裏の泪と表の雨 公演情報 裏の泪と表の雨」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★

    物語の流れ自体はシンプルで理解しやすかったけれど、兄弟を思う気持ち以外の何が込められているのか?或いはそれ以外はないのか?までは掴めなかった。例えば時折出てくる舞台左手での浮浪者の演技。これが何を意味するのか?ちょっとモヤモヤした気持ちが残った。それにしても、おばちゃん役の山口智恵さんの演技は存在感と好感度が圧倒的でした。良かったです。

  • 満足度★★★★★

    表も裏も最高でした!
    表のコテに続いて、裏のテコも観劇してまいりました。
    前すすむさんの加入により、笑いが倍増!
    これぞ笑いあり涙ありの作品になっていました。
    大いに笑い、大いに涙させていただきました。
    丁寧に作り込まれた脚本と演出。
    コウカズヤさんの進化を感じました。
    とにかく素晴らしいの一言です!

  • 満足度★★★★

    なかなか良い
    もったいないのは120分はいらないこと…。役者の演技も良く、じっくり魅せる公演だけに、少し場伸びした感じは否めなかった。脚本や演出で、もう少し絞って90分位にした方が良くはなかったか? 受付の対応などは好感が持てた。しかし、小劇場とはいえ、見えにくさの悪さはピカ一。劇団の人は客席からのチェックをしているのか? でも総合的にはレベルが高い劇団の公演であった。

  • 満足度★★★★

    初見の劇団。
    お話自体は単調に進んでいって話しの核はなんじゃろうって考えながら見てました。特にインパクトがあるわけではない、でもそれが人情のある世界の日常なのかなって。どこにでも、誰にでも、身近にあるはずだった人情。なんとなく懐かしさやあこがれを抱くような、日常とは離れているような人情のある風景。優しさにあふれていたり、時には人を傷つけたり、よくもわるくも人を振り回す、人と人をつなぐ人情。嫌なニュースが多い今だけど、こういう作品で少しでも心を動かされる人がいれば、きっと世の中はそんなに悪くはないのかも。
    大切な人と会いたくなる、大切な人に正直になりたくなる、そんな作品です。是非に。

  • 満足度★★★★★

    お好み焼き屋での舞台
    両親が亡くなり兄と弟が20年ぶりに会い、過去にあったことを話たあと弟が帰ってからジーンときました。笑いあり泣ける場面があってとても感動しました。

  • 満足度★★★★★

    面白い!【表の雨】
    劇団uzzFestTheaterの公演は、”てっぱん”のような面白さがある。当日パンフのご挨拶文_代表・藤馬ゆうや氏は「2016年は3回の公演を実現する事ができました」と記している。本公演以外は、「ユーカリ園の桜」「アイバノ☆シナリオ」であるが、どれも面白かった。

    本公演、舞台は大阪の西成区あいりん という地区というところ。自分はそこに住んだことがないので、その地区・地域の事情は分からない。しかし、パンフレットによるとションベン臭い街だとか。その街にあるお好み焼き屋で働く人、その周りの人々が生き活きと描かれていた。日常起こりそうな出来事、家族の絆といった人情世界に浸れる。街の情景は見えないが、その雰囲気は十分察することが出来る。

    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    劇場内の壁際にある板の間に座布団を敷き、急遽 桟敷席にするほど盛況(もっとも自由席は前3列で、うち2列はベンチ席になっているため、壁を背凭れにしたい人が敢えて利用していた)。開演が5分遅れたが、それを知らせるため、キャストの松島えいみサンがラウンドガール(水着姿)のようにボードを持って周知する。出演者情報を見ると本公演直後にラウンドガールを務めるらしいが、これも演出か?

    舞台セットは、お好み焼き「お喜代」の座敷。そこに上手側・下手側にテーブルが置かれ、壁にはメニューの貼り紙。下手側奥にガラス窓があり、その向こうに波板塀、蔦が見える。この窓に滴る雨が効果的で余韻を残す。タイトルの雨降りは、心の汗や泪と流すとともに、ションベン(臭さ)をも清める、そんな気持にさせる。

    梗概...両親の離婚によって離ればなれになった兄弟が28年ぶりに再会する。その時の長さを表すようなぎこちない態度・そぶりや会話。朴訥な話し方であるが、それゆえに滋味が感じられる。同じ頃、兄は離婚し店も譲り、新たな旅立ちを考えていた。また弟は別の意味で旅(高飛び)をしようとしていた。

    コメディであるが、その底流にはこの街独特の人情(在日韓国人の登場など)を絡める。ここに登場する人々は実に魅力的(俚言も含め)で、その街から本当に連れて来たのかと思わせるほどである。特におばちゃん安田邦子(山口智恵サン)は、そこに住んでいる典型的な人物像のようだ。
    作・演出のコウ カズヤ氏は、「出てくる人間達は、僕が今まで出会って来た人間がモデルになっている」と書いている。その自身の体験取材のようなことが、しっかり登場人物のキャラクターを書き分け、喜劇仕立てにしている。そして人の出会い別れ、そんな悲喜交々を通じて街を謳いあげた秀作。
    そして、人物以外に街という風景に1つの役を担わせたところに、コウ カズヤ氏のこの地区への愛情を窺い知ることができる。

    実に見応えのある公演であった。
    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    おもしろかったです
    劇場へ入る階段にお好み焼きの「のぼり」があり、大阪の雰囲気が出ていました。
    素敵な役者さん達が集まった、人情味溢れるお芝居でした。

