黄金のコメディフェスティバル2014 公演情報 黄金のコメディフェスティバル2014」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 30件中
  • 満足度★★★★

    千秋楽ぶっ通しスペシャル
    偶然の産物とはいえ、上演順が絶妙。
    トップと殿(しんがり)をファルス系、ナンセンスギャグ系それぞれの王道に泣かせる要素を加えた珠玉の作品が務め、真ん中の2作は基本に忠実でファンタジー要素が加味されたもの、その間となる2番目、5番目をコメディとしては「変化球」(極論すれば「狭義のコメディ」ではないもの)にするなんざニクいねどうも。
    ただ、「コメディ」の解釈は個人差があるのであくまで私見だが、コメディフェスティバルに参加するのであれば「狭義のコメディ」を上演すべきではないかとも思うので、たとえば「変化球」の2本がラストを飾るようであれば「ナンだかなぁ…(タメイキ)」だったかも。
    (もちろんその2作の「演劇作品」としての意義を認めないものではありません)

  • 満足度★★★★★

    楽しかった!
    全団体観て、投票さして、納得のPMC優勝でした!でも、それぞれの劇団がそれぞれの面白さがあって、有意義な日々わー過ごせまさした!来年も行きたい!

  • コメディとは何か
    「コメディ」とはなんなのか、全6作品を観てそのことを考えずにはいられなかった。
    自分の中では最初、アガリスクエンターテイメントさんがとてもコメディらしいものを作り上げていたなと思ったわけだが、ではほかの5作品はコメディではないのかと問われれば、けしてそうではないのである。
    観劇歴は浅いし、フィクションをあまり好んでこなかったのもあって、そのあたりのことはまだまだこれから模索していきたい。


    コメフェスをずっと楽しみにしていて、期間中入り浸って、スタッフのみなさまによくしていただき役者のみなさまにもよくしていただき。とてもとても楽しかったです。ありがとうございました!
    表彰式で叫びすぎました笑。受賞したかたたちのコメントにいちいち感動しました、賞を受けることのよろこびを感じることができたのも良かったです。

  • 満足度★★★★

    来年はコメディ専業で固めて
    今回初めて全団体を観て投票した。率直な感想として、全団体コメディのカンパニーで固めて欲しかった。やはり専業でないと作品がコメディのテイストになっていない。あと、投票制の在り方にも疑問。作品ではなくファン投票なら、そう公言してほしい。来年に期待。

  • 満足度★★★★★

    とても楽しいイベントでした
    初めてのコメフェス観劇 大変面白かったです

    開会式 パーチーム公演 閉会式を観にいきました

    開会式で風姿花伝の方が順位をつけるのはどうかと思う。とお話されていて
    自分もそうだなと思いましたが
    6団体 それぞれ 切磋琢磨しているのを感じられたイベントになったと思うので
    こういうのもありかなと思いました。

  • 満足度★★★

    6団体をすべて見終えて
    昨年から始まった「黄金のコメディフェスティバル」はとても素晴らしい企画だと思う。
    「コメディ」に的を絞り、短い時間ながらも45分の時間を確保し、全部で6団体の作品が見られるというのは、とてもいい。
    しかも今年登場する団体の顔ぶれが、内容の良さを期待できるものだった。
    しかし、観はじめて少し違和感を感じた。

    ネタバレBOX

    前回「2013」では、団体ごとのレベルの差こそあれ、どの公演も楽しかった。
    今回「2014」では、コメディ劇団として定評のある3つの団体と、普段はコメディをやっていない、人気のある3団体がフェスティパルに登場した。

    そのアナウンスを聞いたときには、面白いものが見られると期待した。
    コメディ劇団3つは絶対に面白いだろうし、残りの3つの劇団もどんな風なコメディを見せてくれるのか楽しみだったのだ。

    しかし、いざ蓋を開けてみたら、期待とのギャップがあった。

    前回「2013」では、先攻の劇団からいい感じに笑って、観客は笑顔のまま休憩時間に入り、そして後攻の劇団でも笑った(フェスは1コマ2劇団で行われる)。
    そういう「幸福な時間」がフェスティパル全般にあったと思う。
    しかし、今回は、「それほど笑ったわけではない」という作品もあった。
    演劇としてのレベルが低いものではないが、前回のように2つの劇団の相乗効果が生まれ、全体的な印象として「笑った」「楽しかった」という印象はさほど強くは残らなかった。

