交互に光る動物 公演情報 交互に光る動物」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-7件 / 7件中
  • ???
    最初も演技だったのかな?


    内容は、最後の最後まで。
    いや、終わってからもよくわからなかった。

  • 満足度★★★★

    少しまとまり過ぎてたのかなぁ。
    スタイリッシュな群像劇の面白さは変わらないんだけど、
    北九州で観たのとは、 別ものを観てるようだった……
    っていう思いがどこから来てるのかなぁ…っていうのがずっと良く分からなくてねぇ…。

    役者さんの演技で、前より役の深みが増した…とも思うし、
    3回目での慣れかなぁ…とも思うし、
    今回は、ボヘミアン、宗教のひと、堤君以外を中心に少し観てみたぁ…ってのもあるかもしれないし…。

    ただ、少しまとまり過ぎてたのかなぁ。
    ギスギスした感じや、刺激的な感じが少し薄まったような感じもするし…。
    気のせいかなぁ…。

    好きな劇団で、また観に行くことには変わりないのだけど…。
    今後も、何に対しても臆することなく攻めて欲しいね。

  • じっとりした人間関係
    希望もなければ、絶望もない。退屈もしないけどただただじとじとしている。そんな雰囲気の作品でした。

    北九州から結成2年で東京に来ただけある。
    役者の細かな立ち振る舞いや、発声にはまだまだな点が多いが、それでも充分みられるのは演出の技量だろうか。

    千秋楽にもかかわらず40人ほどしかお客さんがいなかったのが悔やまれる作品。また王子小劇場でやってください。

  • 満足度★★★

    初見!
    オープニング或はプロローグ(と、言っていいのか分かんないけど)を観て、正直2時間はキツイなあと思いました。処が一見脈絡ないショートストーリーに見えるんだけど、だんだん繋がる物語はミステリアスで面白かった。

    ネタバレBOX

    開演前に舞台上では役者達が「雑談」する。お国言葉で聞いて見たかった。
    公演自体もお国言葉で観てみたい。
  • 満足度★★★★

    閉塞感
    クズな野郎ばかり

    ネタバレBOX

    北九州市内のコンビニで働くバイトを中心にクズな若者たちが色々交錯する話。

    ヒモ野郎、ヒモ野郎に貢いでいる女、新興宗教にハマってバイト仲間を勧誘する女、この女に騙されていることは分かっていても親しくなりたいために従う男、常にゲロを吐き続けるストーカー男、生きているのか死んでいるのか分からないような女など、どうしようもない人たちの出口のない話でした。

    上演の20分程前に役者さんたちが出てきてダベっていました。ちょっとウザったい気もしましたが、その場で結構率先してしゃべっていた役者さんがゲロ男だったりして、その落差は面白く意図は分かりました。

    川辺で歌う女には色々噂があって、88歳という噂を聞いたときはメリーさんかと思いましたが違いました。

    死体遺棄、轢き逃げ死体遺棄、ストーカー殺人、小動物虐待、今の九州北部を象徴するかのような状況、閉塞感いっぱいでした。
  • 満足度★★★★

    外面 正常 内面 狂気
     北九州市で2年半前に旗揚げした若い劇団だ。座長は、現在23歳。旗揚げの時に3年以内に東京公演を打つと決めていたそうで、2年半で実現した。先ずは、おめでとうと言いたい。

