ネズミ狩り 公演情報 ネズミ狩り」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-16件 / 16件中
  • ベストテン投票用です。
    http://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2009/01/post-f59f.html#more

  • 満足度★★

    うまいが、うむむ
    うまいから、とりあえず、最後までみれる。
    役者も個性あるし、演技もうまい。

    でもなぁ。
    うまいってなんだろう。

    難しいテーマでもなぁ。思考停止しちゃなぁ。
    テレビドラマだよなぁ

  • 満足度★★★★★

    最強
    今年ベスト濃厚。
    これこそ「早稲田演劇」。

    長岡さんお疲れ様でした。旨い酒飲んでください。


    いやー参った。

  • サンプルを並べたような
    (ご招待いただきました)
    前にみた「アメリカをやっつけるはなし」より全然良かった。テーマから逃げずにやっているところに好感。
    ただ、少年犯罪や犯罪被害者・加害者というテーマに対して、「こういう立場のひともいる」「逆にこういう考えや思いも強くある」「冤罪という可能性もある」という、いろんな視点・立場の人々のサンプルを並べて、「あーなるほど、いままで気づかなかったけど、そういう考えもあるのね」と(観客に)知らせている(気づかせている)だけ、という気もする。
    それが目的ならば、それでいいのかもしれないとも思う。気づかせるための仕掛けというか、脚本の持っていきかたも上手だったし。
    でも、そこから先が葛藤であり人間の大事な部分なんじゃないか、心が動くところなんじゃないか、と、個人的には食い足りない。

  • 満足度★★★★

    ネズミは、狩られたのだろうか。
    初見だったのですが、フライヤーとは全然ちがう芝居に面食らった。

    でも、次第に明るみになっていくストーリーやそれぞれの主張に、「これは・・・」と思っている間にすっかりからめとられてしまった。
    いきなり加速するストーリー。
    正当な主張、テーマが飛び交う。
    でも、違和感は全くない。
    すごくよく出来た台本だと、感心しっぱなし。
    笑いとシリアスのバランスが絶妙で、
    シリアスシーンに入る前の助走距離も完璧。
    役者さんたちは上手い上手い。
    いいお芝居でした。

    それぞれの主張の違いの説得力が巧妙で、
    そんなことを易しく、ああいう風に書きあげられる作者さんには脱帽です。

  • 真面目じゃないか。
    タイトルとチラシからはもっと破綻気味な内容を想像。個人的には脚本至上主義ではないものの、やはりしっかり書かれていると結構なポイント。分かりやすいけれどそれで物足りなくなる事もない適度な内容でした。

    ネタバレBOX

    客層は意外にも年齢高めな女性が多く。彼女達はよくワイドショーを見る世代で、思う所はあったはず。劇中の盛り立て役に同じ様な人物がいたのも意図的か。
  • 満足度★★★★

    ほんとうなずけるよね
    どちらがどう正しいとか、そういう問題じゃないと思う。たくさんの人間がいて、考えがあって、過ちとか、正義とか、、、それぞれなんですよね。
    演劇って本来こういうのだったよね…。なんて、色々な意味で考えさせられた「ネズミ狩り」でした。

  • 満足度★★★★

    ふざけてないじゃん!
    ふざけている・笑いをとってる場面も、シリアスな事件を第三者にとっては茶飲み話の恰好のネタだったりする現実をリアルに再現しているだけじゃないかと思うです。

    少年事件に関しては、自分は第三者の立場ですが、そんな第三者の人間に対するブラックな笑い。後半ちょっとへこんだけれど、割と明るいエンディングで助かりました。

    内山さんがサザエさんみたいで素敵でした♪

    ネタバレBOX

    開演前の場内BGMのひとつ「夏のお嬢さん」。すごい伏線かも。
  • 満足度★★★★

    胸が痛くなる
    とーってもシリアスなお話でした。
    地味にセットから昭和の香りがしてとてもよかった。
    舞台である蕎麦屋が、女将さんを含め本当に蕎麦屋として絵になっていた。

    本作品の最大の失敗は、チラシじゃなかろうか。
    善し悪しはともかく、この物語の良さの半分も伝わってこない。
    もったいないなぁ。

    ネタバレBOX

    様々な立場の人達が、様々な角度から事件を見る。
    感情的だったり、他問題の腹いせだったり、面白半分だったり、、、

    それでも、、、。
    女将さんが一番理知的に物事を捉え、正しいことを行なっていた
    ような印象を受ける。そのことで酷い嫌がらせを受けようと、
    流されずに、冷静に物事を捉え、正しい判断を行なおうとしていた。
    たとえそれが誰からも支持されない事だとしても。

    これはある程度操作された印象だろう。
    この物語から発せられる、一つのメッセージなのだろうと思う。

    それにしても、ねずみは何の風刺なんだろうか。
    いろいろ考えてみたが、結局決着がつきそうにない。
  • 観ました
    ザンヨウコさん好演。

  • 9月14日(日)S
    チラシや客入れ音楽とのギャップに(良い意味で)ずっこける。

  • 満足度★★★★★

    オススメしたい!!
    時間が無くて見に行けないけど、
    もう1回みたい!!

