確かめてきた。
未だに疑っているのです。主宰者によると今回の「観たい!」コメントの異常な登録数は他者によるものとの事。チケット予約時に登録を促したらこうなったとか。うーん。それにしたってこんな数になるのか?まだ不信気味。劇場に足を運ぶ時にも「面白くないんじゃないだろうか。休日に遠出して金を払ってまで後悔したくないな。だったら部屋でゆっくりしたい。雨も降ってる。あぁ、やっぱり帰ろうかな」と思っていました。
ところが。芝居そのものは結構良かったと思います。嬉しい予想外。ここまでのコメントにあった、詰め込み過ぎの感も確かにあります。上手く処理して2時間以内に納まる様にしたらもっと観やすくなるのではないかと。群唱やギミックを多用する手法は何処か懐かしくもあり、それだけに手堅さもありました。声の枯れ気味な役者もいましたが、理解出来ます。身体にそれだけ負担の掛かる方法を取っているのです。それだけ骨身を削る姿に否定的な気持ちは抱きません。自分は、やれと言われてすぐに出来なそうな類の芝居をやっている人達が基本的に好きです。遊びの部分に関しては何とも言えず。尺の長い芝居なのでああいうのを入れてあえて腰を折る様な事をするのは分かる。同じテイストがずっと続くと観るほうも慣れて飽きを感じますので。やるならその前に一旦それなりの盛り上がりを迎えていないと、客としては放られた気分になる。身内客が多いだろう状態でも微妙な反応だったので、今後もやるなら検討が必要でしょう。
内容としては人とキツネを掛け合わせた人に在らざる存在・ココを取り巻く物語でした。幼い作り込みをしているからというのもありますが、このココがひたすらに愛らしい。不完全でありつつ純粋な分、全てが補完されずともほんの少しだけでも報われて欲しく思うのです。
そういえば久々に高山さん&東谷さんを観ました。カカフカカもしばらく行ってないなぁ。