母と惑星について、および自転する女たちの記録 公演情報 母と惑星について、および自転する女たちの記録」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-7件 / 7件中
  • 達者な女優さんばかり。斉藤由貴さんのダメ母ぶりが良い。ごく身近な家族のドラマと並行して海を越える心の旅ができた。同じ蓬莱竜太&栗山民也タッグ作の「まほろば」と共通する感覚も。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/07/10 (日)

    四人の女優が織りなす演技が見どころで、引き込まれた。
    脚本も面白かった。

  • 満足度★★★★

    まほろば
    女は強し

    ネタバレBOX

    母の遺骨を、母がいつも「飛んでイスタンブール」を歌っていたからにちなんでイスタンブールに散骨に来た三人の娘の旅話を、主に三女の立場から描いた話。

    男にだらしなく奔放だった母は娘たちを祖母の世話をするための自由を縛る重石としていました。その祖母も目立ちたがり屋から教会の資金を不正使用したと指摘されて以来引きこもりとなるなどくせがありました。特に、妊娠初期の三女はこうした血脈を心配して結婚を躊躇していましたが、自分たちは結構普通だと認識して産む決心をしました。

    普通だろうが普通でなかろうが、何が普通かも分かったもんじゃない、それでも女は子孫を残す、女性の強さを描いた『まほろば』を思い出していました。

    斉藤由貴さんは若々しく、田畑智子さんが突然死みたいなことを口にしたときはドキッとし、鈴木杏さんは最近主役的なことがないな、志田未来さんは信長のシェフのときのように決して美人ではないけれど熱くて魅力的だなと思いました。

    建て替え前のパルコ劇場最後の新作舞台、しかと見届けました。
  • 満足度★★★★★

    4女優の競演が素晴らしい。
    現PARCO劇場最後の新作公演ということで、とっても感慨深いです。
    母と三人の娘、家族の確執の物語。
    長崎の実家、母親の思い出を追ってイスタンブールを旅する三姉妹。
    自由奔放な母親役を斉藤由貴さんが熱演、情が深くてあけすけで、
    なかなかいい演技だったと思います。
    由貴ちゃんもこういう役をやるようになったかと、こちらも感慨深いです。
    田畑さんの長女、明るく活発な次女の鈴木杏さん、三女役の志田未来さん、
    母親と三人の娘、4人の女優さんたちの組み合わせも面白かった。
    特に志田未来さんの感情が爆発するシーンでは、”強い想い”が伝わりました。

  • 満足度★★★★★

    観てきた!
    現パルコ劇場ラスト公演。周りの評判が頗る良かったので観に行ってみました。
    上演時間は途中15分の休憩を挟んで2時間20分。

    長崎で生まれ育った三姉妹(と母親)のお話なので掛け合いは基本長崎弁です。
    ちょいちょい出てくる「なん?」がツボでした。

    酒、タバコ、麻雀、男。自由奔放で傍若無人な母親。
    そんな母と三姉妹のちょっと変わった関係が静謐な空気の中でしっかりと描かれていました。
    お互い憎しみや反発ばかりなのだけど、最後に母親の愛情と子の愛されたいという想いが垣間見える救いのある結末だったと思います。

    シリアス一辺倒ではなく、コミカルで笑える場面も多かったです。

    ネタバレBOX

    三女役、志田未来さんの演技に圧倒されました。
    今まで抱えてきた不安や不満、恐れといった想いの数々吐露し、
    感情を爆発させる場面には思わず鳥肌が立ってしまうほどでした。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/07/18 (月)

    7月18日海の日。うだるような暑さの中、渋谷駅前では都知事候補の鳥越氏と応援の森進一氏の登場で大混雑。渋谷パルコも閉店セールの真っ只中で大混雑。自分は渋谷ではないがパルコ常連なので、この時期、冷房の効いた店内で新作レザージャケットを試着するのが恒例。余談はそのくらいにして、実は数日前、ぴあを検索していたら座席選択で2列目が1枚残っていたので観に行く事に。斉藤由貴、田畑智子、鈴木杏、志田未来と実力派女優4名が揃ったパルコクライマックスステージ。泣けるほど感動的なストーリーでは無かったけれど、三女の志田未来を軸として展開して行く流れは時間が過ぎるのを忘れさせる素晴らしい内容でした。31日までなので、もう1回観に行きたいなと思ったりしてます。

  • 満足度★★★★

    現在のパルコ劇場では最後の観劇。
    仕事終わりで観劇のため、移動には電車を利用しているが、観劇当日は電車の運転見合わせにより遅刻するハメに。
    そのため、冒頭シーンを見逃すが、終わってみれば深イイ話で良い舞台でした。
    背景幕や照明使いに蓬莱さんは脚本だけで、演出は別のかたとすぐにわかってしまうw。
    舞台は長崎ということもあり、地方都市の一角で生きている、血縁が女だけの母子家庭。ややネグレクト気味な母でも、それなりに育つ三人姉妹、かつて新国立劇場で上演された「渋谷版まほろば」といった趣きにも感じ取れた。

    8月には閉館になってしまうパルコ劇場に、退場時場内をぐるっと見渡したが良い劇場だったんだなぁ、と改めて感じた。欲を言えば終演後も劇場内の余韻にもう少し浸ってみたかった。
    たくさんの面白い舞台をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    3人の娘を自分がどこかに飛んでいかないようにしている「重し」と自覚している母。娘たちからは、好き放題に勝手に生きているように見える母。自分の店のバーを一人で経営し、生計を立ててはいるが、酒、パチンコ、麻雀と遊興から男までと、手広く過ごしながら自宅では老母の介護もしている。
    現代パートと一家が暮らしていた当時の各々の回想場面が入れ子になっているが、どこもあんな風にされちゃぁ娘だってそう思うわな、と思わされるようことを母は平気にやっているが、その小さな積み重ねが彼女たちのトラウマになるとは母は思っていなかったんだろう。
    思春期の成長した娘に対して、薄情な態度をとったかと思えば、「泣くな!」と叱責したり、当時高校生の長女には「好きな男のとこに行きまーす。明後日、出て行きまーす」と能天気に宣言し「だから明日からは、おばあちゃんと妹たちの面倒を見てね♡」と無茶ぶりするわ、連日酔っ払って帰宅し介抱させた挙句、父親が違うとこぼし、三女に対しては「好かん」発言。
    自由奔放さ満ち溢れ、時折見せるきつい女、緩い女の顔など、こんな母親でも女の姿で接せられるところに男は惚れるんだろうか、などとぐるぐる考えたりし、愛しくも見えるが実際に遭遇するとこんな女性にはなれない!と多少のやっかみも生じ、反面教師的に彼女を見ていたが。あの3人の姉妹だったら自分はどこの立ち位置になるのかなぁ。当時の母親から受けた行為は精神的苦痛の日々というか、恩恵には感じないよなー、やっぱり時が経ってそれなりに自分たちの経験も加わり、言葉を重ねなくても母親の考えを受け入れられるようになるんだろう。あの母親は姉妹の姿を見ながら母親であっても女のパーセンテージが大きい生き方な人生だったんだなぁ、などと思いつつ、そんな母親の掌の上で彼女たちは育ったんだな。
    思い出の歌謡曲の歌詞の一節から、その場へ連れて行ってくれる娘たちも彼女の娘であり、やっぱり情があって優しい。

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