神奈川かもめ短編演劇祭 公演情報 神奈川かもめ短編演劇祭」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • 満足度★★★★

    Cブロック。一番出来の良かった回、と審査員。
    だそうであるが、傾向の異なる4作品をどれも面白く観た。好みでない作品にも良さがあり、理屈を拒絶した、感覚のみで感じ取るしかない作品の中に私は大きな可能性をみて一票を入れたが、観客の大勢は「分かり易い」芝居の方に集中した。
     審査員の持ち点は、配分がそれぞれにゆだねられており、4作品に一票差しか開けなかった審査員もいれば、大胆に一つに多く点を入れた人もいた。観客票が大きく偏った後からしてみれば、審査員は勇断により大胆に点差をつけるべきだったのでは・・とも思うが、点差をあまりつけないのは「つけがたい」との表明であったかも知れぬ。
     企画としてはユニークで、韓国からも2グループを招き、結果的にその一つが優勝したとのこと。
     司会進行にプロの男女(一方はFM横浜のDJ)がつき、劇団紹介・会場へのメッセージを読み上げながら、二人で軽く会話を交わして親密圏を会場内に作る。初めての対面の緊張の緩和になっていたのではないか。そうした演出や、休憩をはさんで審査員5名の講評を一作品ごとに聞くのも面白い。イベントとして、中々よくできた企画だと思った。
    4劇団の作品内容については、また時間があれば。

  • 満足度★★★★

    次回は全ブロック観たい
    Cブロック予選のみの観劇。各団体の短編を観られて講評もきける、貴重なイベントだなぁと思います。優勝した作品、観たかった…!!
    審査員の方々の点数については随分な偏りを感じたので、点数はさておいて、講評に注目して拝聴。概ね納得し、観る側としても勉強になりました。個人的にはもじゃへらさんが素晴らしかった。ストーリーを言葉で説明したら、何か違うんだよな…(私の語彙力の問題ですが…)うまく言い表せないそのあわいにある、台詞のないシーンで伝わる感情が魅力。完成度が高かった、胸に迫り泣いていました。

  • 満足度★★★★

    Aチームを拝見
    ABCブロックの各々に4団体が入っており、先ずはA,B,Cそれぞれの1位が決勝に進むが、全ブロック1位以外で最も観客投票を多く獲得したグループが、ワイルドカードとして決勝戦に進み4団体で決勝戦を戦うというコンペである。12団体のうち今回は2団体が韓国から参加。ご当地優先枠以外にも北海道から沖縄まで各地に基盤を持つ劇団が出演している。持ち時間は各劇団とも20分。自分が拝見したのはAブロックである。
    演目は、上演順にホームタウン特別枠出場の神奈川連合 塵の素演ずる「あかい靴、譲ります」。東北代表 現代時報演じる「ibc」。沖縄代表@沖縄向上委員会演ずる「オキナワノアシタ」。ソウルから来た劇団名作とうもろこし畑演じる「この世で最後のデート」である。(追記後送)

  • 満足度★★★★

    さらなる充実を【決勝戦】
    神奈川かもめ短編演劇祭...その第1回目(決勝戦)がKAAT神奈川芸術劇場・大スタジオをほぼ満席にして開催された。ブロック毎に予選会を行い、当日は海外団体(韓国)を含め4団体で競われた。大会ルールは審査員の持ち点(得票数)と観客の投票数の合計票を多く獲得した団体・劇団が優勝となる。審査員と観客の得票数は異なっており、そこは審査員=専門家としての視点が加味されている。もっとも穿った(意地悪)見方をすれば組織票(無いと思うが)への牽制があるかも...。
    さて、「かもめ」を冠にした短編演劇祭...神奈川県の県鳥である「かもめ」は、遠く韓国の劇団を招聘するような広がりを見せた。もちろん、日本国内においても各ブロックで勝ち上がってきていることは言うまでもない。

