満足度★★★★★
①初日。ノンクレジットで⁉そう来たか❗
複雑なプロットは正にウェルメイド👍
でも解り易い。観劇後もスッキリ。
②展開の巧妙さに引き込まれる。その世界に引き込む二つの手段が心憎い。一つは優れた映像効果。無声にしていることがより一層映像を際立たせる。被写体との距離感による圧迫感が緊張を増す。そこに登場するキャストから、鵺的のこれまでとこれからが浮かび上がる👍
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/10 (火)
死に瀕したモデルの表情を撮っていた写真家が探る模倣犯は誰?なサスペンスホラー、初日を観たがネタバレを避けるとSNSなどで洩らせないことばかりで「これはどうよ!」なレベル(笑)。
よって、さしあたってアップできたのはキャスティング・キャラクター設定・キャラクター作りの三位一体ぶりが見事ということと「たばかったな、高木登!(笑)」という叫び、そして以下。
4人の女優さんがたは本役の他に「その他名もない人たち」も演ずるが、そのギャップも見もの、と言うか愉快。高木さんは「モブはマンガチックに」と仰ったとのエピソードも後から耳にしたが、お一方に関してはむしろ本役の方がマンガチックでは?(笑)
(以降、公演終了後にしたツイートのコピペは念のためネタバレBOXへ)
満足度★★★★
人生初の立ち見だったが苦もなく楽しめた。やはり昨年の「悪魔を汚せ」を見てこの劇団に強烈なインパクトを感じていたのであの感触を味わいたくて観に行ったのだ。正解。インパクト? それは人の裏側にある感情を表現することに他ならない。きっとみんな分かっていてあの感触を味わいたくて来ているんだろうなぁ。
それまで築かれた対立構図が崩壊するラストがいい。
オカルトホラー劇ならではの映像や写真を使った演出。
深夜ドラマ的な安っぽさを本気でやってる感じが苦手だったりしたのですが、十分に楽しみました。
鑑賞日2017/01/15 (日)
無題2004(17-007)
12:30の回(曇)
12:10会場着、受付、指定席へ。狭い舞台には4人の写真と椅子。
「不滅(2010/6@劇)」「昆虫系[改訂版](2011/7@雑遊)」「カップルズ(2012/1@劇)」「荒野1/7(2012/8@DECO)」「幻戯(2013/2@劇)「この世の楽園(2013/10@雑遊)」「昭和十一年五月十八日の犯罪(2014/6@楽園)」ここらあたりででちょっと感じるものがあったのか「丘の上ただひとつの家(2015/2@雑遊)」で途切れ、本作へ。
12:28前説(アナウンス)、12:34開演~14:16終演。
冒頭、導入として映像を織り込み、舞台上の5人+それ以外の人、について語られるお話。
推理ものではなく、ホラーというほどではなく、サスペンスにしては...と、個人的にはよくわからない薄味仕上がりでした。
一種の(被写体)猟奇殺人かと思うものの、「怖さ(見た目などではなく、考え方/信念)」はなく、知的な狂気(凶器)にしては底なしの深みがあるというものでもなく。
観ながら「ドラゴン・タトゥーの女」のような連続殺人と違うなぁ、と余計なことを考える。
冷静な男でいいのだけど、殺しの美学、凍るような冷たさを感じず。
滅多に歩かないので、じっと座っているシーンにどうも落ち着かないものを感じる。
人の死に至るまでの絶対に避けて通ることができない「定め」がないと単なる偶然で死にました...で終わってしまう気が。
現場に残すものにもっと工夫があれば...「ウォッチメイカー」みたいに。
男か女か、という設定になにか付加価値的なものがあったのかわからず。
カメオ主演(もちろん終わってから知った&福永さんは初めて)という手法はなかなか面白いと思いました。
満足度★★★
鑑賞日2017/01/11 (水)
随所に取り入れられていた映像による演出が素晴らしく、不気味な世界感がより増していたように感じます。4名の女性キャストさんが複数の役を上手くこなしていました。もっとあっと言わせる展開が最後まで続けばより良かったと思います。全公演完売は凄い。
満足度★★★★
鵺的トライアルvol.1「フォトジェニック」@SPACE梟門
終演後のトークショーで(作、演出の)高木さんが仰っていた様に、まさにトライアルでした!
