きみがみむねに 公演情報 きみがみむねに」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★★

    どこまでが
    史実で、どのあたりが脚色、創作なのかが気になるところですが面白かったです!特に、前半部分での川島芳子と作家とのせめぎあい、見応え充分でした!!

  • 満足度★★★★

    観ました
    美しい会話と意志が交錯する。

    ネタバレBOX

    西条八十の登場する意味合いが少しわかりませんでした。わからないわけじゃないんだけれど。
  • 満足度★★★★★

    気に入った
     
     日本人が未だ廉恥という感情を持ち恥の意味する所を知っていた頃、歴史の流れに翻弄されつつ、当に十字架を背負って生きた清朝皇族、粛親王善耆の娘、男装の麗人とも東洋のマタハリとも呼ばれた貴人、川島 芳子。その哀れと知られざる真実に向き合おうとした作家、加賀美(表現する者)の業、それら人の魂を政治的に利用する下司共をリアルに描いて見応えのある舞台になっている。
     その模様は、義父であった川島 浪速に養子として迎えられたことになっているものの、その実、彼の玩具として与えられた人身御供であり、劇中、彼女が最も明かしたくなかった自慢の黒髪を切った原因として、浪速からレイプされたことが示唆されていることからも分かる。彼女はまだ15歳だった。養女として日本に来たのが8歳であるから、7年後のことである。日本人とは何という下司揃いであることか!
     ところで、芳子が蒙古族のカンンジュルジャップと一旦結婚していることは、今作では描かれなかったが、3年後に離婚した遠因或いは原因は、浪速にあるかもしれない。そうみるのは勘ぐりすぎだろうか? だが下司ならば、正式に結婚した女性だとて、分け隔てなどすまい。倫理的一線を越えるか超えないかは、本人のプライドに掛かっているからである。プライドの無い奴はどんな汚いことでも平気でする。
     芳子の写真を見ると、美人というより、可愛らしい女性という印象を受ける。既に亡くなったが、優れたノンフィクション作家であった自分の友人の印象にも重なる。恐らくデリケートで心優しい傷つき易い女性だったのではなかろうか?
     自分の印象が正鵠を射ているとは言わないが、自分自身で川島 芳子即ち愛新覚羅顯㺭のことは、調べてみたい。そう思わせるだけの内容であった。

  • 満足度★★★★★

    無題1568(15-257)
    19:00の回(やや雲)。

    18:00受付、ロビー開場、18:30開場、18:58前説(120分)、19:05開演~21:06終演。

    南さんの作品は「とても個人的な~(2011/3@眼科画廊)」が初めてで、エビス駅前バー、ルーサイト・ギャラリー、Gallery&Café FIND等で観ていて、最近では「空中散歩とメンソール(2015/5@戸野廣)」。

    こちらは昨年の「ひなたのなかのこども」以来、1年ぶり、雪乃さんも大人びてみえます。

    谷仲さん、吉水さんのコンビが絶妙、高島さん、森田さんによる両「川島」の対比もよい構図でした。

    「川島芳子」...名前くらいしか知りませんでしたが、「ラスト・コーション(2007年アン・リー監督)」と同じ頃かなと思いながら観ていました。

    上手/下手、奥(高)/手前(低)が効果的に使われ、シーンの切替が見事でした。

  • 満足度★★★★★

    完成度の高い舞台でした。
    感動的&印象的なストーリー。引き込ませる演出。役者の演技力。効果的なサウンドと照明。場面を想像させる美術。完成度の高い舞台でした。
    帰り道、「かなりや」と「蘇州夜曲」をつい口ずさんでいる自分に気が付き、その間も物語の意味を反芻して考えていました。余韻の残る舞台だったと思います。

  • 満足度★★★★★

    道具!玩具!
    ”道具”そして”玩具”という言葉が心に深く刺さりました。
    ”きみがみむね”の中は”汚い思惑や策略だらけ”で表面的なものと裏腹だった悲しい話でした。
    野崎と駒の掛け合い、謎解きミステリータッチの進行は飽きさせない
    最近、首を傾げるような完成度の低い芝居を観る機会が増えつつある中、
    芝居屋風来紡のこのような内容の濃い丁寧な舞台を毎年観られることにあらためて幸せを感じます。

