映日果-アンジール 公演情報 映日果-アンジール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

    男たちが守ろうとしたもの
    初めて観る劇団、脚本家、ほぼ初見の役者さんたち。先入観というか、イメージというか、普段どんな役柄を演じていらっしゃるか、知らないのが逆に良かったのかもしれません、出てくる役者さんたちがその役柄まんま、にしか見えなかったです。(蜂巣さんは怖いヤクザさんだったし大藏さんは貫禄と存在感があって色気たっぷりの、でもすごく弟想いなヤクザさん、竹内さんは一癖も二癖もありそうな会長さん、最初に舞台に出てこられた時から圧倒的な大人の男の色気を感じました)
    役者さんたちが気になって調べて後から知ったのですが、蜂巣さんは普段は穏やか(?)な役が多いようだし大藏さんは能役者さん!
    竹内さんは歌を歌っていらっしゃるのですね、素敵なお声でした!
    土田さんの演じる廣木は最初、無気力で死んだ目をしたような表情……それが物語後半でどんどん目に熱が込もっていくようで、すごく惹き付けられました。
    男性13人、それぞれの役者さんみんなとても魅力的で、この公演をきっかけに別の舞台をまた観劇してみたいと思いました。

    物語は緊張感がありながら笑える一幕もあったりと、無駄のない流れだなと感じました。

    『アンジール』とは……いちじくが聖書における終焉と再生の象徴であることと重ねるなら、この物語は廣木自身の警察官としてのプライドの再生ともとれるかな、と思います。
    廣木の一番最後のセリフが、薄暗く腐敗したニシナミの街に、一筋の光を射したように見えました。



  • 満足度★★★

    期待しすぎたかな
    バンタムクラスステージ細川氏の脚本演出。照明音楽場転どれもまごうことなき細川作品の感をもちながら、小さくまとまってしまった印象。
    (もっと、観たあとに胸にぐるぐるとうずまく感情が残る作品にもできるところをあえてそうしなかった?などと考えてしまう。)
    バンタムクラスステージの公演ではないのでプロデューサーの要望にこたえ抑えた部分もあるのだろう。東京での好評は素直に嬉しい。

    ネタバレBOX

    根路銘さんが殺されるシーン、秀逸。そこはさすがの細川さんでした!

    びりびりしびれるような、という芝居、
    主人公は枯れかけた刑事。
    退廃的、というふうにも、退屈、というふうにも取れる展開とテンポで
    ついていけない人には苦痛だったかも。
  • 満足度★★★★★

    大阪時代の懐かしさと同時に、進化も。
     バンタムクラスステージ細川博司さんによる作演出作品。大阪の架空の街で起きた不良少年の死の真相を巡り、警察とヤクザ、どちらも一癖ある連中がおりなすサスペンス。香港ノワール的で北野武監督の「アウトレイジ」シリーズのような出てくる奴、全員悪という世界感。

     バンタム大阪拠点時代の泥臭さが帰ってきたのが嬉しい。ただ懐かしさだけではなく、セリフで言わなくてもそれぞれのキャラが持つ背景がにじみ出てくる所が以前より濃厚になっているし、ハードボイルドの世界感にクスッと笑える所を入れられるようになっている。大阪時代より進化している点があったのもより嬉しい。

     90分という手頃な時間もちょうど良かった。これは観客が同じ姿勢を保つ体力的な意味とともに、前述のにじみ出るキャラ背景の濃さから2時間やると脳が疲れていたかもしれない。バランス的にもちょうど良かった。

     役者さんは全員良かった。お世辞抜きで「全員良い」というのはありそうでない事。強いて言うとお話に笑いや可愛らしさを加えてくれた蜂巣和紀さんと中川むっくさんかな。

  • 満足度★★★★

    好みの作風!
    横山秀夫作品を彷彿とさせるようなドシリアスな刑事物。
    裏世界、血みどろの抗争、警察の暗部、なんてものが好きな人にはたまらない作品だと思います。
    ストーリーとしての完成度も高く、最後まで息をつかせぬ展開で非常に面白かったです。
    勧善懲悪(かな?)もので爽快感があってスカッとしました。

