満足度★★★
ドタバタコメディに味付けされた、人の間を描いた優しい世界観の話。登場人物のキャラ分けや「翔子」という存在の使い方は上手くまとまっていた。場面転換部と台詞被りがちょっと残念。ただ、世界中で一人ぼっちの気分の時にはぴったりと合う良いお芝居だった
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/30 (月) 19:30
価格3,000円
とあるビルの屋上で1999年7の月に降臨しなかったアンゴルモアの大王を呼び寄せようとしているグループには急死したその仲間の霊も加わっており……な物語は幼馴染・恐怖の大王・霊媒師の三題噺的で、「心残り」ということについて示唆に富み含蓄がある優霊譚(←変換ミスに非ず、どなたかの造語)。
前半では舞台となる屋上への闖入者が霊媒師のカウンセリングを受けているサイドストーリーも並行して語られ、乱暴に言えばそちらは無くても物語は成立するが、後半で除霊すべく霊媒師が登場する時に唐突に感じさせない=前半と後半の繋がりを強化する脚本に「あ、なるほど」と納得。
ところで冒頭でラジオから流れてすぐに切られる曲、イントロだけだったと記憶しているが、世代によってはワカらないのではなかろうか?(謎)
満足度★★★★★
作者は同じでも演出が違うとやっぱり世界観が違って見えるもの。
しかし舞台上の心地よい疾走感は変わらず、天動虫に灯る温かい心はそのまま。
劇団創設5周年、満を持して舞台に上がった主宰の帆足さん。
お世辞にも抜群にうまい演技とは言わないが、
これまでの天動虫公演の根底にある女の意地と芯の強さ、
仲間への愛と思いやりをガッツリ表現していた。天動虫の心を感じる。
また、マジに照明にぶつかるワダタワーさん、色摩そのもの藤田さん、存在感が衣を纏う平野さんなど、毎度魅力的な役者さんが登場するのは天道虫の楽しみの一つ。
特に前作「飛び火」の透明感あふれる少女と2回転半回った小うるさい藁科さんを演じた鹿又さんや、ほぼほぼ常連で滑稽な女の子を地で行く温井さんなど素敵な人材を引き付けるのも持ち味か。
素敵な歌で締められたエンディング。客だしで配られた歌詞カードを片手にボソッと口ずさみながら帰途につく。
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/05 (日)
ワダ・タワーさんでっけえ!
話の内容は、地縛霊となった女性とその友人たちとの交流。これを天動虫が勢いで魅せます。とにかくこの劇団は、女性のみということ、帆足さんを除くと、ほぼ20歳中ごろの年齢層なので、客演者の組み合わせで、かなりのバリェーションができて、舞台ごとに印象が大きく異なる。でも、いつも疾走感のある芝居であることに変わりはない。本当にそれだけで魅せきるだけのパワーがあります。「アンゴルモア、アンゴルモアこいこいこい」温井さん他ノリノリでしたね(一番は帆足さんかな)。
そうそう、それとあの名曲がバンバン出てくるのかなと思っていましたが、そちらに安易に流れなかったことは高得点かな。(何となくその気・わかった気にさせる歌だものなあ)。
満足度★★★★★
観劇させていただきました。本当に素敵なお話しでしたが、それを上回る役者の皆さんの熱量も本当に素晴らしかった。終演後「上を向いて歩こう」と自然と言葉にでて来る作品。今、何かに迷っている人にはぜひとも見ていただきたい舞台です。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/02 (木)
価格3,000円
「子供の頃、クラスでこういう話あったよね」という懐かしいシーンが繰り広げられますが、最後はほっこりして涙腺ゆるくなっちゃいます。
劇場はコンパクトな構造なので、ぜひとも最前列で迫力を感じてみてください。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/18 (水)
劇団天動虫の公演
初めて観させて頂いたのですが
ネタバレ無しで書くと
どこか懐かしく、少しせつなく
そして、優しくなれる。
とても良い舞台でした。
満足度★★★★★
とても面白かったです。個性強いキャラが、徐々に同じ方向に向かって行く展開で、面白かったです。ほんわかした雰囲気もあり、終演後はとても心地よくなれました。お勧めだと思います。
満足度★★★★
本公演「うえをむいてあるこう」の説明文は「空に心を吸われたままに、熟しはじめた女の世界が、今、解き放たれる。」…なんとも抽象的というか詩的な表現。この公演は劇団「天動虫」の5周年のしめくくりでスペシャルなものだという。その思いがしっかり伝わる心温まる作品である。
(上演時間1時間45分)
満足度★★★★★
淡々と進むシンプルなストーリーながら舞台上で起きていることに徐々に気づかされ、エンディングで一気にやられてしまいました。演出をはじめ名門劇団の出身や所属の役者さんを中心に若手の役者さんたちが熱演。終演後の外の風が心地よかったです。心の寒さを感じている人にも是非お勧めの作品です。
※制作の方々の配慮もとても良く、気持ち良く過ごせたました。ありがとうございました。