満足度★★★★★
楽しかったです
今時の若いひとはどんなお芝居を作っているのか観てやろう!と上から目線で観に行ったのですが、真面目に計算されたお芝居でびっくりしました。2014年に観た作品で一番面白かったです。わたしはヲタクなので一番共感できたのがアンリちゃんでした。ピチピチした若い女の子が沢山観られただけでも満足なのに、楽しくて共感できてほんといいもの観ました。笠島ちゃんのことほんとに嫌いになりました。
満足度★★★★
胃にもたれる
面白かったかと聞かれたら面白かったと答えるけれども、好みかと聞かれたら苦手と答える、自分にとってはそんな芝居でした。
嫌げな女子会の上辺だけの会話とカップルの感情剥き出しの会話には、身に摘まされつつニヤニヤしながら聞いておりました。特にカップルの会話は、これ1時間続けても観れるなと思ってしまうぐらいイタ楽しかったです。
満足度★★★★
ただならぬ雰囲気
千穐楽、開演前からただならぬ雰囲気。受付開始待ちの列が50人を超える人気ぶり。ギッチリ詰まって立ち観まで出る猛烈な熱気で本当に驚いた。根本宗子がメジャーになる瞬間に立ち会えた。と感じた。
満足度★★★★★
やはり傑作!
2回目。3列目から、上の部屋に注意を配りながら観劇。月刊「根本宗子」作品は、いつも他のところの作品よりも、キャストの連携の心地よさを感じる。今回も素晴らしかった。パフレット、Tシャツ、チェキ撮影とグッズ&イベントも最高に嬉しかった。
満足度★★★★★
さすが!な作品
ラスト以外はノンフィクション?と思わせる作品。実名で出ていたり、このタイトルだし、色々な意見があったのではないかと想像するが、ここまでの形で貫いた根本さんに拍手を送りたい。そして今後の作品への期待もさらに高まった。最前列からだと、上の部屋でソファに座った根本さんが見えないのが少しだけ残念だったけど、並ぶ戯曲のタイトルには思わずにんまり。
満足度★★★★★
演劇界の新星
根本さんの演劇は観よう観ようとおもっていたのですが、なかなか観に行けず仕舞いでした。今回初めて観に行ってとにかく衝撃的でした!何がすごいのか自分自身もよくわからないのですが、間違いなく同世代の他劇団とは一線を画しているような印象を受けました。面白かったです!
満足度★★★★★
私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。(おすすめ)
これだけ会話で楽しませてくれる芝居は、オーソドックスなのですが、だからこそ月刊「根本宗子」は、素晴らしいと思います。くだらない飲み会を、ラストへの急展開を、あそこまで魅力あるものにしてしまうのですから。ただ、パンフレットよりも台本が欲しい。
満足度★★★
面白い今の小劇場界でNO1だと思うけど
ネモシュー売れてきて間違った方向に向かっている気がする。
今回もまた1つの舞台を2つに使う手法を
とっているが今回、2つにする意味があったのか?
(中野の処女は違っていたけど。
ストーリーも悪く言えば無いよね。
ただの飲み会を見せて痴話げんかしてるだけ。
ラストの狂気も無理やりな感じだった。
第10号に期待大ですが、ちょっとお金入るようになって
勘違いしてしまうようにならないでほしい。
チェキ会とかTシャツが2年後に10倍になるとか
まぁ、ファンとしてはうれしい反面、ちょっと寂しいですね。
満足度★★★★★
内面の暴露
5月のスズナリ、7月のバ-公演に続き、3回目の月刊「根本宗子」の観劇。
通路にお客さんを座らせる位の満席。 客層も狙い通りか?女性客が多かった。さて、本編の方であるが結果から言うと、非常に楽しめた。正確には、楽しめたというより、観て良かった。
以下、まだ公演中なのでネタバレで。
満足度★★★★★
“嫌いな女”も描かれていたけれど…
個人的には、根本宗子にしか描けない“イタ女(いたじょ)ワールド”を堪能(笑)。
と言っても、根本宗子は世間にいがちな“イタい女”を傍観者的立場から一方的に嘲りはせず、自分の中のイタさも見据え、きちんと笑いに変えていて、そこに何より感嘆。
悲劇と喜劇が一体を成している本作固有の性質は、その自己嘲笑の精神の賜物だと思いました。
素晴らしかった!!