    主役の土田さんの演技がすごいツボでした。
    完璧な役作りだったのでは無いかと思います。(シリーズ化して欲しい!)
    飄々とした無気力やれやれ系のようで、穏やかな口調から発せられる鋭いセリフ、辛辣なセリフの数々がとても爽快でした。

    今回一番楽しみにしていた鈴木さんの演技は、私が期待していたものとはちょっと違うかなぁという感じでした。
    いつもと違った役所なのは新鮮だったのですが、声質的に凄みや迫力が出づらいのだと思います。
    声を荒げても違和感を覚える事が多かったです。

    ネタバレBOX

    [気になった点]
    ・中途半端な笑いは要らないと思う
    ・関西弁と標準語が入り交じっていて舞台設定が分からなかった
      「公演詳細」のページの「説明」を読んでようやく理解
      パンフにも書いた方が良いのでは。
    ・贅沢を言えばバイオレンスなシーンにもっと迫力が欲しかった。
      効果音が一部にしかなかった
      トイレで射殺されるシーンをはじめ、血のりがあるともっと良かった
    ・(分かっていたけど)暑いです。雨の日だったので湿度も高く、
      観劇のコンディションとしてはかなり厳しい回でした





    [memo]
    アンジールは新しい「クスリ」
    劉(弟)を殺したのは石井。
    石井に子供(出戸の孫)が生まれたばかりだったので、出戸課長が身代わりに。
    出戸を慕っている刑事たちが事故に見せかけた。
    不審に思って独自に調べていた根路銘は支倉、伊崎と曽根に殺される。
    支倉、伊崎はアンジールの権利を狙っていた。
    その3人も加藤に殺される。
    佐久間が完オチして全てを白状。
  • 満足度★★★★★

    生気のオンオフで魅せる
    観終えて「ほんとうに公演時間90分だったの?」と思うくらい
    濃い話でした。

    とても、面白かったです。
    スピンオフ作品などもいつか観てみたいです。

    ネタバレBOX


    全員に長所と短所、清い部分とそうでない部分があって
    今から数年後の設定の、
    地続きな世界観をリアルに感じることができました。

    事務所での占い師の挙動や曽根さんの死に方など、
    緊迫したシーンでもどこか滑稽な要素が入っているのも
    映画のようで観ていて楽しかったです。
    (それでも本筋の緊張感を失わない匙加減が、とても好み)

    死んだ少年や根路銘さん等、
    回想と実際に生きている状態が
    (衣装など変えてないのに)すぐに見分けられる演技力と演出も
    素晴らしいと思いました。
    兄が弟のことを思い出しているシーンは特に画として美しかったです。
    特殊効果などを使わず生の人間でも、
    生気のオンオフができる達者な役者さんがいれば
    このような画も作れるのか…! と驚きました。


    繁華街や線路沿い、クラブを表現する際の照明の使い方が見事でした。

    日数や登場人物が全く変わる風な完全暗転と
    舞台上の登場人物が「舞台上に生きた」状態を維持したまま
    場面を変えるような青い暗転を使い分けていて、
    そこも面白かったです。


    受付が開演の60分前、開場が30分前で、
    早めに受付したらコンビニでも行こうかと思っていたのですが
    特に整理番号も渡されず、
    そのまま開場まで劇場前に並んでいる流れができていて、
    なんとなく自分も劇場前から離れずにおりました。
    雨だったらちょっとツラかったかもなぁ…と思いました。

  • 満足度★★★★★

    それぞれの正義
    13人の男性キャストだけの舞台。薄暗い照明の中で、舞台には何もなく、役者さんの演技だけで魅せる。ただただ、格好良い。音響、照明も実にフィットしており、舞台の醍醐味を味わえた作品でした。
    ハードボイルドタッチではあるが、笑いの要素も散りばめられ、映画のような映像美も魅せられた。

