風車〜かざぐるま〜 公演情報 風車〜かざぐるま〜」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    熱演でした
    ふるさとを思う熱い気持ちが伝わってきましたが、最後はうまくまとめ過ぎていると思いました。
    瀬戸内海の島の物語に方言はとても合っていました。

  • 満足度★★★

    暖かいんだけど・・・
    後半の物語の展開は良く,温かいんだけど・・・なんか物足りない感が残ってしまうなぁ。過疎の村になんか移住したら,もう大好きな芝居が観れなくなるじゃないかよーなんて思ってしまったからかもしれない。テーマは重いけど,前半のドタバタ喜劇で深刻にならずに,後半で希望を示し,物語をまとめているけど,この問題,現実のハードルは高いぞ。特に人間関係かなぁ。応援隊の3人が未だ村に溶け込んでいないように,最終的には以前からの村人と移住者との壁は無くならないんだろうなぁ。また,どうしたって過疎地域を活性化するには,村の自治体だけではどうしようもなく,これからも地域内の紛争は続くんだろう。そう考えると,この物語,あー良かったねと思うだけでは終われない。

  • 満足度★★★

    そしてハッピーエンドへ・・・
    広島弁は方言の中でも割とわかり易いので、さほど苦にはなりませんでしたが、コミカルとシリアスとの“繋がり”や“バランス”に違和感を感じるところが少々あり、物語の主たるメッセージへの求心力が拡散してしまった印象を受けました。

    また、ハッピーエンドへの収束も、それまでの過程のそれぞれのドラマの描き方が淡白なのか、短絡的な感じがしました。

    余談ですが、主演の“池田勉”さん、とても存在感があり素敵でしたのでググってみましたら、私の大好きな“大沢在昌”の「新宿鮫 氷舞」(NHK BSハイビジョン)に出演されたのですね。

    主人公“鮫島”役だったのでしょうか・・・。
    そうだとすれば、ナイス・キャスティングのような気がします。。。

  • 満足度★★★

    前半はドタバタ喜劇
    前半はドタバタ喜劇。嫌になってきます。でも後半は話がすっきりとし面白くなりやっと観に来た甲斐が出てきます。いいテーマをあつかっているのに前半なぜあそこまでドタバタ喜劇にしなければならないにか不思議です。演出意図が解りません。もう少しすっきりさせればこの芝居ぐっとレベルアップすると思いました

  • 満足度★★★★★

    かざぐるま
    30年弱広島に住んでいましたので、とても懐かしくまた楽しく観させていただきました。広島弁の発音(アクセント・イントネーション)は微妙に違うかなという感じはありましたが、詰まることなくすらすらしゃべられるのはすごいな、さすが役者さんという感じでとてもよかったです。
    暗い問題を明るく解決してくれたところ終わられて心がなごみました。
    隠し事はよくないですね。改めて実感させられました。
    主役の男性のかっこいいし、脊が高いし、スタイル抜群。

  • 満足度★★★★★

    未来への風
    素晴らしい! バランスが良くて没入する。 嬉しくなってこみ上げてきた。

  • 満足度★★★★

    島の問題点
    あれだけ問題点が噴出し、島民の対立も激しくなっておいて、雰囲気的に丸くおさまって大団円を迎えちゃうのは、強引な終わり方のように感じました。新しく島民に移住してきた夫婦、島に戻って来た若者たちの努力の物語の、もう1話必要か。4部作として話を終了してもらわないと、彼等が今後どうなるのか心配です。

  • 満足度★★★★

    後半勝負
    三部作の完結編との事で、ついて行けるか?と思ったが心配なく楽しめた。
    しかし広島弁?が攻撃的なのと、
    早口の怒鳴りあいの展開では台詞が上手く伝わらずに残念。
    でもトータルでは面白い舞台でした。

    ネタバレBOX

    冒頭から昭和のドタバタコメディが繰り返され少々食傷気味。
    しかし全ての嘘が明るみに出てからは
    社会性のあるテーマに絡む濃厚な応酬。
    過疎化、原発、自然環境、人間の動機付けである欲のぶつかり合いが、
    これでもかと積み上げられる。
    前半のドタバタの反動からか、
    振り幅が大きくて問題の本質に触れずとも深い問題に見えてくる。
    物語は判り易く説得力もあったが、最後はあまりにもご都合主義的に、
    何もない島でも大丈夫な仕事を持って誰しもが島に帰ってくる。
    ちょっと無理がありすぎかな。
    良い役者さんが揃っているだけに、
    もう少し島の問題を絞ってタイトなサイズに出来ると良かったかもしれない。
    特に男性陣の役者さんがみないい味を出しており良かった。
    女性陣がもっと尖っても良いのかも。
    未亡人?の女優さんは勢いがあって面白い。
  • 満足度★★★

    リアルなのかわからない
    友人に勧められて観劇。
    私の田舎も過疎化が進んでいるので、共感できるかと思いましたが、それほど感情移入できませんでした。
    後半の熱気が良かったです。

