パートタイムチィーチャー 公演情報 パートタイムチィーチャー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    定時制高校舞台にした学園コメディ。ベタなドタバタ展開ですが、結構シリアスなところもあって、なかなかに楽しめました。教師役の女優さんは声が明瞭でよく通って、いかにも先生ってカンジがいい。

  • 満足度★★★

    賑やかなステージ
    定時制の学園モノの作品で、様々な人物が登場する賑やかなステージ。自由席が前方、指定席が後方というのが不思議でしたが、会場を見て納得しました。正直なところ内容はあまり心に響く部分はありませんでしたが、クラスの仲間たちの団結力を感じ、何となく明るく元気になれたような印象を受ける作品でした。

  • 満足度★★★★★

    面白かったです
    生徒たちの昼間が想像できて、とても面白かったです。
    素敵な仲間たちでした。

  • 満足度★★★★

    分かり易く楽しめる!
    勧善懲悪のような分かり易い物語のように思っていたが、終盤近くに公演テーマが浮き彫りになってくる秀作。少し遊び心が多いような気がするが、本筋を引き立たせていると思えば卑小なこと。
    タイトルから教師が主人公であることは明らかであるが、その職業に限らず、人の素の部分を描いている。この公演、教師と生徒などの登場人物だけではなく、観客である自分自身でも考えるところがあった。
    (上演時間1時間50分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは教室内。下手に教壇、それ以外は生徒の机・椅子、上手・下手側に出入り口扉。舞台億は高くなっているが、廊下という設定のようだ。役者の立ち位置、特に校長はその立場において上から目線をイメージさせる。
    登場人物は多いが、そのキャラを立ち上げ彩り豊かにしている。また演技のバランスもよくテンポも心地よい。

    梗概...教員採用試験に合格できない女教師・武田海未(川崎香織サン)が主人公である。そんな彼女が産休中の教師に代わり教壇に立つことになった。この学校は定時制を併設している私立学校、担当はその定時制で卒業まであと半年の4年1組の担任である。就任早々4人の転校生が転入してくるが、これは今後の展開の伏線である。定時制というシチュエーションは、学校(教室)というよりは、その在校生一人ひとりの境遇・経歴に焦点が当てられる。
    本公演もその王道的な観せ方を踏まえ...全日制と違い年齢や境遇の違いを面白可笑しく、時にしんみりと描き、物語に引き込んでいく。

    勧善懲悪における悪者と悪事に準(なぞら)えているのは、校長が定時制の廃止を企み、その原因・責任を新任教師のせいにしようとしていること。経営的な立場から定時制の悪イメージ(全日制の生徒への暴力行為)の払拭、少子化対策として進学校への転換を図ること。私立学校としての発想、そこで校長の立場が鮮明になる。しかし、校長である前に校長”先生”であり教育者であることを諭す者が現れ...。実は校長は定時制高校出身者で、苦労した教員人生だったことが明かされる。「定時制」の存在が苦労の出発点のような。

    この校長先生の表裏の意図は終盤近くに分かってくるが、それまでは教師と生徒が一丸となって定時制廃止反対(別の退学問題が契機)の示威行動。教育現場は生徒の教育だけではなく、教師にとっての成長の場でもある。問題が直面した時、その解決の糸口として自分はどうしたいのか、その本心に従って行動する。少し教訓めいているが教師に限らず人の生き様そのものではないだろうか。
    公演はドタバタコメディであるが、観終わってみれば清々しい気持にさせてくれる。
    そういえば、校長は新任教師を陥れようとしたり、生徒の弱みに付け込んでスパイ行為をさせているが...その責任はどうなったのだろうか。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    楽しかったです!
    とても面白かったです。登場人物が多いので、混乱しないかな?と思いましたが杞憂でした。それぞれのキャラクターが個性的で、役者さん達も好演していました。ストーリーは、どこかで見たような・・という印象もありましたが、やっぱり学校っていいなぁ、友達っていいなぁ・・と、改めて感じました。ストーリーに、少し無理矢理感もありましたが、それも楽しめました。明るく楽しく、素敵な舞台でした!

  • 満足度★★★★

    教師とは 教育とは何ぞや
     教職試験に2度落ちた武田 海未は、産休で休暇に入った定時制高校の教師の代わりに臨時雇いで教職に就くことになった。

    ネタバレBOX

    然し生徒たちの年齢も経歴も様々な定時制で新米の海未にまともな生徒指導ができるのか? との当然の不安があるというのに、クラスには転校、転籍などで一度に4人も生徒が増えたのである。
     而も、この学校の校長は、少子化の波を乗り切る為に、受験校として生き残るべく定時制潰しを画策していた。偶々苛めに遇っていた全日制の生徒が暴発して傷害事件を起こすと、事件を揉み消す一方、この少年をスパイとして定時制に転入させ定時制のクラスで門題を起こさせ、それを事件化したうえでPTAや教育委員会を利用して定時制廃止をもくろんでいたのである。海未を雇用したのは、以上のようなパースペクティブの下で担任として彼女に責任を取らせる為であった。着任直後に教育委員会からの査察が入るよう仕向け、実際に委員会から派遣された人物が授業参観をすることになったが。
     無論、様々な人間関係が錯綜している。新米教師、海未はこのピンチを脱することができるか? がお楽しみの一つ。また、この作品の展開の中で、教育とは、産業ではなく教師と生徒が共に考え、共に成長してゆく過程を描いている点で温かく、展望のある作品になった。また、様々な噂やイメージによって実態を知らずに無責任に判断を下し冷酷な選択をしてゆく世間の弊害にも目を向けている点が良い。
     まだこの先の公演回数が多いので余り個別のエピソードについては書かないが、親方役の役者さんの演技は流石に年期の入った良い物だ。
     序盤、新任の不慣れを出す為か、やや全体にぎこちない感じがあったが、中盤以降は様々な事件や、人間関係の展開でぐいぐい引きずり込んでくれる。楽しめる。

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