    脚本も素晴らしかったですが、実力派の役者さんが揃っており、またそれぞれが素晴らしく、極めて完成度が高かったです。
    主人公含め登場人物誰もが清廉潔白という訳では無く、そこがまた人間らしくもありました。

    同じ役者さんで是非続編も観てみたいと思う舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーハホリー☆
    (^^)/3日(金)の夜、西荻窪で
    [XZM(エグゼム)]の、
    【映日果-アンジール】を観てきました☆
    面白かったです。
    13人の男だけで演じる、
    ヒューマン・サスペンス・ハードボイルド♪
    役者全員がカッコイイ!
    ストーリーは見事、選曲もナイス!
    終演後の中日打ち上げも最高でした♪
    観劇にをブログに書きました。

  • 満足度★★★★★

    男性キャスト陣がかっこいい!とりわけ...
    それぞれ悪役っぽいのですが、役作りが深く、女性客がきゅんきゅんしていそう!日頃はやさしい役に徹している(?!)鈴木さんがハードな役で驚きました(別人を感じました)。そうそう、椎名亜音さんが手伝いに来られていた気がします(余談ながら...)。

  • 満足度★★★★★

    ハードボイルド(^^)
    これは観ないと損します(^_^)v

    ネタバレBOX

    一番善良そうな人が実は犯人だった!…というどんでん返し(^^)犯人演じる高木聡一朗くんの嫌なヤツぶりがみどころ(^○^)
  • 満足度★★★★★

    すごい良かった(*゚▽゚*)
    西浪のダーク感にクラッシックが響き映える(*´∀`)

    謎解きのように物語が進み夢中で観てしまいました。男ばかりなのにそれぞれみんなカッコ良くて、関西弁がまたいいですね〜(*゚▽゚*)本物の関西弁を喋るキャストさんは生き生きしてました(笑)

    アンジールを巡る人の生き様が面白かったですね!絶対、もう一回行きたくなる(*゚▽゚*)

    ネタバレBOX

    高木聡一郎さんのクズっぷりがお見事でした!!(笑)
  • 満足度★★★★★

    腐敗世界のダークヒーローの「プライド」こそが細川流「男の美学」?
    (ネタバレなしで言える点はと…)
    フライヤーと一緒に配られる無料パンフレットに
    記載されているプロデューサーの
    「かっこいいスーツの男たちを細川流脚本/演出で観たい!」、
    観劇していて痛いほどその気持ち
    (男たちの渋さ、ハードボイルドさ、それら醸しだされるかっこよさ)が分かりました。


    (物語を褒める前に)
    まず本作、(細川流演出の基本なのか分かりませんが)
    照明の使い方が素晴らしい。

    「派手さ」ではなく、ハードボイルドが映える
    少しうす暗い舞台を基調として、

    完全なる闇(暗転)と
    「青(?)黒くスーツが影に映える程度の薄闇」とを使い分け、
    物語自体、そして観ている観客達の心情に
    見事な「抑揚」を与えているかと。


    そして音響/BGMが素晴らしい。
    「望郷」「哀愁」その他舞台上の各場面と
    登場人物達の心象を見事に表した楽曲群(とその音の高低)、
    そして時に役者の演技というお株を奪うほどに
    「情景」を観客の心象に観せる音響効果。


    そして(無料パンフレットに載っているのですが)
    「スーツの男たち」が織りなすハードボイルドにして、
    現実世界の真実にも見えてしまう、
    ほどよく腐敗した世界(警察機構)。

    登場する人物のほとんどは
    「全くの善」でも「全くの悪」でもない、
    よく言えば中庸、ほどよく悪にも浸った連中。


    その中で唯一の「善」と呼べる刑事の行動から物語が始まり…


    潔いほどの冷酷さと、
    観客の想像力の入る余地(余韻)とを
    同時に示して締める漢(おとこ)の世界のロマンチシズム。


    ああ、何言ってるのか自分でも分かりませんが、
    とにかく「細川流ハードボイルド脚本/演出」に触れると
    自分も「かっこいい感想が言いたい、書きたい」と
    思わされてしまう(感性を刺激されてしまう)、
    そんな舞台でした。


