満足度★★★★★
おぼんろ流マニエリスム
物語的にもステージ作りの点でも定型、定番になってきてるよなあと思いつつも、実演に触れると「これに限る!」感がハンパない!
照明とそのタイミング、衣装、そして何よりもメンバー間の阿吽の呼吸はおぼんろ史上最高ではないか。今後、もっと上を見せてくれるとは思うけど。
満足度★★★★★
宿命からの脱出
♂に生まれたひよこは、判定後、即座に殺されるのが宿命だ。ヒトではない。鶏の話である。彼が生まれたのはxxxx年xx月x日。辺りの大気はオゾマシイ迄に汚染され、大地は、もうその胎から食用に適するものを生み出せなくなっている。為に、総ての生きとし生ける者は飢え、餓死する者は後を絶たない。余りの空腹に耐えかねて、地面に落ちた物を拾って食べれば、たちどころに悶絶し、死に至る。汚染はここ迄酷かった。唯一の食糧は、外界から遮断されて、汚染を免れた地域に作られた、彼の生まれた食糧生産工場だけだ。(追記後送)
満足度★★★★★
地味だけど、好きです。
前回のビョードロ、前々回のゴベリンドンの沼は、異質な者を核として物語りが構成されていたため、分かりやすかったし、心に深く突き刺さるものがありました。
それに対して、今回のパダラマ・ジュグラマは、特別なものはないし、抉られるような痛みも伴いません。誤解を恐れずに表現すれば、格段に地味です。
しかし、そこに描かれている5人がそれぞれに魅力的なのです。誰に視点を置くかで違った景色が見えるでしょう。
苦悩に満ちた世界に、一筋の光りがさしこんだ、そこには何が生まれるのだろう。
もちろん好みは人それぞれですが、私は今まで観たおぼんろ作品の中で、一番、好きです。また、倍々作戦の始まりとなった公演から観ていますが、やっと、おぼんろがおぼんろとして、チームになったなあ、と感じました。(今までは、何だかんだで末原拓馬さんがひとりでやっている印象が強かった)
お怪我を、なさっている方もいて、心配ですが、7月21日まで、無事に駆け抜けて欲しいです。
満足度★★★★★
観劇6回目
正直、初日は見てるほうもハラハラ・・・なんか固いぞ!ダ、ダ、大丈夫なのか4194人!!という感じでしたが回をおうごとにホントに良くなってきました。役に魂がこもってると言うか・・。見るたびに違う演出はすべてがいい方にいい方に転がってる気がします。昨日のソワレ、2日ぶりの観劇でしたがこのまま行くと最後、王字公演が終わる頃にはいったいどんな境地にまで到達するのだろうか・・おぼんろ!!特に昨日はサヒガシさんの演技に凄みが増していてゾクッとするほどでした。
満足度★★★★★
参加型
正直、同じかたばかりの感想が目立っていたので敬遠していました。
自分にとっては多角的な意見を拾えないと意味がないので失礼、ご容赦を。
信頼するかたがたの評価が目に入って来たので当日思い立って行ってきました!
受付で「どうやって知りましたか~」とかヒアリングしてたのはさすが。
口コミで初めて来ましたよー!