    「相乗効果」って大切だなと思った。

    それは、普段コメディをやっていない劇団の作品が、「コメディではなかった」からだ。
    ご本人たちは、コメディだと思っているようだが、観客の1人としては「すこし違うな」と感じた。

    「コメディ」という言葉の定義や、それへの感じ方はもちろん人それぞれだろう。
    「笑える演劇」=「コメディ」と思っている人もいるであろう。
    それが間違っているとは思わない。

    しかし、「コメディ」と「コメディじゃないも」ものとは違うはずだ。
    少なくともこのイベントで違わなければならない。
    そうでなければ、「コメディフェスティバル」というタイトルに意味がないからだ。
    別にコメディにこだわらないのならば、「演劇フェスティバル」でいいわけなのだから。

    私が考える「コメディとコメディじゃない」の違いはこうである。

    「コメディ」とは、「笑い」が最初のテーマであり、作品の軸である。
    主従の関係で言えば、「笑い」が主でその他は「従」となる。
    「笑い」とは多様なものであるから、脳天気なものもあれば、哀しみの中にある笑いもあると思う。それをどう見せ、観客に感じさせるのかは劇団のセンスである。

    ただし、「その他が従」であるとしたが、あくまでもそこには「物語」があることが前提である。「物語」とは単純に「ストーリー」ではない。登場人物の背景が見え、そこに「人」が浮かび上がってくるものだ。
    コントとはそこが違う。「笑えてなんぼ」「笑わせればいい」というものではない。「演劇」という範疇にコメディはあるからだ。
    そうした「笑い」を丁寧にすくい上げて、「物語」として観客に届けるのがコメディだと思う。

    「コメディでない」ほうは、「笑い」は「従」である。いわば、舞台の上の副産物のようなものではないだろうか。

    今回のコメディを普段やっていない劇団の参加はとてもいい企画、アイデアだと思ったが、実際に観て、「コメディとはどういうものなのか」ということに少し触れたような気がする。

    だから、できれば、次回「2015」は、コメディ劇団だけを取り上げてほしいと思う。
    「コメディ命」で、活動を続けている劇団は多い。
    そういうコメディ劇団だけを集めて、「コメディフェスティバル」にふさわしい、コメディ劇団の甲子園のような位置づけになってほしいと思う。

    言い方は悪いかもしれないが、一朝一夕で「コメディでござい」と作品を見せる劇団ではなく、それ一筋でやってきたコメディ劇団のためのフェスティバルになってほしいと思うのだ。
    それでこそ、「コメディフェスティバル」の意義があると思う。

    「コメディ」にこだわってほしい。
    「コメディ」という言葉を大切に使ってほしい。
    そう思う。
  • シャンタンスープ
    コメフェスにご来場くださいましたお客様、ご来場ありがとうございました。
    グーチーム 「バンタムクラスステージ」シャンタンスープより出演しました6番シードの土屋と申します。

    皆様の色々なコメント励みになります。スタッフさん、キャストさん、お客様に囲まれて素敵な時間を過ごさせていただきました。

    受賞後に僕に対して「おめでとう」とたくさんのお声をかけていただきすごい嬉しかったです。


    本来でしたら、ここにこういったコメントを残すのも場違いかもしれませんが、感謝の気持ちをお使えしたく残させていただきました。ありがとうございました!

  • 満足度★★★★

    殿はいつも殿を拝見
    公開録画を拝見した。最初に通しで上演してくれたので、通常の公演を観るのと同じ感覚で拝見できた。TVプロデューサーの暖かい配慮というべきだろう。グランプリは予想通り、昨年の「死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います」に引き続き、ポップンマッシュルームチキン野郎が獲得したが、実力から言って妥当な所だと見る。(追記2014.10.1)