  • 満足度★★★★★

    よかった
    自分の趣味にぴったりきた、
    それがおどろき。
    ただ、もう「ふざけた社会派」ではないけど。
    新劇の劇団がやっても遜色ない、骨太な台本。
    シリアスと笑いの配合も良。
    私はこの路線のほうがすき。

    ネタバレBOX

    長女を演じた役者さんがすごくよくて、
    「自分も誰かを殺すかもしれないのに死刑が当然などと言うのか、
    そんなに自分は完璧だと思うな」(細部は一寸ちがうかもです)
    という科白がすごく自分には響きました。
    あの女優三つ巴なシーンに2500円払えるなぁと思いました。

    難癖つけるとしたら、
    チラシと内容があってなかったかな。
    あと、
    「もしかしたら途中でいつものチャリTになるんだろうか」
    というハラハラ感が払拭できなかったのですがw
    でもまぁ、べつにそんなことはどうでもいいような気もするってか
    どうでもいい。
    よかったです。
    この路線ならまた観たい。
  • 満足度★★★★★

    社会に振れ幅を。
    “ふざけた社会派”? これは、半分正解で半分間違いだ。

    何気ないテキストの一つ一つが社会的なキーワードになってるのが面白い。
    今回の主テーマである少年犯罪以外にも、現代ニッポンの抱える問題が、
    そこここに散りばめられている。

    ど真ん中真っ直ぐのテーマに対し、様々な視点からのアプローチがあり、
    観点を一本化しないという、カウンターカルチャーとしての姿勢がある。
    主テーマに対し、全然逃げずにやりきっているのではないだろうか。

    社会に振れ幅を持たせてくれる。そんな仕事ぶりに感服する。

    ネタバレBOX

    加害者と被害者を共存させる空間として、協力雇用主の営む店を選んだのは、
    うまい具合にキャラクタやストーリーを回す効果があったと思う。
    また、蕎麦屋さんという設定も、協力雇用主っぽくて悪くないのでは。
    しかしながら、協力雇用主。初めて知りましたよ。お恥ずかしい。

    本当に、「情」というものは難しい。正しいことなど何もないのだ。
    それを「報」じるのだから、なお、事を難しくさせているのだろう。
    それを共有する“世間”は、本当に計り知れない恐ろしさを持っている。

    そして、ネズミの不穏さ。
    次に狩られるのは、自分かも知れないし、あなたかも知れないのだ。
  • 200809131400
    200809131400@王子小劇場

  • 満足度★★★★

    ネズミはなんの風刺かな…
    私がプロデュースを行っている劇団、WHATCOLORの記念すべき10回公演で、作・演出で参加してくれた楢原拓さんが主宰している劇団、チャリT企画の公演を観に、王子小劇場へと足を運んだ。

    楢原さんとは、今年の12月にも、「あなたとは違うんです!」という企画公演でお世話になる事もあり、今回どんな作品なのか、とても楽しみだった。

    とてもヘビーな題材なので、物語が始まるまではどうなる事かと思っていたのだけど、ある意味、チャリT企画らしく、またチャリT企画らしくないような(笑)、とても良い作品。

    ネタバレBOX

    父親を殺した少年の死刑判決をめぐって、家族や従業員達が対立していく姿や、無責任な噂に踊らされる近所の人々の姿。そして、その中にいる更生を誓い、必死に社会復帰しようとしている元犯罪少年の姿。

    この物語では、何正しくて、何がいけないとか、そう言った陳腐な社会批判的な事は一切語られていない。

    しかし、死刑制度の是非や、犯罪者の社会復帰の問題などを深く考えさせられた。私達は、もっと自分の目で確かめ、きちんと様々な事を感じ、自分の力で判断をしていかなければならないと思った。

    裁判員制度の導入を目前に控えた今、この芝居が語っている意味は大きい気がする。

    とはいえ、全体的にはチャリT企画らしく、随所に毒あり笑いありな作品となっていて、楽しみながら、この重い問題と向き合う事が出来た。

    さて恒例の気になった俳優シリーズだが、今回は、空気を読まないけど、どこかムードメーカだったりもする近所のおばさん役を好演していた、内山奈々さん。

    実は何げに難しい役どころを、とても素敵に演じていた。

    前回拝見した作品でも、良い印象だった女優さんで、改めて彼女の演技に魅せられ、笑かして頂いた。

    是非一度一緒に芝居を作ってみたいと思った。

    今回の「ネズミ狩り」は、かなりいい脚本だった。単純に世の中を風刺しているだけでなく、重いテーマをポップに茶化しながらも、丁寧に深く描いていた。

    今後、楢原さんがどんな作品を描いていくのかが、とても楽しみになった。今後に期待!

    とその前に、12月の企画公演ヨロシクです。

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