Angels in America 公演情報 Angels in America」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★★

    役者魂の宝庫的舞台
    途中休憩を挟み、両方観劇。寒かったけれど、椅子は痛かったけれど、その苦痛を払拭する役者さんの熱演に感動しまくりの舞台でした。
    中でも、エイズ患者役を、全裸で好演された斉藤直樹さんの熱演には、涙が禁じえませんでした。
    エンジェル役を大熱演していた、チョウ・ソンハさんにも、この公演で、初めて注目。
    長い観劇体験でも、新しい演劇を目にして、カルチャーショックを受けました。

  • みていて
    ねむくなったのでかなしくなりました。
    世界に必要とされる演劇がつくりたいです。
    おもしろい時間もたくさんあったんですが、
    アメリカのはなしを日本でやる意味がわかりませんでした。

  • 満足度★★★★★

    恋をせねば。
    ただそのままの自分であればいいんだと思いました。そして、そのままの自分が、本当に好きだと思える相手に出会えたら。本当の恋愛って、きっとものすごく「のっぴきならない」もの。でもだからこそ、そこから学ぶことって、あるんですね。

  • 満足度★★★★★

    第二部「ペレストロイカ」
    そして今自分たちはここにいる、という感じ。

  • 満足度★★★★★

    「演劇」の面白さを満喫
    描かれてるものはもちろん、その描き方も魅力的でした。
    人種や宗教や感覚でわからない部分はありますが、その前に人と人であるということ。演説、語り、つぶやき、会話、叫び。言葉に力があり、次々に気持ちよく飛び込んできます。ユーモアや、切なさや、台詞がいきいきとしていました。
    シーンの連続を見事に繋ぎ、重ねる演出。役者、音、光、美術、スタッフ、観客。演劇の魅力をいっぱいに楽しみながら合計7時間過ごすことができました。
    楽しんでもらおう、楽しもうというエネルギーが気持ちよかったです。

  • 満足度★★★★

    松浦佐知子+池下重大+転換
    初演は観たことがなかったので初見です

    ●「観たい!」の「沢田祐二+池下重大+しのぶレビュー」●

    沢田祐二(照明のすごい方):
    「おお!」という部分と「おお?」という部分と。
    でもやっぱり「おお!」のほうが多かったです

    池下重大(桟敷童子のキャストさん):
    全般的にやっぱり安心して見れました
    人間のずるいところや弱いところを
    さらげだす役をとても丁寧に演じていた印象でした

    しのぶレビュー:
    メルマガ号外より引用
    >猛スピードで走って舞台転換をするスタッフさんと一緒に、客席の私も『Angels in America』と深く関わることができたように思います
    本当にその通りでした!!!

    ●「観てきた!」の「松浦佐知子+池下重大+転換」●
    ↓ネタバレBOXにて…

    ネタバレBOX

    松浦佐知子:
    素晴らしい!!!!
    宮光真理子さんのことを気に入った方も多くいらっしゃるようだけど
    私のNo.1は松浦佐知子でした
    最初二役やっていることにきづかず
    1部の最後のコールで「あれ?女性キャスト3人しかいないの?」
    と思ってパンフ見てみたら…スゴイ
    ちなみに一緒に観にいった友人は2部見終わって私が
    「二役に気づかなかった」と言ってから初めて気づいたくらい

    やはり厳格な母親を演じつつ笑いをとるところは確実に押さえ
    (彼女が一番笑いをとっていた気がする)
    かつ二役もさらりとこなすなんて…もう脱帽です
    かっこいいです(でも最後のあえぐとこは…)

    逆に宮光真理子は見た目や表情はすごく好きだが
    台詞の話し方がいまいち好きになれませんでした
    すごく重要なのに流れてしまっている印象を受けてしまい残念です

