満足度★★★★★
独特な三国志前史
ノブさんの三国志愛と久保田さんのロジック脚本が全開で、殺陣満載。面白いに決まってる。
歴史に明るくない私でも、ステージ上にツッコミ役がいて解説をねだる→ストーリーテラー役が説明するからスムーズに理解出来た。この構造は耳蒼と同じ。まぁツッコミ役の"処刑人"とストーリーテラーの"王允"は舞台上に出ずっぱりなんだけど(笑)。その事を、"処刑人"の卓さんと話したら、やはり表情芝居が大変だったとのこと。本人もあんな役どころが回ってくるとは思ってなかったらしい(笑)。
中心となる3、劉備 関羽 張飛のトリオは役としても役者としても申し分ない3人で、とても安心するしワクワクするし引き込まれる。
個人的には曹操軍の軍師"荀彧"智絵さんがかっこよくてなー!頭脳も武力(しかも素手殺陣)兼ね備えてる、っていうか、そもそも男性の役をやってるわけだし!
女性が演じる男性の役と言えば宦官。見た目はおなご、衣裳はスカート。大友さんがいい悪役笑顔するのよ!"貂蝉"木本さんは、やっぱりヒロインだなー!その器がある。
十月って言った時、あれかな?と思ったことがエンディングに向けて起こって、三田寺さんの役に繋がって、久保田脚本らしかった。
満足度★★★
三国志
『三』に纏わる物語。良く2時間45分にまとめたという感想と2時間45分ぶっ通しはつらいなという感想です。内容については上手くできてるとは思うけど、ある意味ファンタジーでまとめてしまえば何でもアリな感じもします。殺陣というよりアクションシーンはとても見ごたえがあり良かったと思いますが。
満足度★★★★★
かなりぃゃ絶対観劇に行くベシ
三国志がわからなくっても大丈夫!!
三国志好きならめちゃくちゃ楽しい!!
久保田さんワールドに役者さまをぶさんがすごくよくお料理してくれてて、2時間45分の長い時間があっと言う間です。
あたし的には…
水野さんと沖野さんの殺陣シーンがヤバすぎです。
主演の高城元気さんの演技も見入ってしまいます。
満足度★★★★★
素敵でした。
三國志のストーリーを決して崩すことなく、予想の出来ない展開を加え
わくわく出来た素晴らしい物語でした。
三國志を知る人も知らない人も楽しめる作品と思います。
そして圧巻の殺陣の連続に引き込まれ、そして熱い友情と信頼の物語に
胸熱くなりました。
満足度★★★★★
すごい!丁寧!またすごい!
終幕後、演者全員勢揃いしてのご挨拶、
笹塚ファクトリーの閉館時間の都合もあり
すぐに全員ハケたのですが拍手が鳴り止みません
(自分も「これはWアンコール呼ぶべき」と拍手し続けました)。
いやー、お芝居途中に好感触を感じる部分は多々あったのですが、
ほんと終わってみるまでお芝居は分からない、
という好例と言える良作だったと思います。
ネタバレなしで何が書けるか(??)なのですが、
まずチケット購入時に貰っていたかっこいい1枚ものチラシの
劉備/関羽/張飛が実際に出揃った時、
今まで漫画、ゲームその他で色々と描かれている
3人が本当に現れたかと思うぐらい、
このお三方が適役すぎてなんだか不思議と涙腺が緩んでしまいました。
そして物語の描き方が非常に丁寧だと思いました。
黄巾党の乱から董卓の台頭、董卓征伐まで
いろいろと事象、登場人物も多く
複雑になりがちな部分や独自解釈その他を
うまく脚本/演出し役者陣もそれを見事に
演じて分かりやすく観せてくれたと思います。
そして何よりお互いを良く知る
脚本久保田唱&演出佐藤修幸コンビだからこそ、と言えるぐらい
「2人が力を出しきった作品なんだー!」
と大声で言いたくなるぐらいに感心させられ驚かせられの大展開でした。
2014/09/15(月)16:00 観劇二度目
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・ 三国志序盤を元に独自の物語を作るにあたっての、
虚実の盛り込み方/事実の取捨選択のバランスの良さ
(必要なものを必要なだけ、決して冗長にはなっていない)
三国志を知らない人でも楽しめるし、
知っている人は「ニヤリ」としてしまう場面も多々
・ 意味をもったダンス、映像などを上手く活用して
早い段階から観客の気持ちを掌握
・ 場面場面の転換、シーンの差し込み方が上手い、
観客の気持ちをお芝居から基本離さない
スピーディーかつなめらかな展開
・ 各役者の技量の高さ(演技とそこへの感情の載せ方が上手い)、
それぞれのキャラの個性の出し方が素晴らしい
(他劇団公演などと比較しても若手から中年層まで
本当に「芝居上手」が集まっているかと)
・ 体躯の大中小、殺陣の流派の違いなどを
それぞれ出し合った夢の大立ち回り(まるで異種格闘技戦のよう)
・ それぞれの演者を知っている人をも驚かせる「配役の妙」
などなど、脚本/演出から実際のお芝居、照明/音響などに
至るまで演劇界屈指のドリームチームを結成した、と思いました。
これはひとえに演出兼総合プロデュース佐藤修幸さんの
DMF/ENGから他劇団客演などで得た
色々な素晴らしい繋がりを駆使したからこそ
生み出されたものと思います。
絶妙のバランスで作られてますね、THree'Sは。