化粧 公演情報 化粧」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 千秋楽
    渡辺美佐子さんのは知らないんです。できたら比べて観たいですね

    当方 夜勤明けのためか 途中しんどくなりました

    何故か、半ばで後ろのおぢさんから、おい!とどつかれまして(泣)

    意味わかりません。何か不愉快な観劇態度だったのでしょうか

    それにしては、そのご本人の落ち着きがないこと。かしゃかしゃ耳障りでしたが。

    私の体調がいまひとつ、したがって★はつけません

  • 満足度★★★

    渡辺美佐子版に比べると
    “女座長の狂気”さが、もう一歩かと思う。
    渡辺美佐子の役者力を再認識。

  • 満足度★★★★

    駄目な役者・座長の生き様に見えた
    一人芝居としてはかなり質の高い作品。
    ただ、完全に好みの部分で引っ掛かり有り。


    若干、煙草演出有り。
    自分はそこまで気にしないですが、結構気にされるかたも多い様なので。
    後ろの方の席で観ていたのでニセモノの可能性もありますが、それでもにおいは届いた様に思うし、咳き込んでいる人もいたからやはり本物かな。

    ネタバレBOX

    大衆演劇だとか新劇だとか、ジャンルの違いなんて正直、よく分かっていないし、どうでも良いと思っています。
    面白ければ良いんです。
    そもそも垣根が曖昧になっているとも思うので、これも大衆演劇の楽屋が舞台ですが、新劇の部類だったり?
    というくらいわかっていません。




    一人芝居の質が高いので感じにくいけど、演じられているのは「劇団を潰してしまった駄目な役者・座長」なんですよね。
    それにはちゃんと理由付けがあって、他ジャンルを下げて笑いにしたり、「客は10分くらい待たせておけば良い」という言動であったり、そりゃ潰れるよな、という部分が何気に出てくる。

    こういう人、実際にいるんだよなー。
    申し訳ないのですが、特に自分のやっているジャンルに誇りを持っている(と称する)キャリアの長いかたに時々居るイメージ。

    なので、壊れた役者を表現してるだけのネタだと分かりつつ、芝居にそういうのが乗ってきてしまうのが自分は嫌。
    実際にいるからネタになるということなのかなと。

    「なんでこの芝居には誰も出てこないんだ!」
    と繰り返されて、一度ならば笑えるけど、続くと興醒めしてしまうよ、と思っていたら理由があって感心した。

    終演後、舞台装置の説明イベントが有り。
    こういうのは素敵です。
    一人芝居でも10名ほどの裏方がいるそう、そりゃ人件費だってえらい掛かるんだろうなと思った。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!!
    胸が熱くなりました。

    ネタバレBOX

    最初、女座長五月洋子が客演で呼ばれた年配の女形中丸のおじさんに話し掛けたりするので、あっこれは一人芝居じゃない、一人による芝居だと思ってがっかりしたのですが、どうしてこのお芝居には人が出て来ないのよと言う台詞を何度も口にするのが引っ掛かり、「伊三郎別れ旅」と同じように生き別れた息子と思しき若手イケメン俳優田上晴彦が訪ねて来て、舞台で一緒に挨拶してくれるという段になって、これから芸能界で生きていく若者がスキャンダルを気にしないはずがない、これはおかしいと思いました。

    舞台周辺のボロボロの旗、それが徐々に倒れていく様、そして、解体業者の話し声の内容から楽屋には彼女一人しかいないことが決定的になり、ああやっぱり一人芝居だと理解したのでした。

    生き別れた息子との都合のいい再会話や、青や赤のドーランを無造作に塗ってしまう実際の化粧の様子から気が触れていたことが窺え、悲しい女座長の残酷な末路に胸が熱くなりました。

    平淑恵さん、素晴らしかったです。三味線も良かったです。

    ねーんねーん、猫のけつの穴に蟹が入り込んで…、同じ蟹でも猫臭かった…みたいな面白い子守唄、初めて聞きました。

    舞台から聞こえてくるのが平さんの声だけであれば、即ち解体業者の声がバックに無くても状況が理解できるようになっていれば、一人芝居として完璧で最高だと思いました。

    余談ですが、ゴミ屋敷に一人で暮らしているおばあさんにもドラマがあるのでしょうね。
  • 満足度★★★

    大衆演劇と母へのエレジー
    一人芝居という形式に必然性を持たせた仕掛けのある戯曲で、母親や大衆演劇に対するエレジー的なものを感じさせる作品でした。

    取り壊し直前の劇場で公演の初日を迎える大衆演劇の劇団の女座長の楽屋に、我が子ながら育てられずに養子に出し、その後スターとして有名になった息子が楽屋に訪ねて来ることから始まる物語で、楽屋での光景とこれから演じようとする演目が重なって現実と虚構の境目が曖昧になって行くのが印象的でした。
    あたかもそこに人が居る様に話し掛けたり相槌を打ったりするタイプの一人芝居で違和感を覚えたのですが、実はその形式が物語と密接に関係していて、一人芝居であることの意味が判明する終盤がスリリングで且つ物悲しかったです。
    「2、3回の稽古で覚えられないなら新劇に行け」という様な台詞や、歌舞伎やシェイクスピアで死に際に延々と長台詞があることを茶化したりするのが楽しかったです。

    終盤になるまでは意味がはっきりしない効果音や美術効果の入れ方の加減が良かったです。第2幕での化粧の仕方は説明的過ぎる様に思いました(戯曲でそう指定されているのかもしれませんが)。

    70分の間、本番前の支度をしながら淀みなく台詞を喋り続けた平淑恵さんの演技は素晴らしかったのですが、役の設定からすると可愛らし過ぎて、もっとドスが効いた感じでも良いと思いました。

  • 満足度★★★★★

    役者たったひとりなのに
    大衆演劇の楽屋裏をベースにしながら、日本の演劇史やマスコミ、はたまた自らの身の上話が重なりあって、ものすごく濃い〜ステージ。

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