ベストテン投票用です。
http://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2009/01/post-f59f.html#more
満足度★★
うまいが、うむむ
うまいから、とりあえず、最後までみれる。
役者も個性あるし、演技もうまい。
でもなぁ。
うまいってなんだろう。
難しいテーマでもなぁ。思考停止しちゃなぁ。
テレビドラマだよなぁ
サンプルを並べたような
(ご招待いただきました)
前にみた「アメリカをやっつけるはなし」より全然良かった。テーマから逃げずにやっているところに好感。
ただ、少年犯罪や犯罪被害者・加害者というテーマに対して、「こういう立場のひともいる」「逆にこういう考えや思いも強くある」「冤罪という可能性もある」という、いろんな視点・立場の人々のサンプルを並べて、「あーなるほど、いままで気づかなかったけど、そういう考えもあるのね」と(観客に)知らせている(気づかせている)だけ、という気もする。
それが目的ならば、それでいいのかもしれないとも思う。気づかせるための仕掛けというか、脚本の持っていきかたも上手だったし。
でも、そこから先が葛藤であり人間の大事な部分なんじゃないか、心が動くところなんじゃないか、と、個人的には食い足りない。
満足度★★★★
ネズミは、狩られたのだろうか。
初見だったのですが、フライヤーとは全然ちがう芝居に面食らった。
でも、次第に明るみになっていくストーリーやそれぞれの主張に、「これは・・・」と思っている間にすっかりからめとられてしまった。
いきなり加速するストーリー。
正当な主張、テーマが飛び交う。
でも、違和感は全くない。
すごくよく出来た台本だと、感心しっぱなし。
笑いとシリアスのバランスが絶妙で、
シリアスシーンに入る前の助走距離も完璧。
役者さんたちは上手い上手い。
いいお芝居でした。
それぞれの主張の違いの説得力が巧妙で、
そんなことを易しく、ああいう風に書きあげられる作者さんには脱帽です。
真面目じゃないか。
タイトルとチラシからはもっと破綻気味な内容を想像。個人的には脚本至上主義ではないものの、やはりしっかり書かれていると結構なポイント。分かりやすいけれどそれで物足りなくなる事もない適度な内容でした。
満足度★★★★
ほんとうなずけるよね
どちらがどう正しいとか、そういう問題じゃないと思う。たくさんの人間がいて、考えがあって、過ちとか、正義とか、、、それぞれなんですよね。
演劇って本来こういうのだったよね…。なんて、色々な意味で考えさせられた「ネズミ狩り」でした。
満足度★★★★
ふざけてないじゃん!
ふざけている・笑いをとってる場面も、シリアスな事件を第三者にとっては茶飲み話の恰好のネタだったりする現実をリアルに再現しているだけじゃないかと思うです。
少年事件に関しては、自分は第三者の立場ですが、そんな第三者の人間に対するブラックな笑い。後半ちょっとへこんだけれど、割と明るいエンディングで助かりました。
内山さんがサザエさんみたいで素敵でした♪
満足度★★★★
胸が痛くなる
とーってもシリアスなお話でした。
地味にセットから昭和の香りがしてとてもよかった。
舞台である蕎麦屋が、女将さんを含め本当に蕎麦屋として絵になっていた。
本作品の最大の失敗は、チラシじゃなかろうか。
善し悪しはともかく、この物語の良さの半分も伝わってこない。
もったいないなぁ。
満足度★★★★★
よかった
自分の趣味にぴったりきた、
それがおどろき。
ただ、もう「ふざけた社会派」ではないけど。
新劇の劇団がやっても遜色ない、骨太な台本。
シリアスと笑いの配合も良。
私はこの路線のほうがすき。
満足度★★★★★
社会に振れ幅を。
“ふざけた社会派”? これは、半分正解で半分間違いだ。
何気ないテキストの一つ一つが社会的なキーワードになってるのが面白い。
今回の主テーマである少年犯罪以外にも、現代ニッポンの抱える問題が、
そこここに散りばめられている。
ど真ん中真っ直ぐのテーマに対し、様々な視点からのアプローチがあり、
観点を一本化しないという、カウンターカルチャーとしての姿勢がある。
主テーマに対し、全然逃げずにやりきっているのではないだろうか。
社会に振れ幅を持たせてくれる。そんな仕事ぶりに感服する。
満足度★★★★
ネズミはなんの風刺かな…
私がプロデュースを行っている劇団、WHATCOLORの記念すべき10回公演で、作・演出で参加してくれた楢原拓さんが主宰している劇団、チャリT企画の公演を観に、王子小劇場へと足を運んだ。
楢原さんとは、今年の12月にも、「あなたとは違うんです!」という企画公演でお世話になる事もあり、今回どんな作品なのか、とても楽しみだった。
とてもヘビーな題材なので、物語が始まるまではどうなる事かと思っていたのだけど、ある意味、チャリT企画らしく、またチャリT企画らしくないような(笑)、とても良い作品。