満足度★★★★★
圧巻でした
品川で新幹線を降りて、渋谷まではギュウギュウの満員電車。
三軒茶屋で降りて、シアタートラムまでの写真入りの地図で無事到着。
高い天井に奥行きのある舞台。壁側面には立ち見の方々。
いただいたチラシはメチャ分厚かった。
これが、東京の舞台なのですね。
内容は期待通りで、ホントに行って良かったです(*^_^*)
満足度★★★★
笑いと怖さと
登場人物の自己紹介部分から笑わせてもらいました。
笑いのセンスがとても好き。
そして、前川さんの作品は観ていていつも優しく問いかけられ続ける。
途中まで傍観者だったのに、ハッとするタイミングで、「じゃあ、あなたはどうなの?」と。
果たして自分は、自分の望みや欲望に忠実でいられているんだろうか。
素直に望んで、まっすく進めているんだろうか。
ラストは腑に落ちない部分もあったけれど、
それも含めて狙っているのかなぁ。
満足度★★★
初演とは趣が異なる時代性
ちょうど、先月にアメリカのサンタバーバラで起こった、エリオット・ロジャーの事件を思い出してしまいました。
人は、合わせ鏡のようなもので、誰の視点で、誰を見るかによって、一つの事象がどうにでも解釈できるのだという手法の芝居は数々観ましたが、先日の「昔の日々」のように、全く皆目見当がつかない芝居と違って、前川さんの作品は、誰が観ても、描かれている世界が、等身大で、わかりやすいので、助かります。
安井順平さんは、今や、彼が出演していなかった頃のイキウメを思い出せないくらい、この劇団になくてはならない存在だと思います。
浜田さんの演技力にも、更に磨きが掛かっていました。
新田直樹役の新倉ケンタさんは、上手な役者さんだとは思うのですが、他のキャスト陣と演技の質が異なる点が、やや惜しいと感じました。
私個人の思いとしては、初演の「関数ドミノ」の方が好みでした。今回の作品は、前川作品に馴染みのない人でも、後半の展開が予測できてしまうのではないかなと思いましたが、どうなんでしょう?
芝居によって、うまいのかそうでもないのか、いつも判断jに迷う、森下さんが今回の土呂役の演技では、群を抜いて素晴らしく感じました。本当に、不可思議な役者さんだなといつも感心してしまいます。
満足度★★★★★
実に面白い!巧みな脚本、演劇ならではの表現と安井順平さんの演技!
世の中は、願ったことは全て叶う「ドミノ」という存在を
中心に回っている…という『ドミノ幻想』を巡る物語。
2009年の再演を鑑賞。
そのとき真壁を演じた古河耕史さんの演技の素晴らしさに感激。
SFとしての面白さと、人間の想い・考え方に迫る
脚本の巧みさは、今回の改稿でさらにグレードアップした。
また、同じ舞台上で同時に複数の場所と人物が演じられる
構成が実に巧みで、演劇ならではの面白さが味わえる。
どんな状況でも、それをひがむ人間もいれば、
そこに夢をかけて前向きに考える人間もいる。
自分は夢が叶うように心からそう思っているのか。
最初からあきらめてはいないか。
自分は、どう考えるのか…。
積み上げていった話が、まさにドミノ倒しのように
ラストに向けて畳みかけてくる展開が実に見事!
理屈っぽい役をやらせたら絶品の安井順平さんが演じる
真壁の心境に、他の登場人物と同じように翻弄されながら、
あるときは反発し、あるときは感情移入してしまう観劇でした。
満足度★★★★
恐面白い
イキウメのスタンダート作というか今回も同じようで、全く違う良い意味で予想を裏切る展開の舞台でした。
左門兄の一瞬で変化する態度が時に不気味で爬虫類とはまた違うよくわからない変な動き方に釘付けw。それとは対照的に存在する真壁の普通さがまた強烈に印象に残った。
人間の第六感を刺激するような、精神科学の分野に踏み込んでいくような錯覚も感じ、中盤から気持ちが前のめり気味で見ていたので終わったあとは、疲労感まではいかないが椅子の座りも相まって身体が痛いw でも、この終わり方、好き。
役者さんもいつも通り巧みで、音響の加減とか照明の入り方で恐怖感を植えつけたりと、この舞台に関わってる人、みんな良い仕事するわぁw。
約1時間50分。
満足度★★★★
身の凍るような
初演も再演も観ていなかったからそこらへんが気になるのですが、イキウメしてましたよね。出だしから笑っちゃって、、、でもラストでは背中に冷気が。。。ひゃぁ~~~考えれば考えるほど何もできなくなりそうです。