    一定のルール下で国籍に関係なく審査員・観客が面白いなど、その感性に訴えた公演が優勝したと思っている。その結果は...。


    ネタバレBOX

    演劇祭でのルールは、大きく次のとおり。

    ①上演時間20分以内 ②役者数の制限なし ③舞台は素舞台 ④小道具は簡単に搬入・出が可能なもの、 である。

    決勝戦は、次の団体・劇団で行われた(演技順)
    ●たすいち「透明人間、消える」(Bブロック)
    ●雲の劇団雨蛙「ミソジニー!!」(*各ブロックの次点最高得点劇団)
    ●劇団名作とうもろこし畑「この世界で最後のデート」(Aブロック韓国)
    ●もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡「ピアノのある部屋」(Cブロック)

    その結果、かもめ賞は「劇団名作とうもろこし畑『この世界で最後のデート』(Aブロック *韓国)」になった。

    さて、自分は演劇はもちろん映画なども芸術は文化だと思っている。その分野で優れたものを選出しようとすれば、何らかの合理的基準が必要になろう。しかし、そこには好みという客観的に表現し難い感性のようなものが存在するのではないか。スポーツの中でも記録(時間、距離、重量など)が計測できるものであれば、その勝敗は明白だろう。しかし、芸術点を競う種目もあろう。
    劇団同士、互いに切磋琢磨し素晴らしい(国籍が違っても受け入れられる)内容の芝居を観せてほしい。参加することに意義もあるだろうが、「優勝する」という目標、励みを持つことがあっても良いと思う。

    この「神奈川かもめ短編演劇祭」の採点基準は得票数ということであるが、それが(それだけ)良い方法か...第1回を踏まえ更に検討を重ねより良い演劇祭になることを期待している。そして演劇文化が広く、そして豊かになりますように!
  • 満足度★★★★

    投票には悩んだが、結果は予想通り
    決勝戦のみ観戦。それぞれ良さが違うだけに観客に与えられた1票をどこに投ずるかが難しい。しかし最高得票に与えられる「かもめ賞」は予想通り韓国代表が獲得。これには確信があった。脚本も演技も素晴らしかったことは確かだが、評価を得やすいテーマだったことも勝因にあると思えた。
    審査員のいろんなコメントが聞けて、観劇の視点を広げるうえでとても参考になる。ずっと続けてほしいイベントだ。

  • 満足度★★★★★

    演劇祭そのものの価値
    自分が面白いと思ったものを、審査員が批判的に評価する、という事が起こると、
    作品を見て、楽しんで、ここを応援したい!と思った側としては悔しい。
    とは言え、この演劇祭の存在自体には価値があると思う。
    この演劇祭のために集まった劇団、作品は面白く、興味深かった。
    演劇に対して一定の成果を出してきた審査員の講評は
    お客さんにとっても劇団にとっても多様な視点で演劇を考えるきっかけになるし、
    このようなイベントが演劇の興隆の糸口になっていく気がする。

  • 点数をつける必要性
    全国から集まってきた団体が見られるということで興味深い試みだ。
    ただ、やはり神奈川東京あたりの団体が強いのは
    切磋琢磨もあるのだろうが、集客の強みもあるのだろう。
    審査員の話も、もちろん納得できるものもあるが、
    結局のところただの好き嫌いによるものもあり、
    それで点数をつけてどうこうするというのは
    あまり気持ちのいいものではない。
    しかし、こういった仕組みが、イベントの盛り上がりにつながることも理解はできる。

  • 満足度★★★

    全予選見ました
    12作品を全部見まして、技術のレベル差は当然あるとしてもそれぞれに楽しめました。ただ、個性的な面白さを持った劇団がたくさんあっただけに、コンペティション形式で数字で順位を付けられるのが気の毒な感じもありました(それが直接優劣を示すわけではないのもわかるし、もちろん皆さん望んであの場に出てきたのでしょうから余計なお世話かもしれませんが)。観客が自分で投票できる楽しみは否定はしませんが、採点のないショーケース形式のほうが僕は楽しめたと思います。どうもあの得点発表と審査員講評の時間が個人的にはとても居心地が悪い(審査員のコメントはいちいちまっとうで納得はするんですが)。各地域の劇団が未知の観客と出会う場としては有意義と思いますが、得点はあくまでただのお楽しみととらえるべきかと思いました。本気で「目指せ!かもめ演劇祭優勝!」なんて集団が将来出てくるとちょっと困るな。

