星の果てまで7人で 公演情報 星の果てまで7人で」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
21-33件 / 33件中
  • 満足度★★★★★

    まるで
    スペースマウンテン内のような黒バッグに数々の星のセットにちょっとワクワク。
    見始めている内に前半の謎が少しづつわかり始めていくのだが、面白くもあり切なくもあり・・・またはまっちゃいました。
    次の芝居はちょっと趣が違うようなのでまた見に行かなければ。

  • 満足度★★★★★

    無題1756(16-046)
    19:30の回(曇)。

    18:40会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。

    舞台は黒い(宇宙)空間だけ。

    最初はやや不自然にも思える動きとセリフですが、トツゲキ倶楽部の作品(6作目)に何もないはずはなく、いろいろと想像しながら観続けました。そのあたりはネタバレになりそうなので。

    桑原さんはもちろん桟敷童子の作品(最近では炭鉱三部作)、土田さんは初めて、2作続けて出ていらした田久保さんはスタッフで。

    目を見張るSFXがあるのではなく、凝った美術があるのでもなく、不思議なシチュエーションのなかで進むお話はやはりホロリとさせられるものでした。

    お話をかき混ぜる佐竹さん、そうかそういう設定もあるなぁ、と感じた前田さん、無重力シーンは雰囲気十分、そして横森さんは毎度のことながら不思議さでいっぱい。

    SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)

    それにしても前田さんがアガリスク(前日、「キングオブコント2016への道」を観ました)に出るとは...こちらもすごく楽しみ。

    ネタバレBOX

    カウントダウン、箱、闇に赤く点滅するのは閃光灯か、みんな同じ方向(反時計方向)へ進む、船内なのか、それにしては無重力ではなさそう、直接通信を受けている...サイボーグのような存在かと思う(ロボットにしては人間に近すぎるし)。

    ニール・R・ジョーンズの作品に「ジェイムスン教授シリーズ」というのがあり箱型のロボットのような不死の存在として冒険をします。クラークの「都市と星」では精神が保存される(記憶バンク)、劇中でてきたレム「ソラリス」は「海」が創造する「お客さん」、ハインライン「悪徳なんかこわくない」は脳移植、ポール「マン・プラス」はサイボーグ、「ブレードランナー」はレプリカント。

    人ではないものの「意識」

    調べると、たしかに土星まで(遠いとき)16億㎞、4年くらいでした。
  • 満足度★★★★

    なるほど
    初めての劇団。他の作品は知らないが、この独特な切り口は面白い。確かに途中まで意味がわからなかったが、キャラとキャスティングの妙で楽しめた。さらに全貌がわかって面白さが増した。

  • 満足度★★★

    好意的な「観てきた」が多いですね
    たまたま現在A・クラークの本に嵌っているのですが、身体を別にした精神の実在性が描かれている作品が多いので、ネタはここからかな?と思うような本でした。

    8人目の人は何故存在しているのでしょう?
    エイリアン云々のキャラクターではなく、物語の要素として何故必要なのかという問いです。

    宇宙の話というより、所属を離れた人間が俯瞰する立場に立って、地上の諸々をどう思うかという設定の話でしょうか。

    個人的には、深みが欲しいと思いましたが、この軽さが劇団の持ち味で、それを楽しむファンが多いのかもしれませんね。

  • 満足度★★★

    国なんてどうでもいいじゃん!
    ストレートなメッセージでした。

  • 満足度★★★★★

    「いま、万感の想いを込めて。。。」
    下北沢「劇」小劇場で、無限に広がる大宇宙を体感してきました。
    映画やドラマはもちろんのこと、アニメでも表現できないと思われる、
    まさに舞台ならではの演出と展開で、
    【トツゲキ倶楽部】十周年記念第一弾にふさわしい作品でした!!

