浅草紅團・改 公演情報 浅草紅團・改」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    浅草♪
    大正の終わりから昭和の初めの浅草を生きた人々が別け隔てなく描かれ、活力があってときにエロくそしてコミカルに、客席のボルテージを上げながら走馬灯のように駆け抜けていくドガドガプラスのお芝居は毎度のことですが他の劇団にはない味わいがあります。今回、登場人物では福子、役者では伊東潤さんがお気に入りでした。

  • 満足度★★★★★

    楽しかったー
    面白かったです!
    同じ演目なのに観れば観るほど、楽しくなる。
    やっぱり、好きですドガドガ(^o^)
    次も絶対観たい❗

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    混乱の時代の大群像劇。ホントに何でもありーの芝居で、ディIテールは不明なところも多いけど、圧倒されますね。

  • 満足度★★★★★

    後半ますます!
    休演明け、勢いが落ちてない。
    最後の演出がさらに盛り上がっていい感じです。
    千秋楽、ぜひ観たいです(^^)

  • 満足度★★★★★

    ドガドガプラス「浅草紅團・改」
    劇団ドガドガプラスは私が長年見続けてる浅草中心での活動を拠点とする歌と踊り子の劇団です。
    映画監督望月六郎の独特の世界観を表現し、近年は新しいレギュラーメンバーを構成し、非常にいいチームワークで若い人たちのファンも増えています。

    多少専門的な表現もありますが、浅草紅團に関しては過去上演作品に比べて比較的見やすく、近年の作品はDVD化もされてますので是非一度ご覧ください。
    女性陣の華やかさにかけてはピカ一です。

  • 満足度★★★★★

    初めての体験はどっきり、がっつりです
    初めて「ドガドガプラス」を観劇しました。わたしのとっては浅草東洋館4階へのエレベータはさながらタイムマシーンであり、大正の動乱期の、ひとびとの生きざまをまざまざと追体験することができました。(もちろん虚構であることはわかってはいますが。。。)この世界観を見せてくれるのは、浅草であり、東洋館でなければ、とつくづく感じました。29日はサンバカーニバルも開催されていましたが、熱にうなされるような感覚ではドガドガプラスが1枚も2枚も上手です。
    個人的には、黒澤直子さん、ゆうき梨菜が役どころが気にいりました。また石井ひとみさんの存在感は群を抜いていました。とりわけ飯嶌桂依さんには胸キュンで恥かしながらハートを射抜かれました。

  • 満足度★★★★★

    浅草紅團・改
    初演作も観ました!
    今回の為にDVDで復習しました。
    初日は急きょ観劇しました!
    9公演中6公演を観劇しました。

    難しい話しで、1回だけでは理解出来なかったけど。
    何度も観るうちに理解出来ました。

    座長の丸山正吾さん。看板女優のゆうき梨菜さん。
    客演の方々が素晴らしいです〰!
    若手のメンバーも大活躍です。

    明日の千穐楽が月末の為に行けそうにないのが
    とても残念です(涙)

  • 満足度★★★★★

    お見事...
     『木曜の夜にはズロースが落ちる』と川端康成が新聞小説に記したばっかりに榎本健一率いる『カジノフォーリー』は連日連夜の超満員でごったがえしたそうです。 よーし、ドガドガもひとつあやかってみるか...を確かめるべく、木曜日の夜に観劇した。けっこう早く劇場に着いたつもりであるが、既に整理番号15番であった。
    その公演は、やはり期待を裏切らない見事なものであった。

    ネタバレBOX

    本当に舞台上は、浅草風情(実際の上演場所も浅草・東洋館)が醸し出されている。場内全体をそのように感じさせる演出はいつもながら見事である。
    舞台セットは、物語の展開とともに言問橋の橋桁や浅草寺境内・拝殿をイメージさせる。セットはシンプルであるが、役者の登場が上手・下手やセット中央の出入り口だけではなく、客席の両通路、上手の2階部など各所を...それだけで賑わいを感じる。

    物語は、昭和初期の浅草を舞台に路地に生きる人たちの哀歓を描いた都市・風俗劇といったところ。この舞台では浅草だけではなく、その周辺も視野に入れていたようだが。関東大震災以降の都市変貌・風俗と昭和恐慌の影さす終末的な不安と喧騒の世情が見事に映し出されていた。そう映写機を通して見る当時の昭和モダニズム...その演出は雑多のようであるが、それはルポルタージュのような切り取りのように観せている。

    もちろん、ダンス、歌は素晴らしいし。その雰囲気は耽美であり妖艶でもある。それが舞台上だけでなく、舞台と最前列客席の狭いスペースでも行われ、その圧倒的迫力...堪能した。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    熱気にあふれる作品
    8/23と8/28に観劇。
    作品にかける熱意やチームワークが伝わってくる舞台。
    当時の時勢が見えてくるし、歌やダンス、バレエもあり見どころ満載。
    何回見ても楽しめるし活気があり元気をもらえます。
    素敵なシーンが満載でした。