    ネタバレBOX

     座長の年齢から察して貰える通り、若い劇団だから“北九州市(小倉などをイメージして貰うと良いかも)に住む人達の意地やしぶとさ”を描いた、と言われるなら、そうなのかも知れない。
     然し、自分の見方では、擬制の維持の為に嘘しかつかない大人達への徹底的な不信感が現れた作品のように思えた。
     衆知の事実ではあるが、日本は、アメリカのポテンシャルベースである。嘗て中曽根がレーガンに対して「日本は不沈空母だ」と国辱そのものの発言をして握手していたことがあったが、無論、アメリカの日本認識を言った発言という意味では、媚びでも何でもなく、正鵠を射た発言なのである。それ故、こんな売国奴が勲一等を貰っているのだ。勲一等では、東京大空襲を始め、日本各地の空襲を指揮し、日本民衆大量虐殺を行ったカーチス・ルメイにも日本は、この勲章を与えている。更に、日本は、首都周辺をアメリカ軍基地に囲まれ、空域の優先権は第一にアメリカが持っている。そんな「国」の首長が、自分の責任でこんな不平等や大迷惑に一言も発することなく、尖閣を購入して、亜細亜の隣国とのいざこざを惹き起こす。首相は首相で、最低限、何万年単位で考えなければならない核廃棄物問題を隠し、何ら問題の片付いていない原発事故にも頬っかむりして、アメリカの言いなり。集団的自衛権でも得をするのは、アメリカだけだというのは地位協定を読めば明らかなのに、そういった被植民地の実体を隠すことばかりに血道を挙げて、日本全土の沖縄化を推進している。一言で言えば、アメリカの植民地である日本の実体を隠し、独立国の体を装う為に擬制を敷き、大人は共犯で嘘をつき続けているのだ。
     そのことを若者の真っ直ぐな目で見、切り取った作品ということが出来よう。従って、自分の解釈では、かなり理屈っぽい視点がベースにはあると睨んでいる。言い方を変えれば、見えている事象総ての背景にある動機、利害、作意などを総て読み取り、対処したい、との思いを感じるのだ。然し、論理的にそれを徹底する限り、不可知論に陥らざるを得ない。だが、経験も未だ浅く、独自の判断を自らの経験に頼ってはすることが出来ないのが、若者と言う名の“老人”であってみれば、論理で食い下がる他、大人に対抗する道は無い。このようなアンチノミーを通して、認識や意味が追求される一方、意味の形骸としてのルーティンワークが、大人への通路として、その危険な顎を広げている。分かり易く言えば、外面正常、内面狂気とでも言えるだろう。だが、他に採る道が無いとすれば、彼らは、アンヴィヴァレントな道を行くしかないのである。結果、判断は停滞・停止し、精神は、本能に屈服する。そのように危険な可能態を群襲劇2作目で描いているのだと考える。シャブ関連の検挙率、1位。治安の悪さも波ではなく、ロケットランチャーが見付かる等々が起こる街とは、植民地の癖に、独立国だと嘘をつき続ける日本の縮図である。そして、交互に光る動物とは、集団的自衛権とやらで人を殺し、殺される状況下での敵と己のことかも知れない。その時、人は、動物であるより獣そのものであろう。
  • 満足度★★★★

    (ソフト)ヤンキー?っぽい登場人物たち・・
    が出るところが面白い、と思う。

    ネタバレBOX

    舞台を観ていて感じたけれど、
    やっぱり主宰の穴迫氏の演技、台詞がダントツに面白いと思う。

    あとはやっぱり河原のホームレス?家はあるらしいのだけど一生フジロック気分でいたいオバサン?ボヘミアンの女役の平嶋氏。

    舞台を観ていて感じたけれど、
    作・演出の穴迫氏がこの二人の登場人物・キャラに特に魅力を感じたのだな、というのが伝わってきた。

    まだ発展途上なのかなぁ、とも思ったけど、
    最終進化形がこのあたりにあるのかな、と思えば、
    他にあまり似た舞台が無いので好感が持てる。

    ボヘミアンの女は独特。

    こういった感じのホームレスっぽいオバサンは割とどこの町にでもいるんだけど(横浜のメリーさんとか、自分の町にも・・)
    みんな一見似ていて全く違うようで、
    自分からはどうしてそういった感じになるのか、
    全く想像がつかないだけに余計に面白い。

    どんなに想像してもそっちがチープになりそうで・・(苦笑

    でも、ああいうのは出来たら、
    男に遊んで捨てられた的な安易な描き方はしないで(若い男性っぽい発想かも
    自分のことより大事にして愛していた子供が同級生に殺されたショックで家を出た、
    とか、そんな風に描いた方が誰にでもダイレクトに伝わると思う。

    そういう風にエッジにすると、地方の観客はそこで思考停止するかもしれないけれど、
    東京の小劇場好きの観客にはその位しないと伝わらないのでは・・とも思う。
    賛否両論があるくらいでないと。
    挑戦しなければ。
    東京用に少し変えないと、すぐに埋もれてしまう気が・・。

    主宰のような台詞運びを全員が出来れば確変するのは間違いないと思うんだけど・・。
    地方の(ソフト)ヤンキー演劇ってのは、記憶にないから。

    全員ヤンキー、あとボヘミアンでも良いと思うんだけど・・。
    まぁ、そうすると全く違う作品か。

    地方には東京より良い素材がたくさんあるのは分かるけど、
    それをプレーンに描くだけじゃなく、
    荒くザラザラとエッジに描くようにした方が。

    音楽が良かった。

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