満足度★★★★★
衝撃作!
観るまではどんな内容か知らなかったけど、あの事件の話だったとは。清水潔氏の著作を読んでいたので、すぐにわかったのですが、舞台化されると、よりリアルに迫ってきますね。広く世間に知ってもらいたい事件。繰り返し上演して欲しいです。
満足度★★★★
観応えあり
タイトルから”仮定”に基づくミステリードラマ。その軽快なテンポと推理する面白さは秀逸である。この公演の当日パンフに主宰・脚本の阿南敦子 女史が「(前略)...この情報過多の時代に、自分の知らないこと、溢れる情報に流され真実を見失ってしまっていること、そんなことがたくさん存在していることを知りました。(後略)」、と記している。この文章を読んで、最近亡くなられたミステリー作家・夏樹静子さんのことが書かれた記事を思い出した。たしか、ご自身は就職したことがなく世間知らず、社会をよく知らない、という劣等感が人に聞くという取材力になっていた。その作風には市民社会では一人ひとりが「知ること」が大切であるという。そんなメッセージ性が伝わる。翻って、本公演は今までのTEAM6gの作風と趣きが違い、いや今までもメッセージ性はあったが、それ以上に強く感じる。その描いた内容は、権力機構...その象徴として警察機構を取り上げる。しかし、その捉え方が一方的に観えたのが気になるが…。
満足度★★★★★
舞台じたいは
凄く面白かったです!たぶん、実際の事件をモチーフとしているのでしょうが、警察を象徴とする国家権力の状況、冤罪とそれを取り巻く環境、事件の被害者とその家族、報道の名を借りた正義、いろいろなモノが詰め込まれていたがゆえに1番伝えたかったことがどれだったのかを考えてしまいました。ストーリーそのものが見応え充分だったための感想になってしまいました。
満足度★★★★★
もし、あのとき……
作品中に何度か出てくるメインフレーズが印象的でした。脚本と演出の素晴らしさはもちろんですが、全員の熱意が感じられるステージですね。過去の作品も観れば良かった!
満足度★★★★★
一番大切な物
それは命だという事を訴える作品でした。
当たり前じゃないか…?と言われるかもしれませんが、なかなかこの直球は投げられないものです。
しかも、警察権力の腐敗構造とか、脱線しそうな仕掛けが沢山配されている中で、ぶれずに進んでいけるという推進力はお見事でした。
命を大切に思う。この表現は、表現方法こそ少し硬い路線を取りながらも、この劇団の基本テーマをきちんと踏襲していると思いました。
前作から、無駄な言葉遊びや台詞振りが無くなった筆致は、今回も冴えていると思いました。
"if"何故このタイトルだったのでしょう?
もっと母子の方に厚く物語を振っていく予定だったのでしょうか?
警察組織の集団的隠蔽体質。これは本当に問題でしょう。
ifよりも never って感じですね。
力作であり、よくコントロールされた演出だったと思います!!
満足度★★★★★
今回はいつものTeam 6gとは一味違う❗
昨晩、TEAM 6gの公演「if」を観て来ました!
今回も素晴らしい舞台でした。
何時も通り、"ホロリ"とくる場面も多数ありましたが、それ以外はいつもの舞台とはちょっと違って、Team6gの違った一面を見させて頂きました。
今回は無理ですが、もし再演されたら、是非また観たいですね。
満足度★★★★★
緻密で丁寧に作り込まれた素晴らしい内容
team6gの舞台を初めて拝見させて頂きました。
まず、このシリアスな内容をよく2時間でまとめあげたなと感心させられました。あっという間の2時間でした。
また冤罪となった人物だけにスポットをあてるのではなく、その人物のバックグラウンドにもスポットをあてることで、観る側がより深く舞台にのめり込める、緻密且つ丁寧な作りとなっていました。
後に「傑作」と呼ばれる作品であると思います。
満足度★★★★
悲しくて・・・
娘を突然奪われる母親の気持ち、父親とのほんのちょっとの温度差。とても丁寧に表現されていて、切なくなりました。
冤罪により二度苦しめられる事の怒りが、私の中でも爆発していました。
満足度★★★★★
権力を守るための権力
怖い。“国家権力”は恐ろしい。
これは、決して人事ではないのだ。
『権力を持った自らの組織を守るため、権力を行使する。』というロジックなのだろう。
そして、“国家権力”の前では我々は無力なのだと思い知らされる。
だが、“誤った権力”の行使に対しては、黙してはならない。
権力を持った組織が『腐敗』しているのは、誰もが知るところなのだから・・・。
満足度★★★★★
とにかく良い!
初見の劇団で内容も今一わからないまま観劇したのだが、とても分かりやすく作られていて夢中で見入ってしまった。
喜怒哀楽があるストーリーで本当に良かった。
最初のシーンは見終わる時に最初とは違った感情を持つように作られていて面白い。
また好きな劇団が増えてうれしいです。次の公演が楽しみ!
満足度★★★★★
もし自分だったら、、
team6g10回記念公演の作品。
事件や災害の報道をどこか他人の事のように思っていないだろうか。
本当は、1歩自分の横にあるのではないだろうかと考えさせられます。
この劇団の公演は、本当にまっすぐ心に刺さります。
そして、本当にまっすぐ泣けます。
乾いてしまった自分の心に、まっすぐ泣いてほしい。
この劇団は、すごい。