  • 満足度★★★★

    熱量と熱気と熱演と
    連日の暑さから一転して肌寒ささえ感じるこの日の天候であったが、熱量溢れる浅草で、熱気に満ちた舞台。役者は舞台に通路にと所狭しと動き回り、その熱演が圧巻だった。最後にはジーンとさせられる結末も用意されていた。唄と踊りが活気に満ちた時代を再現しており素晴らしい。

  • 満足度★★★★★

    初日よりも良かった!
    後半戦に入って二日目のドガ。 一人でいったので前の方の席をと思い2列目の正面に陣取る。前回は確か8列くらいだったのだが、(当たり前だが)臨場感アーップ。 も、そうなんだが芝居の出来も良くなっていた。そのせいか客席の盛り上がりもよく、良い意味で役者と観客の一体感がとても感じられた。細かい変化は分からないが、恐らく自分たちでマイナーチェンジを繰り返しているのだろう。なんといってもテンポが売りのドガ2。 このまま最後、千秋楽まで突っ走ってくれえ。

  • 満足度★★★★

    目指せ!浅草公会堂!
    「改」とあるけど,正直どこがどう違ったのかわからなかった^^;でも,関東大震災後の浅草の怪しい雰囲気(もちろん知っているわけはないのだが)は十分伝わってきた。もっと,ケバくても良いんじゃないかしらとは思ってしまうけど。あと,アングラ色が強くなったのかなぁ。これ以上アングラ色が強くなってしまうとついていけなくなるよなぁ,自分的には。この劇団が終演の挨拶でいつもやる,あのコール。頑張っていてほしい。応援します。

  • 満足度★★★★★

    2公演目も
    昨日に引き続き、2公演目の観劇
    昨日から、更にパワーアップ、まとまりがでて、更に、素晴らしい舞台に。
    一度ではなく、何度でも観たい舞台
    観れば、観るほど、舞台の良さが伝わってくる舞台

  • 満足度★★★★★

    舞台の醍醐味
    浅草らしい、浅草の雰囲気ただよう、昭和のにおいがする舞台
    歌、踊りあり、そして、舞台の醍醐味漂う舞台
    舞台の醍醐味を楽しめる舞台

  • 満足度★★

    多種多様も・・・
    色々と盛り込みすぎでまとまりがない。私のイメージする昭和初期はそこにはなかった。

    ネタバレBOX

    もしかしたらこの劇団にとって浅草で興行することは必然なのかもしれないが演劇界に台風を起こしたいのなら浅草で燻っているのはよくないとここの客層を観てそう思う。普段私が観劇する芝居を観るような(芝居好きに見える)客は見当たらず、地域の発展を願うような地元の人やこの劇場やこの劇団の関係者あるいは支援者のような人が多かったようだ。そんな客層と劇場の雰囲気がそこが東京ではなく温泉町であるかのような錯覚を覚えさせもした。演劇には不向きなこの劇場の作りのせいかもしれないが、全体的にセリフが聞き取りにくく聞き取ろうとするのに疲れてしまうし早口でまくしたてるようなセリフは聞き取ることを諦めてさえいた。いろんな意味で浅草を東洋館を出た方がいいと思う。
  • 満足度★★★★★

    美しい、楽しい、でも妖しく悲しい!
    私にとって浅草のエンタメ!といえばドガドガだ。
    舞台衣装、歌にダンスに。そして大正・昭和の暗い影を見せる味わい深いストーリー。
    若い人たちもわりと多く観に来ていました。
    下北、中野、池袋、新宿などの他の劇場の芝居とはひと味もふた味も違う街を感じさせる芝居に触れられると思います。

    ネタバレBOX

    紅團(少年少女の独立を願う一団)、流星団(浅草の不良グループのひとつ)、大陸帰り・渡り【時代の申し子たち。他民族の血をひく男装の麗人とウクライナの亡命貴族(バレリーナ)】、カジノ・ド・ジョヴァンニ(六区、二流のレヴュー)、浅草の震災孤児とそのボス、ヤクザ、娼婦、中国人スパイなどが
    浅草界隈でどんな風に拘わり、どんなことが起こっていたのか、哀愁を感じさせる舞台。
  • 満足度★★★★★

    昭和初期の浅草の街
    劇団ドガドガプラスさん、初観劇です。
    前回の作品の評判が高かったので、エロ・グロ・ナンセンスの世界観や女優さんたちのダンスシーンが観たくて、行って参りました。

    この『浅草紅團・改』は、川端康成の『浅草紅團』を下敷きとして、関東大震災から6年経った昭和4年ごろの浅草を舞台に、裏社会で生きる人々の生活が描かれた作品です。
    作品には、浅草の街をたむろする乞食、不良少年少女の集団、レビュー小屋の踊り子たち、娼婦、スパイ、震災孤児、作家と編集者、ヤクザなどが登場し、彼らは皆余震に怯えつつも、震災後の不安定な世の中を懸命に生きています。
    観ているうちに、いつの間にか私は、当時の浅草の街を生きる一人の登場人物となっていました。
    そのため、私の中では上演時間である2時間よりも、もっと長い時間を共にその街で過ごしてきたような、いい意味での疲労感を観終わった時に味わいました。