  • 満足度★★★★

    観てきました
    土田さんが観たく初めての劇団さんでした。
    箱をずーっと持っている理由が長いこと分からず

    1時間位は少し予想違いかと

    オデッセイの映画を観てた印象が、違っていて少し前半は展開ゆっくり


    最後ですっきりできました

  • 満足度★★★★

    2016年宇宙の旅
    時折シリアス調になる箇所がいい具合のスパイスになっていたと思います。シンプル極まりないステージでしたが、随所で宇宙が感じられました。

  • 満足度★★★

    いろいろと惜しかった・・・・
    楽しく出来ていたんだけど・・・
    整合性で引っかかるトコあったんですよ(-_-;)
    SF好きには細かさがね~って思えた90分強の作品

    ネタバレBOX

    地球からの緊急連絡のオチが?でした
    前半でのリズム感ある会話とテンポの良い進み具合が
    中盤弛んで
    後半事象の解明はサクサク進んで面白かったが・・・・

    復縁話は緊急連絡になるの?

    さて話は宇宙で50cm四方の箱を持ち歩いている登場人物たち
    何かの作業してるらしい
    椅子代わりにもなる箱であり
    定時連絡以外での緊急連絡が突如入るのだが
    うまく受信できず不安になるクルー達
    (アナログ通信?デジタルなら圧縮データの解凍が上手く出来ない=
    欠損等があり音声データが復元できずとした方がSFチックかなぁと推測)
    乗組員達は東西南北の地域からの出身メンバーであるが
    ”北”のみ乗船してません
    連絡は地域同士の紛争が起きたことを伝えてきたのです
    でも遠い地球での話でありとメンバーの不和は起こりませんでした
    いろいろと話が出て土星のスイングバイで地球への帰還か
    このまま探索を続けるかを皆で会議します
    紆余曲折の末
    メンバー以外の謎の搭乗員がいるらしいと
    実は乗組員は全てAIだったと判明し
    皆の意見の一致で探査を継続となり幕でした

    最後の暗転で正面に輝く星々のシーン
    後ろの光源の天井部は囲って欲しかったなぁと
    客席側の天井とかのLEDなどは
    平面で配置されず良かったです

    最後に通信で入ったのが
    離婚された男の復縁報告・・これって緊急で入れるレベル??
    密かにオリジナルの人格提供者と通信していたAIがいたりするとこ
    サラッと暴露したり謎のエイリアン?らしき搭乗者のコト
    ウヤムヤにしてたのは残念だった

    密かな通信のトコはSFらしくデータの蘊蓄とかいろいろな
    らしさを出しても欲しかった

  • 満足度★★★★★

    開幕から異次元へ
    タイトルではどんなメルヘンなの??と思っていましたが、なかなか奥が深い内容でした。幕開けにこの舞台は成功と思わせる不思議さがありました。
    小説でいう出だしの言葉でます引き込まれるような…
    次に期待を持たす演出に、これは成功だと思いました。
    役者の個性も星のごとくでした。
    私は高齢者ですが、異次元を理解できましたよ。
    結局は人間の心。あるのかな?という心。教えてもらいました。
    ぜひみてくださいね。

  • 満足度★★★★

    なるほどねー(*゚Д゚*)
    こうして長期に渡る宇宙探査を行うのか!!
    発想が面白かったです。

    登場人物それぞれのキャラクターがたっていて、会話も小気味良い舞台でした。
    2回目の観劇が楽しみです♪

  • 満足度★★★★

    宇宙空間における人間ドラマの秀作
    会場入り口にアーチ型の電飾があり、スタッフに聞いたところゲートだという。細かいというか遊び心のある演出である。場内はもちろん宇宙をイメージするような暗幕が...。

    観劇した2016年2月24日の某新聞に油井亀美也 氏の国際宇宙ステーションから帰還した記事が掲載されていた。その滞在日数は142日だったようだが、本公演のホームシックになった宇宙飛行士たちは...
    (上演時間95分)