    1点、この物語の主要人物(中庸から凶悪まで)全てについて、
    「共感できる一面」が存在する事にも驚かされますね( ´ー`)

    この「薄汚れ具合」こそ”人間”なんでしょうか

    ネタバレBOX

    【思った事】
    物語の全部を書くと長くなってしまうので、
    とりあえず思った事をポチポチと抜粋。


    ・ 会長の語る「ポリス」のそもそもの語源の話が
      会長の目的とする行動とうまく噛み合っていて良かったです。

      (詳細は忘れましたが)「統制(を取る集合体)」という意味合い?

      警察内部に犯人がいる(=統制がとれていない)状態を解決し
      更には自分の手駒として
      ドラッグ「アンジール」を管理する者として、
      「ねじめ巡査」そして「ひろき巡査」にその役が回ってきた、
      という。。。


    ・ 冒頭、警察機構唯一の良心とも言える「でと警部」が、
      死んだ「りゅう かつまさ」を見ながら
      「これで良かったんだ・・・」と。

      そこから「正当防衛(あるいは過剰防衛)」レベルで済む話をも、
      「唯一の良心」(でと)の為にもみ消そうと動く、
      「さくま巡査」達。

      そこにこの警察機構の連中と同じ程度には
      心が「腐敗」している
      「ひろき巡査(主役)」が現れてから、
      物語が動き始める。。。


      「完全な正義」ではなく、
      同じ「闇に浸った存在(ダークヒーローと言って良い?)」が
      己のプライドに目覚め、

      ・ (先輩刑事「ねじめ巡査」の仇を取り)真犯人を暴いていくさま

      ・ 悪の誘いをつっぱね、「正義」すらもみせる様

      そこに「ハードボイルド」の美学があるような気すらしました。


    ・ 各人のそれぞれの行動に共感出来る部分が本当に多いんですよね。

      ・ 中国から来た謎の男「りゅう えいめい」、
        その弟「りゅう かつまさ」は
        不良グループの幹部で自らもかなりの悪事に手を染める、
        「良心」など存在しないかのような「悪人」。

        しかし、その悪人ですら、
        ・ 兄の前でみせる本心
        ・ 故郷中国に対しての想い
        について語られる場面では、
        観劇していてつい涙腺を緩ませられてしまう。

        しかもそれは、「りゅう えいめい」がある曲を聴いている時にだけ
        現れる、今は亡き幻影(亡霊)。

      ・ ヤクザ達の悪事を見逃す代わりに賄賂を受け取る
        悪徳刑事「さくま」巡査とその子分達。

        しかし、この人の中にも「唯一の良心」である
        「でと警部」に対しての尊敬その他
        決して譲る事の出来ない想いが・・・
        (最終的には「でと警部」が本当に守ろうとしたものをも
        知っていたのかと)


      ・ 「でと警部」が隠したかった事実、
        「りゅう かつまさ」を殺した本当の犯人、
        娘婿の「石井巡査」。

        石井巡査「自分には良い妻と産まれたばかりの子供(でと警部の孫)がいる、
          そんな世界を汚す悪党など死んでしまえばいい」と、

        本当の悪人「りゅう かつまさ」を死なせる、
        この行為は自分にとっては否定できない、
        同じ気持ちが心のどこかにあるものでした。

        しかし、「ひろき巡査」に
        「りゅう かつまさの今までの悪事の数々からすれば、
        正当防衛で済んだかも知れない話だった、
        なぜその場から逃げた?」
        と質問され、
        (自分は悪くない、という思い込みからか)
        自分の思考を無くしたように
        「でと警部」が「逃げろ」と言ったから、と。

        共感出来たはずの人物は、単なる「カス」に成り下がったと・・・

      などなど、「悪人」もまた「心を持った人である」という事を
      場面場面でうまく表現し、涙腺その他を緩ませてしまうのが
      「上手いなあ」と( ´ー`)