    ネタバレBOX

    川島芳子と親交があった探偵野崎の下宿に川島廉子(芳子の実妹)が姉の死因を知るために訪れる。
    そして、その死因に関連していた”男装の麗人”の本に隠された秘密とともに
    姉の壮絶な人生と表に出なかった秘話が明かされていく。
  • 満足度★★★★★

    シリーズ物
    谷仲さん演じる探偵さんのシリーズ物なんですね。良い味出してますし、歴史のどのような場面で彼が活躍し、史実を目撃するかを引き続き観てみたいなと思いました。良い意味で映画にドラマチックで、演出によりリアルの舞台の良さも活きていて。歴史ロマンとして素晴らしい物語でした。川島芳子が話す彼女の真実の姿を見て筆を走らせる作家役の荒川ユリエル君が素晴らしかったです。目が爛々と輝いて、その色さえ変える演技に釘付けでした。(後日追記します)

  • 満足度★★★★

    ちょっと物足りない感がありました
    川島芳子の話しとは説明やフライヤでは判らず、観劇直前に知りましたが、興味を持っていた人だけに、ワクワクして観劇しました。主役は好演されてましたが、田中隆吉や李香蘭との絡みは物足りない感が残りましたが、最後まで楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    初見の劇団様
    d倉庫で公演される舞台をよく観るようになって今月最初の劇団さま。
    愛新覚羅はゆとり世代は殆ど学習してないから難しかったと連れが言っておりましたが、
    これを機に歴史を勉強し直そうかとも。
    男装が美しい、某劇団が演じるよりも自然な男装。
    その中に女性らしさも見えて川島芳子を感じることが出来ました。

  • 満足度★★★★

    東洋のマタハリ
    事前に「川島芳子」なる人物の予備知識をもって観劇。多くのエピソードを上手く纏め「野崎」を狂言回しにした脚本は良かった。ただ観ていて物足りない印象を受けた。何だろう逆に纏まり過ぎたかなあ。

    ネタバレBOX

    中村暢明演出だったらと思うのは私だけかなあ。堀さんも今回出ていないし。でも雪乃ちゃんの成長した姿を観れて良かった。
  • 大正から昭和にかけての
    時代感を出そうとしたせいか、大仰なせりふや身のこなしが気になり、最後までうまく物語世界の中に入れなかった。場面転換も多すぎて、全体にちょっと煩雑な感じが強いかな?余分なエピソード入れすぎではないでしょうか・・・。

    ネタバレBOX

    また、声が割れたように聞こえる部分が少なからずあり、聞きとりにくい。音楽と俳優さんの歌声が重なる部分は完全な不協和音で、センスないなぁと。不協和音にしてももう少し美しく響かせてほしかったです
  • 満足度★★★★★

    良かった。
    演者も魅力的で見応えがあって、あっという間の2時間でした。また観に行きたいです。

  • 満足度★★★★★

    観てきた
    脚本が素晴らしい。野崎を演じた谷仲恵輔のコミック振りが良かった。安心の南慎介演出。星は4.5だが、初見なので5で。マイナスは少しだけ長く感じたこと。あと15分は短くなりそう。

  • 満足度★★★★★

    良かったです!
    質が高い劇団と感じました。

  • 満足度★★★★

    惹きつけられた2時間強
    初日を観劇。
    “芝居屋風雷紡”は、本作が初めての観劇になるが、
    過去公演の、評価の高さが納得できる舞台を観せていただいた。

    惹きつけられた2時間強の上演でした。


    ネタバレBOX

    “川島芳子”、そして纏わる人物との関係性・心理描写が見事に描かれた脚本がいいと感じた。

    また、キャスティングも良かったと思う。

    そして、場面転換を効果的に観せたセットもよく出来ていたが、少々タイトな感じを受けた。
    舞台の広さから考えると、それぞれをもう少し広めに造ってもいいのかなと・・・。

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