満足度★★★★
たった一つ、好みではなかったシーン
初日に両チームを観て、連日通うことを諦め、千穐楽と計3回観ました。
大好きな劇団で、劇団員が客演として出てる舞台も何回か観ているので、力量は分かったつもりでいました。間違いないと思って、予定では6公演くらい観ようと思っていたのですが。。。。
前回のラスマンの世界観がとても好きで、田光葵氏の女性らしいセリフの数々は、耳に心地よく記憶に残るものでありました。
今回も脚本は良かったと思います。特にストーリーの前半は面白かった。
女性専用シェアハウスの設定で客演の女優さんが個性的。、Wキャストそれぞれに味があって、アドリブもあって、笑いをとるところ、「あ~、この子可愛いな~」と思う所、他の舞台で拝見したことある女優さん、現役高校生の女優さんも含めて、みなさん上手でした。
特に初日と千秋楽で格段に良くなってたのは絹川麗さん。彼女は別格ですね。アドリブにもさらっと対処できる頭の良さ、ビジュアルも他の方には申し訳ないですが別格。とても魅力的でした。
劇団員の田光さんと近松さんが別枠のような形でラジオのスタジオでもう一つのストーリーを組み立てて行くのですが、こちらはとても安心して観られました。近松さんの半狂乱のような演技は惹きこまれますね!!田光さんの表情やDJの話し方もGOOD!!
ラジオブースとシェアハウスを繋げていく存在の桑原さん、オーナー役の浮谷さん、いい加減男の下田さん、ドロボー役の野町さん、ラスマンに出演してた男性陣も安定です。浮谷くんのアドリブは毎回少しづつ違う所があり、楽しかった。
満足度★★★★
自分の人生でくらい、主役になりたいですよね
【敷金】チーム千秋楽を観劇。
上演時間、1時間50分休憩なし。
劇場の空調が全体に回りづらい、とのことで
開場時間のうちからその旨を何度もアナウンスしていて、
親切だなと思いました。
「うちわを配ってます」
「数多く確保してないので大きめの紙皿も…」のくだりも
ガチなのかウケ狙いで客席をあたためておく意図があったのか
謎でしたが面白かったです(笑
開場時間中から女優さんの数名がが「登場人物」として過ごしていて、
作中で日常描写が少ないところを補完しているようで良かったです。
一人一人に焦点をあけていけば
各々主役になれそうなエピソードを持っていて、
でも実際の人生では決して主役になれてない女子たちの事情が
少しずつ明かされて、からんでいく様子が面白かったです。
「私は今、誰かの脇役として産声をあげた。」
というフレーズが
特定の誰かにずっと焦点を当てるわけじゃない演出と
どこか影を落としている登場人物たちの生き方そのものにかかっていて
ジワジワ染みてきました。
初見の役者さんが多かったので、
できたら当日配布のキャスト表にチームも書いておいてほしかったです。
(劇場を出てサイトと照らし合わせるまで、
名前がわからないままだった方もいてちょっと不便…)
整理番号式での入場は、
開場5分前に劇場前に並ばせる等の対応をしてもよかったんじゃないかな…
と思いました。
通行する町の人が通りづらそうにしてて、ちょっと気まずかったです。
満足度★★★★
女性の恋愛感が...
ありふれたシェアハウス...少し癖(個性の強い)女性が織り成す恋愛劇...表層的にはそうであるが、同時並行に描かれる狂気が怖い。
人間、特に女性の恋愛感は男性と違うということが、多少デフォルメもしくは本当かも、と思うような展開が面白い。
初日に観劇、些細なことだが気になるところも...