    ネタバレBOX

    1.前半のわちゃわちゃした感じが冗長な感じがして、早く話が進まないかと軽く苛立ちました。何の話を観に来ているかわからなくなりそうだった。お腹いっぱいです。

    2.後半は良かったです。やっと物語が何を伝えたいか見えてきたと思いました。

    3.とはいえ、過疎化問題やエネルギー問題が、こんなに軽くまとめられて良いのか?という気持ちになりました。ファンタジー過ぎないでしょうか。企画立案された方々、田舎の惨状を実際身体で感じたことがないのではないでしょうか。これを盛り込めば感動する、みたいなイメージだけで芝居を売っていませんか?ややあざとさを感じます。

    4.シリーズの完結編らしいですが、誘われたときにためらいました。前を観てないのでついていけるか不安でした。あまり舞台作品にシリーズをうたって欲しくないのが、観劇慣れしてない者の率直な感想でした。他の方も仰ってましたが、チラシがあまり興味をそそるデザインじゃありませんでした。裏側の色がくどくて下品。
  • 満足度★★★

    徹底した方言指導による全編広島弁の台詞。リアルな世界観。という触れ込みでしたが・・
    広島方面は~尾道に4年ほど暮らしていたので違和感無く聞けましたが
    もう少し「じゃろ」「じゃけん」の発音は低かったかなぁと記憶してます
    (男女の区別なくね(^^)

    でもなぁリアリティは薄く感じたですよ~
    (前作1・2は未見です)
    風力発電の健康被害の話はあるけど
    建設前に場所とか検討してないのかなぁとか
    風車型でなく蝋燭の炎のような高速型の羽風車もあるだろうし
    ?だった=説得力が いまいちに思えたです

    島の小学校は既に休校?廃校?という話ですが
    どっかの漫画話でしたが
    1度そうすると再び学校立ち上げるのは大変なので
    親戚の子を・・と転校させて
    次々と いじめとか家庭の事情で馴染めない児童を受け入れ
    小学校を存続させる話しあったし・・
    簡単に過疎化で学校閉めるのは・・とか思えた

    また島への移住話で
    やっとこさ1組の夫婦が来るという話は・・・
    現実的に戦火の無い平和な日本に移住したいという
    外国の方々の話があると聞きます
    そ~ゆ~話が無いのが残念だった

    いろいろ前半でのドタバタが
    漫画的でいまいちに感じ
    ラストの方で盛り上げるなら
    もう少し前半のリアリティもしっかりした方がと思えた
    約2時間の作品

    ネタバレBOX

    ゆるきゃらのフッシーくんと会長のからみの
    ラストの方のシーンからが真骨頂でしたねぇ

    島全体をアート会場にしたり
    猫で観光客を呼んだりと
    現実で過疎化対策してる島の話とか
    いろいろと現実的なアイデアがあるだろうに
    言及が無かったね~

    瀬戸内海なら水軍とか
    しまなみ街道とか
    いろいろとすぐにイメージが沸く分
    リアリティは あんまし感じられず残念だったわ
  • 満足度★★★

    クドくて堅い
    総じて頭でっかちな作りでコメディタッチのシーンでも全く笑えないクドい演出の繰り返しに辟易した。
    色々と回収できてない箇所が多く薄っぺらで、これではちっともいい話になっていない。エンターテインメント作品としては楽しめなかった。

  • 満足度★★★★

    東京に住んでいると全く実感できない過疎化問題。
    過疎化が進む島で抱えている問題を面白可笑しく楽しませていただきました。
    最後に希望が見える終わり方が素敵でした。
    主役の男性があまりにも二枚目だったのでビックリ。
    この人誰だろうと思ってググッたら、
    第二の裕次郎を探せで入賞した人だとわかり、
    激しく納得。
    やはり普通と違う。
    色んな意味で考えさせられました(笑)

    あと惜しいと思ったのが、宣伝美術。
    チラシデザインで損していると思いました。

  • 満足度★★★★

    広島弁
    過疎化問題に正面から取り組み、笑いと涙の中にペーソスを漂わせた人情劇。台詞が広島弁なので、ただでさえ分かりにくい箇所があったし、発声の関係で何を言っているのか理解できない場面も。話しの内容そのものはブレることなくできているが、いかんせん出演者の数が多すぎる。もう少し整理をして、100分程度にまとめて冗長感を払拭するともっと引き締まる、かな。

  • 満足度★★★★

    ふるさと三部作...完結篇面白かった!
    瀬戸内海にある島...碧島(あおいじま)における過疎・活性化対策を面白可笑しく描いた物語。あくまで島民目線で見た場合で、移住してこようとする人々の気持は見えてこない。双方の視点から、それぞれの「不都合な事実」を描くという点では、納得性が弱いような気もする。それでも過疎化に悩む姿を痛々しくも滑稽に描き出す。
    中盤までは誤魔化しとその綻びを繕うような緩いコメディタッチであるが、終盤に向けては、過疎化になった原因、現状、今後どうするかという展望までを一気に語る。
    (上演時間2時間強 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、廃屋に近い公民館の講堂らしき場所。その舞台(壇)上の中央壁面に島民をイメージした漫画絵(ポップ調)がある。上手側に自転車、下手側にBOX、そこにサッカーボール、扇風機、酒瓶が置かれている。また2階へ通じる階段が見える。
    この絵に描かれている人物、風景...青い海・太陽が明るく生き生きとしている。そのタッチは優しく、ラストシーンでその絵に照明が当てられ印象強い。その余韻演出は心憎いばかりである。

