愛を語る資格 公演情報 愛を語る資格」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    難しいテーマ
    きれいごとにしてまとめようとはしてないんだけど、ちょっとホッとするエンディング。終始フレッシュな雰囲気。

  • 満足度★★★★★

    化学反応を起こした問題作!
    少年犯罪の被害者と加害者、そして傍観者。
    当事者でなくてはわかり得ない、心の葛藤を描いたこの作品は、
    とても重いテーマを、ただ重いだけに終始しない“脚本と演出”、
    そして、役者の“演技”とが化学反応を起こした問題作!
    意外な結末では、さらに考えさせられることとなった・・・。

    この“ブートレッグ”、これからの活動に目が離せない!

  • 満足度★★★

    今後深みを増すであろう劇団
    件名の通り、そう感じました。

    最初の30分はなかなか本がまとまっていないのか、お芝居の中に入っていくのに苦労しましたが、その後がとてもよかったです。

    少年法は個人的にものすごく反対で、失った命の重さは同じなのに、なぜ少年だからって刑が軽く、社会復帰が普通にものの15年で出来てしまうのか、と憤りを感じています。
    そんな中、このお芝居の中では、ひとつの命を新たに授かることでやっと罪の重さを再認識することになる主人公の気持ちが痛烈に胸に残り、そういった罪の償い方があるのだなと、ハッとしました。
    あと、あの女の子がお父さん役に対してした最後の提案も斬新。
    「少年法の実話を元にした」というストーリーからいうと、とうていファンタジーな終わり方なんだけど、ものすごくよかったです。お話として。
    もう一度、次回洗練された舞台を観に行ってみたいと思いました。
    いい舞台を観ました。ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    ただ、前半にあったあのカラオケシーンの全員でのダンスは個人的にはしらけてしまい、ダメでした。社会派のテーマなので、ダンスシーンは潔く削ぎ落とし、焦点をぶらさないでほしかったです。

    あと、「オロナミンCを〜」のくだりを元に、家に帰ってから検索してあぁ、あの事件かとわかってしまったのですが、それをわかってしまった後であると、ああいうファンタジーの終わり方はものすごく複雑に感じました。
    あの事件は実に残忍すぎて、劇中でのファンタジーな終わり方では煮え切らなさすぎるので。。実話を元にしたというふれこみをあえて言わないほうが、心の残り方はよかったかなと思いました。
  • 満足度★★★★

    難題
     実際に起こった事件をもとに作られた作品。序盤、履き物などに若干、不自然な感じがあったり、最近、若い人達が良く入れるダンスが、何の必然性もなく入ってきたりしたが、中盤以降は、見違えるように良くなった。(追記2014.11.13)

    ネタバレBOX


     娘を惨殺された父は、殺した少年たちを許すことができない。彼の時は、15年前、彼女の惨殺遺体が発見された時から止まってしまった。以降、妻とも別れ、稼げる会社を立ち上げて復讐資金を稼ぎに走った。収入は以前の4倍になった。だが、心の傷は、相変わらず。15年の時が経ち、主犯格も出所。父は、主犯に娘が味わったと同じ地獄を味あわせようと、彼を追う。事件を知る者達からデータを集め、終に彼の居場所を突き止めた。だが、主犯も、付き合う女ができ、彼女は身籠っていた。
    丁度その頃、亡くなった娘に瓜二つの娘に会う。彼女は父の話を聞き一緒に行動を取ることにした。先ずは関係者が集まった飲み会に合流。殺された娘と関わりながら、助けなかったばかりか、無理やりさせられていた売春の客になったり、ヌード写真をばら撒いて犯罪に加担していた2人を味方につけて、その場に居なかった主犯をスタンガンを使って拉致させた。そして父親の借りたスタジオの地下室に幽閉。椅子に縛りつけた上で復讐の始まりである。然し乍ら、娘がやられたことと同じことを実行することは父にはできなかった。
     結局、飲み会に参加していた連中を含めて、過去に犯罪を犯した者が、生き、今後人並みの幸せを手に入れて良いか否かの採決をとろうとするが、答えは容易に出ない。そこへ、娘そっくりの少女が提案を出す。彼女は、殺された娘の父親との間に、娘そっくりの娘を作ると言う。父親は年をとっているから結婚はしなくても良い。唯、娘と自分に瓜二つの娘が生まれたら、一義的に生まれた娘の面倒を見るのは、主犯とその妻になった女。そして、犯罪に関わった者達は、学用品や机等をプレゼントする義務を負うことで側面援助するというもので、これで新たに人の命が奪われることはなくなり、犯人達にも、償いの機会が与えられた。父はまだ迷っていたが、迷いに迷った挙句、少しずつ、犯人が生きてゆくに必要な要件を認めてゆく。決して許した訳ではないが、犯人も生命の灯をともし続けられるよう、幽かな希望の灯を灯したのである。
     無論、最後の場面で観客は救われた気分になる。誰しも、殺人は、気分の良いものではあるまいから。
  • 満足度★★★★★

    テンポがいい!!
    観劇したのは、ブートレッグ第一回目の公演の初日←これ超うれしい!
    しかも、こりっちのチケプレ!ありがとうございま~す!
    下手側が見やすいと教えられ・・・うん。うん。見やすかった。
    重い題材なのに、テンポよい展開と台詞で、楽しかった。入りやすかった。
    獏天のイデさんが、作・演出ってことで、期待してたとおり、獏天テイストありまして~私は、大満足でした。
    イチ押しの吉川くんは、イケメンぶりを発揮してまして・・なかなか面白い役。
    初見の、山本夢ちゃん、かわいかったぁ~。
    「愛を語る資格」については、課題が残っちゃった感じかな~ってか、そういうもの??私の理解不足??
    あと、長台詞とかで、ちょっと噛んじゃったりしたところは残念。
    もう一回観るので、もう少しこなれた感が、観れるのでは・・と期待してます。
    私はすご~く好き!リピートする価値ありです!
    満足度は、★4つ半・・・悩んで、5つに。今後への期待を含めて!

    ネタバレBOX

    ネタバレ・・ってほどではないですが・・。
    【席】
    上手側の上段でのお芝居あり。下手側上段での観劇がおススメ。
    【セット】
    舞台には、白い椅子とベンチだけ。これ、吉川くんとその仲間たちで制作って。劇場に入ってすぐ目に入ります。必見です(笑)
    【前説】
    開演15分前に、お願いや注意事項の説明。お芝居チックに・・あれ?これ、本編のヒントが盛り込まれてる??と真剣に聞いてたけど、関係ないね(笑)
    【ダンス&歌】
    なんと言っても、ダンスシーン。
    男性陣が、白いシャツの前をはだけて、見事な腹筋(?びみょう~って人も・・)を、惜しげもなく魅せてくれちゃって、ご馳走様~。
    その流れからの、カラオケBOXのシーン。ここ、すっごく楽しくて、笑える。
    【山本夢ちゃん】
    かわいい!この子のファンが多かったのかなぁ。
    キーパーソン的な役をします。


  • 満足度★★★

    そうきましたか!
    なるほど・・・の結末、面白かったです。
    ただ、歌とダンスはない方が良いのでは、芝居とは関連性がないように思えた。
    親が子を思う気持ちは皆同じ。
    犯罪者は刑期を終えたからと言って全てが終わったわけではない。
    被害者への償いは一生続く。

    ネタバレBOX

    殺された娘の父親は娘が生き返らないので、娘そっくりの女の子との間に子供をもうけるという結末。しかもそれは女の子が提案するという逆転発想。
    言われてみれば、丸く収まりそうであるだが、父親は納得しないのは当然。

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