月が、 公演情報 月が、」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    良かったよ!
    一部「省略してもいいかな?」というシーンもありましたが、全体として、言いたい事がきちんと伝わってきて、良かったと思います。今後とも頑張ってください!

  • 満足度★★★

    楽日観劇
    自分で自分に名前を付けなければならなかった不幸は、そんな名前でも呼んでくれる人がいるというしあわせで昇華されるのか。というような見方をしていたので、ものすごく個人的ですが、その答えの過程として恋をもってくるよりは友情とか仲間という形の中であらわしてほしかったなと思いました。あのラストも好きですが、わたしとは?という問いの前で恋が出てくると焦点がブレてしまうような気がして。でも2時間越えの舞台なのにあっという間で、とてもたのしかったです。

  • 満足度★★★★★

    今回も元気を貰いました
    おぼんろは毎回観ています。まだまだ詰めが甘い所もありこの先勉強しなくてはならないことの多い発展途中。しかし毎回魅力なのは身体全体でぶつかっている姿勢の清々しさだと思います。公演の度に観客が増えていくのも解る気がします。内容は人間が反省なくこのまま行くと世界はどうなるの?というシリアスなものばかりです。作、演出が二十歳そこそこの学生であるからであろう、妥協したくないという突っ走りに、ある種の懐かしさや憧れを感じます。若いって素晴らしいな。これから無駄が削がれて成長していくのであろうけれど、今の純粋な感性を失わないで育っていったらいいな。観るたびに成長していくので楽しみでありどうしても応援したくなります。


  • 確かめてきた。
    未だに疑っているのです。主宰者によると今回の「観たい!」コメントの異常な登録数は他者によるものとの事。チケット予約時に登録を促したらこうなったとか。うーん。それにしたってこんな数になるのか?まだ不信気味。劇場に足を運ぶ時にも「面白くないんじゃないだろうか。休日に遠出して金を払ってまで後悔したくないな。だったら部屋でゆっくりしたい。雨も降ってる。あぁ、やっぱり帰ろうかな」と思っていました。
    ところが。芝居そのものは結構良かったと思います。嬉しい予想外。ここまでのコメントにあった、詰め込み過ぎの感も確かにあります。上手く処理して2時間以内に納まる様にしたらもっと観やすくなるのではないかと。群唱やギミックを多用する手法は何処か懐かしくもあり、それだけに手堅さもありました。声の枯れ気味な役者もいましたが、理解出来ます。身体にそれだけ負担の掛かる方法を取っているのです。それだけ骨身を削る姿に否定的な気持ちは抱きません。自分は、やれと言われてすぐに出来なそうな類の芝居をやっている人達が基本的に好きです。遊びの部分に関しては何とも言えず。尺の長い芝居なのでああいうのを入れてあえて腰を折る様な事をするのは分かる。同じテイストがずっと続くと観るほうも慣れて飽きを感じますので。やるならその前に一旦それなりの盛り上がりを迎えていないと、客としては放られた気分になる。身内客が多いだろう状態でも微妙な反応だったので、今後もやるなら検討が必要でしょう。
    内容としては人とキツネを掛け合わせた人に在らざる存在・ココを取り巻く物語でした。幼い作り込みをしているからというのもありますが、このココがひたすらに愛らしい。不完全でありつつ純粋な分、全てが補完されずともほんの少しだけでも報われて欲しく思うのです。
    そういえば久々に高山さん&東谷さんを観ました。カカフカカもしばらく行ってないなぁ。

    ネタバレBOX

    ココとライとの繋がりは確実な恋まで行かなくても良かった様な気もします。そう言いつつ終盤の2人の遣り取りには胸を打たれもしましたが。

  • 満足度★★

    ちょっと欲張り過ぎ?
    最初の暗幕と音楽の長さは計算しているのかしていないのか、いつ始まるのかのドキドキ感とは違って遅い!と感じた。内容はクローンへの警告、きつねのココだけが何故意志を持てるのか、突然変異なのかは不明だが、あまりにもながい台詞が学芸会的になり下がって残念。弱弱しいのにはっきりと喋りすぎる。いろいろ盛り込んでいるため眠気に襲われたり、運動につき合わせれたりもする。全員が発声しながら展開する場面は複数の声がうまくミックス連動されず、うるさいだけで聞きずらかった。。もっと計算されたざわめきにするといい。最後はタイトルに無理やり持っていった感じは否めない。もう少しセリフに情感を・・・

  • 雨の中
    2時間20分という時間がわりにあっという間に過ぎていた。
    しかしながら 一般的には ちと長過ぎじゃん?
    ふと、ノリで劇場に足を運んで飛び込みをしたわけだが・・・
    雨の日の夜にもかかわらず 客入りは上々。期待の大きさが伺えた。
    現代社会の重いテーマをシリアスに表現する一方で 間にラップ風なリズム良い台詞、まんがチックな口音響を使った表現、小話などが組み込まれていて 結果 観ている側の肩の力を緩め また訪れるシリアス部分を新鮮にしてくれたように思う。
    発想はまさに奇想天外 しかし現代社会に潜む危険性、つまり人間のエゴ、おごりから生まれる悲劇をずしりと感じさせてくれたのは確かだ。
    役者陣はなかなか良い。特にココ役の演技は奥深い。だからこそ終盤の感動の見せ場(勝手にそう理解している)はもっと観客が楽に入り込めるよう工夫が欲しい。ちと理解能力がおいつけない箇所であったのが残念。ゆとりを持って感動したかった。中途半端に目が潤んだ感。しかし今後に期待大大大の劇団だ。

  • 消化不良でした。
    おぼんろの公演は初めて。
    よって3部作の最終章ということは観てから知ったわけだが
    勿論こういう客もたくさんいたはず。


    ネタバレBOX

    表現したいことがありすぎて、ひとりよがりの感。

    冒頭、「培養液から生まれたきつねが心を持ちえるのか」がテーマだと感じ、
    なかなか面白そう、と期待したが、隣国への軍事介入、地域差別問題、と
    かなり重いテーマが重なり、それらが交錯し、空回りし、ついていくのがやっとで、最後まで心が大きく動かされることがなく、残念だった。

    ココとライが恋に落ちるのだろう、ということは直ぐに予測できたのだが、そこがうまく現されていない。  
    ココの「自分も人間のように伝えあいたい。」と強く思うようになるためには、もっともっとココとライの関係を丁寧に描かなければ、最後のシーンは生きてこない。 人物同士の関係が希薄である。 ほとんどの台詞が客席に向かって投げかけられているのもその要因のひとつではないだろうか。
    ココの強い気持ちは客席にではなく、ライ自身に面と向かって投げつけてほしかった。  
    全員での長台詞の唱和は何を言っているのか聞き取れなかった。
    これも残念。

    2時間20分は長いだろうなあ、と思ったが予想より短く感じた。
    これは、出演者の力量によるところだと思う。

    印象に残る場面は?と聞かれると答に窮する。

    枝葉を落として、幹となる部分を太くし、ゆっくりかみしめることのできる作品を作ってほしい。
    この劇団にはその力がある、と信じ、次回を期待します。




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