    池下重大:
    上のコメントにも書きましたが全般的にはよかったです
    しかし1部でプライアー(プライヤー?)を捨てるところ
    割と急な展開のように思えました
    ルイスの心の中でどんな経緯をたどって捨てるに至ったのか
    そこが特に描かれないまま「捨てた」罪悪感をずっと引きずるのは
    結構共感するのが難しかったです
    でも脚本・演出の問題なのかなー

    転換:
    もう素晴らしすぎで芝居そっちのけでガン見してしまいました
    転換スタッフがあまり目立たない劇ばかり観ていたので
    舞台の進行に合わせて動き回るスタッフが
    キャストと同じく本番中にリアルタイムで舞台を作っている様子で
    非常に面白かったです


    …で肝心の内容ですが
    盛りだくさんでした

    ひとりの人の生活には個人的なことと社会的なこととあって
    その両方がお互いに複雑にからみあっている
    そういうところがうまく描かれていたと思いました

    この舞台の社会的なバックグラウンドがもっと身近だったら
    より何重にも楽しめたんだろうなと思います
    だから私は自分に身近な個人的な人間関係の話のほうが
    より入り込んで観られた気がします

    特に最後戻ってきたいと言うルイスに
    「大好き でも戻るのはだめ」
    というプライヤー…
    もしも私が同じ状況だったら何て言うかな
  • 満足度★★★★★

    7時間、楽しんだ!
    覚悟はしてましたが、始まるまで1部・2部あわせて7時間も座ってられるか心配でした。が、始まっちゃったら、芝居に飲み込まれてしまって、アッと言う間の3時間半×2でした。
    各部、2回休憩が入るので、ほどよく体を動かすと、それほど辛くなく観劇しました。
    大半の役者さんを初めて見たのですが、みんなキレイで、いっぱいしゃべるし、登場人物は変で可愛いし、それに舞台ごと素っ裸で、体当たりなので、体ごと芝居に巻き込まれる快感がありました。

  • 満足度★★★★★

    充実した観劇体験
    一部,二部を通しで鑑賞.
    互いに関連し合う複数の人間関係のエピソードがそれぞれ濃密で,長時間の公演にもかかわらずだれた感じがしない.登場人物それぞれに感情移入できる部分がある.
    ベニサンの空間の奥行きと高さを十全に利用した場面転換の早さ,鮮やかが見事だった.
    時間とお金に見合う充実感ある観劇体験を味わうことができた.

    薬での幻覚に逃避する妻を演じた宮光真理子さんのひょろっとしたプロポーションと独特の美しさを持つ顔立ちに魅了される.出演場面が終わった後に,走って退場するその走り方がとても可愛らしい.

  • まずPart 1を観た。ナニカ心を
    打たれた。tpt版は初見。昔銀座セゾンで観たのより場転にスピード感があったな~と思ったらあれを演出したのもアッカーマンさんだったんだ(^^;

  • 満足度★★★★

    第二部
    「RENT」の来日公演を昨年見たとき、
    どうにも設定の時期が中途半端というか
    懐かしむわけでも新しいわけでもない。
    そうパソコン通信はあるけど電子メールは未だないって
    ビミョーな頃。振り返るには未だ早いって時期で、
    単に古臭い!って感じてしまったんだよな。
    それでも「RENT」はミュージカルだから楽しめたんだけど
    この作品は・・・。

    「RENT」では中毒の象徴として出てきた「AZT」って薬が
    未だプレミアだった頃だから更に5年位前でしょうか。
    第二部になって、やっとタイトルの「エンジェル」が作品の中に
    組み込まれてきます。
    「RENT」の影響で最初、このタイトルの「エンジェル」って
    ドラッグクイーンの事をさしているのかと思ったけど
    本当のエンジェルが出てきて、劇場の中を右往左往と
    飛び回ります。

    この作品の世界観は好きです。
    最後まで楽しめました、十分楽しめました。
    僕は日本の次にニューヨークが大好きなんですが
    そのニューヨークの街の持つ魅力もフンダンに盛り込まれている。
    都合7時間程度、彼らと一つの空間で過ごせた体験は
    自分の中でも印象深く残ると思う。

