満足度★★★★
身近に…
神保町のエリカは昔から知っていたので 懐かしかったです。
粗い部分もありましたが、私の経験や周囲の人達に重なり その隙間も埋まり、返って身近なものになりました。
リピートするとまた違う感覚でしょう。
満足度★★★★
泣きました
高校の同級生の通夜で、久しぶりに顔を合わす懐かしい顔。
彼は卒業後、何をしていたのか、なんで亡くなったのか。
話が進むに連れ、明かされていく真相。
実在する喫茶店を舞台に、自力のある役者陣が、安定の演技でストーリーを底上げています。
一人ひとりにしっかりとキャラクターを付け、無駄のないストーリー展で最後まで飽きずに観ることができました。
笑いあり、涙あり、急展開ありのあっという間の1時間40分でした。
満足度★★★★★
15年後の今・・・。
エリカという思い出深い喫茶店を舞台です。
高校時代に松坂率いる横浜高校から練習試合を申し込まれ、そこで投げあったエースの通夜に行く前に集まった当時の野球部員たちが昔と今の思いをぶつけ合います。
神保町に実際にある喫茶店エリカを再現した舞台セットは素晴らしく、そこで演じられれるものが風景の一部に感じます。キャストも個性的で魅力的です。
満足度★★★★★
すばらしい
非常に単純な内容の設定であるが、とても深く面白かった。
高校時代の同級生の死により、みんな集まって、死んだ仲間の真相を明らかにしながら、人間模様が展開していくが、本当に1つ1つが細かく描写され、ゆとりある演技に圧巻された。
観ていて、自分自身中にひきこまれるような感じを受けた。
是非、何度みても面白く良い作品だとおもいました。
満足度★★★★
エースに会いたい
「エースが死んだ」という知らせを受け、15年ぶりに高校球児たちが集まる。
音信不通だったエースのその後、棺桶の無い通夜、噴き出す不満。
謎が明らかになる終盤、登場しないエースの顔が浮かんで来るような秀作。
達者な役者陣の台詞が素晴らしく、台詞のほとんど無い藤井びんさんがまた良い。
喪主である妻の言葉に、かつての球児たちと一緒に私も泣いていた。
なぜあのエースが死ななければならなかったのかと。
満足度★★★★
この国の体育会
エリカと聞いて、ひょっとしたら、と思っていたら、矢張り神保町の喫茶、“エリカ”のことであった。自分は、小学校時代から古本屋街に通い、当時、隆盛だった「いもや」でてんぷら定食を食べ、古本屋の臭いを嗅ぎ、時に上野に足を延ばして美術館や科学技術館に通う生意気なガキ時代を過ごして以来、何度も神保町時代を過ごしている。編集者時代は無論のこと、ライターとして仕事をしていた時代、フランス語を学びに行っていた時期等々、様々な時期、縁のある町なので、もしや、と思ったのだ。小屋で配られたリーフレットに目を通すと、然り、あのエリカであった。確かに朝6時には開店していると。徹夜仕事開けに飲む珈琲はまた格別。暖かいストーブの焚かれたカウンター席に腰掛けて、余り話さないマスターの温和な表情を見ながら飲む珈琲は至福の時である。実は、弟さんが近くで矢張り喫茶店のマスターをなさっているので、自分は、両方の店に出入りしていた。
ところで、実在のエリカとこの物語は無関係である。エリカの作りは舞台上のものと違うし、窓から外を走る人の姿が見える作りにはなっていない。興味のある方は神保町界隈をうろついて実際のエリカを発見なさるとよろしい。雰囲気のある良い店である。(念のため付け加えておく)