うえをむいてあるこう 公演情報 劇団天動虫「うえをむいてあるこう」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/02/02 (木)

    価格3,000円

    「子供の頃、クラスでこういう話あったよね」という懐かしいシーンが繰り広げられますが、最後はほっこりして涙腺ゆるくなっちゃいます。
    劇場はコンパクトな構造なので、ぜひとも最前列で迫力を感じてみてください。

    ネタバレBOX

    思わぬ形で命を落とした翔子と夢破れて地元へ帰ってきた旭が依存関係になってしまい、そこから卒業するにはどうするかというのがメインの流れですが、そこに最高のスパイスを加えてくれるのが「もらい事故」のように引き込まれてくる姫川という存在。
    全く無関係に思えるキャラクターですが、「他人に迷惑をかけたり、かけられたりせず、とにかく平穏無事に生きたい」というこだわりの共通性から、姫川は翔子と対になる鏡であり、必然的に引き寄せられたことがわかってきます。
    自分の周りにいる人々と関わり、振り回したり振り回されたりして生きていくことの大切さに気づいたとき、翔子は既に魂だけになっていました。
    翔子が踏み出せなかった一歩を鏡の向こうの姫川が代わりに踏み出すことで、翔子も旅立つ意思を固めます。
    ストーリーの奥深さに感動しました。

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    2017/02/03 00:52

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