    ネタバレBOX

    観客としていやおうなくその世界に引き込まれるような高揚感を感じたのは韓国の2劇団と、中国地方代表「雲の劇団雨蛙」、四国代表「シャカ力」。「@沖縄向上委員会」の独自性も楽しかった。逆に、Bブロック通過の「たすいち」とCブロック通過の「もじゃへら」はなんかまだ薄くていろいろスベってる印象。まあ地元のアドバンテージはあったんでしょうね。Cブロックの結果発表のときは一瞬寒い空気が流れたような気がします。
  • 満足度

    Cブロック-星くずロンリネス !!
    星くずロンリネス( 「本命キラー -あきちゃんのです、ブログ-」) が本命と予想したのですが、昨年の天下統一大会同様に予選ブロックで姿を消しました。最高に楽しかったのに残念。
    この手の大会、「天下統一-」でもそうだったが、面白くないのが勝ち上がってくることが往々にして有るので、予選ブロックを観劇するのがお勧め。

  • 満足度★★★

    Cブロック観劇です
    4作の好みはいろいろあるでしょうが
    自分は 【北海道地区代表】 星くずロンリネス 「本命キラー -あきちゃんのです、ブログ-」 に投票したです
    【韓国代表】 雲 PROJECT GROUP「self-portrait」は舞台バックのスクリーンとした白い垂れ幕に字幕投影するのですが、3~4行すべて表示するので生のセリフの先わかったりと作品上で声や行動と字幕の相がズレてハンデだよなぁって思えたですよ
    ほぼ満席で男女比はやや男性多めでしたが年齢はけっこうバラけていたかなぁと感想
    舞台セットが大きなもの利用できないので創意工夫が+アルファかなとも思えたです
    受付のお兄さんの明るい対応よかったと付記
    【神奈川地区代表】 もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡「ピアノのある部屋」・・・漫画「たんさんすいぶ」とか思いついた~・・・・古いのは未来騎士シリーズの「あなたのそばにメロディ」とか(^^;)

    ネタバレBOX

    【北海道地区代表】 星くずロンリネス 「本命キラー -あきちゃんのです、ブログ-」=男友達が彼女出来たと報告するのだが、主人公キッカワショウがその彼女のブログを見ると何と明日の出来事が記されていたのであった。 毎日0時に更新されるブログを24時間早く見れるとわかった主人公は友人カップルを競馬に興味ひかせて未来のレースの結果を見て大金を得る方法を思いつき実行するのですが・・・ラストは競馬のレースシーンに合わせた言葉遊びが楽しめた「世にも奇妙な物語」的作品でありました

    【神奈川地区代表】 もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡「ピアノのある部屋」
    5歳でピアノ教室やってる母の為に一生懸命にピアノを弾こうとする主人公に女性擬人化したピアノが音楽の楽しさを教えてゆく二人芝居です 気弱な男の子と豪快な気質のピアノとの掛け合いの妙が売りの作品♪

    【韓国代表】 雲 PROJECT GROUP「self-portrait」
    一人芝居~韓国語ですので字幕読む前に直で笑った人数は客席内にわずかであった・・・あまし面白さがわかんなかった・・・・

    【四国地区代表】 劇王四国Ⅳ勝者 2016年1月17日決定
    学ランの男子学生二人とセーラー服の女学生一人が学級会での発言でいろいろと言い争う始まりから 全身白タイツで竹やりを振り回す驚愕の展開が凄かったな~白タイツ・・・・

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