    ネタバレBOX

    地球を発って4年になる。そのクルーたちの登場は一人ひとり箱を持ち、下手から上手に一列に進む。暗幕で囲った素舞台、暗転すると暗幕にある電飾が光り宇宙空間が出現する。その幻想的な雰囲気の中で、クルーの一人・マリナ(佐竹リサ サン)の「地球へ帰りたい」という禁句がもれる。理由は単純...地球にいる彼氏に逢いたいという。忘れていないか心配だという。この思いが公演の機微に触れ重要なところ。ラストの感動シーンに繋がる伏線にしており見事な演出であった。宇宙というSFをイメージさせるタイトルであるが、根幹は人間ドラマである。

    クルーと地球(基地)との交信は「新年」と「誕生日」の年2回のみ。そこへ不思議な交信が...それを契機に東西南北の各国からの代表という自国(民族)意識が目覚める。地球を俯瞰しながらも、国の代表という自覚に捉われるところが人間くさい。祖国に何かあったのでは、という疑心暗鬼がホームシックに結びついて、帰還するか会議することになる。この決議は全会一致がルールであるが、会議の都度、賛否票が分かれる。このドタバタを通して、過去から現在まで、世界のいずれかで起こっている紛争を考えさせ、将来にあってはその愚かしさを警鐘する。まさに宇宙的規模の考え方に収斂していく。

    冒頭の箱は衛星機(基)という設定であり、クルーは意識人格という非実在性、地球には実在する本人がいる、という不思議なもの。地球に帰還すれば心身一体になるのだろうか?クルーの一人・さくら(前田綾香サン)は地球を発つ時には末期癌に侵され余命わずか。今はもう亡くなっており、帰る場所(体)がない。それでも残された家族は彼女のことを忘れず、いつも想っているだろうと...。結局、7機(基)の衛星基は永久の宇宙探索を続けることになるのだが、8人目は時折意識下に入ってくる”おばちゃん”、その正体は如何に(エイリアンか?)

    この宇宙における人間ドラマ、キャラクターをしっかり立ち上げ観せる公演になっている。先に記した油井氏が帰還して思ったのは、宇宙ステーションでは意識しなかった重力を感じた時、「地球に抱きとめられているような気がした」と。その言を借りれば、この公演は「温かで大きな心に抱かれているような気がした」である。ただ一つ、自分的には大きな盛り上がり、インパクトという印象付けが弱かったような気がしたのが残念であるが。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    宇宙への Boarding Pass
    地球を離れておよそ4年。7人(+1人)を乗せた宇宙船。ある女性乗組員の「帰りたい」とつぶやいた【禁句】がもとで、他の乗船メンバーそれぞれに過去の思惑が湧きあがる。
    冒頭、各人が手にする木箱が、自身の棺に見えたのは気のせいだろうか。
    自分(身体)を地球に残したまま、その分身(意識)だけが宇宙を彷徨う。一見、理想的だが、ほのかに寂しさがつきまとう。大事なのは、過去でも未来でもなく、今なのだということを強く印象付けるstageだった。
    目下、シリアでのテロや難民問題など、国境と宗教の壁はとてつもなく厚いが、「国なんてどうでもいい、オリンピックじゃないのだから」の言葉に救われる思いがした。
    それにしても、1600000000kmって想像もつかない。いっそ「光」になって、ひとっとびにあちらの世界へ行ってみたい。

    ネタバレBOX

    とある会社の組織を想わせる乗船者7人。作者は「役者の肉体に揺れる心を託し、ひとの気持を描く。それもストレートに」と詠う。それぞれの役者の肉体(スタイル)を意識した配役に脱帽。マネージャー的存在のリーダー(ホタルさん)は、やはりこの役がぴったりであり(苦笑)、ゼッタさんのような男やもめの存在はかなりリアル。個人的には、モスさんのような政治家や経営者が欲しいところ。。。

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