほんと笑いながら悲劇が進むのを夢中で眺めていました。
    全ての役者のすべてのセリフを聞き取れた訳ではないのと、
    X-QUESTならではの独創性から物語全てを正確に理解出来たとは言えませんが、
    とてもとても楽しい時間を過ごせました。
    PS.X-QUESTは脚本演出家が表現しようとするものに対して、
     ピースとして他劇団などの役者達を客演として呼びますが、
     ものすごくハードル高いんだろうなあ、と思いました。
     求めるものも「美しさ」「笑いとりの上手さ」「殺陣、ダンスなどアクションの上手さ」など
     様々なピースを、いつも集めてくる。
     選ばれた役者達は自分を誇っていいと思うんですよね、「とうとうX-QUESTに選ばれた」と。

    ネタバレBOX

    2つ
    ・物語のクライマックス、笑いの場面から急激に深い悲劇的な場面に移っていく所と、
     物語が完結しエンドロールさながらに役者が素に戻った瞬間に、
     何故か涙腺にくるものがありました。
    ・物語がクライマックスに向かい悲劇へ進む中エチオピア王がはけぎわに、
     「このくらいがちょうどいい」といった、あの言葉がすごく刺さりました。
     あれは何かの暗喩的なものなのかなあ、と。
     ・舞台演劇と観客数/劇場キャパなどのバランス
     ・笑いと涙、喜劇と悲劇のバランス
     など小劇場演劇が目指すべき方向性などに対するアンチテーゼ的な
     深い意味があったのかそれともなかったのか、それが知りたいなあ( ´ー`)
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/10/19 (木) 19:00

    ヴェルディの歌劇「アイーダ」をベースに、X-QUESTらしいダンス’&アクションで楽しい舞台を作ってくれていた。最近は、劇団員が前面に出ず、客演を軸に置く造りだが、それでもエンターテインメントとして素敵な作品を作ってくれる。今回は、ちょっとばかり言葉遊びが少ないかな、とは思ったが。

  • 満足度★★★★★

    今回も良かったです。
    地下墓場のラストシーンを連想させるような構造を持つ劇場でのX-QUEST流「愛だ(アイーダ)」。
    階段をあがって地上にでたとき、とても、不思議な気持ちがしました。

    ネタバレBOX

    以下、イメージが鮮明に残ったシーンやそのシーンに対する勝手な思い入れを箇条書きにて。


    ・ソラリス(父)とラダメス(息子)の価値観の対立。 
     しかし遺伝子的にはあらがえない。結構な似た者の百面相親子が可愛かったです。

    ・去年流行した「恋ダンス」。今作品ではアイーダとラダメスのダンス『アイーダ・ダンス → 愛だ・ンス』なのかなと勝手に思うところ。
     リズムが鼓動ともとれる。とても可愛い振付。冒頭パートでトクナガさんが踊る姿がとっても可愛かったです。

    ・ビーンズ(役名)の長セリフシーンではつい頑張ってと応援してしまう。

    ・ビーンズ(役名)のハンドクラップ付のあの歌のシーンではつい頑張ってと応援してしまう。

    ・門野さんの板挟み状態のシーン。古代より人は板挟みで悩んだりしていて4500年の間それは変わらないのかもしれない。

    ・スカラベのやり取りのシーン。会話(謎謎)とアクションによる連想の演出が見ていて面白いと思いました。
     あぁっそうやってつなげてみせるのっ!?そんな表現するのか!?と。

    ・王子像の暴走が凄いので心してみる必要がある。

    ・かわいそうなのはこの世を死んだように生きることか?

    ・だとするとかわいそうなのはアムネリス(王女)、マードック(兵士)、ラムフィス(元神官)。

    ・アイーダは生きているあいだに『愛だ』と目覚めた。

    ・ウルティモは死んでから目覚める。

    ・地下墓地の世界から現実の地上世界にでる。

    ・超高層のビル群に墓石の残像を重ねてみたりしてみる。

    ・『愛だ』の世界観を風景に投影しそら寒さを感じながら、日常の平和を現実として認識する。

    ・こういう演劇体験が楽しいから自分はお芝居を観に行くのだと思う。

    ・X-QUESTの演劇は、楽しいパワーと引き寄せパワーを秘めていると思った。

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