  • 満足度★★★

    花三ツ星
     あいりん地区にあるお好み焼き屋が舞台だ。

    ネタバレBOX

    店主は、同志社を出ている。この地区には珍しい大学出。因みにあいりん地区とは釜ヶ崎を含むエリアであり、日本最大のドヤ街で東京の山谷、横浜の寿町を遥かに凌ぐ人口3万と言われるエリアだが、無論実態は不明である。歌舞伎町より狭いエリアにこれだけの人が暮らすと言われているのだが、基本は日雇い労働者であり、当然原発作業員として動員され、そのまま行方知れずになっている者も多いと考えられるが、戸籍が確定できる者は少ない為、労災や給与保証が為されなくても、最も底辺で泣き寝入りする者が多いのも実情である。だが、今作は、これらの状況をキチンと描いていない。分かる奴には分かるという感じで、釜の労働者には科白が当たられておらず、ただ、そのインセンティブの欠如と誰かに襲われた後の状況などが一コマのシーンとしてライトアップされるだけである。ここに、今作の問題点がある。
    描かれているのは、このあいりん地区で育った兄弟が28年ぶりに再会することがメインなのだが、ちょっと家庭が複雑で両親の離婚時、兄は母について地元に、弟は父について長崎に住むことになった。この程度のことは、実際いくらでもある。釜のあるあいりん地区が、汚い小便臭い街という具合に描かれているし、決して清潔で小ジャレタ街で無いことは確かであるにしても、ルンプロとのダイアローグがなく、謂わばあいりん地区のプチブルだけの独白的表現になっている点が残念である。
    一方、雨の雫が本当に滴ったり、飲み物を実際に飲んだりするリアリティーは中々のものである。また、ちょっと奇を衒った表現では、開演前、水着姿の女優が5分押しと書かれたプラカードを持って現れたのにはちょっとびっくりしたが、余り奇を衒うより、シナリオで物事の本質を対峙させて欲しかった。
  • 満足度★★★★★

    Buzzの新境地!!!
    目撃してまいりました。
    いや〜素晴らしかった!
    ダブルキャスト前半の表のコテを観劇。
    役者それぞれがそこに生きている。
    本当に素晴らしい舞台でした。
    序盤は随所に笑いも盛りだくさん、ラストにかけての全てのシーンにジーンとさせていただきました。
    ラストの兄の絞り出した叫び声に大号泣!
    前すすむさんの出る裏のテコ公演も絶対に観たい!
    更にもっと笑いが含まれたものになるに違いない!

  • 満足度★★★★

    “裏と表”
    “BuzzFestTheater”は、「ストリッパー薫子」、「ユーカリ園の桜」に次いで本作で三作目の観劇になります。

    リアルなセット、リアルな人物、リアルな設定、リアルな芝居に、まさしくリアルな“大阪西成あいりん地区”でのドラマを観ているようでとても面白かったです。時折挿まれるカットも効果的でした。

    「ストリッパー」「ユーカリ」と比べると、“笑い”は抑えめですが、
    “前すすむ”さんが出演される〔裏のテコ〕バージョンでは、
    “笑い”の成分が増えさらに面白くなる(私好み)かと思われるので、
    都合がつけば是非とも観たいです。

  • 満足度★★★★★

    く~たまらん!
    会場に入ると、見事なお好み焼き屋のセット。期待が高まります。しかし客席は狭く、満員御礼でキツキツ。かなりの圧迫感。大丈夫かー。5分押しのプラカードを持ったビキニのグラマーなお姉さんいきなり登場。とても嬉しい。こういうのなら、開演遅れても全然OK。芝居はコテコテハードな人情劇で、グダグダになってもなんのその、グッと惹きつけられます。く~たまりませんな。満足、満足。

  • 満足度★★★★★

    生き生きとした人物像
    体臭や安物の香水が臭ってきそうな程、人物がリアル。 
    実際、舞台であるお好み焼き屋はお好み焼きの匂いが漂い、場末感も含めて完璧だし飲食や喫煙は全て本物。 
    細部にわたってリアルを追求していた様に思えます。 
    そして人物。方言効果もあり人間味溢れる人物達。 
    そもそも役者さんそのものに味のある人が多いのではないかと思いました。 
    今まで人の表層から「それは間違っている」「そんな事をする奴は悪人だ」と言い切ってしまえたものまでもが、そう単純ではない事を思い知らされました。 
    あいりん地区の不器用な人生模様、深いなーっ。

    ネタバレBOX

    自分だけが家族の業を背負い、自分を犠牲にしてきたと思い詰めていた兄が、数十年ぶりに再会できた弟の人生を知る。 
    両親が離れ離れとなる時、子供に課せられる運命の選択。 
    父親について行った弟の幼く単純な想いがあまりにも哀しい。 
    それでも十分に希望の残るラストで良かったと思います。 

    子供はいる「設定」かと思いきや、ちゃんと子供も登場し感服しました。
  • 満足度★★★★

    いい話し
    緩い時間帯が多目の演出で、エンターテインメント作品としての側面ではパンチがやや弱いかな。
    もう少し飛び道具的な笑いや濃い目のキャラが居ても良かったかも・・

  • 満足度★★★★

    兄弟の優しさ
    兄弟のトラウマがある人には是非オススメです。親にはわからない兄弟愛がある脚本でした。兄弟がいることはしあわせです。

  • 満足度★★★★

    超満席でした
    超満席でした。最前列で観たのでくたびれました。説明文を読みもっと暗い話かと想像しましたが、淡々と話が進みました。劇中よくあれだけ飲み食いするものだなあと感じました。特にタバコを4本も5本も実際に吸われての演技なので最前列の観客は煙がつらく感じました。演技だけでは上手く芝居ができないものでしょうか。そんなことを感じました。役者さんたち皆さん無理のないいい演技でしたし小道具のセットも細かく考えられていました

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