    でも、こう恋愛芝居にありがちなんだけど
    あまりにも偶然の出会い、近い登場人物同士で関係が生まれる、
    こういうのは安っぽいスープオペラになっちゃうんだよね。
    「昔の恋人と家の近所のコンビニでバッタリ」なんて
    事は、ありえません。どちらかが意識しない限り。
    そんな出会いとか縁が2部では頻繁に出てきて
    作品を都合のいいほうに、ご都合主義になって行きます。
    携帯もメールもない時代なのに、やけに連絡が取りやすかったり。

    あと、説明的な台詞が、いやに耳につきました。
    特にルイスとジョーのやりとりは、まるで「つかこうへい」。
    ギラギラして熱い思いを全身でぶつけあってる姿は
    決してニューヨーカーには見えません。
    完全に「ロマンス」丑松です。

    沢山社会的な問題部分を描いていて、でも、ちゃんと整理をされている
    構成は見事です。

    見に行ってよかったと思います。
    でも年間10本以上芝居を見て感動したって思いがない方には
    拷問かもしれません。
    説明的な台詞も多いし、あの世界に関心を持てなかったら
    わけわからないと思う。


    ネタバレBOX

    ラスト、大団円なはずなのに
    ジョーだけが、よくわからない終わりの描かれ方なんだよね。
    どうみても、みんなの人気者になりそうな雰囲気と
    人柄の良さそうな表情を持つパク・ソヒ君だけが最後貧乏くじを引いたみたいな感じです。
    ひょっとしたら、内面の暗さや性格の曲がったところがある役どころなのかもしれないけど、子犬のような表情で、クウゥーンって感じで
    いたら、周りの人がほっとかないよなぁ。

    ルイスとは職場が同じなんだから、必然的に会う事も多いだろうし
    喧嘩別れしても友人として、あの噴水の輪の中に入っていても
    いいんじゃないでしょうか?
  • 満足度★★★★

    第一部
    10年位前、まだ銀座セゾン劇場の名前だったルテアトル銀座で
    見たときは、正直さっぱりわかりませんでした。
    一部も二部も。
    麻美れい様のゴージャスな天使姿と、いやに瞳が怖い佐藤オリエが
    印象に残った位。あとは何だか舞台の真ん中でゴチャゴチャしていたなぁって印象がありました。主役を第三舞台の人達と、男闘呼組の
    高橋和也が、すったもんだの口論していたって感じで、
    正直、同じTPT作品だし「~賞」とか取ってなかったら見る事も
    なかったと思う。
    踊らされているかもしれないけど、やっぱり「~賞」とか取る
    作品とか再演を繰る返す作品って何か良い訳で、自分の好みの作品ではなくても何か評価される部分があると思って、演劇ファンとしては
    見に行きました。

    自分が年をとって、登場人物達と同年代を過ぎたという事もあり
    前回よりも、とても親近感を持ってみる事が出来ました。
    3時間30分もあるのに、ダレる事なく、ずっと作品に、ノメリ込めれたのは作品の戯曲の持つ力か演出の力か、演技力の力か。
    とにかく退屈せずに、飽きることなく、NYの魅力も感じながら
    楽しむ事が出来ました。
    前回は、芝居の大きさに対して劇場が大きすぎたのかなぁ、
    それとも単に散漫なだけだったのかなぁあ・
    ほとばしる熱気が手に取るように伝わる空間で
    手垢の付いていない新鮮な出演者達が等身大に演じている姿は
    とても好感があり、まるで自分も芝居の中にいる気分にいなりました。