    梗概...離島への移住希望者への説明会。少しでも島民が多くいる、そして島の印象を良くしようと知恵を絞る。その結果、主人公・祝広貴(池田努サン)の父・恒邦(雑賀克郎サン)が亡くなったことにし、その葬儀に託けて島を離れた者を呼び戻す。ウソの情報を流し、帰島した人々が久しぶりの再会を果たす。しかしウソがばれてドタバタ騒動が...。

    前半は先の嘘を誤魔化すための緩いコメディタッチであるが、後半はなぜ深刻な過疎化が進んだのか、故郷の存続の危機に晒されることになったのかが明らかになる。そして主人公・広貴が父と喧嘩し島を離れたのか、その理由も明らかになる。島の活性化のため風力発電を誘致したが、その騒音・低周波は島民に悪影響を与えた。そんな時近くの島との合併話が持ち上がる。合併による交付金や原発誘致による経済活性化、一方吸収合併でメリットがなく原発危険と反対する島民、その争いが激化する。そして東日本大震災が発生し原発問題へ繋げる。

    多くの登場人物、しかし、それぞれのキャラクターは立ち上がり見事な群像劇に仕上がっていた。特に広島県・瀬戸内海という設定であり、方言での会話はその土地という臨場感を醸し出す。広島県は第二の故郷であり、多少のイントネーションの違いはあるが、懐かしさを覚えた。

    碧島(あおいじま)へ移住するかもしれない...そんな若夫婦は、今までの仕事のあり方を見直し、インターネットを通じた起業も模索。また広貴はNPO法人での業務経験を生かして新たな島の活性化に取り組もうとしている。ハッピーエンドという予定調和であるが、そこには故郷への想い、そして生活や労働形態への工夫によっては過疎化・高齢化対策が考えられる、という展望が見える。ここに未来を見据える生きるメッセージが込められていたようだ。
    本公演では娯楽施設もない、コンビニもないなど悲観的な説明もあったが、それでも、島は「人の心がよく聞こえる」と...。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    分断から
     三部作の最終章ということのようだが、自分は第一部、二部とも拝見していない。無論、それでも独立性は保たれているので、観劇に問題は全然なかった。

    ネタバレBOX

     舞台は瀬戸内海に浮かぶ小島の物語である。どの地方も過疎化と高齢化に悩み、具体的な成功手法を見出せず、その多くは原発関連の交付金や国からの交付金目当てで、本当に地元に必要なことでなくとも、目先の便利さや豊かさに目を晦まされて真の問題に目を向けようとする力に結集し得ていない。このことが、子供をこれから作り育てて行こうとする世代の、核汚染に纏わる嘘や見識などまるでない政治屋共への不信感を背景に対立を育ててゆく。無論、先行世代の中にも若者と似た危機感を持つ者達が居る。多くの場合、それは自然を深く知っていると同時に世界との関係を知る者達である。そういう民衆の代表に漁師などが位置するであろう。実際、今作でも原発に反対している知恵ある爺さんは、漁師である。漁師は、仮に今は瀬戸内海の漁師であっても、若い頃には鮪漁船に乗ってマーシャル海域で仕事をしていた者も居るであろうし、地球表面積の7割を占める海で生きる以上、外界との接触可能性の中で物を見、考える。ここが、その原住地に縛られる百姓との決定的違いである。どちらが優れているとか居ないとかの話ではなく、職業差は意識的に克服してゆくべきなのである。そのパースペクティブを持てるか持てないかの違いでもある。若者にとって、可能性が大である方が無論選択肢の上位を占める。生きてゆかねばならぬのであるから。自分達の子供を産み・育てることを含めて。今作はこのような対立を主軸としつつも、現実に起こる具体的な事例をつぶさに展開している点で評価できよう。島へ新たに定住したいという希望者獲得の為に非常識にも、対立の一方の旗頭であった人物が死んだ、というデマを流して島を離れた人々の結集を図るなどという悲惨で滑稽な話が具体化している点に過疎の深刻な有様が見て取れる。
     面白く感じたのは、舞台奥に描かれた漫画チックでダサイ絵が、終盤いい絵に見えてくる点である。分裂していた島民たちに再び融和とパースペクティブが戻って来た証として、笑顔に溢れたこの絵が未来を指し示すものとして見えてくる。
  • 満足度★★★

    温かい話ですね
    最初はなんだか騒がしいだけのお芝居に感じましたが進んでいくうちにじんわり来るモノがありました。田舎出身の私にも過疎地の人たちの悩みはわかる。自分たちの故郷 碧島をどうやって守り活性化させるのか・・・その為の対策と苦悩が折り重なってる住民たちの気持ちにいつしか感情移入していました。

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