また、『今、出来る、精一杯。』で初観劇した時よりも明らかに客層が広がっていて、何より。
根本宗子という稀有なる才能は、もっと広く知られなければなりません。
満足度★★★★
拗れ抉られる
あの拗れに至る流れはどうやって出来上がっているのだろう。
真の想いの吐露に抉られる心、抉りあう言葉の積み重ね。
脊髄になにかを差し込まれた感じ。
そして滑稽に思える想いの吐露を素で笑う奴(観客)に殺意を抱く。
人によりこんなに感じ方の異なる芝居はなかなかないのではないか。
満足度★★★★
これはこれで十分面白い
なんでもない話なんだけど出てくる男も女も今までの作品に比べたらアクの少ないというか本当にそこらへんにいるというか、というか自分の中にもそういう要素あるよという人物ばかりなのでよりリアルではありました。根本さんも本人役でしたし。ただこれを見てファンが増えればいいし、根本宗子たいしたことないなって思った人がいたら根本宗子こんなもんじゃないから次の節目の10号も見て欲しいと思った。いまできる精一杯の衝撃がもう一度見たい。
満足度★★★★
また違った面白さ。
夢も希望もなくを拝見して、スズナリは行けず。
今回も土日前売り完売で有給で平日マチネなのに並んでる!
当日券で立ち見まで居る盛況ぶりでした。
夢も希望もなくはしんみりしながら時間経過が重くのしかかり
凄くぐっとくるものがありましたが、今回はちょっと違う方向性
(でも劇団員が絡むからベースは同じ、根本さんの身近なモノかな)
猥雑な男女の合コンから始まり、一見関係なさそうな天上界
そこが繋がってからが、もう大変なんだけど、最後壮絶になるけれど
でもふいを疲れて笑ってしまう、今回は一気に切り込む感じですが
どうしようもない結末の中エンタメ感のある演出で面白かった。
最初ポツドールみたいに一晩の話かと思ったけど違った、
そことなく「はたらく男」のラストを思い出したが、それより飛んでるね
TB完了。
満足度★★★★
見てきました!
大音量でロックが流れる中、パワフルなお芝居でした!
ただ、 特に何がすばらしいという事もなく、 少々がっかりでした。。
3.6点
満足度★★★★
今後も注目です
「夢も希望もなく」が良かっただけに期待が大きかったが、前作ほどには作品に奥行や強い主張を感じられなかった。それでも言葉の応酬や人間関係の見せ方は「さずが」であり、十分楽しむことができた。次はどのような方向に舵を切るのか興味深い。今後も注目です。
満足度★★★★★
嫌いな女
いるわー、わかるわー。
と思って見てました。
もやっとした気持ちはあの子の気持ちが痛いほどわかるけど
でももやっとされる側の人間でもあったり。
リアルすぎて、一線ちょろっと越えちゃったら、あんなことしちゃうかもね。って思っちゃいました。
満足度★★★
若さとパワー
溢れるお芝居でした。
こういうお芝居を作る人は5年後,10年後にはどういうお芝居を作っているのか、すごく興味があります。なので、今後も観続けていきます。
満足度★★★★★
あなたの嫌いな女の名前、全部私に教えてくれてありがとう
この舞台を見た女性の観客は、
ほぼ間違いなくスカッとするだろう。
女性が嫌いな様々な種類の自意識過剰の
自己中クソ女たち(プラス少数のクソ男)が
その欲の皮が突っ張ったがために、ドツボに
はまり酷い目に遭うストーリーだから。
この舞台は、2つの場面が同時進行する
ところから始る。どうやって並行していくかは
観てのお楽しみ。
1つ目の場面は、根本(根本宗子)の部屋。
そこに彼女1人。
もう1つは、カラオケボックス。
男性有名人との出会いを求めて、
クソ女たちが合コンをしている。
一見大人しそうだが腹に一物ありげな笠島(早織)、
32歳にして全身キティだらけの超神経質女・
結衣子(墨井鯨子)、男が大好きなアホキャラ女子を
演じているように見える本木(あやか)、
