鑑賞日2017/01/15 (日)
無題2004(17-007)
12:30の回(曇)
12:10会場着、受付、指定席へ。狭い舞台には4人の写真と椅子。
「不滅(2010/6@劇)」「昆虫系[改訂版](2011/7@雑遊)」「カップルズ(2012/1@劇)」「荒野1/7(2012/8@DECO)」「幻戯(2013/2@劇)「この世の楽園(2013/10@雑遊)」「昭和十一年五月十八日の犯罪(2014/6@楽園)」ここらあたりででちょっと感じるものがあったのか「丘の上ただひとつの家(2015/2@雑遊)」で途切れ、本作へ。
12:28前説(アナウンス)、12:34開演~14:16終演。
冒頭、導入として映像を織り込み、舞台上の5人+それ以外の人、について語られるお話。
推理ものではなく、ホラーというほどではなく、サスペンスにしては...と、個人的にはよくわからない薄味仕上がりでした。
一種の(被写体)猟奇殺人かと思うものの、「怖さ(見た目などではなく、考え方/信念)」はなく、知的な狂気(凶器)にしては底なしの深みがあるというものでもなく。
観ながら「ドラゴン・タトゥーの女」のような連続殺人と違うなぁ、と余計なことを考える。
冷静な男でいいのだけど、殺しの美学、凍るような冷たさを感じず。
滅多に歩かないので、じっと座っているシーンにどうも落ち着かないものを感じる。
人の死に至るまでの絶対に避けて通ることができない「定め」がないと単なる偶然で死にました...で終わってしまう気が。
現場に残すものにもっと工夫があれば...「ウォッチメイカー」みたいに。
男か女か、という設定になにか付加価値的なものがあったのかわからず。
カメオ主演(もちろん終わってから知った&福永さんは初めて)という手法はなかなか面白いと思いました。