      まさかあんな悪い連中、いかつい連中の行動の1つ1つに
      「涙要素」が隠されているとは想像も出来ません。。。


    ・ ラストが本当にかっこいい。
      真犯人の一件は「でと警部」預かりとなった後、
      「さくま巡査」の部下として今まで甘い汁を吸ってきた刑事達と
      ヤクザの子分とで、
      「でと警部の事を会長/りゅう えいめいに報告して、
      (ドラッグ)アンジールの
      売人としての権利をもらって甘い汁を吸おう」
      
      そう思った所に、ヤクザの兄貴分が現れ、
      刑事達と自分の子分を有無を言わせず抹殺していく、

      これぞ冷酷なほどの「ハードボイルド」。

      「悪」も「部下の裏切り」は許さない、という。。。


      それと対比されるかのような、
      「ひろき巡査」が国へ帰る「りゅう えいめい」と
      「会長」に対して挨拶に訪れ、

      会長/りゅう えいめい「(ドラッグ)アンジールの権利をやろう」
      と言うのに対して、
      「そんなものはいらない、警察をなめるなよ」と
      銃をつきつけられながらも飄々と語り、、、

      ~ 終幕 ~

      想像の世界ですが、
      あそこは「さくま巡査」を始めとした”仲間”達が
      突入してくる場面を想像しました。
      (中庸とした悪人である警察連中も、
      「プライド」は捨てていない、という事を見せる意味でも)

      そういう想像をさせる余地を残した意味で、
      いい「余韻」でした。


    ・ これは私事ですが、自分は
      ・ 元から期待していた作品が凡に近かった時には手厳しく
      ・ 元から期待していなかった作品が凡を超えた時の評価は高く
      とつけてしまっているようです。

      1つ前のあの作品が☆4つ、という事は
      「その時確かに思った事」なので良いとして、
      本作「アンジール」について良点を比較しても
      同列、という事はありえない。

      本来ならば☆4.5をつけたいのですが、
      指定できないので、☆5つとさせていただきました。


    ・ 本当は☆4.5で☆4つを付けたかったんです。
      理由としては、

      「アンジール(いちじく)」をタイトルとして生かすには
      ちょっとパンチが弱かったかな、と。

      ・ 犯人探しのエサとして出された「(ドラッグ)アンジール」の件に、
        「ねず巡査」その他がもっと奔走する姿が欲しかった

      ・ 「りゅう」兄弟が望郷の念にかられ、
        故郷を思い出していた場面、
        「故郷の一面に垂れたあの真っ赤ないちじくが食べたかった・・・」

      など、何か「アンジール」を強調する要素が「もう1つ」欲しかったです。


    腐敗した警察機構、汚職刑事達の「犯罪もみ消し」から始まった
    1つのハードボイルドストーリー、
    かっこ良すぎでした。

    とりあえず舞台近場で観たい、
    という事で座布団席で観ましたが、

    少し後ろの全体俯瞰できる場所で観たら、
    これまたどう展開し、自分がそれを感じとるかが
    すごく気になります。

    PS.7/3(金)夜に思い出していたのですが、
      巨悪な連中(りゅう えいめいなど)とそれに使われる形で動く
      小悪な「ひろき巡査」、
      その間にもいつの間にかなんらかの理解しあう、
      「友情」にも似た関係が産まれている事、
      これもまた「ハードボイルド」的な(敵と敵が通じ合う)
      かっこよさを持ってますよね。
      
      はっきり言っちゃえば「日本」の事を考えなければ
      「ひろき巡査」はアンジールに手を染めてしまっても、
      これまた1つのエンディングになったのかな、とも思います( ´ー`)
  • 満足度★★★★★

    ハードボイルド+α
    ハードボイルドで、渋くカッコよい。
    ただ、それだけでなく、笑える楽しいシーンもあり、
    とても楽しめる舞台
    推理も楽しめる舞台

このページのQRコードです。

拡大