ハーフでスタイル抜群、冷めた目で他の女を
見下している自信満々な深谷(長井短)、異常に
上昇志向が強くやたらと「女」をアピールする
遠藤(龍野りな)。
彼女たちが狙っているのは、人気アイドルバンドの
カリスマイケメンボーカルの川西(土屋シオン)。
超自信過剰で、人目もはばからず平気で相手に
よって性格を変える。思わせぶりな態度を
とりつつ、女性たちを天秤にかけ、
一番の獲物に照準を定める。
川西の気持ちは、同性だから痛いほど分かる。
だからこそ、彼をボコボコにしてやりたくなる。
逆に、女性客からはカッコ良さが手伝い多少許される
かもしれない。
そう、男性も同じ。どんなに性格が醜い女性でも
可愛ければ甘くなってしまうので、
クソ女たちさえも、心のどこかで
許してしまう。ゆえに女性客の方がクソ女たちの
不幸を見てスカッとするのだ。
登場人物の人格設定や女性同士の駆け引き、
女性たちと川西とのやり取りが非常にリアルで、
それゆえに男女問わず観客の爆笑を誘う。
この徹底したリアリティが
脚本家兼演出家の根本宗子作品の魅力の一つ。
出てくる女性陣の少なくとも一人は、観客に
「こんなクソ女、実際に私の周りにいた(いる)」と
思わせる。
根本氏曰く「どの女優も芝居してなかったら
友達にならないタイプ」の役者を集め、
彼女らの個性に合わせ役を割り振ったそうだ。
偶然なのか意図的なのか、
根本氏が嫌いな女性と、世間の女性が
嫌いな女性が見事に一致したようだ。
演出家としてではなく一個人としての根本氏の
悪意が含まれているかもしれない
演出上のいたずらが面白さのもとに
なっているのは間違いない。
今作は20代の若い社会人の合コンが舞台だが、
実際に似たような事が中高生のクラスで起こったり
中高年の職場やご近所付き合いでも起こったりと、
世代を越え身近な至るところで起こっていそうだと
感じさせる。世の中にごまんといる
「半径1m程の超至近距離の人間関係で
延々と世界が周っている」女性たちを丁寧に描いた点が
この作品のリアリティを重厚なものにしている。
登場人物が好き勝手な事を一斉に言って場の収拾が
つかなくなる場面がよく芝居や映画には出てくる。
この作品にもそのような場面が出てくるが、今作の
特徴として、その発言の一つ一つが全く無意味で、
周囲の人間と何の繋がりも生じない。それが凄く
リアリティがあり、根本氏の拘りが感じられて心地良い。
彼女たちに振り回される
カラオケボックスの店員・矢敷(小西耕一)と
梨木(梨木智香)も良い味を出している。
そこに、川西の大ファンで彼を教祖のように
盲目的に慕うアンリ(石澤希代子)が登場し、
事態は一層混沌として、笑いが増幅する。
そして、一見何の関係もなかったカラオケ
ボックスと根本の部屋との話が奇麗に繋がる。
その絶妙な構成に「うまい!」と心の中で
うなってしまった。
そこからは第二幕。第一幕が「戦い」と
するならば、第二幕は「修羅場」。
更に「地獄」と呼べる第三幕へと、悲惨さと
面白さは加速していく。
果たして、川西を射止めるのは誰なのか?
どんな地獄が待っているのか?
欲を押し通そうとする女性陣と川西の姿に
滑稽さと同時に、誰にも理解されない孤独を感じる。
他人のために良かれと思って
やった事が、全然相手のためになっていなかった
という場面も爆笑してしまうが、ここにも孤独を
感じる。必死に不器用に生きる
彼女たちや川西に同情したくなるが、
根本氏は観客にそれを望んでいないはずだ。
拙者も望んでいない。特に川西。
根本氏が選んだ、世の中のクソ女たち。観客の多くは
現実世界でクソ女たち(プラス川西みたいな男)に
苦い思いをさせられた経験があるはず。
そんな彼女たちを、観客に代わって根本氏が退治して
くれているようで痛快だ。
それだけでは終わらない。最後に待ち受ける驚きの
展開に、ますます根本作品の中毒になってしまうのは
間違いない。