満足度★★★★
身につまされます!
パラサイトの話はホントひとごとではないなー(小生、パラサイト予備軍の高校生と大学生の3人の倅あり)。実にリアルで、これまでに観たワンツーワークスの作品の中では一番感情移入できました。
満足度★★★
やや隔世の感あり
エンジェルにもなっているくらいですので、この劇団の昔からのファンです。
この芝居の初演は、13年前とのことで、大変面白くはあったのですが、やや時代遅れな雰囲気を感じました。
パラサイトはパラサイトでも、今はもっと深刻で、切実な気がしてしまいます。
コメディとしては上出来な舞台ですが、もし問題提起の側面があるのなら、この作品のこの時期の上演には、やや違和感を感じてしまいました。
満足度★★★★
お父さんにエール
少しデフォルメされたストップモーション&スローモーションのオープニングがいつも楽しみの一つになってます。相手の都合も考えず自分勝手なことばかりの家族たちに奥村さん演じるお父さんは良くも悪くも大したもの。息子が父親の生き方を否定する場面は見ている私の方がキレそうになりました。父が奴隷のように働いてきたおかげであなたの今があるんでしょうと・・・芝居はとても楽しかったのですが終わり方があっけらかんとしすぎてたのがちょっと。
満足度★★★★★
ワンツーワークス
空間の使い方がうまいですね。あれだけせまい舞台を上手使われていました。ストップモーションでの演技、お父さんとお母さんの語りとジェスチャーがころころ入れ変わる演技は見ていておもしろかったし、すがだなって感じ。
大学生の息子のセリフよく考えられていますね。
すぐにお芝居にのめりこんでしまい、あっというまの2時間で、とてもすばらしいお芝居でした。
満足度★★★★★
身近なコミカルとリアル
どこの家庭でも聞かれるようなありふれた言葉が、どこにでもある家庭の問題を浮き彫りにしていく。思わず、私の台詞だわと、我が家でも溢れてる台詞が見事な舞台というパズルの中に見えた。他人事ではないテーマ。計算されつくした構成。最近はコミカルな雰囲気が更に身近さを感じさせる。安定した演技力、飽きる事のない面白さ。流石の作品です。
満足度★★★★
安定感とメリハリ
当たり前な事ですが、台詞の噛みがなく、心の声のシーンのメリハリがわかりやすかったです。
年をとった親との同居、熟年夫婦の寝室問題、大学を辞めて引きこもる子供がリアルなのに、重苦しく観えなかったです。
アンサンブル的に出られてた役者さんのお芝居もよかったので、もったいない感がありました。
満足度★★★★★
現代社会への問題提起
「衣・食・住」を「医・職・銃(住)」という現代の課題要素に置き換えて、さらに男女という性別の視点、老若という世代の違いという観点を複層させて観せる巧みさ。その描く対象は、集団としては最小の「家族」の単位で描く。
今回公演のメインは住居...「ひとつ屋根の下に暮らす意味って何? シニカルに描く『共依存する家族』の日常」 をユーモアを交えているが、その問題提起が鋭い。家庭内での部屋割りを巡り喧々諤々する家族。住居内別居、思いがけなく味わう解放感が得られる。一方どことなく遠のいていく互いの気持ち。家族の絆は、案外部屋という空間によって繋がりあっているのかも知れない。それが次々暴露していくような...。
満足度★★★★★
納得の高評価劇団
受付けの丁寧さ、無料パンフレットの配布、ブランケットの貸し出し等、開演前からすでに劇団の配慮が感じられる。
実際の舞台も、役者さんの実力はもちろんのこと、映像のカット割りでは絶対できない舞台ならではの表現が随所にあって引き込まれた。
セットも見やすく計算されており、とにかくこだわりのてんこ盛り。
観客も他よりマナーの良い人ばかりだった印象。
まさに良質な大人の娯楽の王道。
難をあげれば、座席が横一列繋がっていて、力伝導が非常に良く、人が身動きするたびに揺れて一瞬気がそれてしまうことぐらいか。
とにかくそれぐらいしかケチの付けようが無い公演でした。
こういう劇団がいっぱいあるといいなとも思いますが、稀有で他にも色んな劇団があるからこそ演劇は面白いんだろうなと思いました。
満足度★★★★★
「あるある」の連続
まるで我が家を見ているような部分もあって興味深かった。夫婦の会話も親子の会話も義父・義母との接し方も「あるある」の連続だったし、夫と妻が入れ替わって互いの言い分をぶつけ合うシーンも面白い。
場面転換の際も、役者それぞれの独自の動きからテンポ良く次のシーンに移るという手法も工夫が凝らされていて良かった。
神様が人の寿命を70年と決めたグリム童話の話は良いアクセントになっていた。
満足度★★★★★
今回も良質
楽しく笑って考えさせられる芝居。いつものように良質で素晴らしい出来です。最初から最後まで全く途切れることはありません。お見事!絶対おススメです。