「観たことがない」がまだまだあるのが嬉しいです。
開演前にチラ見したアンケートに「参加してどうでしたか」という表現が使われていましたが、参加型なるほどなー。
これ、楽しめるかどうかの半分は客に委ねられている様で、自分は好きです。
倍々の観客動員を目指しているみたいですが、これは応援したい。
ただ、本気で目指すならば運営も向上を目指さないと厳しい。
知った客に気安いのは良い面もあるけれど、その瞬間、他に疎かになっている事はないか、もっと洗練して出来ないか、見直すべきであると思う。
今の人数感ならばいいけれど、これ以上を望むならば必要な事だと。
リピーターを増やしたいのか、客数を増やしたいのか。
公言しているのは後者の方ですよね。
でも靴・荷物を全部預けさせるのは実は良いやり方だと思う。
やるからには徹底しないと台無しだけど(徹底しないと不公平感が残るので)
そして、それは客入れに時間が掛かってしまう原因になり得る部分ではありますが。
そういえば、冒頭で「これから90分~」という風に言っていてあれ?と思ったけれど120分の間違いですよね?なんであれば150分くらいあった気がしますが。
満足度★★★★★
余りに驚いたので初見の方に参考になればと思います
まず、俳優さん達は本当に素晴らしいと感じました。舞台に対する熱意とその技術が伴っており、観て居て安心していられました。主演の方はとても子供っぽいお芝居をしておられ、演じてらっしゃる役を見る限り、そういう方向性が必要か少し疑問に思いました。とても長い前説があるのですが、その時の主演さんはとても素敵な雰囲気を持っておられたので、本編でそれを見られなかったのが残念です。作品は少し甘いと感じました。とても大切な言葉が欠けているような印象で、俳優さん達の力技に強引に飲み込まれて納得させられている。感じでした。底に見えている景色がとても鮮やかな作品で、なのに詰めが甘いばっかりに俳優さんは作品に守ってもらえず、作品を守らなければならない。と言うアクロバットを強いられている。それをやってのけてしまっている彼らに手放しで賞賛を贈りたいですが!そんな感じ。私が一番驚いたのは、作品の演出意図を全力で蹂躙してくる常連らしき人がいます!その方は展開を知ってらっしゃる様で、絶妙のタイミングで最悪の私語、行動、合いの手を入れてきます!最初に聞いた時は自分の耳を疑いました。主演の方はみんな仲間なんだとおっしゃっていました。演劇にとても真摯に取り組まれてらっしゃる方々の様に見えました。最初に撮影など自由にしてよいとも。あれは仲間、のする事なのか正直疑問です。参加出来るような演劇はとても好きだし、これからもこっそり応援したい(その為にここに登録までしましたのでw)けれど、何だか危ういな。とも感じました。
満足度★★★★★
お初です
ずっと気になっていました。ようやく観に行き“もっと早く観にくれば・・・”とついつい悔やむ。劇場入った瞬間から“これは・・・”と驚かされ、暫くぶりに奥の目が開いた感じがした。芝居は想像力から始まる。作る側だけでなく、観る側も同じ。それを上手く導いてその世界観の中に引き込む、芝居前からの持って行き方、上手い!!無理なくその中に入って、まさに手が届く場所で演じる彼らの表情を堪能!!セットといい、衣装といい、なんとも雰囲気があって良かった。劇場全体がステージ、これだけの臨場感味わえる舞台はそうそうない!また彼らの演技力も高い。
ぜひ体感して欲しい舞台だ。星5個+花丸3つくらい付けたいと思う。
満足度★★★★★
席が変わると、景色が変わる!
観る場所によって、見えて来るものが違うので、10回近く見ましたが、まだまだ知りたかった。広さがかわるとどうなるのか楽しみにまた、行きます!
満足度★★★★★
まだ。
心が剥き出しにされます。
過去2回、まだ見つけられていないものが確実にあるのです。
私が足りない部分が、まだあるのです。
舞台に、物語に、私がついていけていない。
だから行ける限り、まだ行かないと。
満足度★★★★★
生きてゆくことへの応援歌
伝えたいメッセージが心に沁み入るとても素敵な作品でした。私的には難解な物語でなく、シンプルな仕立てで あることで登場人物の心の動きに ポイントをおいたこの作品はとても好みでした。この世界観を具現化する役者さん達、皆さん達者で凄いな。表現方法が変化しても初期のおぼんろと 伝えたいメッセージが変わらないのも魅力でした。私も どんな世の中になっても諦めないで生きて行こう 信じる心を棄てないでいようと思いました。
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/金曜の夜、八幡山で
[おぼんろ]の、
【パダラマ・ジュグラマ】を観てきました☆
面白かったです。
「観る」というより「参加」してきました♪
独特の「おぼんろ」の世界観を充分に堪能☆
さらに、パワーアップしてるシーンも!
開演前も終演後も、皆さん親切で楽しいです☆
観劇日記をブログに書きました。
満足度★★★★★
この違いはなんだろう!
