笑う数学者 公演情報 笑う数学者」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★

    完成度高いです
    流れで書くとしたら今だろうけど書き方難しいなぁww
    ホント良くできていてシチュコメに拘らなくてもイメージがどのようなジャンルに分類されようと、この作家さんの作品は安心して見ていられるという確固たるフォーマットを確立されたという点は稀有な劇団と尊敬します
    だからか観客席の年齢層が高いことww
    さらにお客さんのマナーが良くて、ホントに飲み物を自販機のとこまで行って飲むというお行儀の良さ。こういうとこがこの劇団らしい

    (しかし極く私的なことですが)生きてる間にあと何本芝居見られるか数えられる年になってくると、もっと冒険してほしいな「そう来ると思わなかった」というような
    加えてジパングの持ち味でキッカリ話を進めてくれる安心感と共に
    最近の公演は長く続けてきた実力が安泰感に傾いているようで少し残念

  • 満足度★★★★

    観てきた!!!
    小劇場界隈では珍しいオリジナルの本格ミステリーもの。
    タイトルからなんとなく予想していましたが、森博嗣さんのS&Mシリーズを彷彿とさせる作品ですね。
    (大学の先生と女子生徒のコンビ、館もの、数学ネタ、星座ネタなどなど)

    今回が42回公演という歴史のある劇団さんだけあって、すべてにおいてソツが無いなぁと思いました。
    トリックも良かったですし、伏線の使い方も上手いです。
    ホワイダニットの部分はちょっと弱いかなと思いました。

    ミオは表情豊かで、観ていて飽きませんでした。
    もう少し助手役的なポジションになっているとなお良かったと思います。

    ネタバレBOX

    一本道問題のトリックはとても良かった。
    ロクロウが道を何度も間違えるネタがしっかり伏線になっているところが◎

    気になったのは
    ・同じネタを何度も繰り返すところはちょっと冗長に感じました。
     (階段で息切れして言葉にならない/ボーイフレンドのくだり、など)
    ・守人を用意してまで隠すものが、金を持ち逃げする人を防ぐための仕掛け?だったのがしっくりこなかった
  • 満足度★★★★

    続編を期待したい。
    分かりやすいキャラ設定と数学を絡めたミステリーで楽しめました。基本コメディなのですが、謎解き部分も面白く、ガリ○オを一部模倣したような主人公もなかなか魅力的でした。伏線の「孤独の7」の回収もお見事でした。
    続編を期待したいような作品でした。

  • 満足度★★★★★

    完成度高い
    最初から最後まで飽きを感じさせず面白い。脚本も配役もバッチリだった。最近観たのでは1番面白かった。

  • 満足度★★★★

    楽しめた
    数学が苦手でも、当たり前だがたのしめる。細かい笑いを折り込みながら推理が進行していくが、観ていてなかなか先が読めなかった(トリックがわからなかった)。それほど起承転結がうまくバランスしていたので、最後まで集中して観ることができた。楽しい1時間50分だった。

  • 満足度★★★★

    純粋学問としての数学 花四つ星
     下司共の跋扈する政治や不確定要素だらけの俗界を離れて、純粋に遊べる(=追及できる)学門は数学だけである。分かり切ったことだ。だが、多くの数学嫌いは、この見解を否定する。それでも、この徹底性と合理性への抒情的な好みは否定しようがない。

    ネタバレBOX


     フェルマーの最終定理をはじめとして、世界中の数学者がチャレンジし知のレベルを競っている素数問題をはじめまだ解決されていない様々な問題が按配よく提示されると共に、実用には役立たないとされがちな数学と数学的思考を用いてカシオペア島の謎解きをしてゆくのだが、数学の美しさと美人に弱い数学教授を掛けて、数学好きの傾向、即ち純粋美を追い求める趨勢を示唆している点も含めて好感を持った。
     推理形式を楽しむ作品なので詳細は省くが、純粋学問としての数学の面白さが随所に織り込まれると同時に、シナリオ展開に上手く絡み、更に幾重にも折り畳まれていた人間関係が終盤の謎解きで明らかになってゆくさまも心地よい。
  • 満足度★★★★

    これは良い
    とにかく楽しめる。最初から最後まで間断なく,爆笑というものではないが,愉快に楽しめるストーリー。数学のネタも少し出てきますが,あーそういえばそんなもんもあったね程度で,数学がわからなくても観劇は十分に面白い。この劇団の持ち味が十二分に発揮された舞台で,これはオススメです。

  • 満足度★★★★

    ミステリー・コメディ!...堪能
    ミステリー物語は、その謎解きの面白さそのものが、芝居の面白さを左右する。その意味でこの芝居は、刑事や名探偵が登場せず、大学教授がその専門分野である数学を用いて謎を解いていく。その過程に、数量化できない「恋」という可変要素が入り込んだドタバタコメディは観応えがあった。
    少しネタバレになるが、数学が苦手な人(自分)にも、「数」の不思議な魅力について説明する。それが「素数」という、1とその数以外に約数がない正の整数...2・3・5・7などであるが、その意味するところ、すなわち代替がない。何だか恋愛における愛しい人を指すようで魅力的な響きがある。
    そして感情が思考を妨げる…含蓄あるなぁ。
    上演時間1時間50分

    ネタバレBOX

    この公演、豪華な一室を作り込んだ舞台美術が素晴らしい。全体内装は重厚感溢れ、上手はソファと椅子、暖炉。その壁に館の絵が飾られている。下手はリビングテーブルと椅子、さらにはBarのようなスペース。上手・下手の両方に出入り口、他の館へ通じる廊下があるという設定である。このセットを外形とし、物語の展開をさらに鮮明にしている。

    梗概は、財閥であった菱岡家が所有している孤島にある別荘で起こる事件。物語はコメディ仕立であっても殺人事件が起き、その謎解きという王道のような展開である。孤島であるから一種の蜜室殺人。ミステリーの筋や、ましてや犯人を書くなど論外であろう。再演するかもしれないので...。
    ちなみに、登場人物には数を連想させる名前(双葉、緑朗、奈菜)が付いている。素数のうち7は、仲間がない孤立な存在として説明された。数学者が惚れた女性は奈菜...。

    物語の全体的な流れの中では些細なことであるが、気になる点がいくつかある。
    ① なぜ長男でなく、その娘(孫)が来るのか?遺産相続の話である以上、金銭的興味がなくても来るのではないか?
    ② その代わりのように、なぜ大学教授(指導教官)が来るのか?
    ③ 奈菜と相思のようになったが、その思いを断ち切るかのような行動は?

    説明があったかもしれないが、覚えていないくらい印象がない。それが本筋の謎より恋愛の謎に興味を持ってしまう。人の心は謎だらけ、ということだろうか。
    これらを体現する役者陣のデフォルメした人物造形は魅力的で、それだけで楽しめる。またバランスも良く、観ていて気持ちがよい。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    原典を踏まえつつ
    しっかりミステリーしていて楽しめました。何より役者さんが全員声を張っていたのが良かったです。

  • 満足度★★★★

    NUMBERS 天才数学者の事件ファイル ・・にはちょっと及ばなかったかな~
    でも推理物としては結構楽しめたっす(^^)

    なかなかに漫画的でコミカルな登場人物たちは気に入ったなぁと思った
    1時間50分・・・開演時間遅れは座の温めとかで工夫して欲しいかなとかも思った

  • 満足度★★★★

    数学
    数学的な話はそれほど物語に重要なモノでは無いので『文系脳だから無理~』と云う事無く楽しめるかと思います。
    ちょっと本筋のラストは弱い気がしますが恋愛モノとしてのラストはキュンとするラストでした。

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