だけど、本公演の高木さん作品以上に、怖さ、が散りばめられてたし、人間の業みたいなモノが見えてきたかな…コワサのベクトルも違った方向だったし。
そいや、ある方が『昭和のテイスト』って表現されたけど、言い得て妙だったなあ、と。
奥野さんはじめ、ステキな演者陣の独白シーンも見応えありました!
2回目も観たいですねー
満足度★★★
すみません。期待していたものと違いました……。
演出も素晴らしく、美術セットシャープで美しく、映像も凝っていて決して安い仕上がりだとは思えなかったし役者も達者な人ばかりで舞台上は魅力にあふれていたのですが、私がこの劇団の特色を知らなかったばかりに途中から感情移入できなくなってしまいました……。
満足度★★★
鑑賞日2017/01/13 (金)
今年の観劇始め。
サスペンスのつもりで観ていたらガチでホラーでした。
スクリーンを使った演出が面白かったし、映像も美しかった。
何より女優さんたちの演じ分けが素晴らしかった。
終演後に劇場前のフライヤーを見たら「あぁ!」と腑に落ちた感じ。
個人的に過激な設定や演出は割りと好きだったはずなのに、
ラストで微妙にモヤモヤが残り残念。
満足度★★★★
冒頭数分の映像を見逃しての観劇では、(他のレビューにみられる)ラストの不足感などなく、それまでの推移に見合ったラストだった。見逃した映像では男の「所行」がその「手法」と共に示されていたと思われ、映像数分のもたらす情報量と、伏線としての「強さ」をただ想像するばかり。
・・「生来の悪」を抱えた人間(サイコパス?)を一人称として語ろうとする試みが、前作に重なる。私たち凡人の「日常」とかけ離れたフィクションの愉しみと、「現代」を考えさせるテーマ性の一石二鳥。とは言え「私たち」の「今」に何かしら通低するものを見出ださねば「日常離脱」の快楽のみに傾きそう。今後も「悪」のリアルを探り出して見せて欲しい。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/14 (土) 19:30
綺麗な女優さんが舞台上でも映像でも拝見できて、ダークファンタジーでありますが、黒井ミサ誕生的な結末も含め、ちょっと全登場人物が滑稽にも見える感じは、アニメ観てる感覚もあって、ゾクゾクと言うよりもワクワクした感じでした。みなさん演技上手いかたばかりだから緊張感もあって、観劇の満足感は高かったです。最後の登場人物は前作の「佐季」を連想させるサービス精神に拍手です。カメラマンが消えた所で終わり?と思いましたが、予想外の展開は彼女を魔女として別の話を作る事も出来るかもしれませんね?
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/14 (土)
価格3,500円
いい俳優贅沢に使って展開も良かったが、オチが弱いのが勿体無い。とは言え流石売り止めになってるだけある。俳優陣では、川添美和が印象的。作品観る度に全く印象が異なる。凛としたキャラでもフワフワでも、ナヨナヨでもハマる凄さ。あと小崎愛美理の声が何故か耳に残った。
満足度★★★★
本当にテンポよく話が進んでいき、そのテンポのよさが、本編を貫通するおぞましさをどんどん高めていきます。1人2役をセリフだけで演じることや、映像を使うことで、ごちゃごちゃしやすい舞台上をすっきりとさせており、判りづらくなりそうな筋立てを簡潔にしてくれています。
橋本恵一郎さんの乾いた滑舌と、感情の露出を一切遮断する目の演技は小劇場ならではの快楽でした。(大きな劇場では感じられなかったでしょうから)
また、鵺的を体現する奥野亮子の薄幸演技はもう鉄板の域ですね。(私生活でのお幸せをお祈りしています)
そして、チケット前売り完売おめでとうございます。今年も、鵺的に期待できそうです。よい芝居を見せていただきありがとうございました。
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/10 (火)
今年最初の観劇作品。鵺的らしい独特な雰囲気と映像とのコラボがまた違った一面を見せていたような作品だった。キャストそれぞれに独白のシーンがあってそのあたりは良かったと思う。『悪魔を汚せ』の要素が作品の随所に入っていた感覚はある。後半のあの展開は意見がそれぞれ分かれるところだと。