2日目に観たあとの2回目。2日目には、役者たちのうまさの中にもなにか少し物足りないものを感じていた。それが今日はどうだろう。脚本もさらに練り直したのか、主役だけでなく5人の役者それぞれがしっかりと個性豊かなキャラを演じ、絡み合い、相乗効果でさらに見ごたえのある芝居になっていた。初日、2日目に観た参加者の人々に言いたい。まるで違う芝居を観られるはずだから、ぜひもう一度行ってみてほしい。今の芝居を観ないでおぼんろを語るのは間違いです。
満足度★★★★★
思い出しては・・・(*´;ェ;`*)
ようやく岡山公演で『 おぼんろ』の語り部達が紡ぎ出す世界に浸る事が出来ました・・・ 優しい末原さんの語り口から すっと一瞬 表情が変わりスイッチがオンになる瞬間が有ります。・・・と同時に 観客は『パダラマ・ジュグラマ』の世界へ入り込んでしまうのです。その幻想的な世界は一瞬ファンタジックに見えるけど、とても生々しい現実が見え隠れする。テーマは重い物だけれど それを感じさせない語り部達のキラキラした笑顔に救われる。たった5人で あの広い空間を余すことなく疾走し どんな隅っこに座ってる観客でも置いてきぼりにしない・・・ 随分と年齢差は有るけれど、彼らと同じ時代に生きている事に感謝したい程 素晴らしい時間でした。
満足度★★★★
笑いと涙に揺れ動く芝居
なんと芸達者な役者たちだろう。物語自体の印象はかなり単純。それを役者の力量で引っ張って行ってしまう。観客を巻き込んで笑いを取り、真剣に演じて泣きを取る。それを味わうだけでも面白いと思う。
満足度★★★★
一筋の。
ラストシーンでの一筋の光が美しかったです。物語の筋道がシンプルな分、今回はキャラクターの心情の変化に比重が置かれているように感じました。
おぼんろの役者さん達の技量で魅せる芝居だったと思います。
全国での公演が控えていますが、体調に気をつけて頑張って頂きたいと思います。ネタバレに舞台外で気になった事を書きます。
満足度★★★★
5人の呪文
“絶対的な欠落と喪失の世界にあって、譲れない物を探し求め守る”という
おぼんろの価値観がドラマチックに展開する。
話がシンプルな分、登場人物の変化する内面が魅力的で共感を呼ぶ。
役者の力量でここまで魅せることに感動した。
満足度★★★★
初観でしたが。
空間の使い方が絶妙でした。彼らの熱いエネルギーが伝わってきました。観客との一体感を作り出すセンスはすばらしいと思いますし、好感の持てる役者さんたちです。
満足度★★★★
おぼんろ流
『背に腹は変えられぬ』逃れられない現実に、押し潰されても、譲れない想い。
相変わらず、神出鬼没で縦横無尽で、彼らには、劇場が狭かった。
床が演技スペースであり、客席でもある、いつものおぼんろスタイル。
一部椅子席もある。膝掛け(バスタオル等)を貸してくれる、劇団の心使いも有難いが、ミニスカートは止めた方が良いと思います。
満足度★★★★
一言で言うと私好み
前日に知人に声をかけられ、出かけていった。
小田急の脱線事故の影響で開演時間を少し過ぎてしまったが、開演時間を遅らせてくださる対応をしていただけて、無事鑑賞できた。
初めての「おぼんろ」
衣装と舞台美術がとても好みだったし、前振り込みで楽しんで観劇した。
役者さんたちも実力のある方たちだし、イレギュラーな舞台を効果的に使っていて、見ごたえがあった。
次の舞台も見てみたいと思うし、もっと大きな舞台で、演じられる人たちだなあ、とも思った(こう思わせるユニットはまれ)
全体通して、よい舞台だったと思う・・・以下ネタバレへ
満足度★★★★
演劇の可能性を感じられた。
劇団の熱量が観客に伝わる瞬間に遭遇できて、幸せでした。
TVドラマや映画でない、演劇の可能性を強く感じさせられた2時間でした。