満足度★★★
観念的過ぎて・・・
暖房の効きが悪く,身も心も凍えていました。これも演出効果だったのかしらん?冗談はさておき,なかなか心理的にグロな芝居であったが,あまりに観念的に過ぎ,多分こんなことを云いたいんだろうなぁとは思うが,共感することまでは至らなかった。旗揚げ公演ですので次回作に期待しましょう。
満足度★
わかりませんでした
最初 他の「観てきた」を読ませていただき、ある程度の覚悟はありました。でも 私はどうだろう…と なるべく白紙にして席に座ったのですが…
人間の原罪とか 形而上学的なことは 私には理解不能ですし 何より演じている女生徒たちの会話が そこらの中学生並にチープなので萎えてしまった感があります。「ゼミの中のディスカッション 」みたいな感じも受けましたし。
唯一 劇中のお祈りの中に私は 「詩」を感じました。あとは観念的な台詞の応酬、というより 相手の台詞をそのまま繰り返す等 クドさも感じ、残念です。
音響は すごくよかった。
私は 肌で 感じとれる芝居が好みなのかもしれません。難解だったのかもしれませんが理解できない自分を恥じてはいません
次作 どんな感じでしょうか
壊れゆく女の園ー「共同幻想」をみよ
「祈り とは何なのか?」を、猟奇性を交え、繊細な身体観で描く。まるで、洞窟に住むコウモリが、自らの羽根を岩場にバタバタ当てる空間的狭さだった。幾度となく〈血〉を流しながら、エロチシズムともいえない、 〈強烈すぎる現実〉を提示する女性たち…。不気味さとともに。
※バレてないネタバレへ
私は、パンフレットを読まない主義だ。観劇後、詳しく挨拶文等を読むことはあっても、「これは○○の考えで書いた作品です」といった説明は本来、それぞれの観客が抱くべき権利だから、先入観は植え付けられたくないのだ。
ただ、今回はパンフレットを事前に読み、110分間 観劇している。主宰の三輪明羅氏は、「この稽古期間中、何度もお祈りをしました。良い役者が集まりますように、稽古場がちゃんと取れますように、皆が怪我をしませんように、お客さんがいっばい入りますように。物心つく前から今までの人生で、数えきれないくらいお祈りをしてきました」らしい。こうした立場を表明しておきながら、冒頭から「女性同士のキスシーン」を設けている。脱帽してしまった。
結局のところ、〈共同幻想〉で壊れゆく女性の姿を描いた作品だろう。劇団旗揚げ公演より、桜美林大学や日本大学のパフォーマンス公演に近しい印象であったが、哲学めいた台詞は確か だ。
満足度★★
死と祈り!
女生徒たち(白装束)が革命のようにひとりずつナイフで男性教師を刺殺していく。途中死神もどき(黒装束)が出現し、女生徒を死へと誘う。
女生徒たちは、一人一人徐々に殺し合っていく。その殺した女生徒の肉を食わされそうになる・・・・
注釈のとおり、筋を追う芝居ではないのは理解できるが、観る側としては・・・。
満足度★★★★
カーニバルの本義
カルネ・ウァレの原初的な形態の持つ始原の人間の持つカオスを舞台化して見せた。その表象の形に衝撃的なシーンを含む、興味深い公演であった。(追記2014.1.1)