    ネタバレBOX


     彼はその素性を妻にさえ明かしていなかった。その為、妻は自分が本当に愛されていたのか否かさえ覚束ないのだ。彼は、小説家であった。息子が一人居るが、息子は父を蔑ろにしていた。小さな賞一度取っただけで、後は売れもせず、気難しい、作家肌の父を。そんな彼が、急逝した。妻と息子は、遺品を片付けていた。すると、妻宛てにと認められた長い原稿が見付かったのである。
     物語は、この原稿が劇化され、父の謎の人生がひもとかれるという形で紡がれてゆくが、この原稿の内容は奇妙奇天烈、父は、何万年も生きた人間だったと言うのである。或る時、彼の生まれた星は、敵味方に分かれて争い、彼と妹を除いて絶滅した。彼らは、長い宇宙の旅の果てに、故郷の星の住環境にそっくりな星を見付けた。其処に定住し何万年もの間過ごした。彼らの過ごした星は、生命エネルギーを全宇宙に振り撒いている謂わばマザープラネットだった。
    そう言えば奇妙なことが起こったのだ。彼らの乗った宇宙船が、この星の影響下に入ってからは船内の薬缶、テーブル、観葉植物、ぬいぐるみ総てが生命を宿し、喋ったり動いたりするようになった。そして、彼らは、マザープラネットに着陸する際、強烈な閃光を2度浴びた。その後、兄妹は、不死身の体を手に入れていた。同時に、永遠に生きるという宿命を。長い長い時を経て、兄は、殿さまになってみたい、と考えた。そして、下剋上の頃、実際に小藩の殿さま、宗肉になった。彼は家康と気脈を通じ、数十年の付き合いを続けるうち、肝胆相照らす仲になったが、家康は征夷大将軍となり、宗肉は小藩の殿のまま。それでも家康にとっては、心許せる数少ない友故、ある時、城へ呼ばれ無礼講となったが、初老を迎えて家康のつむりに白い物や抜けが目立ち始めたことをからかった所、切腹を命ぜられた。然し、宗肉は不死身故、死ぬことは不可能である。だが、切腹しなければお家断絶。これは死ななければと家臣一同、必死の努力をし、予行演習をするが、総て試みは無駄に終わる。折も折、切腹見届け仕る、とばかりに目付けが派遣される。当日には家康本人がやって来た。然し、家康の眼前で介錯も含め何度もトライした切腹は総て失敗。挙句、業を煮やした家康は、宗肉の家臣共々全員の殺害を命じたから、自分だけなら死んで事態を収拾しようとしていた宗肉も反旗を翻すこととなった。結果、家康は討ち取られ、宗肉が家康になり済ますこととなった。その後は、史的には、1605年に将軍職を息子の秀忠に譲って駿府に戻り大御所として二元政治を執り行ったが、今作では楽隠居を決め込んだことになっている。
    ところで、息子は、父の出生等に関しても調べてくれるように手配していた。その結果は、父は、林業を営む両親のもとに1954年に生まれた。妹が一人の四人家族であった。決して裕福ではないものの、取り立てて貧しい訳でも無く、一家は平穏に暮らしていた。父が10歳の時、出先から、戻った彼の眼前にあった物、それは、両親と妹が無残に殺され血だらけになった家であった。強盗に襲われ、家に居た全員が惨殺されたのである。父は、孤児院送りとなって院を出る迄を過ごした。辛い過去から立ち直る為だったのか否か、小説を書き出し、母と出会った。その後は、母の知る通りである。不思議なことに、丁度、母と出会った頃から父も、普通の人と同じように年をとり、老けるようになった。きっと、かつて浴びた強烈な生命エネルギーが尽きたのだろう。何れによ、母と出会って、死ぬことが出来る生を得たのであり、息子を設け、小さい乍ら賞を取ることもできた小説を書くことも出来た。それは、総て、妻に読んで貰う為であった。
    こんなことが、この手記には記されていた。
  • 満足度★★★

    観れてよかった。
    日程的に観に行けるかわからなかったのですが、唯一行ける日があったので思い切って行きました。
    今回の公演で知らなかった劇団を知れたのは良かったです。
    それぞれの劇団の良し悪しはありましたが、グー・チョキ・パー全て観て自分なりの評価をさせていただきます。
    平均的にグーチームが好きでした。

    ネタバレBOX

    観たチーム順に感想を述べます。

    【パーチーム】
    ・おぼんろ
    役者二人ということで一人何役とこなしてくれましたが、めぐみさんが演じるウドが特に印象的でした。
    物語としては呑み込めない部分もありましたが、後々理解できた部分もあり、ファンタジーの世界観として楽しく拝見しました。