    印象的だった役者さんたち・・・貸衣装屋の女主人や乞食連合のボス役で圧倒的な存在感の石井ひとみさん、一人の男を狂うほど愛した千代子をしっとり演じられたゆうき梨菜さん、チャイナドレスが魅力的な中国人スパイ役のレイアイさん、滑舌よく物語の案内役をされた編集者役の渡辺宏明さん、記憶をなくした男が徐々に記憶を取り戻していく過程をリアルに演じられた丸山正吾さん。
    また、ダンスシューズを履いて本格的に踊るレヴューシーンは、見応えたっぷりでとても楽しめました。

    お芝居を観終わると、浅草の街をぶらぶらしながら舟和のあんこ玉をつまみ、言問橋まで散策したくなります。

    ネタバレBOX

    記憶を失くした男・赤木の記憶が蘇るラストシーンがとても衝撃的でした。
    そこでは、赤木と千代子の出会いと別れ、千代子の妹の弓子が狂った姉の愛した男を探し当て、毒を飲ませようとするまでの様子がリアルに描かれていて、見どころとなっています。
  • 満足度★★★★★

    面白かったです!
    すごく面白かった!
    初演の時からちょっと難しいかなf(^_^;と思ってましたが、前半最終日の今日、とても分かりやすかったです。
    たまに噛むのはご愛敬(笑)
    お芝居も歌もダンスも、ドガドガらしくなってきたぞ!という感じ。
    26(水)からの後半日程がますます楽しみです。難とか時間作ってまた観に行きたいです。

  • 満足度★★★★

    エンコ
    今作は、関東大震災後の浅草模様を描いた、川端 康成原作の新聞小説「浅草紅團」をシナリオ化した作品で、以前シアターXで上演されたことがある。今回は、小屋が東洋館に移ったということもあり、空間的に凝縮され、内容的にも緩急の所を得てずっと締まった舞台になった。(追記2015.9.8)

    ネタバレBOX

     変更した点は、シナリオの構成を若干入れ替えたり、在日の朝鮮族を登場させたりと震災の混乱に乗じて多くの同胞を殺害された側を取り込むことにより、浅草という土地の明暗両面を史的事実に則り、自然に、より深く描くことに成功している。無論、治安維持法下の弾圧、大正リベラリズムからファシズムへ移行してゆく日本の不気味な動きもさりげなく描かれ、F1人災事故後の現代日本とも重なる。
     舞台は、当時の浅草が生き馬の目を抜くと言われたスピード感、疾走感が出、千二百年の伝統を持つ宗教都市、浅草(エンコ)の持つ磁力を、ゴウカイヤの長が元花魁であったこと、身上を潰して迄通い詰めてくれた善さんと心中を図ったことなど、宗教都市には必ずついて回る岡場所との縁起を含めてエンコらしい下世話でキッチュで切ないまでに都会的な猥雑さが表現されていることで、単に、今作が演目や演技ではなくエンコそのものの表象として機能するようになった。これには、新座長の丸山 正吾氏の自らを消すことのできる力が大きいだろう。無論、彼は主役も張れるし、華のある良い役者である。実際、これまではドガドガで主役を張ってきた。だが、役者の力量は目立つこと、華のあることだけではない。その力を殺して見せることができるとき、その両用の形を意識的にコントロールできることが、本当の役者の凄さなのである。彼には、このような才能が備わっている。ゴウカイヤのボスを演じた石井 ひとみの色気のある演技は、流石名花と呼ばれるだけの内容だ。
    いくつかのエピソードも上手に用いられている。鬼健の破産を救う逸話などで上海から来ている張の心を掴むなど、磁場が放つ磁力が人情に作用する姿を描くことでエンコを浮き上がらせたのである。
    在日朝鮮人の話を加えたり、初演とはシーンを入れ替えたりすることによってシナリオ自体が散文的なものから詩的・演劇的なものに変化したことも大きい。こういった変更によって変えなければならない細部は多い。その細部の検討を通して作品の集約力が飛躍的に高まった。一、二例を挙げるならば、暴走した軍部をコントロールできなかった行政の結果として猛威を奮った治安維持法。これを恐れ、雪崩を打って批評精神を喪い、プロパガンダの具と化したメディア。メディアリテラシーを持たず、権威主義の呪縛を逃れる努力もせず唯々諾々と軍部の間違った判断に追随することを選んだ愚衆、というより偽善的プラグマティスト達が狂った魂の奥底に隠している構造的欺瞞と、それらを切り崩すことなしに革命を夢想したイデアリストたるコミュニスト、アナーキストなどの内実であるイデオロギー的内紛。その結果としての裏切り。それら総ての人間的営みの受け皿としての観音信仰は、千二百年の伝統を持ち、宗教エリアの常として苦界を脇に抱える現実を持つ。このどん詰まりで社会のケツを拭くのは、売られた娘たちであり、彼女たちの夢とオトシマエの結末は心中と相場が決まっている。以上総てを天秤に載せて、生まれ変わり、蠢き、蠕動するエンコを表出した作品である。

このページのQRコードです。

拡大