満足度★★★★★
片道切符
離島には、女ばかりが住んでいる。登場する女達は、カレー屋を営む一家の祖母、カレー屋のお上とその姉、お上の娘3人と舞台上には出て来ないが、姉の娘、店員らだ。今作で最も大切な要件は、この島は孤立しているということだ。そして、基本的にこの話は、3.11とも3.12とも繋がりは無い。原作は、和歌山県沖の島を舞台にしていると聞いた。然し、どういうわけか、東北の方々が演じると3.11、3.12が色濃く出ているように感じられたのである。同じシナリオなのに何故、こうも違うのか? (追記2014.3.18)
満足度★★★★
天国か地獄か?
面白く観劇できました。
ブラックコメディは余韻を残すので良いですね。
東京ではなかなか観られない作風で興味深かったです。
アフタートークの東北地区の演劇事情も聞けて良かったです。
満足度★★★★★
無題1032(14-071)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。昨晩に続き2回目です。過去公演写真を見ると舞台の様子が違ってきています。本作では震災によって押し流された瓦礫のような「東北の新聞(実物)」。今夜戻るとおっしゃっていたので新宿から高速バスだったのでしょうか。3/11(火)14:46、ビルの外を眺めていました。そこにあるのは穏やかな日差し。この日、このみなさん、この作品、それをもう一回観ておきたいと思って来ました。
満足度★★★★
不思議な満腹感。
3年目の3.11にこの作品を観れて、よかったです。観る人によってテーマの感じ方がまったく異なると思います。舞台の音、光などの演出方法も面白かったため、不思議な世界観にどっぷりはいっていくような感覚に浸れました。原作もみたくなる、素敵な舞台でした!
満足度★★★★
生への欲望が
切実なまでの生への欲望…、それをブラックコメディで表現する。重たい内容をあえてコメディ調にしたところに、現実を直視するのが辛い心情が出ている。しかし、あぁ悲しいと嘆くだけではない。台詞にもある「前を向く。」が最後の場面にある。喪服姿の女性は皆…怖いと逞しさが出ている。⇨続きは後日
満足度★★★★★
無題1031(14-070)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。
舞台床にはくしゃくしゃになった新聞が敷き詰められ、中央に大型の寸胴鍋(チラシのイラスト)。周囲にテーブルや椅子らしきものの形が見えますがすべて新聞紙で覆われています。
Alice Festival2013のひとつとして上演。この企画、昨年の7月から続いていて、私は11月にサラ・ケイン「Phaedra's Love(英語劇)」を観ました。
波の音が聞こえる中、19:01前説(初めての東京公演、ブラックコメディ、90分)~20:36終演、アフタートーク(佐々木久善氏、西村博子氏、茅根利安氏)~21:16終了。
エプロン姿のコミカルな動きで始まった本作品、徐々にこの「島」の妖しさ、不気味さが現れてきました。
公私にわたって東北との関係があり、3年前、高層階にいたためでしょう、窓の外に見える隣のビルが大きく揺れ、歪んでいたのをはっきりと覚えています(ビルが折れると思いました)。ほんの短い間、やっと繋がった携帯から聞こえてくる声はこちらに心配をさせまいとする内容でした、「大丈夫だから」と。アフタートークでも、他人を気遣うお話があったように。
交通機関は機能せず、自席でネットの映像を眺めるだけの自分。舞台の床に放置された、見向きもされなくなった新聞(情報媒体)、もう意味を持てないと言っているように見えます。
これは伝奇モノ…でいいのかな、面白かったので、原作を図書館で予約しました。
満足度★★★★
ごちそうさまでした。
既成の戯曲でもあり震災地からのメッセージを声高に歌うわけではありませんでしたが、
しっかりとそれが溶け込んだ味わいでした。
思えば東京で活動している以外の団体の演劇を観るのも初めてでした。
チケプレでの観劇でしたが、ありがとうございました。