    ・ポップンマッシュルームチキン野郎
    友人が面白いと言っていたので気になっていた劇団。
    まだ本公演が始まっていないのにいきなり現れた二人。ニワトリの方がいつ本編に出てくるか待っていたのですが結局出てこず、その時あれはあれで演目の一つなのかと理解。休憩中に楽しませることもありだとは思います。
    本編ではやかんの人頑張れって応援したくなりました(笑)
    不死の体を持つ設定をうまく使いそれを笑いとしてみせてくれたのは楽しかったです。最優秀作品賞おめでとうございます。

    【グーチーム】
    ・アガリスクエンターテイメント
    惜しくも優秀作品賞となりましたが、私の中では一番笑った作品です。
    元カノと今カノの間でテンパる彼が面白くて、未来の孫とのやりとり、会話もテンポよく進み見事にツボにはまりました。
    設定的にこんがらがるかと思いきやそうでもなかったのがよかったです。
    笑いすぎて疲れました。

    ・バンタムクラスステージ
    シリアスの中に笑いを取り入れたテイスト。ずっと笑いがくるのではなく、ここぞというところで上手く笑いを持ってきていたと感じられた作品。
    一人一人の役者が味わいを持ち印象深かった。初のコメディということで気になっていましたが、バンタムさんの持ち味を生かしたコメディだと思います。

    【チョキチーム】
    ・ゲキバカ
    期待していた劇団の一つですが、正直受け付けれなかったです。
    下ネタは引きましたし、物語としても今一つ。最後は何で過去に飛ぼうとしたのかが分かりません。相手の事情を顧みず自分のわがままで今の運命を捻じ曲げようとしているのかそうでないのか。
    期待していた分残念でなりません。

    ・8割世界
    ダンスを取り入れたところは好きでした。父のハゲズラも小学三年生設定も笑える部分はありましたが、所々引っかかる部分があり始終楽しめたということはなかったです。
    こちらとしては楽しみたい気持ちで観たかったのですが、微妙な気持ちで終わりました。
  • 満足度★★★★★

    とても楽しめました!
    先ず、関わった皆様、楽しい場をありがとうございました!


    ぶっ通しスペシャルで観劇。
    予約したはいいものの12時~21時という予定に目眩がしそうになっていましたが、適度に休憩も有り殆どストレス無く観れました。
    一団体45分という時間も良かったのだと思う。


    纏めて6団体観れたのも良かった、フェスとしてとても楽しかった。
    ただ、好みとか誰にでもあるから個別に観たら印象が違ったかも、とは思った。
    例えば2本中1本でも外したらその人にとっては大分イマイチになるだろうからなあ。
    この辺りを課題にしてもし解決できたら更に凄いと思う。


    各賞は自分ならばこっちかな!
    とかは勿論あったけど、色々な視点があるのだなと。
    話としてイマイチと思ってしまうと全体的に悪く思ってしまいがちだけど、拾うべきところは拾う事が出来る審査員の方々は流石だなと思いました。
    客として自分には合わない芝居に行き合っても最大限面白がる姿勢は大事だな、なんて。
    折角お金や時間を掛けて行っているんだし。
    特に他に絶賛してる人がいたりする作品は要注意?
    いや、まあ、誰が観ても駄目じゃない!?って感じる事もありますがヽ('ー`)ノ


    コメディって何?
    みたいな話も上がっていますが、コメフェスで言えば細かいレギュレーションが決まってるわけではないので、単に作品として面白ければいいんじゃないかなと自分は考えます。
    まあメインタイトルからお客はやっぱり笑いを期待して来るんだとは思いますが。


    前置きが長くなったついでに、審査員の中にこりっちのかたもいたので一つ。
    こういった複数団体が参加する企画物の時に、感想が分散してしまうので何かうまい方法はないものでしょうか。
    具体的に何か思い付いているわけではないので投げっぱなしで恐縮。
    大元から各作品のページにリンクで飛べる、とかかなあ。。


    ポップンマッシュルームチキン野郎連覇おめでとうございます!
    王者な感じ良いと思います。
    来年の参加団体は分かりませんが、参加する限り以後も高い確率で連覇していくのではと予想。
    で、いつか王者を倒すところが現れたら企画として本当に素晴らしいと思う。

    そもそも芝居を単純に順位付けたりするものではない、という意見があったり、演ってる側こそ、それをよくわかっているとは思います。
    ただ受賞した時の表情とかを見ているとこういう切磋琢磨に繋がるものは無駄ではないと自分は感じた。
    何か、こう形に残る手ごたえと言うのもきっと必要です。