    ラスト、え?これで終わり?って感じで幕が終わります。
    必然的に第二部を見たい、いや見なきゃいけない気分になります。

    リピータの方か、誰かが暗転の中で拍手をするから「あぁこれで終わりなんだ」ってわかってしまいました。
    少し余韻に浸らせてもらえれば、いいのに、これも鑑賞マナーと思う。

    この作品は、生活の中における信仰の役割や、宗教観、他民族国家であるが上の差別、政治、など
    アメリカならではの問題点の影響や背景が強く出ています。
    島国で単一民族、単一宗教、単一政権な日本で生活している人間は、
    ちょっとやそっとの感覚っていうか感触で
    「共感」とか「感動」は出来ないと思う。軽々しく「共感した、感動した」なんて言えない重い作品です。

    言うなればパリのオペラ座で海老蔵を見たフレンチが
    「私は日本人のワビサビに感動した」って言ってるような感じです。
    どっかから持ってきた言葉で作られた適当な感想してる
    (「感動した」って言ってる自分が好きって人みたいな)
    人も多いんだけど、それは僕の視点とは違う。

    それでも一つの戯曲として大変完成度の高い作品です。
    3時間半、駅のホームにあるような硬い椅子に
    じっと座れる人、NYに行ったことがありNYが好きな人、
    世の中の出来事に関心のある人には、オススメです。




    ネタバレBOX

    ジョーを演じていたパク・ソヒって人だけが
    とても作り物みたいで違和感があるんですよ。
    そう人間社会にアンドロイドが紛れえているような感じ。
    愛嬌のある不自然な笑顔、
    顔も体もツルツルすべすべでヒゲも体毛も全然ないうえ
    完璧なマッチョな身体、まるで
    ボディースーツを着ているみたい。しかも
    表情も言葉の起伏も一本調子でいるもんだから
    まるでフィギア。
    2部の蝋人形、あれ、そのまんまですよ。
    だから、どうもジョーの感情の動きが伝わって来ない。
    ゲイに目覚める過程が、どうも良くわからない。
    男でも女でも人を好きになるって、あんな感じじゃないでしょ。
    まるでルイスの事をゲイだから好きって感じ。
    モルモン教ってのもわからないし、彼がねぇ、もう少し
    人間味があれば・・・。
  • 満足度★★★

    7時間。最長記録更新です。
    4時間の「林檎園日記」から大幅増(自分比)ですね。こちらは2部構成なので分けても観られるんですが、千円安いし、劇場遠いしね。そりゃぶっ通しましょうよということで。

    正直、ストーリーは消化不良です。歴史の浅いアメリカの社会情勢すら知らない僕はあまりにもノンポリだった。モルモン教、共和党、ロイ・コーン、ローゼンバーグ事件・・・そう、履修不足なんです。笑。

    それでもね。7時間飽きなかった。軸が把握できなかったのは、くやしくてしょうがないけど、生が満ち溢れてました。生きていることのパワーが、僕の身体をずっと揺さぶっていたから。時を忘れていました。

    宮光真理子さん、買いです。

  • 200703281330
    200703281330@ベニサン・ピット/二回休憩の後終演16:50。
    二部1830開演二回休憩の後終演22:10。

  • 満足度★★★★★

    必見中の必見!
    初日の第一部のみ観てきました(第二部は今週末に)。素晴らしいかった・・・(感涙)。登場人物たちはそれぞれ深刻な不幸のど真ん中にいるのに、底抜けに明るく、軽快なんです。劇場にパワーがみなぎっていて、めちゃくちゃ楽しかった!
    内容はちょっと大人向けです。R-15ぐらいかな。第一部の上演時間は約3時間30分弱(途中休憩10分&15分を含む)。転換の都合か、劇場内はかなり寒かったです。防寒をお薦めします。
    初演第一部の動画が見られます⇒ http://www.tpt.co.jp/top/angelmovie.html

    ネタバレBOX

    ハーパー役だけが初演とは違うキャストです。宮光真理子さん、やっぱりめちゃくちゃスゴイ女優さん♪

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