    ネタバレBOX

    以下、簡単に各団体のこと。

    ■アガリスクエンターテイメント
    「出会わなければよかったふたり」
    恐らく多くのお客がコメフェスに求めていた笑いの形に一番近かったと思う。
    トップバッターに相応しい作品だったと思う。
    最優秀脚本賞を獲っていたけど話を転がすためにわざと簡単な解決方法から遠ざかっていた様に自分も感じた。


    ■バンタムクラスステージ
    「シャンタンスープ」
    お笑いライヴの裏を扱う事によって、ライヴのネタを絡められたのが良かった。
    立場関係の逆転によって人としての強弱が出ていたのが面白かった。

    ■ゲキバカ
    「ゲキバカ・ディスティニーランド」
    自分はストーリーが。。
    戻ってきたとはいえ、金を盗むやつは友達ではないと思うし、ラストタイムマシンで過去を変えに行くのをにおわせていたけど、自分に会いに来た彼女の娘が消えていいのか、娘の父母の出会いを無かった事にしていいのか、そんな部分に引っ掛かってしまった。
    思えば在り来たりだけど、「いや、過去は変えないよ」という結論に至っていれば印象は逆転したかも。

    ■8割世界
    「ハッピーちゃん」
    参加団体中、一番ワケわからない系(あ、悪口でなく)
    予想でしかないですが、もしかしていつもはもっとぶっ飛んでいるんじゃないかな?
    面白かったけど、どこがと言われると困る感じ。
    元がおっさんの形をしていたとはいえ、片想いの娘と同じ形をした者が家の中にいたらエロい事するね、間違いないヽ('ー`)ノ

    ■おぼんろ
    「U&D&O」
    二人芝居であった為、他より必然的にアピール出来る時間が多かったとはいえ、それを活かし最優秀俳優賞と優秀俳優賞をそれぞれ獲ったのは流石!
    自分は芝居は運営含むトータルで良くないと意味ないと思っていますが。。
    もうここまでならば、やっぱり主宰の末原さんは芝居の中身だけを気に出来る体制を作るべきだと思う。
    開演前に意味無く客を殴る様な(失礼、勿論比喩です)事をしなくなれば超飛躍すると思う。


    ■ポップンマッシュルームチキン野郎
    「殿はいつも殿」
    45分作品の中にここまで盛り込むのかと。
    タイトルのイメージから客としては精々戦国時代の一場面しか想像出来ていなかった。
    まさかざっくりと分けて3場面用意されているとは。
    しかも全然違うのに違和感無く繋げて来ていて、自分にとっては脚本も一番に感じました。

    CR岡本物語さんが初主演と聞いてびっくり!

    開演前から笑わせに来るスタイルは健在、今回はコメフェスとしてのプロデューサー登紀子さんですが、「これまだはじまっていません」の案内は見事に面白さのアシストをしていたと思います。
    表彰式の時に全員登壇しましたが、そこにも混ざっていて欲しかったくらい。


    表彰式前に38mmなぐりーずのライヴがありましたが、一曲目、二曲目に自分はあまり乗れず、そのまま。
    歌詞の中の「観劇おじさん」ってーのは良い意味で言われてないですよね。。
    その括りに入る自分としては、あ、そういう風に見える様になりたくないな、が勝ってしまった。
    二曲目は今度は演者さんの自虐的な歌詞が入っていてこれも好きではなかった。

    表彰式後に皆で歌ったやつは良かったけれど!
  • 満足度★★★★

    笑えた作品
    笑える作品笑えない作品の落差が結構あった気がしました。PMC野郎が一番笑いのシステムが機能した作品だったかなぁと思います。盛り上がりと言う意味では八割世界が良かった。結局のところ笑えれば正道なので、笑えた作品と言う意味で八割世界に投票しました。
    何団体も見てると、何が面白いのかゲシュタルト崩壊しそうになるけど、原点に戻ってみて、って感じです。うーん、コメディって奥が深い!

    ネタバレBOX

    役者やキャラで笑われにいく感じの団体は好感は持てるけど、個人的にはコメディって言っても良いのかなぁと疑問符。
  • 満足度★★★★

    観客賞と最優秀作品賞が一致してひと安心
    …というのが今の私の素直な心境。
    “同一団体2年連続オンエアでは番組的に盛り上がらない”との大人の事情により、BS日テレで放映される“最優秀作品”には昨年グランプリに輝き本年観客賞を手にしたポップンマッシュルームチキン野郎ではなく、他団体の作品が選ばれるのではないかと危惧していたのだ。

    が、蓋を開けてみれば、今年も去年同様PMC野郎が観客賞と最優秀作品賞を同時受賞。
    私はこれで良かったと思っている。

    というのは、こう言ってはアレであるが、コメディの実作者がラッパ屋の鈴木聡さんのみという現行の審査団に、観客の評価を覆してまで他団体に大賞を授ける資格があるとは到底思えないのだ。

    観客賞に審査員のお墨付きが加わったのが最優秀作品賞。
    これで良いのではないか?

    何らかの大人の事情が働いて観客賞と最優秀作品賞の不一致が起きる時。この時をもって当フェスは死ぬものと私は確信している。

    と、“大人の事情”なるものを思いっきり否定しておきながら、一方、演目の選定についてはもっと大人の事情を働かすべきだったのではないかと私は考えている。

    大会主催者と出場6団体代表者による制作会議が何度も開かれたという割に、作品の傾向が偏りすぎているのだ。

    6作品中、SF要素を含むものがなんと5作品。SF要素を含まないのはバンタムクラスステージ『シャンタンスープ』のみ。
    しかも、SF要素を含む5作品中、3(4?)作品に“時間移動モノ”の要素あり。

    これでは客は飽きてしまう。

    ここは“大人の事情”を働かせてもっとバランスの良いプログラム編成にすべきだった?

  • 満足度★★★★★

    企画的に満点でしたヽ(´ー`)ノ
    第2回との事ですが、
    「コメディ」というテーマで演劇団体6団体が
    それぞれに与えられた45分を使って短編芝居を行い、
    それを審査員および一般観客で審査して大賞を決定するというこの企画。


    まず、投票する為には全劇団観劇しなければいけないという
    (当たり前ですが)このルールがいいですね。

    自分のお気に入り団体だけ観劇して投票、
    という偏った審査ではなく、
    (心理的な公平性はともかく)
    「全劇団を観劇した上で」投票する事になるという事は、

    ・ 各劇団に新たなファンの獲得チャンスを与える
      そして賞を狙う事により、更なる注目を集めるチャンスでもある

    ・ 観客側にとっても、新たな劇団を知るチャンスである

    主催その他の方いわく「演劇自体は他と比べるようなものではない」
    との事でしたが、こういう色々な劇団同士が自分達の
    お芝居内容を評価/比較され、切磋琢磨しあう事は
    劇団の為にもすごく良いのではないでしょうか?

    また、CoRich感想投稿者のように舞台を観て批評する、
    という人達にとっても、いつものように
    1劇団だけを観ての感想ではなく

    複数の劇団についてそのお芝居の内容を(出来れば)公正に審査し、
    批評する、という事に審査のプロ(?)と一緒に参加出来るイベントというのは、
    今後の観劇人生にとってのなんかの指標になるような気がします。

    自分は今回の自分の感想と投票内容、
    そして実際の各賞受賞劇団/演者さんについて
    とても満足しています。
    またこのようなイベントに参加したい、と思いました。

    ネタバレBOX

    各劇団感想おば。

    ●アガリスクエンターテイメント
    『出会わなければよかったふたり』

    本イベントの最初を務めるにふさわしい劇団、そしてお芝居でした。
    脚本/演出家そして演者が仕掛けた1つ1つのネタが見事にツボにハマり、
    会場中が爆笑爆笑また爆笑。

    そうやって爆笑で終わらせるようで、最後に主人公の見せる優しさが
    アクセントを加えるという笑い9割涙1割、
    演出/脚本家の方が言っていた「コメディがやりたくて自分はお芝居を目指した」という
    言葉にふさわしい見事な正統派コメディ演劇でした。


    ●バンタムクラスステージ
    『シャンタンスープ』

    コメディ5割にシリアス5割、「お笑い」の世界そのものについて
    切り込んだ力作でした。
    お芝居としては一番上手に喜怒哀楽の緩急を使い分けていたと思います。
    (「笑い」の世界でありながら時に緊迫の空気を作り、
    最後にはお笑いの世界の仲間たちの「友情」的なものまで生まれるという)

    ずっと投票で迷った劇団でした。
    最後は今回は「コメフェス」という事で票を外しましたが、
    大阪から東京に拠点を移したというそのお芝居を今後も応援したいと思います。


    ●ゲキバカ
    『ゲキバカ・ディスティニーランド』

    難しかったですね。最初顔をゴルゴ13調にした主人公の登場から、
    ちょっと「狙いすぎか?」という疑問がつきまとっていました。

    物語途中も「とにかく高いテンションで」という
    ”テンションコメディ”とでも言うような笑いの取り方で
    観劇3劇団目でちょっと疲れていた自分やその他の観客には、
    この笑いについていくのは辛かったかなあ、
    順番が早ければまた違った評価になったかなあ、と。

    なんとか賞を取られた女優さんいわく「まだ演劇経験は浅い」との事。
    お芝居の枠内に留まらないこの熱を、今後うまく放熱させる事が
    出来るようになったらきっと面白くなる、とは感じました。


    ●8割世界
    『ハッピーちゃん』

    2度のダンスなど、演劇構成にこだわった劇だったと思うのですが、
    ちょっとコント仕立ての笑いネタで、1つ1つのネタが引っ張りすぎたかなあ、と。
    例.ハゲネタなど

    ゲキバカさんと同様、このネタ振りについて行けるだけの体力があるうちなら
    もう少し笑えたかな?と思いつつ、「構成の流れは良いのにもったいない」
    と思わせられた劇団でした。


    ●おぼんろ
    『U&D&O』

    前説的に会場に現れた俳優が、「物語」に対する自分達の考え方などを伝える場面は、
    4時間以上観劇を続けてかなり疲れた思考に対して、
    一種の清涼剤のように良く響きました(いい事言うんだもの)。
    目が覚めた感じがありました。

    しかし、2人芝居の方、「自分の感覚を研ぎ澄ませて思い浮かべて下さい」という事で
    かなり2人の言葉が紡ぎだす世界を想像し、その映像を眺めていたつもりですが、
    「テーマ」が良く分かりませんでした。

    そして「コメディ」路線からは完全にハズレていたかなあ、と。

    観劇後のコメントなどでもやはりいい事言うんですよね、
    企画/演出兼俳優の方。

    次は何か「テーマ」を絞って2人芝居に挑んで欲しいなあ( ´ー`)
    2人のパフォーマンス付き朗読劇的なものと考えれば
    自分の好きなジャンルなので。


    ●ポップンマッシュルームチキン野郎
    『殿(しんがり)はいつも殿』

    休憩中トイレに行って帰ってきたらもう前哨戦が始まっていた。。。
    鶏メイクをする役者がメイク担当に対して、
    「俺の鶏に対してチキンのあいつが合わせられてないと思うんだ、
    なんで鶏がチキンに合わせる必要がある?」
    ともう笑いの攻撃が始まってました。

    この時点で
    ”本舞台前の攻撃は姑息だけど観客を喜ばせるという意味で上手いなあ( ´ー`)”
    と思わされましたが、この時点ではまだ今日はグーチームの
    ・ 正統派演劇
    ・ 「笑い」の世界をリアルに描くお芝居
    2つで決まりじゃないかな?
    と思ってました。

    しかし、何よりも本日の観劇コース的にも殿(しんがり)で、
    一番疲れた観客達を相手にする一番辛い立場なのにも関わらず、
    本日の演劇で一番「吹き出してしまった」(前の席の人には申し訳ないですが)
    爆笑の上限まで達するお笑いの上手さ、そして物語の奇想天外さと
    見事なコメディ、完全に「笑い」で観客席を掌握しておいて

    最後に悲しみ、そして愛と優しさをもって落とすという、
    すばらしい物語の起伏。

    やっぱりPMC野郎は単にブラックネタを盛り込む危険集団ではなく、
    ちゃんと邪道に正統派お芝居で泣かせてくれる集団でした。

    最後まで見ちゃうともう自分の中でランク変動激しくて、
    投票直前まですごく葛藤させられましたが、
    「PMC野郎がトップ」は外せないな、と完全に思わせられました。

    ※ 「ドキンちゃん」「瀬戸内寂聴」「資格のオーハラ」その他、
      危険なネタを沢山盛り込んでいる為、
      「優勝してもTVには出れないんじゃないか?」
      とずっと思ってましたが
      明日(9/29(月))の収録ではそこは一部回避策を盛り込むそうです( ´ー`)


    ●その他
    歌のイベントがある事は自分は知らなかったけど、
    いきなりアイドル登場はちょっと辛かったですね。
    応援したり直視したりしようにも、想定外の出来事だったので( ´ー`)


    ●表彰式
    最後の表彰式、審査員および観客投票によるいろいろな賞の受賞、
    多少手心?(というか優しさ?)を持った賞もあったと思いますが、
    今回のフェスに参加された各劇団が今後再びコメフェスその他への出場や
    演劇への思いを新たに切磋琢磨してくれればいいなあ、と。
  • 満足度★★★★

    千秋楽
    終日の躁状態全体的に頭がしびれた。ぶっ通しの醍醐味である。今年は全体的に強烈な個性が少なかったように感じる。小劇場イベントの金字塔として、来年以降も続けてほしい。

  • 満足度★★★★

    千差万別
    一日通し券で全6作品を観劇。

    PMC野郎さん以外は全て初見の劇団です。
    それぞれに特色があっていろいろな「コメディ」を漫喫できました。
    投票するにあたっては、やっぱり「笑える作品」という観点で選びました。
    個人的なツボにハマったのが3作品、残念ながら好みではなかったのが3作品という感じでした。

    1度にいろんな劇団の作品を観られるのが良いですね。
    お目当ての劇団以外にも新たに観たいと思うような劇団や役者さんに出会えるのも楽しみの一つだと思います。

    ロビーや通路があまり広くないのですが、
    整理券を使った入場や誘導はとてもスムーズだったと思います。
    ただ、終演後の役者面会が始まると通路がかなり混雑していたので、
    場所を変えるなどもう少し工夫して欲しいです。

    作品の感想はそれぞれのページにて。

  • 満足度★★★★★

    チョキとパーを見ました。
    それぞれの劇団が全力投球する姿勢は感動もの。チョキチームではゲキバカの新原美波、パーチームではおぼんろの若林めぐみに魅力を感じた。

    作品は四団体四様で、それぞれの団体の持ち味を出し切った。

  • 満足度★★★★★

    他団体が面白かった
    アガリスクのいつもの安定をみたあと(言葉は悪いが)抱き合わせ状態のバンタムさんを観劇した訳ですが、思いのほか面白く、これは得したなと。
    アガリスクさんたちがいつも言ってる国府台高校の文化祭とはこういうことだったのかなぁ とも思いました。
    グーチーム観劇

    ネタバレBOX

    アガリスクさんは今年やってたタイムスリップ話の別バージョンを書いたのかな、と思いましたが、安定してますよね。
    バンタムさんは大阪から上京して1年、普段はシリアスばっかりなようですがネタ芸人のネタがそれぞれ面白い。馬鹿っぽく舞台上で見せてる人たちの裏での厳しさや悲哀がいいですよね。師匠の高圧さからの土下座、阿呆そうなマネージャーが実は一番現実的とか。つってつってなんつって芸人はかなり好きでした。
  • 満足度★★★★★

    一日どっぷりコメフェス
    通し券で全作品を観て、投票してきました。

    コメディという言葉を自分は正確には説明できませんが、
    私の中の位置づけとして1作品だけ
    「微妙にコメディの枠から片足出てそうだな」ってのがありましたが、
    どれも笑顔にさせてくれる作品たちでした。

    スタッフさんたちもとても気持ち良いお仕事をされていて、
    公演として、とても好ましいと思いました。

  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/2014/09/24(水)の昼、目白で
    [黄金のコメディフェスティバル2014]の
    「パーチーム」の
    『おぼんろ』の
    【U&D&O】と、
    『ポップンマッシュルームチキン野郎』の
    【殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)】の2本を
    を観てきました☆
    面白かったです。
    観劇日記をブログに書きました。

  • 満足度★★★

    内輪向けの大騒ぎ
    久々の観劇復帰戦だったが、期待外れの内容だった。そもそも大半の演目はコメディなのだろうか。ギャグを入れたらコメディなのか?笑いを意図したシーンがあればコメディなのか?若者たちの大騒ぎを見せつけられ、役者に知り合いもいない私は、知らない学校の学園祭で演劇部の短編発表会を何時間も観たような気持ちだ。大変な疎外感を感じた。
    チョキ、パーを拝見。

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